------------------------------ PART 1 BEGIN ------------------------------ Windows 用 WWW clients の設定マニュアル 白橋明弘 sirahasi@netone.co.jp (C) 1994-96, A.Shirahashi Version: 1.11 Last Update: 96/02/29 Table of Contents: 0. この文書の利用、入手法、再配布について 1. この文書の目的 2. 参考文献 3. Proxy server について 1. Proxy server とは 2. Proxy server 利用の原則 3. 公開 proxy server の利用 4. Anonymous FTP の利用 4. 日本語対応 1. 日本語問題 と DeleGate 2. 日本語対応 WWW ブラウザ 5. Windows の Network について 6. NCSA Mosaic 1. win32s 2. Windows Mosaic 本体 3. 日本語対応 4. Proxy 対応 5. 各種 Viewer 7. WinWeb 1. インストール 2. 日本語問題 3. Proxy 対応 4. Viewer について 5. スタンドアロンでの使用について 8. Netscape 1. Netscape について 2. インストール 3. Netscape の日本語対応 4. Windows NT での実行 5. Netscape Navigator 2.0 9. Internet Explorer 10. その他の Browser 1. UdiWWW 2. NCompass 3. NetShark 4. Quarterdeck Mosaic 5. SuperHighway Acesss (2) 6. Emissary 7. Internet Explorer 8. HotJava 9. Oracle Power Browser 10. Cyberjack 11. VOL Browser 11. Viewer/Player Helper Applications 1. テキスト Text 2. 静止画像 Image 3. Desktop Publishing 4. 動画像 Video 5. サウンド・音声 Audio 6. 仮想現実 3D Graphics 12. 関連ツール・ユーティリティー 1. Communication ツール 2. 翻訳ソフト 3. 関連ツール 13. WWW による情報発信 1. 参考文献 2. HTML エディタ 3. WWW サーバ 0. この文書の利用、入手法、再配布について この文書の内容は無保証です。内容に誤りがあっても、またこの文書によって 不利益を被っても/逸失利益があっても、作者は一切関知いたしません。 この文書は、非営利目的で使う限り、また著作権表示を正しくつけ、出処を明 示している限り、自由に転載してくださって結構です。 この文書中の登録商標は、一般にその所有者のものです。 この文書は作者が個人の立場で編集・配布しているものであり、所属する組織・ 団体等とは関係はありません。 この文書の最新版は ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/www-clients-for-windows.jis ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/www-clients-for-windows.sjis http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/local/www/HowToWinMosaic.html から入手できます。 1. この文書の目的 Windows 用の WWW clients (Mosaic と WinWeb そして NetScape) について、 そのインストールと設定の仕方を解説しています。特に、proxy server の利 用、delegate を用いた漢字コード変換による日本語環境の構築のために必要 な設定について述べています。 Ver.1.07 からは、その他のブラウザやビューワーなどの関連ソフトウェアに ついても広く紹介をしています。また、Ver.1.10 からは Windows 用の WWW サーバについても取り上げました。 読者には WWW や Mosaic についてのエンドユーザとしての一般的な知識はあ るものと想定しています。また、DOS/Windows の操作についても知っているも のとしてます。 2. 参考文献 1) PC-TCPIP-FAQ-J edited by 白橋明弘 PC (DOS/Windows) での TCP/IP 環境についての Infomation Sheet です。 特に日本語対応アプリケーションの利用について最新情報が盛り込まれてい ます。 この 「Windows 用 WWW clients の設定マニュアル」は、PC-TCPIP-FAQ-J の Mosaic, WinWeb の項目が元になってできました。 ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/pc-tcpip-faq-j.jis (JIS コード) ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/pc-tcpip-faq-j.sjis (SJIS コード) 2) 「Mac用WWWクライアントの設定マニュアル」 一般用 ver1.4.6a/1995.12.26 by 山名早人@電総研 yamana@etl.go.jp この文書をまとめるきっかけになった山名さんの大変な労作の Macintosh 用のガイドです。 http://www.etl.go.jp/People/yamana/www-clients-for-mac.html ftp://etlport.etl.go.jp/pub/mac/www-clients-for-mac.txt NiftyServe FINET LIB2 #51 1.38 3) UNIX MAGAZINE 1994 年 8,9 月号 「昔は昔、今は今」 - 目的指向の環境 構築にむけて - Windows と UNIX by 東田学(大阪大学) Windows 上での TCP/IP 環境と関連する話題について、実際に設定例を具 体的にあげて解説してます。とくに、9月号では、packet driver からはじ めて、Mosaic の設定まで紹介されているので、参考になるでしょう。 4) Internet Magazine No.2, 1994年 12月号 特集「WWW大航海記」の中で,NCSA Mosaic, Netscape, WinWeb について, 日本語表示のためのフォント等の設定と proxy server の利用にポイントを おいて解説されています。付録 CD-ROM に MosaicView と AIR Mosaic の評 価版が含まれています。 5) PC WAVE 1995年 1月号 「Infomosaic for MS-Windows を Windows 3.1 と Daytona で使う」という 記事の中で,富士通の InfoMosaic の 使用感がレポートされています。 6) UNIX USER 1995年 1月号 特集「インターネット・リソースの渦の中を飛び回ろう」の中で,NCSA Mosaic と WinWeb の設定法が紹介されています。 7) Internet User 創刊号, 1995 No.2 特集記事中の「Mosaic の日本語環境を極める」で,WinWeb の設定法が具体 的かつ詳しく説明されています。WINWEB.INI の設定例も載っています。 8) WWWサーバーアクセスブック for Windows ソフトバンク(株)より、95年2月に出版されました。付録 CD-ROM に WinWeb や各種 Viwer などが収録されています。PPP接続とブラウザの設定法が図入 りでかなり詳しく説明されています。この文書 "Windows用 WWW clients の 設定マニュアル 1.02" も著者の了解のもと CD-ROM に収められています。 9) Software Design 1995年 3月号 特集「インターネット入門 最新情報編」の中で「Windows,Macintosh ユー ザのための WWW サーファ入門」として、NCSA Mosaic 2.0a9, Netscape 1.0N, Enhanced Mosaic, MosaicView, InfoMosaic, WinWeb, Cello が 5 頁 にわたって紹介されています。 10) Internet Magazine No.7 1995年 8月号 特集「Netscape 自由自在」で、Netscape Nagigator の入手法、インストー ルから使いこなしまで、詳しく解説されています。 11) インターフェース 1995年 9月号 特集「マルチメディア時代のインターネット技術」で、拙著の"インターネッ トとWWWシステムの基礎"および"WWWの課題とトピックス"、佐藤豊さんの"多 目的プロキシ・サーバ DeleGate の機能詳細"が掲載されています。 http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/people/sirahasi/Interface/topindex.html ftp://etlport.etl.go.jp/pub/DeleGate/INTERFACE-95-09.ps.gz 11) Software Design 1995年 10月号 特集「インターネットの明日」で、HotJava および VRML についてそれぞれ 13頁、15頁を費やして解説されています。 12) Internet Magazine 1996年 3月号 p201-p207 高木浩光さんの「より快適なWWWアクセスのためのプロキシーサーバー効果 的活用法」中で、Proxy server の意義と正しい利用法が詳しく解説されて います。 13) インターフェース 1996年3月号 特集「インターネットとマルチメディア技術」で Java と HTML が取り上げ られています。 3. Proxy server について 3.1. Proxy server とは Proxy server とは「代理」サーバのことです。WWW は本来は end to end の通信で、client が直接に server にアクセスするのが基本なのですが ・企業などが security 上の理由により firewall を作っており、直接の connectivity がない ・回線速度が遅い場合に何度も同じ情報を取ってくることによる無駄なイ ンターネットの混雑をデータの caching を行うことによって避ける ために、client がいったん (local に組織内で立ち上げた)代理のサーバに アクセスして、それを経由して外のサーバに接続するという仕掛けです。 Proxy 機能をサポートしたサーバとしては CERN httpd server や 電総研の 佐藤さん(ysato@etl.go.jp) の開発した DeleGate があります。 CERN httpd はそれ自体が WWW の server ですので、情報提供用のサーバと しても使うことができます。同じマシンの上で情報提供用のサーバと proxy アクセス用のサーバを動かす場合は、別の port 番号で (情報提供用は 80, proxy 用は 8080 のように) 運用するのが普通です。 DeleGate は汎用の proxy 専用サーバで WWW (http)、 gopher や NetNews (nntp) などの中継ができる他、さまざまな有用な拡張 (そのうちの一つが 漢字コード変換) が加えられています。 Caching 機能は CERN httpd, DeleGate 共にもっていますが、cache の管理 については今のところ CERN httpd の方に一日の長があるようです。 CERN httpd を使う場合は client 側も proxy 対応していることが必須です が、DeleGate の場合は non-proxy client に対応した URL の変換機能を持っ ているので必ずしもその必要はありません。しかし,4節以降で取り上げる Windows 用 WWW client はすべて proxy 対応していますので、 DeleGate の non-proxy client 対応の機能を使う必要はないでしょう。 3.2. Proxy server 利用の原則 WWW はユーザが要求した時点でサーバから情報が直接送られる仕組みので、 イベント情報提供などの人気サーバ (典型的な例は '94 の Shoemaker-Levy 彗星の木星への衝突) には短い期間に多数のユーザから同じデータに対する リクエストが殺到することになります。 前述したように proxy server を利用すると、その cache 機能によって無 駄なトラフックを減少させ、かつユーザへのレスポンスも改善できます。副 次的 (だが重要) な漢字コード変換などの機能を proxy server に行わせる こともできます。 Proxy server がもっとも効果的に働くのは, "内部" での(LANの)通信にく らべ "外部" との(WANの)通信が低速である場合に、"内部"の利用者からの リクエストを集約し "外部" からのデータを cache に蓄えることによって "外部" との(低速な)通信路のトラフィックを減らせる、というケースです。 この「原則」をふまえたた上で、ネットワークの接続や速度を考慮して利用 しないと、せっかくの proxy server が効果を発揮しなかったり、インター ネットを徒に混雑させることにもなりかねませんので、注意が必要です。 3.3. 公開 proxy server の利用 外部のユーザに利用してもらうことを目的に proxy server を「公開」して いるサイトがあります(*)。これは、dial-up PPP のユーザや、何らかの理 由で組織内に自前の proxy server を用意することができない方に、cache や漢字コード変換のサービスを提供して WWW を有効に利用してもらおうと いう試みです。いくつかの雑誌にもその所在が紹介されたのてから利用者が 増加しているようです。 (*) TIC/名工大の高木さんがまとめられた「公開」サーバの情報が http://www.tokai-ic.or.jp/WWW/delegate/other-servers.html にあります。 このような proxy server の利用法は、前節に述べた「原則」に則っていな いものですから、その利用にあたっては以下のような点に十分注意する必要 があります。 まず、もっと手近な所、すなわち所属している組織や、加入しているプロ バイダが proxy server のサービスを提供していないかを調べてください。 実際にはサービスをしていても、非公式なものだったり、広報がされてい ないなどの理由で、活用されていないケースもあるようです。Dial-up の サービスをしているプロバイダはほぼ例外なく proxy server を提供して いるはずです。プロバイダの local news や BBS, support で尋ねてみま しょう。また、プロバイダがそうしたサービスをしていない場合は、要望 をしましょう。 自分の所からの「ネットワーク的距離」が近い proxy server を選択してく ださい。現在の日本のネットワークの相互接続は非常に複雑で、地理的に近 いサイトがネットワーク的にも近いわけではないのはもちろん、高速な回線 で接続されている著名サイトであっても、通信相手によっては非常に混雑し た隘路を経由してしまう場合もあります。一つの目安として traceroute や ping といったコマンドで知ることができる RTT (パケットの往復時間) が あります。RTT が 1秒をこえるような所の proxy server は、 混雑をいっ そう酷くしレスポンスも悪いはずですから、利用しないほうがいいでしょう。 主として漢字コード変換のために proxy server (DeleGate) を利用してい る場合は、海外へのアクセスには proxy server 経由にする必要はないはず ですが、一々 proxy server を手動で切替えるのは面倒なので、そのまま利 用してしまうケースがあるでしょう。その場合、利用者の所属するネットワー クの国際回線ではなく、公開 proxy server を提供している組織の所属する ネットワークの国際回線が使われることになります。もちろんそれは承知の 上で proxy server を「公開」してインターネット全体の利益という観点か らサービスをしているわけですが、あまり度をすぎると問題になってサービ スを続けづらくなってしまう可能性もあります。正しい理解をして節度ある 利用を心がける必要があります。 Netscape Navigator 1.1 以降のように日本語対応しているブラウザを使っ ているのにもかかわらず、「漢字コード変換のためだけに」公開 proxy server を利用する事は百害あって一利ありません。実際に TIC の漢字コー ド変換用サーバにはいまだに Netscape Navigator からアクセスをしてくる 人が後をたたないそうです。そういう人はすぐにやめてください。なお、 cache 機能を利用するために適切な proxy server を利用する事は必要な事 ですので、その意味の違いをよく理解してください。 http://www.tokai-ic.or.jp/WWW/delegate/home/ に "TIC 公衆 DeleGate ご利用の皆様へのお願い" と題して高木さん(名工大/TIC)からのこの問題に ついてのお知らせがありますので参照してください。 New! 3.4. Anonymous FTP の利用 どの WWW ブラウザも、FTP クライアントの機能を持っています。ところが、 Netscape Navigator や Internet Explorer の最近のバージョンでは、 anonymous ftp にアクセスしようとすると、拒否される場合があります。 