〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
MS-Word97,98の問題(バグ・トラブル)
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
ここをクリック ==> 目次 [ 改訂 98.12.10. ]
(1) Word97 では多くの問題が生じています。 Word98 でもまだ少し残っています。
ただ、重大な問題については、Word98 では解決されているので、なるべくなら
Word98にバージョンアップすることをお勧めします。(残念ながら高額ですが。)
(2) 以下に記した内容(Word97 情報)は、98.02.02 版とだいたい同じです。
ただし、最後の方に、新たな情報を加えました。下記の点 :
・ 赤い [×]について追加情報。
・ MS-IE4情報を更新。
・ Word98 でも残る問題についてのまとめ
・ おまけとして、 Windows98 情報。
新たな情報については または と記した箇所を参照してください。
(3) バグ以外の点(使いにくさなど)は、Word98 でも Word97のままです。
というわけで、文章作成のために使うなら、やはり Word95がベストです。
以下に記すバグや問題は、Word97 で確認されたものです。
※ Word98 に関しては、該当の個所を見てください。 (目次にあり)
-------------------------------------------------------------------------------
★ Word97では、非常に本格的な異常が発生します。作成中データの完全消失など。
その原因と対策は、はっきりしています。次の場合に異常が発生するのです。
・クリップボード履歴ソフトと併用した場合。
・Word97を通常のドライブとは別のドライブにインストールした場合。
(特にフォルダ名に半角空白や記号が含まれている場合。これは絶対危険。)
★なお、その他にも、細々とした問題が発生しています。
これらの問題について、種類ごとに、以下にまとめてあります。
その問題の種類を、以下から選んで、クリックすれば、ジャンプできます。
なお、当方の使用環境については、最後に記してあります。
これは、カットやコピーを実行したときに、よく起こる。
[原因] この異常は、クリップボードの履歴を取るソフトと併用すると、発生する。
なお、クリップボードの履歴を取るソフトにも、いろいろある。個別に言うと:
QtClip …… 異常は発生しない。
BackClip …… 異常が発生する
秀丸エディタ …… 異常が発生する
(「クリップボードの履歴を取る」を ON にしたとき。)
[対策] 上記のような異常を発生するソフトを併用しなければよい。
[手当] もしその対応を忘れて、作成中のデータを消失したらどうするか?
復活する手はなさそうだが、一応、対応策はある。
あらかじめ次のようにしておくのだ。
(1)「ツール」→「オプション」→「保存」で「自動バックアップ」をONにする。
(2)時間の設定を「3分ごとに行なう」とする。(3を指定。)
[付記] ストップしたあと、正常に起動しなくなることがある。後述のことを参照。
[付記] パソコンが無反応状態になったときは、Ctrl+Alt+Del で再起動する。
[付記] いずれにせよ、この異常が生じたら、単にWordを再起動するのではなく、
パソコンそのものを再起動してから、Wordを再起動すること。
それが最良の復活策である。(ファイルが自動復活される。)
ただし、パソコンを再起動せずに、Word97の再起動だけで済むこともある。
[付記] 自動復活でなく、手動で復活するには、次のようにする。
(1)次のフォルダを開く。
\Windows\Temp
(2)次のいずれかのファイルを探す。
「自動バックアップ〜××.asd」
「~WRA****.wbk」 (*は数字)
(3)拡張子を asd または wbk から doc に変更する。
(4)念のため、このファイルをコピーしておく。
(5)このファイルをダブルクリックして開く。
[付記] 安全策として、上書き保存を何度も実行しても、安心はできない。
Word97では、後述のように、保存不可能となる場合がある。
この場合、エラーメッセージは出ないので、安心しやすいが、
ファイルは保存されていない。異常発生で、データ喪失となる。
だから、上記のやり方を取った方がいい。
[状況] この異常[一般保護違反]は、さまざまな状況で発生する。
特に、単純な文章作成以外 をしたとき。たとえば、図を使ったとき、
レイアウト機能を使用しているとき、HTML作成のとき、……など。
[原因] バグのせい。 ( しかも、バグチェックをろくにしないせい。)
[対策] Word97本体のバグなので、直す方法はない。
