tezuka@qrl.mei.co.jp / CXK03441@niftyserve.or.jp
また、toPSは主にプログラムソースリストの印刷を目的に作成されていますの で、C言語で記述されたソースリストの印刷などで威力を発揮します。現在は、 C言語他のいくつかの言語しか対応していませんが、定義ファイルの追加によ りいろいろな言語に対応することができます。
コマンドラインから、%./Configureを実行し、 質問に答えていきます。次にコンパイルを行なうために、%makeを実行し、無事に終了したら、%make installを行なえばインストールは完了です。ためしに、%topsと実行してみて下さい。
makefile.orig と config.h.origをそれぞれ、Makefile, config.hにコピー します。%cp makefile.orig Makefile %cp config.h.orig config.hMakefile の以下の定義を利用している環境にあわせエディットします。以上を設定後、
- BINDIR:
- toPSをインストールするディレクトリ
- LIBDIR
- toPS用のPostScriptファイル、defファイルをインストールする ディレクトリ
- TOPSLIB:
- toPSが検索するライブラリ用ディレクトリ
% make % make installを行なって下さい。BINDIRにtoPSとtopsというファイルができます。どちら も機能は同じです。ファイル名に大文字が含まれているのがいやな方はtopsを 使って下さい。ただ、ファイル名を見ただけでソフトの内容がわかるのはtoPS だと思います。 (topsはtoPSにリンクをはっているだけですので、toPSは消さ ないください.)
(注) make install の install -d xxxxxx でインストールが失敗した場合 は、ディレクトリ xxxxxx をmkdirで作成し、Makefile中のinstall -d $(LIBDIR)を消去して再びmake installを行なって下さい。
表示例:(設定により一部実際と異なります。)
% toPS -h toPS ver X.XX XXXX/XX/XX Copyright (C) 1994 Tadanori Tezuka (tezuka@qrl.mei.co.jp) Usage:toPS [-4/8] [+t/-t] [+m/-m/+mm] [+p/-p] [+P/-P] [+n/-n] [+u/-u] [+L/-L] [+B/-B] [+h/-h] [-M以下では、いくつかのコマンドのみ説明を行ないます。他のものについては 上のヘルプで大体わかると思います。] [-f ] [-F ] [-T ] [-D ] [filename .. / - (read from stdin) ] Options: -4/-8 set tab size 4 or 8 +m/-m set/unset multi +t/-t set/unset title +mm insert blank page +p/-p set/unset page no. +P/-P set/unset Pageno par file +n/-n set/unset line no. +u/-u set/unset user name +L/-L set/unset headlines +B/-B set/unset book mode -K(e|s|j) force Kanjicode -h/-H print this help -# number of copeis -M set left margin = mm -f set fontsize = point -F -T out page from to -D set toPS.def , cuurent def is 0 ... TEXT mode 1 ... C mode 2 ... C++ mode 3 ... Perl mode 4 ... Verilog-HDL mode 5 ... ABEL-HDL mode Current options: toPS -4 +t +m +p -P -n +u +L -B -#1 -M0 -f10 -D0
+mmオプションは、マルチカラム(一枚に2ページ)モードで、右側を空白ペー ジにするオプションです。書き込みを行なう場合などに利用して下さい。
-Kオプションは、オートの漢字判定が間違う場合に強制的に漢字コードを設定 するためのオプションです。このオプションで漢字コードを設定すると、強制的 に指定した漢字コードに設定されます。
-M
-f
-D
- オプションで、標準入力から入力を行う様にした場合、デフォルトでは
タイトルはstdinとなりますが、- オプションの後にタイトル名を入力する
と、設定したタイトルが印刷されます。
toPS.defで予約されている語は、以下の通りです。
でも、モード1に TEXT mode、モード2にTEX modeがある場合は、
-DTEXとするとTEXTモードになってしまうのが欠点です。また、
-DTEX modeとか、スペースの入った指定もできないです。でも、結構便利がい
いから使ってみて下さい。
また、ヘルプに無いオプションとして、'-v'があります。これは、
プロポーショナル印刷を行なうためのもので、このオプションを設定すると行
間が文字サイズの30%程度になり見やすくなります。ただし、このオプション
を設定すると'-f'のサイズ設定が行間の設定になります。例えば、'
-v -f20'だと、行間を20ポイントに設定することになり実際の文字
は 20 x 70% = 14ptとなります。
例) タイトルをTEST_TEXTにする。
また、これらのオプションは、環境変数(TOPSARG, TOPSLIB)によっても設定
を行なうことができます。
cat test | toPS - TEST_TEXT | lpr -Pps
例)
% setenv TOPSARG -m +n -D1
% setenv TOPSLIB /usr/local/lib/toPS:/home/lib/toPS
4.toPS.defファイル
toPS.defファイルは、印刷時のフォントを設定するためのファイルです。ここ
では、toPS.defファイルについて簡単に説明をします。
以上が予約語で、後はフォントを変更したい文字列を記述してゆきます。ただ
し、スペースとタブは常にセパレータとして利用しますので、
!$%&()~=~|-^\@`[{;+:*]},<.>/?'"
string1 string2
となった文字列のフォントを変更したい場合は、
string1
string2
と2つに分けて記述して下さい。
5.著作権
日本では、完全な著作権の放棄というものができない様ですが、このプログ
ラムは、一応 GNU GPL(General Public License)にしたがって配布を行ないた
いと思います。
6.BUGS
もし、バグ等を発見した場合は
tezuka@qrl.mei.co.jp
までメールにて御連絡下さい。また、たまに文字コードを認識できない場合が
ありますが、これはバグではありません。
7.おまけ
このドキュメントを読んでくれたかたありがとうございます。そんなあなたに
ちょっといい機能を教えましょう。現在サポートを完全に行なってない機能な
ので動作するかは自信がありませんが、モード設定の時、-D1とか数
字でするのでなく、 TEXT modeなら、-DTとか-DTEとかす
れば選択してくれます。