Anonymous ftp の利用では、パスワードとして自分の E-Mail アドレスを入 れることがマナーになっています。一部の anonymous ftp サーバでは、パ スワードとして、正しい形式の E-mail アドレスが入力されているかどうか をチェックしています。このチェックは、anonymous ftp サーバの運用法と して全く妥当なものです。ところが、設定で E-mail アドレスを正しく設定 していても、Netscape Navigator や Internet Explorer では、'mozilla@' 'WWWuser@' のような不完全なアドレスしかサーバに渡してくれません。こ れがチェックにひっかかります。これは、明らかにブラウザの不備ですから、 Netscape Communications 社および Microsoft 社に修正するようにクレー ムをつけてください。ws_ftp や CuteFTP などの FTP 専用クライアントを 使えばもちんろん問題ありませんし、どうしても WWW ブラウザを使いたい 場合は、「ftp://anonymous@ドメイン名」とすれば、パスワードの入力を求 めてきますから、そこで正しい E-mail アドレスを入力してください。 4. 日本語対応 4.1. 日本語問題 と DeleGate WinWeb や NCSA Mosaic といった日本語対応していないブラウザでは、その ままでは日本語の情報を読むことはできません。 しかし、そういったブラウザでも、フォントの設定で日本語フォントを選べ ば、シフトJIS のドキュメントなら表示することが可能です。Windows 用 NCSA Mosaic の場合、Macintosh 用と違って幸いなことにパッチ等は必要あ りません。 しかし、実際にはシフトJIS でドキュメントを用意してくれているサーバは 小数派なので、ISO-2022-JP (いわゆる 7bit JIS) や EUC のドキュメント は読むことができません。 そこで DeleGate の登場です。DeleGate は組み込みで漢字コードの変換機 能をもっていますから、これを UNIX ホストの上でシフトJISへの変換モー ドで立ち上げておきます。Windows 上の client からはそこに proxy server としてアクセスすれば、すべてのサーバからのデータは DeleGate を通過す るときにシフトJIS に変換されますから、問題なく日本語を表示することが できるというわけです。DeleGate のパッケージは以下より入手できます。 ftp://etlport.etl.go.jp/pub/DeleGate/delegate2.8.27.tar.gz ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/network/WWW/DeleGate/delegate2.8.27.tar.gz 4.2. 日本語対応 WWW ブラウザ 4.2.1. NCSA Mosaic 系 富士通が NCSA から Mosaic のラインセンスを取得して独自に日本語化した "InfoMosaic" として 94年11月から 5,000 円で発売しています。 製品情報: http://www.fujitsu.co.jp /hypertext/infomosaic/winmosic/win-home.html 問い合わせ先: infomosaic@www.fujitsu.co.jp オンラインショッピングによる購入: NiftyServe で GO SDREAM G-Search で http://www.g-search.or.jp/hypertext/softgarden /products/manual/infomosaic/infomosaic.jw31x.html 店頭でのパッケージ販売もされており、これの価格は 7,800 円、 Street Price では T-ZONE 6F で 5,850 円でした。 新バージョン 2.0.0 Finalβ J1 の試用版が Internet Magazine 1995年11 月号の付録 CD-ROM に収録され ています。 95/09/27 現在の最新版は 2.0 Final β J2 で、これでの差分ファイルが上 記 WWW ページで提供されています。 4.2.2. Enhdanced Mosaic 系 SpyGlass社が NCSA のラインセンスを取得して開発している "Enhanced Mosaic" を NEC が日本語化したものを "MosaicView" として94年12月か ら 5,000 円で発売しています。Ver.2.0 の試用版が Internet Magazine 1995 年11月号の付録 CD-ROM に収録されています。 製品情報: http://www.nec.co.jp /japanese/product/ccsoft/mosaicview/product.html Data Control Limited からパッケージ販売されている "Super Mosaic" は NEC の MosaicView の OEM のようで、T-ZONE 6F の実売価格で 4,500 円で した。Internet Magazine 1995年11月号の付録 CD-ROM に試用版が含 まれ ています。 Spry社が販売している "AIR Mosaic" (Enhanced Mosaic の OEMらしい) を、 クニリサーチインターナショナルが日本語化したものが "AIR for Windows 3.0J" には含まれており 62,800円 ですでに出荷中です。さらに トランス・ コスモスから販売されている "Internet Office 3.0J" にも AIR Mosaic が 入っています。こちらは TCP/IP スタックが PPP のみのサ ポートですが, 19,800 円と低価格、T-ZONE 6F の実売価格では 15,200 円でした。 DECの PathWorks for DOS and Windows の次期 version 5.1 に日本語化 した Enhanced Mosaic がバンドルされます。漢字コードは自動判別され ます。PathWorksの価格は 39,000円で発売は95年1月末の予定です。 4.2.3. Netscape Netscape Navigator 1.1 以降は、オリジナル版でも日本語表示が問題な く 行えます。メニューなども日本語化した 1.1Ija バージョンもすでにリ リー スされています。オリジナルの最新版 1.2 は評価用に anonymous ftp でダ ウンロードする事になりますが、1.1 版は単体や TCP/IP パッケー ジや書 籍との組みあわせなど様々な形態で購入できます。日本語版 1.1I [ja] の 試用版が Internet Magazine 1995年11月号の付録 CD-ROM などに収録され ています。 4.2.4. WebSurfer NetManage 社の TCP/IP パッケージ Chameleon 専用の WWW ブラウザとし て WebSurfer が提供されています。SJIS/EUC/JIS の日本語コードに対応 しています。95/02/10 から anonymous ftp で ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/vendor/NetManage/websurf.zip ftp://ftp.forval-c.co.jp/pub/outgoing/websurf.zip ftp://ftp.netone.co.jp/pub/outgoing/netmanage/mosaic/websurf.zip から入手できるほか、Internet Magazine 1995年11月号の付録 CD-ROM にも "Chamelen Sampler" の TCP/IP スタックと併せて収録されています。 5. Windows の Network について Windows 上の WWW clients はいずれも、業界標準となっている winsock と いう TCP/IP アクセスのための API を使用しています。winsock は (とい うか TCP/IP の環境は) Windows 3.1 には標準では付いてきませんので、別 途入手する必要があります。 現在各社から発売されている TCP/IP パッケージのほとんどすべてが事実上 の標準規格たる winsock をサポートしています。 市販品を使用しない場合は、packet driver による LAN 接続と、 modem 経 由の PPP 接続をサポートしている、シェアウェアの Trumpet Winsock を利 用すれば、安価に TCP/IP 環境を構築することができます。 Windows NT や Windows 95 では TCP/IP は OS が標準でサポートしていて、 LAN 経由でもPPP接続でも、しかるべく設定を行えば winsock 対応のアプリ ケーションが利用できます。 より詳しくは,参考文献 1) PC-TCPIP-FAQ-J などをご覧ください。 6. NCSA Mosaic いわずと知れた本家 NCSA mosaic の Windows 版です。SpyGlass 社にライ センスされたものは、Enhanced Mosaic として市販されており、そちらは日 本語版もあります。NCSA オリジナル版の改良も継続されており、こちらは 英語版のみですが、フリーで使えるのが魅力でしょう。 Windows 版 NCSA Mosaic ついての情報は、 http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/WinMosaic/HomePage.html http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/WinMosaic/FAQ.html で入手できます。 94/9/9 に出た 2.0α7 以来しばらくバージョンアップがありませんでした が,年の瀬も押し詰まった 94/12/22 に大幅グレードアップの 2.0α8 がリ リースされました。 95/03/14 に 2.0β1 がリリースされ、たてつづけにアップデートされて 95/07/11 には final β がリリースされています。多くのバグが修正され た他に機能面でも ・Inline JPEG のサポート ・Background image のサポート ・Table のサポート ・NetNews への toolbar interface など、かなりの強化がはかられています。β版の install については 6.2 節の 注5 を参照してください。 α9 は ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/mos20a9.exe などから, final β は ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/Mosaic/Windows/mos20fb.exe ftp://ftp.riken.go.jp/pub/WWW/ncsa/Mosaic/Windows/mos20fb.exe などから入手できます。 95/10/11 にはβのとれた 2.0.0 がリリースされました。このバージョンで は Windows 95 および Windows NT 3.51 用のものと、Windows 3.1X (with win32s) および Windows NT 3.5 用のものが別々に提供されるようになりま した。 何故か official page にはアナウンスは出ていませんが, 2.1β の配布も 始まっています。国内では以下より入手可能です。 ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/net/www/Web/Mosaic/Windows/Beta/ 6.1. win32s NCSA Windows Mosaic 2.0α3 以降は 32bit アプリケーションとなったため, Windows 3.1 で動かすためには、win32s という Windows 3.1 用の 32bit API をサポートするライブラリをインストールする必要があります。win32s は Windows NT の API の subset ですから、Mosaic は Windows NT や Windows 95 ではそのまま動作するはずですが,日本語版 NT での動作につ いては次節の (注2) を参照してください。 win32s の古いバージョンはバグが多く, その修正のため何度かアップデー トされています。 特に video driver との相性や、Note PC での suspend & resume との相性の悪さ、 memory leak などが問題となる場合が多いよう です。 英語版は 1.25 が最新ですが,日本語版も最近ようやく 1.25 の配布がはじ まっています。ただし、Mosaic α8 以降で必要となる OLE 対応版は, 英語 版は配布されていますが、日本語版は MSDN (Microsoft Developper's Net- work) の CD-ROM には含まれていますが、まだ一般には配布されていません。 Mosaic α6,α7 を使用するには(その時点の最新版だった) win32s 1.15a を利用すべしと明記されているくらいで,最新の英語版を使うのが基本的に はお薦めです。ただし英語版 win32s 上では win32s を使う日本語アプリケー ション (*) のメニューが文字化けします。また,英語版 win32s 1.20 で Mosaic α7,α8 を動かす場合の問題については次節の(注 4)を参照してく ださい。 (*) "TeX for Windows" の一部のプログラムや,InfoMosaic, MosaicView など NCSA 系の日本語 Mosaic で問題となる 英語版 OLE 対応 win32s 1.25 は ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/Mosaic/Windows/w32sOLE.exe ftp://ftp.riken.go.jp/pub/WWW/ncsa/Mosaic/Windows/w32sOLE.exe ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/w32sOLE.exe などから入手できます。 日本語版の win32s 1.25 が、Internet Magazine 1995年10月号の付録の CD-ROM に収録されています。また、anonymous ftp で ftp://ftp.impress.co.jp/pub/WinTeX/win32s/jp/w32s125.exe からも入手できます。 win32s のインストールの手順は以下の通り: ・新しく適当な名前の directory を作成 (ここでは c:\win32s とする)し て、そこにアーカイブをダウンロードする。 ・アーカイブが *.exe ファイルならば (注1) 自己展開型のファイルなので DOS上または DOS窓上で w32sOLE.exe と入力してこれを実行すると w32spack.exe と install.bat ファイルが 現れる。 ・w32spack.exe もまた自己展開アーカイブで、subdirectory の作成を指示 する -d オプションをつけて w32spack.exe -d と入力してこれを実行すると、disk1 と disk2 という subdirectory が 作成され多くのファイル群がそこに展開される。 ・Windows を起動して(または Windows に戻って), Program Manager の 「ファイル名を指定して実行」によって、c:\win32s\disk1\setup を実行 する。win32s の install が始まる。 ・指示にしたがい、install continue と OK を click していく。win32s のモジュールは c:\windows\system\win32s という directory に格納さ れる。 ・win32s 本体に引続き、win32s のテスト用の card game "freecell" の install をするかと聞かれるか、テストのため continue する。 ・終了したら windows を再起動するか、と聞かれるのでそうする。 ・"freecell" がちゃんと遊べることを確認しておしまい。 win32s を install したことで、c:\windows\system.ini ファイルの [386Enh] セクションに device=c:\windows\system\win32s\w32s.286 の一行が追加されている。win32s のためなにかうまく行かない場合はこれ をコメントアウトすれば、win32s なしの状態になる。 (注1) アーカイブが *.zip ファイルならば pkunzip を用いて展開する。 pkunzip は古いものだとうまく展開できない場合があるので, pkz204g 以降を使用すること。たとえば以下より入手できる: ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/archiver/pkz204g.exe (注2) win32s を version up する際は、旧 version のファイルを完全に削 除してからインストールをしないと、正しく動作しない場合がある。 6.2. Windows Mosaic 本体 Windows 版 NCSA Mosaic 本体のインストールの手順は以下の通り: ・適当な名前の directory を作成 (ここでは c:\mosaic とする) して、そ こにアーカイブををダウンロードする。 ・アーカーブが *.exe の場合は自己展開型のファイルなので DOS上または DOS窓上から mos20fb.exe のように入力して実行するとファイル群が現れる。 アーカイブが *.zip の場合は pkunzip を用いて展開する。 ・Windows を起動して(または Windows に戻って), Program Manager の 「ファイル名を指定して実行」によって、c:\mosaic\setup.exe を実行す る。 