自衛策としては、前項同様、こまめに自動保存しておくことぐらいだ。
[付言] Word97は、文章作成の能力は落ちたが、絵画的能力は向上した。(後述)
しかしながら、絵画的能力を使えば、いつ突然ストップすることやら。
その覚悟と気構えは、怠らずに。
(冒頭 ★ 参照)
[原因] 作業中にWordが突然停止したため、余計なファイルが残っているせい。
通常のドライブとは別のドライブにインストールすると、この異常が発生する。
(通常のドライブとは、DOS/VならばCドライブ。PC9801ならばAドライブ。)
[対策] Word97を通常のドライブにインストールするとよい。
なお、次項を参照。
[付記] なお、パソコンを再起動してからWordを起動すると、一時的に直る。
[付記] それでもダメなら、こうする。 : Windowsの「検索」機能により、
拡張子が tmp のファイルを探し出し、これらを全部削除するとよい。
(パソコンを再起動して、Wordを起動したあとなら、問題は生じない。
ただし、それより前に tmp ファイルを削除してはならない。)
[原因1] これも、通常とは別のドライブ(特に、半角空白のあるフォルダ)
にインストールすると、発生する。
[対策1] Word97を通常のドライブにインストールするとよい。
または、フォルダ名から、半角空白や記号を削除すればいいかも。
[原因2] 文書のファイル名かフォルダ名に半角空白が含まれているせい。
(当然、Word95で「My Documents」フォルダ内の文書は一切開けない。
なぜならこのフォルダには半角空白が含まれるから。)
……このような症状が起こる真の理由は、もちろん、Word97のバグである。
[対策2A] ファイル名やフォルダ名に、半角空白を使わなければ、一応解決。
特に、「My Documents」というフォルダは使用をやめる。
半角空白の含まれない名称のフォルダのみ使う。
[対策2B] 手間を厭わなければ、次のようにする。(これで完全解決。)
(1)任意のフォルダを開く。
(2) [表示]→[オプション]→[ファイルタイプ]タブ。
(3)タイプの一覧から 「MicrosoftWord文書」を選択。
(4)右の 「編集」ボタンをクリック。
(5)「アクション」の欄で「open」を選択する。
(通常はもともと選択されているので、特に操作の必要はない)
(6)現れた画面で、下の「編集」ボタンを押す。
(7)「アクションを実行するアプリケーション」の欄を見てほしい
次のように記されているはずだ。(DOS/Vの場合)
C:\MSOffice\Winword\Winword.exe
この記述の最後に、「 "%1"」を書き加えて、次のようにする。
C:\MSOffice\Winword\Winword.exe "%1"
(注:半角空白を含めて5文字を書き加える。)
(8)「OK」ボタンをクリック。
(9)「終了」ボタンをクリック。
(10)「閉じる」ボタンをクリック。
(注)勝手にこのような設定をして、大丈夫だろうか、と心配するかもしれない。しかし大丈夫であることは確認済み。
そもそも、これは、Windows95用のソフトの常識なのだ。Wordもまた、当然、この設定を行なっておくべきであった。なのに Word がそうしないのは、初歩を忘れた、間抜けな手落ちである。
(注)なお、(7)で、 "%1"の前には、半角空白があるので注意。
(注)上記の設定をするためには、まず、doc形式のファイルタイプが Word95 の Winword.exe に関連づけされていなければならない。そのための設定法は、次々項を参照。
[原因] これも、原因は前項と同じだ。
[対策] 対策も同じである。前項と同じようにすればよい。
ここで、注意。doc という拡張子が Word97 に関連づけしてあれば、前項の方法で、
「 "%1"」を書き加えればいい。
しかし、doc という拡張子が Word95 に関連づけしてあれば、そうはできない。
この場合は、新たに、「don」などの拡張子を作った上で、その拡張子に対して、
Word97 を関連づけしておく。(その方法は、次項参照)
そのあと、この拡張子「don」に対して、前項の対策をとる。
具体的には、次のように書き換える。
[元] "C:\Program Files\Microsoft Office\Office\WINWORD.EXE"
[新] "C:\Program Files\Microsoft Office\Office\WINWORD.EXE" "%1"
以上で、解決する。
[初級] (a)デスクトップに「Word97へのショートカット」を置く。そこにファイルを
ドラッグ・アンド・ドロップする。
(b)または、「SendTo」 フォルダに Word97 のショートカットアイコンを入れておく。
そして「送る」コマンドでファイルを送る。
[上級] 上級者向けだが、便利な方法もある。
