〜嗚呼!コマンド入力式アドベンチャーゲーム(トワイライトハウス開発後記)〜


拙作「トワイライトハウス」は、往年のパソコンゲーマーの方なら一目でお分かり頂けると思いますが、
マイクロキャビン社の「Worry」のオマージュ作品です。

「Worry」発売当時、僕は中学1年で、パソコンも持っておらず、
毎日ベーマガの広告ページを眺めては、こんなゲームかなと、想像を巡らせておりました。
X1版のデジタル8色の画面が堪らなく好きでした。

「トワイライトハウス」は、「Worry」とは屋敷の広さも、構造も、コマンド入力形式も異なりますが、
ミステリーハウスシリーズを楽しんだ方には是非プレイして頂きたいです。
思わずニンマリする場面も用意してあります。

マップと謎を考え始めたのが、2010年の秋でしたか・・・。
一度、全てが気に入らなくなって白紙に戻し、開発は頓挫。
再開したのが2012年で、時間が掛かってしまいましたが、この度ようやく完成を見ました。
グラフィックは多方面で活躍されている田口たつみ氏に依頼、
サウンドは長年お世話になっている華飯氏にお願いしました。
素晴らしい素材を、ありがとうございました。

すっかり廃れてしまったコマンド入力形式ですが、コマンドがヒットした時の嬉しさ、
言葉探しの面白さは、決して選択式では味わえません。
デゼニのような冒険物や、ミステリーハウスのような探索物なら、まだまだ面白いものが作れると思います。
POLISH PILLAR × 2!

「トワイライトハウス」 作者 稿(わら)


稿 プロフィール
1972年兵庫県生まれ。
初めて買ったパソコンはPC-8001mk2SR。
中高時代を通してベーマガ投稿少年であった。
1993年、大手ゲーム会社にプログラマーとして入社。
その後、10年間、ソフト開発に従事する。
現在は本業の傍ら、ゲームを書いている。