Mosaic の install が始まる。 ・指示に従い、適当な install 先 directory を指定し install を進める。 ・NCSA Mosaic という Program Manager のグループと Icon が作成されて install 完了。 設定の手順は以下の通り (設定の内容については環境に依存する) ・Icon を double click して起動する。 ・Options -> Preferences.. を選んで、タブ形式の設定メニューを出す ・General のメニューで Home Page: の項目で autoload をチェック 起動時にアクセスするページの URL を記入する Apply Now をクリック ・Services のメニューで Mail: の項目で Name: あなたのお名前を英語で書く E-mail Address: あなたの E-mail アドレスを書く SMTP Server: メールサーバのドメイン名を書く News: の項目で NNTP Server: ニュースサーバのドメイン名を書く Apply Now をクリック ・OK をクリックして設定を終了する (注) 2.0α以前のバージョンでは以下のような手作業での設定が必要です。 適当な editor (メモ帳など) を使って、mosaic.ini を変更する。 [Main] セクションの E-mail="gonbe@daigaku.ac.jp" のようにあなたのメールアドレスを設定する。 あなたの組織内に手近な www サーバがあれば Home Page=http://www.daigaku.ac.jp/ のように設定する。 [Services] セクションの もし mosaic 経由で NetNews も読みたいなら NNTP_Server="news.daigaku.ac.jp" に普段利用しているニュースサーバのドメイン名を設定する。 SMTP_Server="mail.daigaku.ac.jp" に手近のメールサーバのドメイン名を設定する。 変更した mosaic.ini を windows directory にコピーする。 copy mosaic.ini c:\windows\*.* mosaic.exe をプログラムマネージャに登録して、icon を double click し て起動する。設定した Home Page が表示されることを確認する。 (注1: マウスドライバの問題) 起動時に [アプリケーションエラー GROWSTUB で一般保護違反 POINTER.DLL 内の 0001:0F2E 番地] などがおこる場合は、当面の対策として、WIN.INI の load=c:\mouse\pointer.exeという行をコメントアウトしてください。モ ジュール POINTER が競合してしまうのが原因です。 Microsoft Mouse driver 9.01b では、この問題は修正されているそうです。 また,この問題に対処した POINTER.DLL が ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/HD1061.EXE から入手できます。IBM 版 Windows の Mouse Driver 8.20J との組み合わ せでうまく動いてるとの報告がありました。 (注2: Windows NT での実行) Windows NT 3.1J, 3.5Jβ=RC版 では Mosaic α5 は動作するようですが, α6,α7 は動作しないようです。製品版の Windows NT 3.5J だと α7 も α8 も動作しているとの報告が寄せられています。富士通の InfoMosaic, NEC の MosaicView (試用版) も NT 3.5J 上で動作しているそうです。また、 β4 の NT3.5J 製品版での動作は、筆者が確認しました。 (注3: Mosaic 2.0α8,α9 について) 94/12/22 にリリースされた Mosaic 2.0α8 は前バージョンと比較して: ・数多くのバグの修正 ・プリントアウト機能の改善 ・Transparent GIF イメージのサポート ・Table, super/subscript など HTML+ の機能のサポート ・Windows の OLE への対応 ・スタンドアロンの動作のサポート などの改善および機能アップが実現しています。 前述のようにこれ以降のバージョンでは OLE サポートのために Windows 3.1 での実行には "OLE 対応の win32s" が必要です。Windows NT および Windows95(β) 上ではそのまま動作します。日本語版の Windows NT は 3.5J の製品版(β=RC版は不可)では動作しています。日本語 Windows 3.1 での実行については,次の注を参照してください。 95/01/23 にリリースされた α9 での目だった新機能としては ・Inline image の delayed loading ・Presentation (Kiosk) mode のサポート があります。 (注4: win32s 1.20 (w/ OLE) と α7,α8) 日本語 Winodws 3.1 で 英語版 win32s 1.20 または 1.20 with OLE を用い て,Mosaic α7 を起動すると "Unhandled Exception detected (Code: 0xC0000005 w32scomb.dll: 1103F") 同じく英語版 win32s 1.20 with OLE を用いて Mosaic α8 を起動すると "Initialization of a dynamic link library failed." のような "Win32s - Error" エラーを起こして失敗してしまいます。 1.15a と α7 の組み合わせ,1.20 (w/ OLE) と α6 の組み合わせではこの ような問題はおこらないようです。また、win32s 1.25 ではこのバグは修正 されているようなので、win32s を 1.25 にアップデートするのが一番良い 解決法と思われます。 win32s 1.20 でこの問題を回避するには,\windows\system\win32s.ini ファ イルの中の [Nls] セクションで AnsiCP=1252 (英語の code page) となっ ているのを AnsiCP=932 (日本語の code page) に変更すると、エラーを回 避できます。ただし、mosaic のインストールの setup の時は AnsiCP=1252 にしておかないと失敗します。 (注5: Mosaic 2.0β1〜β4) Mosaic 2.0β の導入に win32s 1.20 (OLE付) 以降が必要です。注4 の問題 もあるので最新版の 1.25 にアップデートしたほうがいいでしょう。 β版では、すべての設定がメニューから行えるようになり、mosaic.ini を 直接編集する必要はなくなりました。また右ボタンクリックにより、フォン トの変更やイメージのセーブなどが直接行えるようになっています。 β1〜β3 では、テキストの表示が 15 度ほど右上がりに傾いて表示される という酷いバグがあります。とりあえず、以下のようにすると回避できます。 (日本語)Font を Preference メニューから設定した後に Mosaic を終了し てから mosaic.ini をメモ帳など開いて、[STYLE1] などのセクションの Heading1 Font=MS ゴシック,-21,0,0,128,49,400,0,0,0,0 のようになっている所の第4フィールドと第5フィールドの数値を Heading1 Font=MS ゴシック,-21,0,128,0,49,400,0,0,0,0 のように入れ替えれる。これをすべてのフォントについて行う。 最新版の β4 ではフォントが傾くバグは修正されましたが、 [STYLEn] セ クションの修正はやはり必要です。そうしないと、せっかく設定した日本語 フォントが化け化けになります。β4 を Windows NT 3.5J 上で動作させる 場合もこの修正は必要でした。 ------------------------------ PART 1 E N D ------------------------------ ------------------------------ PART 2 BEGIN ------------------------------ 6.3. 日本語対応 前述したように日本語化されていない NCSA Mosaic でも、フォントを設定 すれば MS-KANJI code (Shift JIS) のドキュメントなら読めます。 delegate 経由でアクセスをすれば、ISO-2022-JP, EUC でも対応可能です。 2.0β版でのフォント設定のための手順は以下のとおり: ・Options -> Preferences.. を選んで、タブ形式の設定メニューを出す ・Fonts のメニュー (注1) で ・New をクリックする (注2) ・New Font Group: に Japanese と入力して Return ・Mosaic Font Groups: の Japanese のフォルダーをダブルクリック ・Address Font をダブルクリックして、フォントを日本語フォント (MS 明朝、MSゴシックなど) に変更して OK する。見出しはゴシック、本文 には明朝などが適当。 ・BackQuote Font から Preformatted Font までこれを繰り返す ・Current Font Group を Default から Japanese に変更 ・Apply Now をクリック ・こうして設定した内容は Windows directory (通常は c:\windows) の mosaic.ini に記録される。ただし、2.0β版のバグのため、前節の (注5) にあるような mosaic.ini ファイルの修正が必ず必要。上記のように Japanese という Font Group を新たに作成した場合は mosaic.ini に [STYLE1] Name=Japanese という section が新たに作成されているので、 そこのフォントの記述を修正する。 (注1) 2.0α版の場合は Options メニューの Choose Fonts.. で設定。 (注2) 2.0 final β には、New をダブルクリックするとフリーズするという バグがあるようです。 本格的日本語対応でないために以下のような問題点があります。 ・MS明朝、MSゴシックなどを指定すると、これらのフォントは英字が fixed pitch でとても見栄えが悪くなります。(株)リコーの TrueTypeWorld の HG(明朝|ゴシック)プロポーショナルフォントを使用すると英字が proportional になって多少はましです。Windows 95 日本語版の場合は標 準で明朝P,ゴシックPフォントがあるので、これを使うのがいいでしょう。 また Windows NT の場合は Lucida Sans Unicode フォントを選ぶと少々 くせのあるフォントながら英字部分を proportional で表示できます。 ・半角スペースのところでないと行を折り返してくれない。全角文字ばかり 続くと折り返しがされずに具合が悪い。 (注) 富士通が日本語化を行った InfoMosaic 2.0.0 Finalβ J2 試用版が Internet Magazine '96年2月号の付録 CD-ROM に収録されています。 6.4. Proxy 対応 Proxy server (CERN httpd または DeleGate など)に、proxy client とし てアクセスするためにはさらに次のような設定をする必要があります: ・Options -> Preferences.. を選んで、タブ形式の設定メニューを出す ・Proxy のメニューで HTTP Proxy Server, FTP Proxy Server, WAIS Proxy Server, Gopher Proxy Server の項目に、 http://あなたの組織の代理サーバのドメイン名:ポート番号/ と入力する。最後の / は省略できない。 ・Apply Now をクリック (注) 2.0α 以前のバージョンでは mosaic.ini を書き換える必要があります。 Windows directory (c:\windows) の mosaic.ini をメモ帳などを使って [proxy information] のセクションを新たに作成してそこに http_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/ ftp_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/ wais_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/ gopher_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/ のように proxy server のドメイン名とポート番号を設定する。 6.5. 各種 Viewer GIF,JPEG,MPEG,AUDIO などの典型的な viewer はたとえば ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/Mosaic/Windows/viewers/ ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/viewers/ にあります。たとえば GIF,JPEG,MPEG viewer のインストールの手順は: ・適当な directory を作成して lview31.zip, mpegw32h.zip をダウンロー ドする。 ・pkunzip で archive 展開する。viewer のインストールそのものはこれで おしまい。 次に Mosaic で MIME タイプと viewer の関連付けを行う ・Options -> Preferences.. を選んで、タブ形式の設定メニューを出す ・Viewers のメニューで ・Add をクリック ・Associate MIME TYPE of: に image/gif のように MIMEタイプを入力 ・With this/these extensions: に au のように拡張子を入力 To This Application: に c:\winapps\lview\lview31 のように起動 するアプリケーションを入力 ・Add をクリック ・Apply Now をクリック (注) 2.0α以前では Windows directory (c:\windows) の mosaic.ini を メモ帳などで変更する: [Viewers]のセクションを image/gif="c:\winapps\lview\lview31 %ls" image/jpeg="c:\winapps\lview\lview31 %ls" video/mpeg="c:\winapps\mpegplay\mpegplay %ls" のように viewer を install した path に変更する。 各種の viewer については 10 節で紹介しているのでそちらをご覧ください。 Up! 7. WinWeb MacWeb の開発元の MCC の Windows 用 WWW client の WinWeb は Mosaic よりも軽くて快適に動きます。実装されている機能は Mosiac にはかないま せんが、win32s がうまく動かないような環境ではお勧めです。 最新版は 1.1 です。ただし、以下の記述は 1.0A2 に基づいています。 http://www.einet.net/EINet/WinWeb/WinWebHome.html ftp://ftp.einet.net/einet/pc/winweb/ww11eval.exe ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/winweb.zip 1.0 ではフォームの挙動や、Clickable Map の表示/動作が変だという報告も ありましたが、環境に依存するところがあるらしく、確認されてはいません。 WinWeb 2.0β の配布も始まっており, 背景イメージ、テーブルの幅や中央 揃えなど、拡張 HTML の機能の多くをサポートしています。日本語はフォン ト指定と proxy server の組み合わせで表示でき、INI ファイルを編集する 必要はなくなっています。 ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/WinWeb/w20b3.exe 7.1. インストール ・適当な directory を作成し winweb.zip をダウンロードする。 ・pkunzip で展開する pkunzip winweb.zip winweb.exe, ドキュメント、viewer 関連ファイルなどが現れる。 ・program manager で winweb.exe を登録して、double click で起動する。 最初に起動したときに、Windows directory (c:\windows) に default の winweb.ini ファイルが作成される。 ・適当な editor (メモ帳など)で、winweb.ini を変更する。 [Optins] のセクションで あなたの組織内に手近な www サーバがあれば Home Page=http://www.daigaku.ac.jp/ のように設定する。 7.2. 日本語問題 NCSA Mosaic と同じく、SJIS の文書もしくは、delegate などで SJIS に変 換すれば日本語の表示もできます。 WinWeb では View -> Fonts... のフォント選択ダイアログで日本語フォン トを選ぶことはできません。winweb.ini を直接編集して、フォント設定の 部分で日本語フォントを指定しなくてはなりません。 