右クリックメニューに 「Word97 で開く」 という項目を追加するのだ。
その設定法は次の通り。
(1)任意のフォルダを開く。(エクスプローラなどで)
(2)メニューの「表示」→「オプション」→「ファイルタイプ」
(3)「登録されているファイルタイプ」で「Microsoft Word文書」を選択。
(4)右の「編集」ボタン
(5)下の「追加」ボタン
(6)ダイアログボックスが表示されるのを確認。
(7)「アクション」の欄に「Word97 で開く」と入力。
(8)「アクションを実行するアプリケーション」の欄をクリック。
(9)右の「参照ボタン」
(10)Word97 のフォルダから実行ファイルを選択する。通常は、下記。
\Program Files\Microsoft Office\Office\WINWORD.EXE
[ 注 ] Word95の実行ファイルと間違えないように注意。
(11)OKボタン
(12)OKボタン
(13)OKボタン
これで終了。
こうすれば、以後、doc ファイルを選択したときのみに、「Word97 で開く」
という項目が現れるので、この項目を選択すればよい。
[付記] パソコンの詳しい知識があれば、ファイルタイプを変更するといい。
たとえば、don という新しい拡張子を作り、これを Word97 に結びつける。
こうすれば、don というファイルに限り、ダブルクリックで、 Word97 が開く。
ただし、別名保存時に、docに戻ってしまうのが難。
また、拡張子変更には、かなり知識がいる。あまりお勧めはしない。
[原因] これは異常ではない。拡張子の関連づけが変更されただけである。
[対策] 拡張子の関連づけを元に戻す。それには次のようにすればよい。
(1) docファイルの上にマウスカーソルを置く。
(2) シフトキーを押しながら右クリックする。
(3) メニューで「アプリケーションから開く」を選択。
(4) 「その他」ボタンを押す。
(5) MSOffice のなかの Winword のなかの Winword.exe を選択。
(6) 「開く」ボタン。
(7) 「この種類のファイルを開くときはいつもこのアプリケーションを使う」
のチェックを入れる。
(8) 「OK」ボタン。
[原因] Word95とWord97では実行ファイルの名称が同じ(Winword.exe)ために、
どうしても、複数起動の禁止ができなくなった。
[対策] 次のようにすれば、この問題は一応、回避できる。
・Word95 と Word97 のショートカットを作って、デスクトップに置く。
・複数のファイルを、そのショートカットの上に、ドラッグ&ドロップする。
(ドラッグ&ドロップ のかわりに、「送る」コマンドを使ってもいい。)
(※ ただし、上の操作を再度実行すると、やはり複数起動してしまう。
いったん起動したあとは、Word上で「開く」により、開くしかない。)
[ 注 ] 以前は「オンライン レイアウト」表示モードのときに異常発生、と記した。
しかし実は、「ブックマーク」があるときに、この異常は発生する。
[原因] ひどい話だが、これもバグである。
[対策] マイクロソフトの修正ソフトが公開されたが、それでも直らない。
現状では、Word97 で RTF 形式保存をしてから、Word95 で開く。
[ 注 ] この件、次章最後の ☆ を参照。
(日本語ブックマークがあるとHTML保存ができない。)
[原因] Word97ではファイルの形式が変更されたため。
(当然ながら、ワードパッドでもまた、Word97のファイルを読み込めない。)
[状況] クイックビューアのバージョンアップによる解決が望ましいが、まずありえない。
複雑な形式のファイルになったため、クイックビューアの手に負えないからだ。
[対策] Word95を常用すれば、この問題は回避できる。
どうしても Word97を使うなら、Word95形式か RTF 形式で保存すればよい。
[付記] クイックビューアの代わりのソフトが、下記のホームページ(英語版)で公開
されている。これを使うと、Word97形式のファイルを表示できる。
(ただし サイズは7MBもある。しかも英語版。)
Microsoft US ( Word97 viewer)
[付記] 上のソフトの日本語版は、97年10月以降に発売された Word97 や Office97 には
付属している。既存ユーザには、サービスリリース(2000円)の一部として販売中。
[原因] Word97ではファイルの保存形式が変更された。(前項参照)
Word95 形式のファイルを Word97形式で保存すると、サイズが増える。
しかも、文書を修正するたびに、さらにどんどん増えていく。
これは、本来の本文以外に、修正情報が混じるせいである。
特に、次のことをしていると、巨大な修正情報が混じる。
・「高速保存」を設定している。
・「版の管理」を設定している。
[対策1] 上の設定を解除する。そうすれば、巨大な修正情報が混じることはなくなる。
