ディレクトリミラーリングソフトウェア
WinMirror for Win32

Copyright (c) 1997-1998 AbleSoftware.
 
e-mail : able@ma.kcom.ne.jp
HomePage: http://w3ma.kcom.ne.jp/~able/


はじめに
このプログラムは、複数のディレクトリの内容を、完全に別なディレクトリにミラーリングするためのソフトです。ディスクのバックアップなどにお使いください。Windows95のタスクスケジューラ、WindowsNTのATコマンド等を使用すると定期的に自動的にバックアップを作成することも可能です。

動作条件
Windows95、Windows98または、WindowsNT4.0。(WindowsNT5.0Beta1でも動作確認済み。)


このプログラムはシェアウェアです
このプログラムは、シェアウェアです。よって、試用期間をこえる使用をする場合には、作者に使用料を支払ってください。試用期間は2週間です。支払方法はNifty-Serveの送金代行システムを利用してください。
送金代行システムが利用できない場合は、私当てにメール(
able@ma.kcom.ne.jpを送ってください。個別に対応させていただきます。使用料は1ユーザー当たり2000円です。

送金方法(Web上でオンライン決済、クレジットカード使用)
こちらのページから決済のページへジャンプできます。必要事項を記入の上ご送金お願いいたします。下記のリンクをクリックすると送金ページへジャンプします。

Vector Software PACK オンライン決済ページへジャンプ

送金方法(Nifty-Serve送金代行システム)
@Nifty-Serveにログインします。
AGO SWREG で送金代行システムに入ります。
Bシェアウェア番号指定」で 7192 を指定して、送金してください。
C送金したという事を私にメール(able@ma.kcom.ne.jp)してください。
D私より、暗証番号がメールで送られます。
E「スタート」「プログラム」「WinMirror」の「regist」を起動し、送られてきた暗証番号を入力することによって送金は完了です。

※多重送金しないよう注意してください。間違って多重送金しても取り消しできません。
暗証番号を忘れないで下さい。暗証番号のお問い合わせに対するご返事は時間がかかります。
※1度に10ユーザー以上の送金を行う場合には、あらかじめご連絡ください。割引制度を適用させていただきます。
 


@インストール
ダウンロード(配布された)したファイル(自己解凍形式)をそのまま実行してください。解凍先のフォルダも通常はデフォルトのままでOKです。インストール中にディレクトリの入力画面が出るので変更したい方は任意変更してください。インストール先はどこでもかまいません。デフォルトでは
C:\Program Files\AbleSoft\WinMirror
になっています。

A起動
「スタート」「プログラム」「WinMirror」の中の「WinMirror」を実行してください。

B設定方法
ツールバーのprop.jpg (826 バイト)ボタンを押してください。下記のようなダイアログがでます。
optdlg.jpg (16422 バイト)

追加 設定を追加します。
削除 選択されている設定を削除します。
プロパティ 選択されている設定を編集します。
インポート ファイルから設定を読み込みます。
エクスポート ファイルへ設定を出力します。ここで出力した内容は、起動時オプション /F="ファイル名" へ指定することにより使用することができます。


「追加」を押してください。すると詳細設定のダイアログが出ます。
propdlg.jpg (40307 バイト)