たとえば mosaic.ini で設定してあるフォント情報を winweb.ini の font 設定の所 ( [Font.Normal1] から [Font.Proportinal] まで) にコピーして 使えばいいでしょう(*)。なお preformatted text 部分でで使われるフォン トは [Font.Proportinal] なのでこれを日本語フォントに変更することを忘 れないでください。Normal と Proportional は明朝,Title と Heading は ゴシックを指定するとよいでしょう。 (*) フォントの具体的な設定法については参考文献 5),6) に詳しいので参 照してください。 余分なスペースが変な具合に空いてしまう所があるという問題があります。 7.3. Proxy 対応 WinWeb を proxy 対応で使う手順: ・Windows directory (c:\windows) の winweb.ini を適当な editor (メモ 帳など)で変更する。 [Options] のセクションで Proxy=proxy.daigaku.ac.jp:8081 のように proxy server のドメイン名とポート番号を設定する。 ・A2.1 ではメニューの Option -> Proxy Server... で proxy server を指 定することができるようになっています。 7.4. Viewer について WinWeb は配布パッケージの中に、lview31, wecj1_2 が含まれていますので、 GIF,JPEG に関しては別途 viewer を install 必要はありません。 ただし、WinWeb と外部 viewer のつなぎをする program: winvoke.exe が visual basic で書かれているので、visual basic の run time library の vbrun300.zip を install しておくことが必要です。 ・vbrun300 の install は, vbrun300.zip を適当な directory にダウンロー ドして、pkunzip で展開し、出てきた vbrun300.dll を Windows directory (c:\windows) に copy するだけです。 7.5. スタンドアロンでの使用について WinWeb は軽く、また win32s を必要としないため、たとえばノートPCでの Mosaic/Web のデモンストレーション用に適しています。しかし、1.0A2 で はネットワークに接続していない状況では動作しませんでした。この問題は 1.0A2.1 で解決され winsock がインストールさえされていれば動作します。 8. Netscape 8.1. Netscape Navigator について Netscape Navigator は, Netscape Communications Coorporation の開発し た Mosaic 上位互換の WWW browser です。UNIX, Windows, Macintosh 版が あります。 Netscape Navigator については Netscape Communications 社の http://www.netscape.com/ http://home.jp.netscape.com/ で最新情報が得られます。東芝情報システムが提供している独自の FAQ や Technical Document の日本語訳などが http://cmall.tjsys.co.jp/cyber/product/support/netscape/ にあります。また、"Netscape Handbook" の日本語訳が http://home.jp.netscape.com/ja/eng/mozilla/1.1I/handbook/ http://www1.sony.co.jp/MediaWave/Netscape/Manual/index.htm にて提供されています。 ※ Netscape Navigator の特徴 ・Win32s は必要としない 16bit application である。1.1からは NT 用の 32bit 版も提供されている。1.2 以降では 32bit 版は NT と Windows 95 の両方に対応している。 ・proxy はもちろん socks にも標準で対応している ・Graphics Image を asynchoronous に load するので、表示が出るまでが 早い。また、メモリ消費も NCSA Mosaic よりは少ない。 ・GIF や JPEG の viewer が組み込みになっている。 ・Audio player も標準添付されている。 ・News Reader としても「使える」、post も可能。 ・Inline JPEG や HTML に独自の拡張が多くなされている。(HTML+ とは互換 性がない所があるなのでその点問題ではある) 94/11/23 には 0.94β が,12/08 には 0.96β と矢継ぎ早にバージョンアッ プが行われ,ついに 12/17 に正式版 1.0N がリリースされました。 95年3月にリリースされた 1.1β からは、はじめから日本語対応になってい て、まだ多少の問題はあるもののパッチをあてたり、proxy server に よる 漢字コード変換の必要がなくなりました。95/4/24 付の「リリース版」1.1N は製品パッケージとして販売されています。 最新版は95年9月末にリリースされた 1.2N です。1.2 は registry への対 応など 32bit 版の Windows 95 への対応 (Window NT でも問題なく動作し ます)が強化されていますが、1.1 ではほとんど使いものになららかった印 刷関連の問題が大幅に解消されていますので、16bit 版でも version up す る価値は多いにあります。 1.2N はその暗号化の仕組みに security hole が見つかったために、これを 改善したバージョン 1.22N が現在配布されています。 ※ Netscape Navigator の購入方法 時々誤解なさっている方がいますが Netscape Navigator は anonymous ftp で入手できるからといって決してフリーソフトではありません。 正式版では無料で利用きるユーザが「学生、教育機関(小中高, 短大, 大学) のスタッフ、非営利団体の職員」と定められています。それ以外は 90 日間 の評価のための使用だけが認められていますのでご注意くださ い。詳しく は配布パッケージ中の licence ファイルをお読みください。また、正式版 は教育機関以外からの再配布も禁じられています。 Netscape Navigator 1.1 は 95/06/18 から(株)ソフトバンクからの販売で パッケージの出荷がはじまりました。95年8月からは "Netscape Navigator 1.1I[ja] for Windows 日本語版" としてメニューなども日本語対応したバー ジョンが入手できます。標準価格は 5,000 円で、秋葉原の street price では 4,500 円でした。 その他、 G-Search の Online Shopping の http://www.g-search.or.jp/ hypertext/softgarden/products/manual/netscape/ でも購入できます。 薮暁彦・丹羽真奈美「ライセンス付き ネットスケープナビゲータ入門  Windows 版」,工学図書,6000円でも Netscape が入手できます。 DynaLab の dial-up 接続専用 TCP/IP パッケージの "DynaSpan Lite" と Netscape の組みあわせが "Navigator on TCP/IP" として 14,800 円で販売 されています。秋葉原の street price では 13,000 円でした。 アライドテレシスの PC/TCP の最新版 5.0 には、Netscape が含まれていま す。Basic Kit が 25,000 円です。秋葉原の Street price では 18,400 円 でした。 ※ Anonymous FTP による入手 Netscape 1.2N は ftp://ftp.netscape.com/netscape1.2/windows/n16e12n.exe ftp://ftp.netscape.com/netscape1.2/windows/n32e12n.exe が本家ですが (新バージョンのリリース直後は特に) 非常に混んでいます。 日本国内では ftp://ftp.leo.chubu.ac.jp/pub/WWW/netscape/ ftp://ftp.eos.hokudai.ac.jp/pub/WWW/Netscape/ ftp://bash.cc.keio.ac.jp/pub/inet/netscape/ ftp://ftp.nc.nihon-u.ac.jp/pub/network/WWW/client/netscape/ ftp://ftp.pu-toyama.ac.jp/pub/net/WWW/netscape/ ftp://ftp.riken.go.jp/pub/WWW/netscape/ ftp://sunsite.sut.ac.jp/pub/archives/WWW/netscape/ などの anonymous ftp サイトで mirror されています。 8.2. インストール ※ Netscape Navigator のインストールの手順 ・Temporary の dirctory を作成し ns16XXXX.exe をダウンロードする。ftp する場合は binary モードを選ぶことを忘れないように。 ・この自己展開型のファイルを展開する。DOS または DOS窓のコマンドプロ ンプトで ns16XXXX.exe とする。 ・Windows に戻り、setup.exe を Windows の program manager か file manager から起動する ・指示にしたがい install 先の directory, program manager の group を 指定する。 ・Netscape の Options -> Preferences... で諸設定を行なう。 ※ インストールにおける注意点 ・Netscape をインストールすると、compobj.dll, ole2.dll, ole2disp.dll, ole2nls.dll, storage.dll といった DLL が上書きされるために、 Word や Excell の OLE 機能などに問題を生じる場合があります。インストール する前に、これらのファイルのバックアップをとっておいて元に戻せるよ うに注意しましょう。 ・Netscape (16bit 版) の実行には win32s は不要です。ただし、 1.15 以 前の win32s が存在するしているとインストールに失敗する場合がありま す。 win32s を削除するか、1.20 以後のものにアップデートする必要があ ります。 ・Program Manager 以外の Shell や Program Manager の機能を拡張するよ うな plug-in また RAM doubler for Windows のようなソフトを使用して いると、一般保護違反を起してうまくインストールできない場合がありま す。そうしたソフトをはずしてインストールしなおしてみてください。 ・ThinkPad 230Cs に Netscape をインストールしてみた所、Netscape 社の home page の GIF image の表示の所で、一般保護違反のエラーを起こしま した。Windows の video driver を最新版の に update したらこのエラー は起こらなくなりました。Cirrus Logic の video chip にこうした問題が 起り易いようです。そういう場合は最新のドライバを使ってみてください。 ・Mach64 の一部のバージョンのドライバでは、文字が2重に表示されたり、 ドットが欠けるなどの問題が起ることが報告されています。 8.3. Netscape の日本語対応 ※ Netscape 1.1 以降の日本語対応 前述したように Netscape 1.1β からは、標準で日本語がサポートされるよ うになりました。Options -> Preferences... のメニューを開いて Font の 設定のページで ・For the Encoding: を Japanese にして (注1)、Proportional Font と Fixed Font の両方に対して Choose Font をクリックしてフォント選択の メニューからMS明朝などの日本語フォントを指定する。 ・Default Encoding: の項目を Japanse-SJIS/-JIS/-EUC のどれかに設定 (JISのサーバが多いことを考えると Japanese-JIS が妥当でしょう) する。 3種類の漢字コードに自動識別対応できるように autodetect にチェック を入れる (注2)。 ニュースリーダーとしても、投稿も含めて (注4) 日本語の使用が OK です。 (注1) For the Encoding は、Japanse/Latin1 の encoding に *対して* 使 用する font を指定する、という意味なので、一旦フォントを設定し たらこれが Latin1 に戻っているのは別に変ではありません。 (注2) 1.1β2 から漢字コードは自動判定になっているので、*漢字コード変 換のために* proxy server の助けをかりる必要はなくなりました。 (注3) 1.1β1〜β2 では一部文字化けして正しく表示されない文字などがあ りましたが、1.1β3 以降は改善されてほとんど問題なくなっている ようです。 (注4) ニュースの投稿に際しての、行末での漢字の扱いについての問題は 1.1N から修正されたようです。 1.2N では、このように Web の機能についての日本語の取り扱いについては ほぼ問題はあいませんが、周辺部分については日本語対応になっていない所 もあります。 ・Viwe -> Source... で HTML のソースを表示する内蔵ビューワーは日本語 化されておらずフォントも変更できないので、日本語を含む HTML を表示 させると化け化けになる。 この問題は、Options -> Preferences... のメニューの Applications and Directory のページで、View Source: の supporting application として日本語 (複数の漢字コードに対応した 10.1節で取り上げているよ うな) Viewer を設定してやれば OK です。 ・Bookmarks -> View Bookmarks の表示も同じく日本語対応していません。 これは今のところどうしようもないようです。幸い Edit Bookmark での 入力ダイアログ、Bookmarks のプルダウン・メニューでの表示などは日本 語 OK です。 ・メール、ニュースの MIME ヘッダーには対応していません。 ※ Netscape 1.1 より前のバージョンの日本語対応 Netscape Navigator の 1.1 より前のバージョンは Macintosh 版がパッチ をあてることによってかろうじて日本語の表示ができるという状況で、 Windows 版 NetScape では最初の Ver.0.9βにはフォントの種類を設定する 項目がなかったので、日本語対応は困難であると思われていました。 Netscape Ver.0.93βからは Options -> Preferences... -> Styles -> Change Font でフォントを変更できるようになったのですが、 残念な事に そこで漢字フォントを指定しても無効で,日本語は一切表示できません。 そこで中原正直さん(*)が、 Windows API にフックをかけることによって NetScape 0.9βで(**)、日本語の表示および漢字コードの変換するプログラ ム 「Mosaic Patch'n」を開発されて、日本語表示が可能になりました。漢 字コードは SJIS,EUC,JIS から選んで設定することができます。制限はある もの DeleGate なしで EUC,JIS コードのサーバでも表示ができます。もち ろん漢字コードを SJIS に設定して DeleGate と組み合わせて使用すること も可能です。 (*) E-mail: nakahara@noccs1.nims.nec.co.jp (**) 0.93β,0.94β でも有効, 0.96β,1.0N については後述 「Mosaic Patch'n」の使用法は簡単で、NetScape を起動した「後で」 Mosaic Patch'n を起動するだけで SJIS で漢字が表示できるようになって います。「設定」で漢字コードを EUC,JIS に変えることができ、その変更 は NetScape を起動しなおさなくても有効です。 NIFTYserve FINET LIB3 #112 MPH110.LZH ftp://ftp.impress.co.jp /pub/network/infosys/WWW/netscape/windows/mph110.lzh ftp://ftp.leo.chubu.ac.jp/pub/WWW/MPH110.LZH ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/mph110.lzh ftp://ftp.nec.co.jp/pub/packages/Windows/mpatch/mph110.lzh 0.96β および 1.0N に対しては,「Mosaic Patch'n」がアイコン化された NetScape のほうに作用してしまうため,そのままではうまく働いてくれま せん。応急措置として, アイコンを非表示にするようなツール: IBAR や dih を併用することによって回避することができます。この問題の解説が http://www.impress.co.jp/aftercare/inetmag/no02/ns16096-jp.sjis.html にあります。また IBAR もそこから入手できます。 