このやり方が基本である。通常は、こうするとよい。 (方法は、ヘルプ参照 )
[対策2] それでは「高速保存」「版の管理」が使えない、と不満が出るかもしれない。
ならば、巨大なファイルに対し、次のいずれかの処理を行なえばよい。
(なお、「高速保存」「版の管理」の設定をはずしても、まだファイルサイズが
大きめになる。この問題も、次のいずれかの処理を行なえば、解決する。
(A) ファイルを 別名保存 する。 (新規文書になるので、修正情報は消える)
(B) Word95形式 で保存する。
(C) RTF形式 で保存する。
(D) 上の(B)(C)のあと、さらに Word95で読み込んで再保存 する。
[(D) は (B)(C)よりもさらにサイズが小さくなる。]
なお、 Word 文書を相手に送るときは、なるべく RTF 形式にするとよい。
次の問題を回避できる。( Word の特殊な書式は失われるが、通常はOK。)
・ ウイルスが紛れ込む可能性
・ 相手がバイナリファイルを読めない通信環境にある可能性
・ 相手が Word97 形式に対応していない可能性
・ ファイルサイズが大きくなり過ぎる可能性
ところで、(B)(C)(D)のあと ワードパッドで再保存する、という方法もある。
これだと、ファイルサイズは激減するが、文書スタイル情報などは失われる。
[原因] Word97の機能不足。たとえば、Word97の扱えないタグがある。
例として、「文書内へのリンク」タグがあり、日本語で表記されている場合。
[対策] 文書内に付けたタグを、日本語でなく英文表記にしてから、保存する。
[付記] なお、「多国語 UTF-8」を指定するには、次項を参照。
[付記] なお、「多国語 UTF-8」を指定するには、次項を参照。
※ UTF-8 というのは、いわゆる Unicode である。
[対策] 「ファイル」→「プロパティ」を開いて、文字コードの指定の三つの欄で、
三つとも UTF-8 を指定すればよい。
[注意] なお、このように文字コードを変更する前に、安全のため、文書を
上書き保存しておくこと。さらに、 doc 形式でも保存しておくこと。
さもないと、作成中のデータがすべて消失することがある。
(Word97ではいたるところにデータ消失の落とし穴があるわけだ。)
[原因] Word 97 で英文文書を保存すると、勝手に日本語文字が付加される。
日本語文字は、英文形式では保存できないため、エラーメッセージが出る。
簡単に言えば、日本語版 Word 97 の設計ミス。
[対策1] 対策の一つは、日本語フォントのまま HTML ファイルを公開すること。
この場合、英語環境で読んだとしても、文字は一応表示される。ただし、
余計な変な文字化けも加わる。ファイルサイズもかなり大きくなる。
[対策2] 上級者ならば、次のようにするといい。かなり手間がかかるが。
(1)全角文字が使われていないかチェック。あれば半角に直す。特に全角空白。
(2)全文を選択して「Times New Roman」にフォントを変更する。
(注 この段階で、一部の半角記号は、日本語のまま残る。注意せよ。)
(注 Times New Roman に指定、とは、フォントの無指定を意味する。
これ以外のフォントだと、ファイルサイズがかなり大きくなる。)
(3)次の置換をする。(「オプション」で「あいまい検索」をOFFにしておくこと。)
検索語 「^p^p」 (半角4字)
置換語 「^p ^p」 (半角5字)
この置換操作を、数回繰り返す。
(4)続いて、次の置換をする。
検索語 「^l」 (半角2字)
置換語 「 ^l」 (半角3字)
ここで、^ の次の文字は、半角英字のエルである。
(5)HTML保存する。言語は 「アメリカ / 西ヨーロッパ言語」を選択。
これで、うまく保存できれば、終了。
そうでなければ(エラーメッセージが出れば)次の(6)へ。
(6)いったん「シフトJIS」を選択して保存する。
(7)メニューから「表示」→「ソース表示」を選択。
(8)文中に日本語が混じっている。そこで、次の処置で、日本語を削除する。
・全角空白が発生しているので、半角空白2個に置換する。
・検索する。検索語に「JA」と入力して、検索を実行。
半角カッコの { などの文字が日本語になっているとわかる。
そこで、この部分を、日本語でなくなるように修正する。具体例は次の通り。
修正前 <FONT FACE="MS 明朝" LANG="JA">
修正後 <FONT>
もし箇所が多ければ、全置換により一挙に修正してもよい。
(9)ファイルの冒頭の <META HTTP- ……> のなかの "x-jis"という語句を
"Windows-1252"に変更する。(このコードは英語を表す。)
(10)ソース表示のまま、上書き保存する。
(もしソース表示を解除すると、また勝手な変換をするので、注意。)
(11)文書を閉じる。これで終了。