この内容を以下に従って設定します。通常は「ミラー元ディレクトリ」と「ミラー作成先ディレクトリ」のみ変更すれば良いでしょう。

設定名 自由に設定してください。わかりやすい名前がよいでしょう。
ミラー元ディレクトリ ミラーリングの元となるディレクトリを設定します。
ミラー作成先ディレクトリ ミラー元ディレクトリの複製を作成するディレクトリを設定します。ここで設定されたディレクトリの内容はミラー元ディレクトリの
サブディレクトリを含む ミラー元ディレクトリのサブディレクトリも検索するかどうかの設定です。
ミラー先にのみ存在するディレクトリ以下を削除する サブディレクトリを含まないミラーリングを行うとき、ミラーリング先に存在するサブディレクトリを自動的に削除します。通常はチェックをはずします。
ミラー先にのみ存在するファイルを削除する ミラーリングされた先にのみ存在するファイルを削除するかどうかの設定です。このチェックをはずすと、残ったファイルを削除しませんので、積み上げ的なバックアップが残せます。
読み取り専用ファイルをミラーリングする。 読み取り専用属性のファイルをミラーリングします。
隠しファイルをミラーリングする 隠し属性ファイルをミラーリングします。ただしOSや他のアプリケーションが使用しているファイル等はミラーリングできません。
システムファイルをミラーリングする システム属性ファイルをミラーリングします。ただしOSや他のアプリケーションが使用しているファイル等はミラーリングできません。
ファイル属性もミラーリングする システム属性などのファイルをミラーリングする場合に、そのファイル属性もミラーリングします。
ミラーリングにアーカイブ属性を使用する ファイルのミラーリングは通常ファイルのタイムスタンプ、ファイルサイズで判断していますので、通常はOFFにしておきますが、同じファイルを何度もミラーリングしているような症状が見受けられる場合にONにすることによって改善される場合があります。他のアプリケーションでアーカイブ属性を使用するものが存在する場合(NTBACKUP等)には同時に使用できません。
ファイルの検索方法を指定する このチェックボックスをオンにすると、その下の入力ボックスにファイルの検索方法を入力できるようになります。
入力ボックスには、1種類のみ検索方法が指定できます。指定には、ワイルドカードを使用します。
    (例1)全部のファイルを検索   ->  *.*
    (例2)拡張子exeのファイルのみを検索  ->   *.exe
    (例3)Aで始まるファイルのみ検索  ->   A*.*
次の設定の「ミラーリンしない拡張子」とあわせて、いろいろな検索ができるようになります。
ミラーリングしない拡張子 ミラーリングをしない拡張子を設定します。拡張子には . (ピリオド)を必ずつけ、拡張子と拡張子の間は ; (セミコロン)で区切ってください。空白などの余計な文字はいれないように注意してください。指定できる数に制限はありません。
例えば、OBJとEXEをミラーリングしない場合はつぎのように指定します。
     .OBJ;.EXE
さらに詳細な設定を行いたい場合には下記の「ミラーリングしないファイルの詳細設定」を使用してください。
ミラーリングしないファイルの詳細設定 ミラーリングしないファイル、ディレクトリの設定をします。詳細はこちら。

複数のディレクトリのミラーリング設定ができます。

Cミラーリングしないファイルの詳細設定
このダイアログを利用して、ミラーリングしたくないディレクトリ、ファイルを指定します。
nomirror.jpg (21782 バイト)

「ディレクトリの追加」「ファイルの追加」タンを押してミラーリングしたくないディレクトリ、ファイルを追加してください。また、編集ボタンを押して編集することも可能です。(このダイアログの例では、上から2行目を「S:\wwwroot\*.gif」と指定して、S:\wwwroot下の.gifファイルをミラーリングしないことを指示しています。)

Dログの出力方法
メニューバーより「ログ設定」
menu.jpg (4911 バイト)
を選択してください。下記のようなダイアログが表示されます。
logdlg.jpg (14284 バイト)
この内容を以下に従って設定します。

ログ出力ディレクトリ ログを出力するディレクトリを指定します。右の「参照」ボタンからも選択できます。出力先のディレクトリが存在しない場合は、自動的にディレクトリを作成します。
ログファイル名 ログの出力ファイル名を設定します。ログファイルは削除されることなく常に追加されていくようになっています。下記の文字列はログを開始した時間の数値に変換されます。
    %a 曜日の省略名
    %A 曜日の正式名
    %b 月の省略名
    %B 月の正式名
    %d 10 進数で表す月の日付 (01〜31)
    %H 24 時間表記の時間 (00〜23)
    %I 12 時間表記の時間 (01〜12)
    %j 10 進数で表す年頭からの日数 (001〜366)
    %m 10 進数で表す月 (01〜12)
    %M 10 進数で表す分 (00〜59)
    %p 現在のロケールの AM/PM
    %S 10 進数で表す秒 (00〜59)
    %w 10 進数で表す曜日。日曜日を 0 とする (0〜6)。
    %y 10 進数で表す西暦の下 2 桁 (00〜99)
    %Y 10 進数で表す 4 桁の西暦
成功ログ コピーの成功などすべてのうまくいったログを出力します。このチェックを選択すると、大量のログが吐き出されるので注意してください。
エラーログ コピーの失敗など、失敗したログを吐き出します。通常はこちらのみチェックすればよいでしょう。