0.94β+Mosaic Patch'n で特定の URL: http://www.ntt.jp/japan/map/ に アクセスすると一般保護例外を起こすという報告が複数よせられていますが, 筆者のところでは再現しませんでした。他にも HTML ファイルの特定の内容 に対して Mosaic Patch'n でエラーが起こった例があるようです。 Mosaic Patch'n は Win/V や Windows NT には対応していません。 8.4. Windows NT での実行 0.94β (16bit版) を IBM PC 上の Windows NT 3.5Jβ へインストールを試 みた所、自己解凍ファイルの展開、setup.exe の実行 (ともに NT のコマン ド・プロンプトで行った) ともに問題なく、Netscape はとてもスムースに 動きました。 ただし、前述したように WindowsNT 上では Mosaic Patch'n は起動はする ものの、効果はありません。 1.1 では、NT 用の 32 bit version も n32e11b3.exe として提供されてい ます。これは、Windows 3.1 + win32s 環境では動作しません。NT 専用です。 また 1.2 の 32 bit 版は Windows95 と Windows NT に対応しています。 筆者が 1.1β3 を NT3.5J で試した所、 Installer がないのでマニュアル でファイルをコピーをする必要があるものの、きちんど動作しました。 Encoding を日本語に設定すると日本語表示も OK でした。ただし、設定し た Option が保存されないという問題が生じました。 1.2 では installer もつきましたし、Registry を使用しての設定保存に対 応していて Option 保存も問題ありません。 8.5. Netscape Navigator 2.0 95/9/18 に Netscape Navigator 次期バージョン 2.0 の発表があり、10/7 に 2.0β1 以来 β6 までが出て、1996年2月に正式版がリリースされました。 ・電子メール機能を統合し SMTP/POP による送受信が可能 ・NetNews リーダー機能のユーザインターフェースの改良 ・Client side image map, Progressive JPEG などのサポート ・メニュー項目などの整理・変更 ・画面を複数領域に分割するフレーム ・インラインのプラグインのサポート (すでに VRML, Acrobat, Director, VDOLive, RealAudio の Plug-in が開発され、QuickTime なども開発中) ・HotJava/JavaScript のサポート (32bit版のみ) ・一層の高速化 などの機能拡張がはかられています。1.2N と同様に日本語も使用できます。 (注) 以下の2.0(β)についてのコメントは検証が不十分です。もし間違いを 見つけられた方は、編者までご一報ください。 しかし、Mail, News のヘッダーは相変わらず MIME にきちんと対応してい ません。 Allow 8 bit のオプションを ON にすると、日本語ヘッダーはそ のままシフトJIS コードで送信されてしまうという致命的な問題は修正され ましたが、Subject での日本語の入力ができないケースがあるので、注意が 必要です。 β1 のメール機能はメール送信画面での日本語の入力がうまくできないなど 不具合が多く、これはβ2で修正されたようですが、β3 になってもまだ問 題か残ってあり安心して使えるというレベルにはなっていないようです。 また、bookmark の登録が行えない、65K 色表示だと inline image の表示 がおかしくなる、inline image が印刷できない、などの問題が報告されて います。bookmark の問題はβ2で修正されたようで、β3〜β4でようやく使 えるレベルになってきました。 β4では、Bookmarks (Bookmarks -> Go to Bookmarks...) での日本語が表 示できない問題は解決されています。また、View -> Document Source の表 示もソースがシフトJISコードなら日本語表示可能になっています。 現状の 2.0(βおよび正式版) の最大の問題は、フォームに日本語を入力し ようとすると表示が文字化けで読めない(入力そのものは正しく行われてい る)ことです。この現象が起こっていないケースも複数確認されていますが、 その差はどうやら Windows にインストールしているフォントの違いによる ようです。フォントを整理または再インストールしてうまくいった例も報告 されています。対症療法としては、文字コードを自動判別 (auto-detect) から一時的に変更してやる、フォント強制変更ツール Emigrant (3.1/95) や SendFont (95/NT) を使うなどの手があります。 (注) Emigrant Nifty-Serve FWINAC LIB 15 #288 EMIG008.LZH SendFont Nifty-Serve FWINNT LIB 5 #335 SENDFONT.LZH 2.0 についての情報はリリースノートの http://home.netscape.com/eng/mozilla/2.0/relnotes/windows-2.0.html をご覧ください。 2.0 の配布そのものは ftp://ftp.netscape.com/2.0/windows/n16e20.exe ftp://ftp.netscape.com/2.0/windows/n32e20.exe および国内のミラーサイトから入手できます。 メニューやダイアログが日本語化された の国際化/日本語版 2.0β6aI[ja] も配布されています。このバージョンでは、フォームの文字化け問題は fix されています。 ftp://ftp.netscape.com/2.0I_IntlBeta/2.0Ib6a/windows/ja/n16jab6a.exe ftp://ftp.netscape.com/2.0I_IntlBeta/2.0Ib6a/windows/ja/n32jab6a.exe この日本語版βの 16bit 版には、英語版に上書きインストールをすると既 存の bookmark を消してくれるというバグがあるようですので、あらかじめ bookmark.htm を待避しておいたほうがよいでしょう。16bit版には他に日本 語表示の点でも少し問題があるみたいです。 2.0β1 では 32 bit 版の Java の機能に "serious security hole" があっ たため、 10/09 に 32 bit 版の配布は一旦中止されました。 10/11 に bug 修正版の配布が再開されましたが、今度は Java をサポートした j 版と、 Java をサポートしていない n 版の2種類が提供されるようになりました。 16bit 版のほうは Java をサポートしていな いので、この問題は関係あり ません。 Java は 32 bit 版でのみサポートされています。ただし、SUN から提供さ れている HotJava の "alpha" から pre "beta" 仕様になって、Java 言語 および Library の仕様が変更になり、HotJava 用のページは理解できない ようです。http://java.sun.com/ の Lastest Cool Applet あたりに beta 仕様対応の Applet が用意されえているので試してみるとよいでしょう。 各種 plug-in の情報については Netscape 社の http://www.netscape.com /comprod/products/navigator/version_2.0/plugins/index.html また、Comsumate Winsock Apps List の http://www.charm.net/CWSApps/plugin.html からたどるのがよいでしょう。 9. Internet Explorer Microsoft の Windows 95 専用の WWW ブラウザ。 Plus! for Windows 95 日本語版も 11/23 に同日発売になりましたので、そこには日本語対応版が 入っていますが Netscape と比較して機能が極めて低い 1.0 ベースですの であまり使おうという気にはならないでしょう。 英語版のほうは 95/09/28 に2.0βがリリースされ、95/10/27 に 2.0 正式 版になっています。 右揃え、表組み、client pull などの拡張 HTML のサポート、News Reader 機能、そして Inline AVI video や background sound などの multimedia 対応の強化など、こちらは Netscape 対抗を意識してか相当気合が入ってい ます。VRML の plug-in Virtual Explorer のβ版も提供されています。 http://www.microsoft.com/windows/ie/vrml.htm また、インライン画像やリンクをデスクトップに drag and drop すると、 ショートカットが作れるという Windows 95 ならではの仕掛けも導入されて います。β3以降はフォントを日本語に設定すると SJIS なら表示はできる ようです。ただし、英語版 Explorer を、日本語 Windows 95 にインストー ルすると、いくつかの DLL が上書きされてしまうため、一部のダイアログ が英語表示になる等の問題がおこります。 http://www.microsoft.com/windows/ie/ie.htm ftp://papa.indstate.edu/ /winsock-l/Windows95/WWW-Browsers/IExplorer/msie20.exe 95/12/6 に、日本語 2.0β1 の提供が始り, 12/18 には β2 になり, 12/28 に 2.0 がリリースされました。日本語版 2.0E は DOS/V PowerReport '96 3月号をはじめとする雑誌の付録 CD-ROM でも配布されています。 日本語フォントと欧文フォントの切り替え、フォントサイズの変更、行間の 変更などがツールバーのボタンで行えるのは便利です。 http://www.microsoft.co.jp/mmmm/internet/ie20/default.html http://www.microsoft.com/windows/software/localize/jp.htm Windows 3.1 および Windows NT 用の Internet Explorer β版の提供も始 まりました。まだ英語版だけで、Windows 3.1 版の実行には win32s 1.30A が必要です。 http://www.microsoft.com/windows/ie/msie.htm ※ Proxy server の設定 Internet Explorer の proxy server の設定は、少々わかりずらい所にあり ます。デスクトップの "インターネット" アイコンのコンテキスト・メニュー (右クリック)でプロパティを選択します。詳細設定で、代理サーバを使うに チェックを入れ、代理サーバの所に http://プロキシサーバドメイン名:ポー ト番号/ のように入力します。最後の / は不可欠です。 10. その他の Browser 10.1. UdiWWW Bernd Richter 氏のまだ未完成ですが HTML3 に対応したブラウザーです。 ドイツ語版と英語版、それぞれの16bit用と32bit用が用意されています。最 新版は 1.0.010 です。 http://www.uni-ulm.de/~richter/udiwww/index.htm ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/UdiWWW/udiw1e06.exe ftp://papa.indstate.edu/winsock-l /Windows95/WWW-Browsers/UdiWWW/udiw3e06.exe 10.2. NCompass Simon Fraser 大学の ExCITE Centre (http://www.excite.sfu.ca) が開発 した Object 指向の WWW ブラウザだったのですが、現在は独自のブラウザ は止めて、Netscape Navigator 2.0 の plug-in になっています。Windows の OLE custom control を必要に応じてサーバからダウンロードして利用 できるようにまります。これによって例えばビデオの AVI ファイルを in- line で表示したり、MIDI のデータを演奏させたりできるようになります。 拡張機能を実行する時に、必要な custom control が自動的にダウンロード されます。コンセプトとしては HotJava と似ていますが、Windows の OLE 環境に特化している点が異なります。 現在、Windows NT および 95 用の plug-in が提供されています。Netscape Navigator 2.0β2 以降のバージョンが必要です。 http://www.excite.sfu.ca/NCompass/nchome.html 10.3. NetShark NetShark は InterCon Systems 社 (http://www.intercon.com) が開発した、 電子メールとの統合、QuickTime ビデオの inline 再生、オーディオファイ ルのリアルタイム再生などの特徴を持つブラウザです。3種類の日本語漢字 コードに対応していて WWW の本文での日本語表示が可能との事です。ただ し FORM での日本語の使用はできないようです。最新版は Ver.1.1.3 で、 Windows 3.1 および Windows 95 に対応しています。 評価用の "NetShark Lite" が http://netshark.inter.net/netshark/windownload.html ftp://netshark.ineter.net/pub/netshark/netshark.exe ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/NetShark/netshark.exe からダウンロードできます。 10.4. Quarterdeck Mosaic Quarterdeck 社 (http://www.qdeck.com/qdeck/) の Mosaic です。Folder 形式を使った history/bookmark の分類システムが特徴です。 評価版が http://www.qdeck.com/qdeck/products/QMosaic/ ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/Q-Mosaic/qmbeta2.exe のページからダウンロードできます。 10.5. SuperHighway Acesss 2 Frontier Technology 社 (http://www.frontiertech.com) の WWW ブラウザ。 Lycos の WWW database (http://www.lycos.com) を CD-ROM 化したものと 組み合わせて売っている CyberSearch が注目か? 日本語版がコンテックか ら96年4月発売予定。 SuperHighway Access の製品情報が http://www.frontiertech.com/products/sha2.htm から得られます。また、SuperTCP Browser のデモ版が http://www.frontiertech.Com/demo.htm のページからダウンロードできます。 10.6. Emissary Wollongong 社 (http://www.twg.com) の WWW browser, E-Mail, NetNews, FTP, file management そして telnet を Power Desktop とよばれる環境上 でシームレスに扱えるようにした Internet 統合 Application です。最新 版は 1.1 になっています。 Wollongong 社の Pathway シリーズを販売しているデータコントロールリミ テッド社が Emissary の日本語化を進めており発売予定です。Pathway PRO Acesss の登録ユーザには無償提供されるそうです。 Emissary の製品情報が http://www.twg.com/emissary/emiss1.html から得られます。また96年1月末までの期間限定の評価・デモ版が http://www.twg.com/emissary/eval11.html ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/Emissary/em11eval.exe からダウンロードできます。 ------------------------------ PART 2 E N D ------------------------------ ------------------------------ PART 3 BEGIN ------------------------------ 10.7. HotJava 現在の WWW の弱点、真のインタラクティブ性の欠如、そして予め定義され (ハード・コードのプログラムとしてブラウザに組み込まれた)プロトコルや データ型しか扱う事ができない、などの点を克服する新技術として SUN Micro Systems が開発した HotJava が注目を集めています。 Java 言語という syntax 的には C++ に似ているオブジェクト指向言語でプ ログラム (Java ではアプレットと呼ぶ) を作成します。アプレットは(機種 独立になるように)仮想マシン用の中間コードにコンパイルされます。 HotJava ブラウザはこの中間コードのインタプリタと実行環境を持っていて、 WWW サーバからダウンロードされたアプレットを実行します。