■ WebCamSystem 転送ソフトウェア「 LiCam 」紹介

自動キャプチャソフト 「LiCam ver1.10c」    製作著作:Muse Ishikawa

●対象OS: Windows95 (NT未確認)
             32bit OCX が利用できること。
             Video for Windows が利用できること。
●対象機種: PC AT互換機
●画像形式: 24Bitフルカラー JPEG画像ファイル

●他に必要な機材:ビデオカメラやCCDカメラ、VFW準拠ビデオキャプチャカード

●用途:一般的お天気カメラ、防犯システムの補助、工程管理、交通監視、港湾河川監視
        インターネットホームページのリアルタイム画像発信、育児、老人介護・・・

licam_c.gif

■ 操作説明

Connection mode
    サーバーへの接続を設定します。

Timestamp
    画像上部にタイムスタンプを表示するかどうかを設定します。
    形式は「 yy/mm/dd hh:mm:ss LiCam 」となっています。

Interval
    キャプチャ間隔を設定します。0秒から設定できますが、サーバーへの書込み間隔が
    短すぎると、ファイルのオープンエラーで無視されますから5秒〜10秒以上が望ましい
    と思われます。最大間隔は6499秒(100分程度)です。

Local update
    イントラネット接続されているサーバのディレクトリがドライブマッピングされて
    いる場合にそれを記述します。転送方式が「 Local 」か「 Local & FTP 」の場合に有効です。

FTP upload
    サーバーに対してFTP転送を行います。ただしダイヤルアップ機能はありませんので
    専用線かイントラネットLANでご使用頂く事になると思います。転送間隔が極端に短い場合
    転送に失敗してエクスキュートが固まることがありますので、サーバの処理能力や転送速度
    を充分確認してお使いください。

○ 各ボタンの説明

Capture now
    クリックした瞬間にキャプチャリングします。テスト等でお使いください。

TSR Release
    起動すると、最初のキャプチャ時間と同時にタスクトレイに常駐してしまいますが、それを
    禁止する為のボタンです。これもテストの際にしか使わないかもしれません。

Set Task Tray
    タスクトレイに常駐させます。手動操作で常駐させる場合にクリックしてください。
    一旦タスクトレイに常駐したLiCamを再度デスクトップに呼び戻した場合、その回は再度
    自動で常駐しないようにしてますので、これを使用してください。

Click on sleep
    キャプチャタイマーを一時停止します。ポーズと動作はトグルになってます。

Didrect overlay OFF
    ビデオ画面にキャプチャカードから直接プレビューする機能のあるカードの場合有効です。
    プレビュー画面がスムーズになります。

Vodeo format
    キャプチャカードドライバーのサイズ等の設定画面を呼び出します。

Video source
    キャプチャカードドライバーの画質やソース設定画面を呼び出します。

Quit
    終了します。


このソフトウェアは、ビデオカメラ画像を一般の低価格画像キャプチャカード
を利用して、JPG画像などにして Webサーバー等に転送する機能を持った
ソフトです。24Bitカラー画像対応です。キャプチャカードは安いものでは、
定価で1万円以下の物も有るようです。またCCDカメラモジュールも7〜8千円
から秋月電子通商辺りで入手可能なようです。ビデオ出力のついたデジタルカメラ
も流用出来ます。

 転送方式は、FTPによる転送と、ローカルドライブにマッピングされた
サーバーディレクトリへの転送の 2通りを、任意に選択設定可能となっています。

 キャプチャリングタイマーは毎秒1コマから、数百秒に1コマの間隔で撮影
タイミングを設定可能です。

 また、ダイレクトオーバーライトの機能を持つビデオキャプチャカードの場合
は、表示をスムーズに行う事が出来ます。 対応画像フォーマットは JPEG と
なっています。解像度の指定は今回は省略しました。約85%画像品質です。この
画像品質ですと、27万画素のCCD画像で、ラスターが見えるほどです。

LiCamは、スタートアップメニューに登録すると、PCが起動した後自動的に起動し、
一回目の撮影後は自動的に タスクトレイに常駐することが出来ます。これにより、
PCのリモート起動にも追従出来ます。

 LiCamは、タスクトレイに常駐することで、普段使用しているPCにも邪魔に
ならず載せることが出来ますので、 複数の撮影ターゲットにもPC資源を有効
に利用できます。

各スイッチの解説はキャプションの通りですので、あえて解説しませんが、特に
複雑な仕様はありませんのでご安心下さい。

使用に際しては、あらかじめ各社ビデオキャプチャカードのWindows95用ドライバー
のインストールを済ませておく必要が有ります。

現在確認している動作可能ビデオカードは、

 1) miro DC1
 2) miro DC20
 3) Color QCAM
 4) マクニカ RUCORA
 5) TVW-PDSV
 6) カノープス POWER CAPTURE
 7) Canon PowerShot30
 8) Integral Technologies FlashPoint
 9) アイオー・データ GA-DRTV4/PCI
 10) Justy JVC-10
 11) FryVideo/PCI
 12) アルファデータ AD-TV3
  13) IBM SmartCaptureCard(PCMCIA)
  14) 東芝 JK-VC1
  15) 日立マイコン MSGII05
  16) コンピュータテクニカ社 AVCC-1
  17) Nogatech(USA) ConferenceCard  (英語環境で動作確認)

ダイヤルアップ機能は省略しておりますので、専用線もしくはLANにてお使い
下さい。今後のバージョンは既に開発最中ですが、多機能タイマー予約機能と、
画像フォーマットの充実(gif/bmp/png/ras)に対応します。

なお、撮影画像には、著作表示が擦り込まれますが、不可視文字ですので看過下さい。


■ 著作権
    1) 本ソフトの著作権は Muse Ishikawa が有します。
  2) 本ソフトは自由にコピーしてかまいません。
    3) 本ソフトの転載、掲載に関しては、ご通知下さい。
    4) 雑誌、CDROMへの掲載も歓迎いたしますが、ご通知下さい。

■ 免責事項
    1) 本ソフトを使用して発生したいかなる障害にも一切の責任を負いません。
       また作者は不具合を修正する義務を負いません。
    2) 仕様は予告なく変更されることがあります。
    3) 人身生命財産に関わる用途にお使いになり損害が生じても関知いたしません。
    4) サポートはメールにて可能な限り行いますが、OSに由来する質問には対応
       しかねる部分が多い事をご了承下さい。
    5) 外販OCXのレジストリ登録に失敗する場合が希にありますが、OSの仕様のよう
       ですので現時点では対応は難しいと思います。
    6) 違法な用途に利用されることについては、作者は関知しようがありません。
    7) 入金されたシュアウェア料金の返金は致しかねますので、ご了承下さい。

本ソフトは Microsoft Visual Studio 97(VisualBasic 5.0)にて作成しました。
なお、MS社製以外の使用外販OCXには以下の物が含まれております。

LEAD32.OCX	LEADTOOLS OLEカスタムコントロール  (C)文化オリエント株式会社
VideoCap.OCX    Video Capture OLE Control Copyright (c) 1996 ABI(IICCJ)