フィルタ
Lazuliteにおける強力な機能の一つです。
設定は複雑ですが、使いこなせれば非常に便利な機能です。
基本的な使用手順
対象となるバックアップリストを選択して「オプション」をクリックし、「フィルタ」タブを選択します。
基本的には、「条件式」を入力し、「フィルタ追加」をクリックすればフィルタを設定できます。
また、基本的な条件式は「自動編集」から行えます。
「自動編集」ボタンをクリックし、任意の条件を指定します。
「指定フォルダのファイルすべてを」を選択した場合、その右側のリストに登録されたフォルダ内にあるファイルは除外されます。
詳細設定でサブフォルダも含む設定にしているときに有効です。
「条件に合致するファイルを」を選択した場合、その下にある「除外ファイルの詳細条件」を指定してください。
フィルタ式の入力
より複雑なフィルタを設定する場合は、直接フィルタ式を入力します。
フィルタ式は、以下のものがあります。
SIZE
DIR
RDIR
FILE
RFILE
WAIT
EXT
以下でそれぞれのフィルタ命令の詳しい説明をします。
フィルタ式命令
フィルタ命令の説明です。
SIZE
式
SIZE
"サイズ[単位]"
例
SIZE"30[MB]"
指定サイズ以上のファイルを除外します。
SIZEの後にはサイズ、単位を記述します。
単位は[MB]、[KB]、[B]の中から指定してください。
DIR
式
DIR
"ディレクトリ"
例
DIR"C:\test\aaa\"
指定したフォルダ内のファイルを除外します。
フォルダは"|"で区切って複数指定することも出来ます。
RDIR
式
RDIR
"正規表現"
例
RDIR"C:\\folder(.*)\\"
DIRと同様に、指定したフォルダ内のファイルを除外します。
RDIRは、その際に正規表現を使用することが出来ます。
正規表現はperl5互換のものです。
上記例では「C:\folder_A\」や「C:\folder5\」などが除外されます。
FILE
式
FILE
"ファイル名"
例
FILE"C:\test\a.jpg"
指定ファイルを除外します。
DIR同様、"|"で区切って複数指定することが出来ます
RFILE
式
RFILE
"正規表現"
例
RFILE"C:\\test\\file(.*)\.[jpg|jpeg]"
正規表現が使用できる命令です。
指定ファイルを除外します。
上記例では「C:\test\file0.jpg」や「C:\test\file_test.jpeg」などが除外されます。
WAIT
式
WAIT
"時間"
例
WAIT"5"
バックアップがあった際に、指定された時間[秒]だけ処理を中断し、ユーザーにバックアップを取るかどうか確認します。
指定時間経過すると自動的にバックアップが取られます。
EXT
式
EXT
"拡張子"
例
EXT"jpg|jpeg|bmp"
指定された拡張子のファイルを除外します。
上の例ではjpg、jpeg、bmpファイルを除外します。
"|"を使用して複数設定することが出来ます。
使用例
以下にいくつか使用例を挙げます。
フォルダ「test」内の「bmp」ファイルを除外する
DIR"test" EXT"bmp"
DIR命令とEXT命令を同時に使用することで、より詳細なフィルタ設定が可能です。
特定のファイル名に一致するファイルを除外する。
RFILE"aa.*bb.*\.bmp"
RFILEの使用例です。
aaで始まり、その中にbbが含まれ、拡張子がbmpであるファイルが対象です。
「aa56bb.bmp」「aatestbb_x.bmp」などです。
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