HotJava 環境 は、マルチスレッドをサポートしており、ライブラリとしてウィンドウ操作 やビットマップ操作を持っているので、アニメーションなどを含む対話的環 境を実現する事ができます。 HotJava についての FAQ 日本語版が http://www.webcity.co.jp/info/andoh/java/javafaq.html から入手できます。 現在 Solaris 2.X 用および Windows NT/Windows 95 用の HotJava が提供 されています。Windows NT/95 用の α3 が以下から入手できます。残念な がら今のところ日本語対応版は入手できません。 http://java.sun.com/installation-alpha3-win32-x86.html ftp://java.sun.com/pub/hotjava-alpha3-win32-x86.exe ftp://papa.indstate.edu/winsock-l /Windows95/WWW-Browsers/HotJava/hotjava-alpha3-win32-x86.exe Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\WWW\BROWSER\HOTJAVA 10.8. Oracle Power Browser Oracle Power Browser の製品情報は http://www.oracle.com/mainEvent/webSystem/powerBrowser/index.html から入手できます。トライアル版が http://www.oracle.com/mainEvent/webSystem/powerBrowser/regForm.html ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/PowerBrowser/orapb.exe からダウンロードできます。 10.9. Cyberjack Windows 95 用の統合 Internet アクセスツール。1996年1月末までの試用期 限の評価版がダウンロードできます。 http://www.cyberjack.com/product/product.htm New! 10.10. Accent Multilingual Mosaic ロシア語、アラビア語、ギリシャ語、日本語など 30 以上の言語に対応した  マルチリンガル WWW ブラウザー。これを使うと英語 Windows の上でも日本語  表示が可能。Windows 95 および 3.1 + win32s に対応している。試用期間付 の評価版ダウンロードできます。 http://www.accentsoft.com/iwaa/mosaic/mosaic.htm New! 10.11. VOL Browser イタリア語、チェコ語、ドイツ語、スペイン語、フランス語版など 10 数か 国語に対応したバージョンがあるブラウザ。 http://www.vol.it/VOLB/winben.htm 11. Viewer/Player Helper Applications 参考: http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/WinMosaic/viewers.htm リアルタイム系の audio/video ツールについては、Internet Magazine '96年 1月号に特集が組まれています。 11.1. テキスト Text Page Browser は笹川泰宏さんが開発されたフリーソフトのシンプルな Windows 用 text file viewer です。 3種類の漢字コードを自動判定, UNIXの LF の改行コードに対応, 64K bytes を越える大きなファイルも OK という特徴があります。 Netscape Navigator 1.2N 版の View Source は漢字対応していませんので、 Preference で View Source の helper application としてこれを指定して おくと大変便利です。 NIFTY-Serve FINET LIB 3 PGBR12A.LZH, PGBR32.LZH ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/windows/file/pgbr12a.lzh,pgbr32.lzh Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\ETC\PGBR 11.2. 静止画像 Image ・Lview Pro JPEG, GIF, BMP ファイルが扱えるシェアェアの画像 viewer/editor です。 対応している画像の種類は少ないのですが、WWW のページに張り込むための transparent GIF が作成できる数少ないソフトウェアの1つです。 Version 1c (ファイル名は lviewpro.zip) からは、Windows 95 と NT 3.51 専用になってしまったので、要注意。 ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/win3/desktop/lviewp1b.zip ・GV 0.63b 飛田方さん作のフリーソフトの Windows 3.1 用画像 viewer です。扱える フォーマットは JPEG, GIF, TIFF, PhotoCD, XBM, BMP の他、日本のパソコ ン通信で使われている MAG,MAKI,Q4,Q0,PIC,Pi にも対応しています。 ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Graphic/GV/GV063b.LZH Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\VIEWER\GRAPHIC\GV ・GIX 1.20A タスカ/伊藤さん作のシェアウェア (1,000円) の Graphics Image 形式の Converter 兼 簡易 Viewer です。サポートしているフォーマットは BMP, GIF, JPEG, TIFF, PCX, TGA, EPS です。WWW で使う Interlace GIF と Transparent GIF への変換が簡単にできるのが特徴です。Ver.1.20A では、 さらに Progressive JPEG もサポートされました。 NIFTY-Serve FINET LIB 3 #294 GIX120A.EXE ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/windows/graphics/gix120a.exe 11.3. Desktop Publishing 11.3.1. Postscript Ghostscript 2.61j UNIX 用のフリーの Postscript Interpreter の Ghostscript 日本語版が DOS/Windows に移植されています。日本語フォントまで含めてすべてフリー のものでそろえるのは入手とインストールになかなか手間がかかります。 なお、TrueType 日本語フォントが使えるように拡張されたバージョンが、 Super ASCII 96年1月号の付録 CD-ROM に収録されており、下の京都大学の anonymous ftp server にも置かれています。 ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/msdos-j/ghostscript-2.6.1msdos.tar.gz ftp://ftp.kuis.kyoto-u.ac.jp/WINDOWS/utils/gs261j/ Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\VIEWER\GRAPHIC\GSCRIPT Super ASCII '96年1月号 CD-ROM \BOW\GSW 11.3.2. Acrobat Acrobat は Adobe 社の開発したオンラインでの DTP quality の出版を可能 にする文書フォーマットです。その規格を PDF: Portable Document Format といいます。Internet 上でも、マスコミ系のサイトなどを中心に E-zine などの出版に採用する所が増えています。 Acrobat/PDF にはまだ日本語版はありません。ただし、年明け発売予定の Page Maker 6.0J は Acrobat/PDF に対応しているはずなので、そこで日本 語対応も実現されると期待しています。 Acrobat の情報は http://www.adobe.com/Acrobat/Acrobat0.html から入手できます。Windows 用の Acrobat reader Ver.2.1 は http://www.adobe.com/Software/Acrobat/Windows/ACROREAD.EXE からダウンロードできます また Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\ETC\ACROREAD にも収録されています。 Netscape Navigator 2.0 の plug-in に対応した Acrobat viewer の Amber の提供も始りました。Windows 95 および Windows NT 用です。 http://www.adobe.com/Amber/Index.html 11.3.3. ShockWave ShockWave は MacroMedia Director の player で、Netscape Navigator 2.0 の plug-in として提供されています。Windows 3.1 用と Windows 95 用があります。ShockWave 用のデータは、Director で作成した movie を Afterburner と呼ばれるコンバータで圧縮して作ります。 http://www.macromedia.com/Tools/Shockwave/sdc/Plugin/index.htm ftp://ftp.macromedia.com/pub/shockwave/plugin/netscape/sw1b216.exe ftp://ftp.macromedia.com/pub/shockwave/plugin/netscape/sw1b232.exe 11.3.4. Corel CMX Corel Draw の Corel 社の graphics フォーマット CMX の viewer で, Netscape Navigator 2.0 の plug-in として提供されています。Vector Graphics なので大きさを変えても精度が落ちないのが利点です。 http://www.corel.com/corelcmx/ 11.4. 動画像 Video 11.4.1. MPEG MPEGplay はシェアウェアなので注意してください。また MPEGplay の実行 には win32s が必要です。 ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/Mosaic/Windows/viewers/mpegw32h.exe Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\VIEWER\MOVIE\MPEGPLAY MPEGplay に替わるものとしては Stefan Eckart 氏の VMPEG がお勧め、だっ たのですが、最近はこちらも commercial version が出て配布されているも のは audio 再生機能に一部制限のある Lite 版になってしまいました。最 新版は 1.7 です。 ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/Windows95/Graphics/vmpeg17.exe ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/pub/PC/network/WWW/viewers/vmpeg12a.zip Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\VIEWER\MOVIE\VMPEG 11.4.2. Video for Windows Video for Windows の Run Time の英語版 1.1e が http://www.microsoft.com/kb/softlib/mslfiles/wv1160.exe からダウンロードできます。 VFW 日本語版 1.1 は雑誌付録、たとえば ASCII DOS/V ISSUE '95年11月号 付録 CD-ROM などに収録されています。 Up! 11.4.3. QuickTime for Windows QuickTime の player については、最近は Apple 社の方針が変更になり、 Apple 社のサーバから直接ダウンロードして無償で使用できるようになりま した。Version は 2.0.3 です。 http://qtvr.quicktime.apple.com/toys/WinOS/QTINSTAL.EXE http://quicktime.apple.com/emmys/QINSTAL.EXE QTW 2.0.3 は雑誌付録、たとえば ASCII DOS/V ISSUE '95年11月号 付録 CD-ROM などにも収録されています。 最新の 2.1βでは、32 bit 版も提供されています。 http://quicktime.apple.com/form-qt2win.html 11.4.4. StreamWorks Xing Technology 社の開発した MPEG の video/audio のリアルタイム on demand および live feed の再生を行うシステムです。14.4Kbps のモデム から 128Kbps の ISDN 2B にまで対応したさまざまな audio, audio and video の圧縮レートに対応可能です。 実際に 16〜24Kbps といった低レートで NBC のニュースを video (数 fps 程度ですが) & audio で視聴できますし (本格的な video を楽しむには 128Kbps が望ましい)、24Kbps を audio だけに使えば、 US の FM 局の放 送をライブでまずまずの音質で聞く事ができました。 StreamWorks は中継サーバや、IP multicast への対応で大規模配信が可能 なのが特徴で、たとえば APEC のイベントや D and L 坂本龍一コンサート、 国際会議希望の未来などが実験的に中継されています。 ただしβ版のクライアントはやや不安定で、かなりハードを選ぶ傾向があり ましたが、これも最新版ではかなり改善されています。 Stream Works の情報は http://www.xingtech.com/streamworks/ http://www.xingtech.com/streamworks.html から入手できます。Windows (3.X,95,NT) 用の client が http://www.xingtech.com/streamworks/client/download_client.html http://www.xingtech.com/streamworks/client/reg_client.html にてダウンロードできます。 11.4.5. VDOLive VDOnet Corp. の開発した video on demand システム、28.8Kbps のダイア ルアップ接続でも、画面は小さいながら安定した画質で最大 10〜15 fps の ビデオ再生が可能です。 VDOLive は逸早く、Netscape Navigator 2.0 の Plug-in にも対応する(ビデオが Netscape の中で動く!)など、注目株です。 VDOLive の情報は http://www.vdolive.com/product.htm から入手できます。Windows (3.1,95/NT)用の client が http://www.vdolive.com/newplug.htm ftp://ftp.vdolive.com/pub/plgply16.exe ftp://ftp.vdolive.com/pub/plgply32.exe からダウンロードできます。またサーバの personal 版も http://www.vdolive.com/personal.htm から入手できます。 New! 11.4.6. PreVu MPEG データをインライン表示する Netscape 2.0 用 Plug-in。http を使う ので、専用サーバを必要とせず、firewall 通過も OK。ただし、full frame が再生できるかわりに実時間性はない。 http://www.intervu.com/ http://www.cerf.net/intervu/prevu.html New! 11.4.7. Cool Fusion Iterated Systems 社の開発した Windows 95/NT 用の Netscape plugin で、 WWW サーバ上に置いた通常の AVI ファイルを http プロトコルで転送して リアルタイム再生ができる。 http://www.iterated.com/coolfusn/info/cf-info.htm 11.5. サウンド・音声 Audio 11.5.1. サウンド Netscape のばあいは標準添付の NAplayer を使用すればよいでしょう。 その他のオーディオの player としては、Bill Neisius 氏の WPLANY (Windows PLay ANY file) や wham があります。 ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Web/Mosaic/Windows/viewers/wplny11.zip Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\VIEWER\SOUND\WPLANY ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/win3/sounds/wham133.zip Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\VIEWER\SOUND\WHAM 11.5.2. Real Audio Progressive Networks 社の開発した Real Audio 技術は、音声圧縮技術と buffering による遅延の吸収 (Portable CD player に搭載されているメモ リ蓄積を使った音飛びガードと同様の仕組み) することによって、8Kbps の 低 rate で AM放送程度の音質での安定した audio on demand のサービスを 提供する事ができます。アナログ公衆回線による dial-up 接続でも実用に なるレベルであるそうです。 RealAudio のデータは WWW で MIME のひとつのデータ型として定義されま す。Helper Application として Real Audio の player が起動されて、 RealAudio のサーバとの間でやり取りをして、データを受け取って再生が行 われる仕組みです。 RealAudio Player のスライドバーの操作によって早送 りや巻き戻しも自由に行えます。 RealAudio Player は Windows 用と Macintosh 用があり、ユーザ登録をす ると無償でダウンロードする事ができます。サーバはもちろん有償であり UNIX と Windows NT 用に用意されています。 ReadAudio の情報は http://www.realaudio.com/ から入手できます。Windows の player は http://www2.realaudio.com/release/download.html からダウンロードできます。 '95年12月にリリースされた Ver.2.0 では ・28.8Kbps に対応した高音質モード (音楽も聞くに耐えるクオリティ) ・On Demand だけでなく Live Feed にも対応 ・Netscape Navigator 2.0 の Plug-in に対応 ・Splitter による中継システムにより大規模配信を可能に など、大幅グレードアップです。 http://www.realaudio.com/products/ra2.0/ 11.5.3. True Speech TrueSpeech は DSP Group 社 (http://www.dspg.com) の開発した製品です。 RealAudio と同じコンセプトで、 audio data の realtime での再生を実現 しています。サーバ側には httpd 以外の特別なサーバプログラムを必要と しない点と、既存の wav ファイルを(変換して)そのまま利用できる事が特 徴です。8KHzサンプリング, 16 bit, mono に最適化されたアルゴリズムに なっています。 Windows 3.XX, Windows 95, Windows NT 用の player が http://www.dspg.com/allplyr.htm からダウンロードできます。 11.5.4. Internet Wave Internet Phone の開発元 VocalTech 社による、実時間 audio on demand のシステムです。14.4Kbps で AM ラジオの音質、28.8Kbps だとほぼ FM 放 送の音質とうたっています。また、登録を行うとβ版の Encoder と Server のソフトウェアもフリーで入手できるようです。 Internet Wave の情報は http://www.vocaltec.com/iwave.htm から入手できます。Windows 用 β版 client は ftp://ftp.vocaltec.com/beta/iwave02.exe からダウンロードできます。 このパッケージには I-Phone 3.0 の評価版が含まれていています。I-Wave の動作にはこの I-Phone が正しくインストールされている必要があります。 I-Phone 3.0 は Winodws NT では動作しないのですが、これを NT でも動く I-Phone 2.5 と入れ替えると、一応 NT でも I-Wave は動くみたいです。 New! 11.5.5. ToolVox for the Web Voxware 社の開発した Netscape Navigator の plug-in として動作する realtime audio ツールです。WWW サーバ以外の特別なサーバを必要とせず、 独自開発の MetaVoice という圧縮方式によりデータサイズが非常に小さい (1/53) のが特徴です。 今おところ Windows 95 用β版のみの提供です。 WhitePine 社の Enhanced CUSeeMe にも採用されるようです。 http://www.voxware.com/ New! 11.5.6. AudioLink Accoustic Player NTTヒューマンインターフェース研究所が開発した TwinVQ という圧縮技術 を使った realtime audio ツールです。Helper application として使用す る Windows 95 用のα版 client が提供されています。この client は、 22KHz, 16bit, stereo のみのサポートですが、符号化方式そのものは必要 に応じて 1/12 〜 1/70 の圧縮率を選べます。RealAudio 2.0 と比べても音 質が良く、音質を保ったまま MPEG audio の 1/2以下の情報量にできます。 Accoustic Player の 0.5.x ではリアルタイムのビデオ再生もサポートされ ました。 http://www.ntt-ad.co.jp/ntt-powernet/vol1/audiolink/index.html http://www.grr.co.jp/TwinVQ/index-j.html 11.6. 仮想現実 3D Graphics 11.6.1. VRML VRML は Virtual Reality Modeling Language の略であり、Inventor とい う 3D モデリングのための言語のサブセットです。3D 空間の物体はテキス ト形式で形状・属性・位置関係などが記述され、これに WWW のための拡張 としてリンク機能と URL のインクルード機能が追加されています。 VRML の (WWW ブラウザから呼び出される) Viewer としては、Silicon Graphics 社と Template Graphics 社の開発による WebSpace が代表的です。 現在 SGI のワークステーションと Windows NT 用のものがβ版として提供 されています。 VRML のデータはファイルとして転送された後、viewer として起動された WebSpace はこの VRML データを解釈してレンダリングを行い 3D グラフィッ クスとして表示します。マウスによるユーザからの指示に応じて 3D 空間内 を "Walk Through" して視点を移動して表示する事ができます。リンクの張 られているオブジェクトを選択すれば、その URL が Webブラウザに渡され てリンク先にジャンプします。 視点の移動に伴う再計算と表示にはかなりの計算量と高速グラフィックスが 必要です。Windows NT で快適に使用するには高速な P5/P6 CPU とできれば OpenGL をハードウェアで支援するグラフィックス・アクセラレータが欲し い所です。 ・WebSpace Windows NT 用の VRML viewer としては Template Graphics Software 社 (http://www.cts.com/~template) から "WebSpace for Windows NT 1.0" が 提供されています。 gzip による圧縮 (ファイルの拡張子 .wrl.gz) にも対 応しています。 Windows NT および 95 用の WebSpace は http://www.cts.com/~template/WebSpace/monday.html ftp://ftp.sd.tgs.com/pub/template/WebSpace/WinNT/WEBSPC10.EXE からダウンロードできます。 同じ binary が Windows 95 でも動作しますが、こちらはまだβ版扱いであ り、Microsoft の OpenGL for Windows 95 のプレリリース版が必要です。 ・GLView WWW Edition Holger Grahn 氏の Windows NT 3.51 および Windows 95 用の 3D File Viewer です。VRML 1.0 をサポートし、多数の画像フォーマットによる Texture Mapping, DXF などの 3D Object の取り込みなどが可能です。 http://www.snafu.de/~hg/ ・WebFX Paper Software 社の Netscape Navigator 2.0 用の VRML の Plug-in です。 Windows 95/NT 用と Windows 3.1 用があります。 http://www.paperinc.com/wfxstep1.html ・WorldView InterVista Software 社 (http://www.intervista.com) の WorldView とい う viewer もポピュラーです。Windows 3.1 用 (要 win32s) と、Windows 95 & NT 用が用意されています。 Ver.0.9E Pre-Beta 版が http://www.webmaster.com/vrml/wvwin32s/ http://www.webmaster.com/vrml/wvwin32/ からダウンロードできます。 その他の VRML viewer については、参考文献 (11) で網羅的に取り上げら れています。 New! ・Live3D 動画やオーディオ機能を取り込んだ拡張 VRML 規格の Netscape Navigator 用プラグイン。 http://www.netscape.com/comprod/products/navigator/live3d/index.html ・ VRML+ Worlds 社の開発している VRML 空間にユーザの仮身を登場させ、同じ VRML 空間を共有している者同士でのコミュニケーションを可能にするシステムで す。すでに同社が提供している "World Chat" システムと VRML とを融合さ せたものと思われます。95年11月にはクライアントが提供されるという事な ので楽しみです。パソコン通信の PEOPLE がこの技術を使った 3D Virtual Mall を作る計画を発表しています。 製品情報: http://www.worlds.net/products/vrmlplus/ 11.6.2. QuickTime VR QuickTime VR は Apple が開発した 3D パノラマムービーのシステムです。 あくまでそれらしく見せるためのもので、VRML のような本格的な 3D シス テムというわけではありませんが、比較的少ないリソースで利用できます。 QuickTime VR の情報は http://qtvr.quicktime.aplle.com/ から入手できます。Windows 用の player は http://qtvr.quicktime.apple.com/toys/WinOS/QTVRWINS.EXE からダウンロードできます。 12. 関連ツール・ユーティリティー 12.1. Communication ツール * PowWow Native Americans の組織 Tribal Voice (http://www.tribal.com) の開発 した Internet 上での chat program. 最大7人までの人間がサーバを介し て text ベースで chat できる。拍手などの効果音を送ったり、voice chat を行うことも可能。 フォントを日本語フォントに設定すると、時々文字化 けするものの一応日本語による chat も可能とのこと。 PowWow を介して WWW ブラウザ (Netscape Navigator と MS の Internet Explorer に対応) を同期させる事が可能。すなわち chat 仲間の一人がリー ダーになって、その人がアクセスするのと同じページを他の人も同時に楽し むことができる。これを Net Surfing ならぬ Net Cruising と言うそうな。 Ver.1.7β1が ftp://tribal.com/pub/ftp/Pow17b1.zip ftp://papa.indstate.edu/winsock-l/WWW-Browsers/Web_Utils/pow17b1.zip からダウンロードできます。 * Netscape Chat Netscape Navigator の add-in の IRC (Internet Relay Chat) の client のβ版です。フォントを設定すれば、シフトJISで漢字を通すことは一応可 能のようです。 http://www.netscape.com/comprod/chat_install.html 12.2. 翻訳(支援)ソフト Internet Magazine 1995年12月号に広野忠敏さんによる翻訳(支援)ソフト7本 NetSurfer/ej, Transpad for Windows, J・London/EJ, ザ・国際人, 英日翻訳 アダプタ, LogoVista E to J のレビュー記事が掲載されています。 * Dr. SURF Jr. WWW ブラウザの表示を英->日翻訳するソフトウェア。Windows 上で動作し翻 訳機能を持つ一種の proxy server として働く。九州松下電気の開発。製品 版の Dr. Surf for Windows は、メディアビジョンから 14,800 円 (発売記 念キャンペーンで 12,800円) で販売。秋葉原の street price では 9,760 円でした。 NIFTY-Serve FINET LIB 3 #226-#230,#237 ftp://ftp.tohoku.ac.jp /pub/Windows/Winsock/apps/Dr_Surf/drsrf010.lzh,drsrf011.lzh Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\WWW\ETC\FRSRF DOS/V magazine 95/10/15号 付録 CD-ROM メディアビジョン: Tel. 03-3222-3908 * NetSurfer/ej for Windows Netscape Navigator に(株)ノバァの開発の英日翻訳ソフト PC-Transer/ej を基にした英日翻訳機能が組み合わされています。価格は 29,800 円。 秋葉原の street price では 20,800 円でした。 製品情報: http://www.nova.co.jp/products/nsurf.html ノバァ: Tel. 03-3351-6534, Fax. 03-3351-5766 FAX 情報サービス 03-3351-6534 * Transpad for Windows 対訳方式の翻訳ソフトウェア Transpad に、Netscape Navigator とのイン ターフェースを取る WebMT が付属。14,800 円。 製品情報は http://www.kamejima.co.jp/x700.html から得られます。 亀島産業: Tel. 03-3768-4838 * WorldNet/EJ WWW ブラウザー (Netscape Navigator)、PPP ダイアルアップ対応 TCP/IP スタック (Trumpet winsock)、翻訳ソフトウェアのパッケージ。19,800 円。 秋葉原の street price では 14,800 円でした。 高電社: Tel. 06-628-8880 * Pensee for Internet 沖ソフトウェアによる Workstation 上で動作する proxy server タイプの 翻訳ソフトウェアとして実績のある Pensee の Windows 95 および NT 対応 版。11月15日より出荷されており、価格は 9,800 円。秋葉原での street price は 6,730 円でした。 製品情報: http://www.okisoft.co.jp/pensee/pfict/syoukai/syoukai.html 沖ソフトウェア: Tel. 03-5970-9952, pkg@onisoft.co.jp 12.3. 関連ツール * http_get 作者より:世の中 WWW ばやりになって、ファイルを取得するのに ftp では なく、 http を使う場合も増えてきました。このプログラムは、そのような 場合に WWW ブラウザを使わずにファイルを取得するための非常に小型の Windows プログラムです。藤井啓文さん作のフリーソフトウェアです。 ftp://onlnews.kek.jp/pub/kek/keibun/winsock/http_get.lzh * DCT-NET for Windows 0.51 ソフマップ・エフ・デザイン (http://www.spin.ad.jp/dct) の開発した Netscape Navigator と組み合わせて使用するツール。 URL をボタン整理・ 分類してボタンに登録してすばやく呼び出すことができます。 http://www.spin.ad.jp/dct/dctnetj.exe Internet Magazine '96年2月号 CD-ROM \WIN\WWW\ETC\DCTNET * Indexer Netscape Navigator の cache のデータを解析して、index の HTML ファイル を作成して offline 状態で見られるようにする Windows プログラム。