「成功ログ」「エラーログ」ともにチェックされていない場合は、ログの出力はしません。

Eミラーリングユーザーの設定
WindowsNTなどのマルチユーザーOSでは、各ユーザー毎にレジストリが存在しそれぞれのユーザー別に設定を保存することが出来ます。各ユーザ毎に設定を変えるか、全ユーザで同じ設定を使用するかの設定ができます。
optuser.jpg (21036 バイト)

Fミラーリングする
start.jpg (799 バイト)ボタンを押すとミラーリングを開始します。現在の進行状況がウィンドウに表示されます。
stop.jpg (791 バイト)ボタンをクリックすることによっていつでも停止できます。

G起動時オプション
起動時に下記のオプションを設定することができます。これらのオプションとタスクスケジューラの組み合わせによって自動ミラーリングなどが可能となります。

/A 起動と同時にミラーリングを開始し、終了後に自動的にプログラムを閉じます。
/M 最小化して起動します。
/S=設定名 任意の設定名を指定することによって、複数の設定を持つことが可能です。(レジストリ内の設定)
/F=設定ファイル名 任意の設定ファイル名を指定することによって、複数の設定を持つことが可能です。ここで使用するファイルは、設定ダイアログの「エクスポート」機能を利用して作成されたファイルを使用します。ファイル名にスペースが含まれる場合には、
    /F="C:\Program Files\AbleSoft\WinMirror\設定.wmf"
のようにファイル名を " " で括ってください。

(例)最小化で起動して、自動的にミラーリングを開始する。設定の例です。

C:\Program Files\AbleSoft\WinMirror\WinMirr.exe /M /A

(例)デスクトップPCとノートPCの特定のフォルダを同期させるようにするために、設定を2つもつ場合。

デスクトップ〜ノート C:\Program Files\AbleSoft\WinMirror\WinMirr.exe /S=DtoN
          この形式で起動して、デスクトップ〜ノートをミラーリングする設定をします。

ノート〜デスクトップ C:\Program Files\AbleSoft\WinMirror\WinMirr.exe /S=NtoD
          この形式で起動して、ノート〜デスクトップをミラーリングする設定をします。

それぞれ起動することにより、2通りの設定を持たせることができます。各設定毎に複数のディレクトリの設定を収めることができます。ユーザー別、PC別など、いろいろ御使いください。

 

以上簡単な使用方法の説明でした。

ハードディスクはいつクラッシュするかわかりません。大切なデータは2重化しておきましょう。そのためにもぜひWinMirrorを!


WindowsNTのATコマンドで定期的に自動ミラーリングする方法


最新版は、ホームページへ (Able Software)


ご要望、ご質問はインターネットメールで
    able@ma.kcom.ne.jp
までお願いいたします。  


履歴

1.00.0255 (1997-11-27) Niftyにて公開
1.01.0273 (1997-12-10) プロパティ設定ダイアログでのバグを修正(篠田 様ありがとうございます)。ミラーリングしない拡張子を登録できるようにした。
1.02.0293 (1997-12-12) 複数の設定セットをもてるようにした。
1.03.0307 (1997-12-24) ディレクトリ削除時のメッセージで、きちんと削除できているのにエラーと表示されることがあったのを修正。(1.02での動作には問題ありません。表示の問題です。)
1.04.0336 (1997-12-30) ミラーリングしたファイルのタイムスタンプがずれることがあったのを修正(高木 様ありがとうございます。)。ログファイルを作成できるようにした。
1.05.0386 (1998-01-05) ファイルの検索方法を指定できるようにした。CPU負荷を軽くした。
1.06.0430 (1998-01-07) サブディレクトリを検索しない場合に、ミラーリング先のディレクトリを削除するかしないかを選択できるようにした。ミラーリング先のディスク容量が不足した場合にすぐに中断するようにした。設定をファイルでも管理できるようにした。
1.07.0438 (1998-02-13) ファイル属性もミラーリングできるようにした。
1.08.0502 (1998-03-25) アーカイブビットを使用したミラーリング機能の搭載。NTのATコマンド(スケジューラ)対応の為の設定を追加。オンライン決済対応。
1.10.0513 (1998-07-16) FAT<->NTFSなどファイルシステムが違う場合、ファイルの比較時に別な処理を行い無駄なミラーリングを避けるようにした。
1.11.0598 (1998-08-30) ミラーリングしないファイル、ディレクトリを指定できるように変更。WindowsNTのATコマンドに完全対応。

98/08/30