データ構造・概要


LanMap における統計情報は、NmSegment, NmRecord, NmField という階層構造を持つ object で管理されています。

NmSegment とは、LanMap/Lite, Pro では高々1つ、LanMap/Multi では複数保持することが 可能な object であり、ネットワークセグメント毎の統計情報を管理している object です。

NmSegment object の下位 object には NmRecord が存在しています。
この NmRecord の種類は全ての LanMap 環境にて固定です。
しかし、その実体の存在個数は NmRecord の種類によって固定の物と不定の物があります。 LanMap では、実体の個数が固定の NmRecord を NmSolidRecord、そして不定の物を NmFlexRecord と呼びます。 そして、NmFlexRecord における実体の個数は LanMap を運用している環境に依存します。
たとえば、NmFlexRecord の1つである host は、監視しているホストの個数分生成されるので、 LanMap の運用環境に依存した個数分実体が存在することになります。
このように、この NmRecord とは、一般的なデータベースにおけるレコード型と考えると理解し易いと思います。

そして、レコード型にはフィールドが定義されているのと同様、NmRecord object にはNmField object が定義されています。
この NmField は各 NmRecord 毎に固定数存在しています。

これら NmSegment, NmRecord, NmField の構造を理解することは、ちょうどデータベースのスキーマを 理解することに似ています。
したがって、これらを理解してしまえば、各種形式による統計情報の加工・保存は簡単に行うことができます。


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