Anders Lindh さんによるフリーソフト。 http://spider.compart.fi/~anders/ ftp://winftp.cica.indiana.edu/pub/pc/win3/winsock/indxer11.zip * LogMaker Netscape Navigator の cache のデータを解析して、イメージなどへのリン クまでも含んだ HTML ファイルを生成して offline 状態で見られるように する DOS プログラム。松永康史さんによるフリーソフト。残念ながら Net- scape 2.0 には対応していません。 NIFTY-Serve FINET LIB 3 #252 LOGMKN13.LZH ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/windows/WWW/util/logmkn13.lzh New! * NetScape CaheConv v.2.27 Netscape (1.X,2.0) の Cache からファイルを生成して、ローカルでブラウ ズできるように変換する。1,000円のシェアウェア。Mosaic 用もある。 NIFTY-Serve FINETAP LIB 1 #28 NCCV0227.EXE, #27 MCCV0102.EXE * WebWhacker ForeFront Group. Inc. の、WWW の Page をまとめてダウンロードして、オ フラインで見られるように HTML ファイルや image ファイルを local disk 上に保存してくれるソフトウェアです。Windows 3.1 用の V1.0 評価版と Windows 95 用のβ版がダウンロードできます。 http://www.ffg.com/whacker.html * Clip Decoder for Windows たとえば FORM の入力を mailto: で受け取った場合などの encode された テキストを復元するソフトウェア。田中求之さんの Macintosh version を 前薗健一さんが Windows に移植したもの。 http://www.st.rim.or.jp/~ken-mae/ClipDec.html ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Util/clipdec/clipdec.zip 13. WWW による情報発信 13.1. 参考文献 1) HTML 入門 WWWページの作成と公開 L.リメイ 著, 武舎広幸他 訳, 3,800 円, プレンティスホール出版 2) 続・HTML入門 -- 新機能、CGI、Web の進化  ローラ・リメイ 著, 3,900 円, プレンティスホール出版 3) HTML 入門 L.Aronson 著, インターネットマガジン編集部 監修, 1,800 円, インプレス 4) HTML 早わかり マイ・ホームページを作ろう! 薮暁彦,田辺茂也 著, CD-ROM 付属, 2,900 円, オーム社 5) インターネットホームページデザイン 吉村信,家永百合子,鎧聡 著, 2,400 円, 翔泳社 6) 千葉麗子と作るインターネットホームページ 千葉麗子 著, 伊藤穣一 監, CD-ROM 付属, 2,000 円, BNN 7) はじめての HTML 3.0 Sachi 著, 宇野謙吉 監修, 2,700 円, リブロス 8) HTML 青柳龍也,遠藤英幸 著, 1,200 円, 星雲社 13.2. HTML エディタ 参考: http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/WinMosaic/HTMLEdit.htm 日本語対応している HTML エディタには以下のようなものがあります。 * 簡易HTMLエディター 長嶋宏和さんによるフリーソフトの Windows 用 HTML エディタ。HTML の文 法チェック機能なども持つ。 NIFTY-Serve FINT LIB 3 #188 HTML_E34.LZH ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Editor/HTML_Editor/html_e34.lzh Internet Magazine '96年1月号 CD-ROM \WIN\WWWW\MAKER\HTML_EDT Up! * HyperEdit 古原伸介さんによるシェアウェア (3,000円) の Windows 用 HTML エディタ。 最新版は 3.12 (16bit 版)と 3.13 (32bit 版) である。 NIFTY-Serve FINETAP LIB 1 #16 HEDIT320.LZH, #19 HEDTX32A.LZH ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/windows/WWW/editor/hedit212.lzh ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/windows/WWW/editor/hedtx212.lzh Up! * Edit HTML 廣瀬朋宏さんによるシェアウェア (2,000円) の WIndows 95 と Windows NT 3.5/3.51, (保証はありませんが) Windows 3.1 + win32s 用の HTML エディ タです。最新版の 1.6 は DDE 通信で Netscape に更新結果を反映させるこ とができるようになりました。 NIFTY-Serve FINETAP LIB 1 #21 EHTML15.LZH http://sumscc.shiga-med.ac.jp/hirose/ehtml32.html New! * ホームページプロセッサ VBで作られたHTMLエディタ。1,000円のシェアウェア。 NIFTY-Serve FINETAP LIB 3 #13 HPPRO.LZH * WORDHTML 山下憲治さんによるフリーソフトの Microsoft Word 6.0 用 HTML 編集用テ ンプレートです。 NIFTY-Serve FINET LIB 3 #151 WHTML031.LZH http://home.impress.co.jp/magazine/resource/wordhtml/index.html ftp://ftp.impress.co.jp/pub/wordhtml/ Internet Magazine '96年1月号 CD-ROM \WIN\WWWW\MAKER\WORDHTML * akira32 HTML化キット テキストエディタ akira32 (シェアウェア)を HTML エディタとして使うた めのアドインのツール。 ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Editor/HTML_Editor/ak32html.lzh ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Editor/akira/ak32111.lzh * HTML mode for Dana テキストエディタ Dana (シェアウェア予定)を HTML エディタとして使うた めのアドインのツール。 ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Editor/HTML_Editor/htmld100.lzh ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Editor/dana/Dana008B.LZH * 秀丸 HTML 作成マクロ 秀丸を HTML エディタとして使うためのマクロ。 ftp://ftp.tohoku.ac.jp/pub/Windows/Editor/hidemaru/macro/htmlmac2.lzh * HOTALL (ホタル) デービーソフトの Windows 用の WYSIWYG の HTML エディタ です。 製品版 は 9 月下旬より 20,000 円で販売されています。秋葉原の street price は 15,000 円でした。試用期限付の体験版が以下から入手できます。 HOTALL 95 という Windows 95 対応の 32 bit 版もあります。 NIFTY-Serve FINET LIB 10 HOTALL.EXE ftp://ftp.web.ad.jp/pub/vendor/db-soft/hotallb3.exe Internet Magazine '96年1月号 CD-ROM \WIN\WWWW\MAKER\HOTALL デービーソフト: Fax. 011-807-6710 * WordtoWeb for Windows NEC の Microsoft Word 上で HTML 文書を作成するためのアドオンプログラ ム。9,800 円。Clickable map を作成するエディターも付属しています。 製品情報: http://www.nec.co.jp /japanese/product/ccsystem/PP/ased/spd/mph-wtow.html * インターネットアシスタント Microsoft Word 用の WWW browser 兼 editor の add-on です。英語版用は 日本語 Word では動作しなかったのですが、Word for Windows 95 日本語版 用には、インターネットアシスタントを近日リリース予定とマイクロソフト からアナウンスされていますので、気長に待つことにしましょう。おっと、 その前に Windows 95 に Upgrade しておかなくちゃね。 * WordPRO 11/17 に Windows 3.1 版が、11/23 に Windows 95 版が発売された Lotus のワープロ。HTML の編集機能を持っていて、インラインの画像も処理でき るようです。WWW ブラウザ機能での WWW サーバ上のページの直接取り込み や、FTP 機能でサーバ上のファイルを透過的にアクセスすることが可能など、 インターネット対応が強化されています。'96年1 月までは、キャンペーン 価格 10,000 円で購入できます。 * PageMaker 6.0J 発売は年明けになるようですが、HTML と Acrobat/PDF を出力できるとの事 なので、業務用には最強のツールとなるか? New! * Map THIS! 1.20.0 Windows 3.1(+win32s),95,NT 用のフリーソフトの Clickable Map Editor。  GIF と JPEG イメージが扱え、HTML 3.0 の client side image map にも対応  している。 http://www.ecaetc.ohio-state.edu/tc/mt/ New! * XLS2HTML Excel表をHTML形式に変換するEXCELのアドイン。シェアウェアで 1,000円。 NIFTY-Serve FWINAL LIB 19 #597 13.3. WWW サーバ Paul E.Hoffman 氏による様々なプラットフォーム上の WWW サーバの比較対象 リスト http://www.proper.com/www/servers-chart.html が参考になります。 * Alibaba Computer Software Manufaktur の Windows NT および Windows 95 用の WWW サーバ。30日間の試用期間の評価版がダウンロードできます。 http://www.csm.co.at/csm/alibaba.htm http://alibaba.austria.eu.net/ALIBABA/order/eval.htm Internet Magazine '96年1月号 CD-ROM \WIN\WWWW\HTTPD\ALIBABA * Communication/Commerce Builder The Internet Factory, Inc. の Windows NT および Windows 95 用の WWW サーバ。60日間の試用期間の評価版がダウンロードできます。 http://www.aristosoft.com/ifact/prod2.htm http://www.aristosoft.com/ifact/regcom.htm * ForkWeb Server Windows NT および WIndows 95 用の WWW サーバ。 http://www.ilar.com/forkweb.htm * EMWAC https Windows NT 用のフリー WWW サーバ。これが商用化されたものが Purveyor。 http://emwac.ed.ac.uk/html/internet_toolchest/https/CONTENTS.HTM Internet Magazine '96年1月号 CD-ROM \WIN\WWWW\HTTPD\HTTPS Up! * Microsoft Internet Information Server Microsoft の Windows NT 用 WWW サーバ。英語版が無償でダウンロードで きます。SSL, CGI, アクセスコントロール, ODBC インターフェース, 仮想 ホスト機能などがサポートされています。 http://www.microsoft.co.jp/bkoffice/iis-e/index.html http://www.microsoft.com/infoserv/ https://iisbeta.microsoft.com/secure/default.htm * Netscape Communication/Commerce Server いわずと知れた Netscape の WWW サーバ。Windows NT 用の Communication Server は秋葉原での店頭販売もされています。 http://www.netscape.com/comprod/netscape_commerce.html http://www.netscape.com/comprod/netscape_commun.html * Oracle WebServer Oracle 社の WWW サーバ。Oracle データベースと組み合わせて使うように デザインされている。 http://www.oracle.com/mainEvent/webSystem/webSystemOverview.html * Purveyor WebServer Process Software Corp. の Windows NT および Windows 95 用の WWW サー バ。 EMWAC HTTPS の商用版。 日本では ASCII Network Technology が DNS サーバと組み合わせて "Internet Station" として販売しており、体験版も ダウンロードできます。 http://www.process.com/prod/over.htp http://www.ant.co.jp/station.html * SuperWeb Frontier Technologies Corp. の Windows NT 用 WWW サーバ。96年1月末ま での試用期限のデモ版がダウンロードできます。 http://www.frontiertech.com/beta.htm * WebPort V.1.2 ソリトン・システムズの Windows 95, NT 用 WWW サーバ。95 用が 100,000 円、 NT 用が 150,000円。 http://www.soliton.co.jp/r&d/webport.html * WebSite O'Reilly & Associates, Inc. の Windows NT および Windows 95 用の WWW サーバ。 60日の試用期限のあるデモ版がダウンロードできます。 http://website.ora.com/ http://website.ora.com/checkitout/demo.html * Windows httpd Robert B. Denny 氏によるシェアウェアの Windows 3.1 用 (と WfW 3.11) WWW サーバ。 http://www.city.net/win-httpd/ Internet Magazine '96年1月号 CD-ROM \WIN\WWWW\HTTPD\WINHTTPD * W4-Server シェアウェア($40)の Windows 3.1, 95 用の WWW サーバ http://snt.student.utwente.nl/service/apps/w4-server.shtml * ZBServer シェアウェアの Windows 3.1, Windows 95 および Windows NT 用の WWW 兼 Gopher サーバ。 http://www.utm.edu/~bbradley/zbs/zbs.html New! * Cheetah Web Server TGV 社の Windows NT 3.51 (以降) 用の WWW サーバ。評価用β版がダウン ロードできる。 http://www.tgv.com/public/cheetah/cheetah_welcome.html New! * WebBase ExperTelligence 社の Windows 3.1, NT, 95 用の WWW サーバ、Acess を初 め Excel, Microsoft SQL Serer, dBase, Oracle など様々なデータベース・ フォーマットに対応するインターフェースを持っていることが特徴。30日間 の期限付の評価版がダウンロードできる。 http://www.webbase.com/ New! * Fnord Windows 95/NT 用の http サーバ。GNU GPL に従うフリーソフトで、Win-CGI もサポートしている。 http://www.wpi.edu/~bmorin/fnord/index.html ------------------------------ PART 3 E N D ------------------------------