うまくできたか確認せよ。ダメならユーザの操作ミスなので、やり直す。
[原因] Word 97 が原因のこともあるが、ユーザの操作ミスが原因のこともある。
[対策] どちらにしても、次のようにしてみるとよい。
(1)その HTML ファイルを、いったん doc形式で保存する。
(2)この doc形式のファイルを、あらためて HTML 形式で保存する。
このやり方で直らなければ、マイクロソフトに問い合わせること。
[原因] フォントサイズを指定したとき、文書のあちこちにフォント情報が入ったため。
Word95ならば、「MS P明朝」を指定すれば、フォント情報を解除できたのだが。
[対策] Word95を使えばよい。そして「MS P明朝」を指定する。
Word95をもたない Word97ユーザーは、自分でHTMLタグを編集する。(哀れ)
[原因] マクロ用のプログラミング言語が変更されたため。
[対策] マイクロソフトの公式のやり方によっては、サイズが4倍になってしまう。
しかし、うまい方法もある。それには、次のようにする。
(1)新しいテンプレート(dot形式)を作成する。適当な名前で保存する。
(2)Word95で作成したマクロを、読み込む。(例:標準.dot - Normal.dot)
(3)コンバートされたマクロを、すべて、(1)のテンプレートにコピーする。
(4)コンバートされたマクロを、すべて、削除する。(「Normal.dot」などで)
(5)コピーされたマクロを、元の場所に戻す。(逆方向にコピーする)
要するに、マクロを、いったん他の場所に移してから、元の場所に戻すのだ。
すると、あら不思議、ファイルのサイズが3割ほど小さくなる。
[原因] バグである。(あるいは設計ミス)
[対策] Word97で編集する前に、そのファイルをコピーしておくとよい。
Word97で編集すると、データが消失するので、あらためてデータを入れる。
[付記] <META NAME=・・・> というタグを削除しておけば、この問題は生じない。
[原因] バグとは言い切れないが、タグが範囲に含まれると、このように異常が発生する。
FrontPage Express では、同じ場合に、データの全消失を発生する。
[対策] HTML ファイル編集中には、インデントの部分には、カット・コピーを使わない
ようにする。インデントを新たに使用して編集したいときは、いったん doc形式で
保存してから、それを HTML形式で保存し直す。
[原因] 本質的な機能不足。
[対策] この件については、問題を解決するソフトを用意しておいた。
このホームページの最後に、別のホームページへのリンクを記してある。
そこから、問題を解決するソフトをダウンロードできる。(無料)
[原因] ルビの形式が 変更された。なぜそんなことをしたのか?
「バグだ」という説あり。「バグは設計者の頭にある」という説もあり。
[対策] この件については、上記のソフトで問題を解決できる。上記を参照。
[原因] Word のフォント変更には、日本語文字の文字化け防止機能がある。
それが裏目に出ている。(上記機能を手動で解除できればいいのだが……)
[対策] 次の処置をとれば、修正できる。
(1)全文を選択してから、コピーする。( CTRL + C )
(2)全文を削除する。
(3)ワードパッドを起動する。
(スタートボタン → プログラム → アクセサリ → ワードパッド)
(4)ワードパッドの上で、貼り付ける。( CTRL + V )
(5)すべて選択。( CTRL + A )
(6)フォントを欧文フォントに変更。(ツールバーの左端の欄で)
(7)全文を選択してから、コピーする。( CTRL + C )
(8) Word に戻って、貼り付ける。( CTRL + V )
(9)名前をつけて保存する。(元の文書とは別の名前で、保存する。)
[原因] 理由はいろいろと考えられる。(前述)
ただし、特に「日本語名のブックマークがあるとき」に、この異常が発生する。
[対策] ブックマークの名前を、日本語文字でなく、半角英字にする。
[ 注 ] 同様のことは、Word97, 98 で保存した文書を、Word95 で開いたときにも
発生する。 (cf. 前述 ☆)
[原因] これは、Word97のバグだ。 (Word95では起こらない。)
[対策] Word97のバグ修正ソフトが出るのを待つ。
当面は、そうなったとき、画面をマウスでクリックすると、一時的に直る。
[原因] バグである。必ず生じるわけではないが。
[対策] 直す方法はない。バカにつける薬はない、というようなもの。
仕方ないので、あれこれといろいろ繰り返して、試行錯誤する。
これでうまく行けば喜び。まだダメなら、諦めるしかない。
[状況] ツールバーの数が多いと、このように 勝手に消えてしまう ことがある。
ただし、姿は見えないが、なくなったわけではない。画面の外にはみ出ているだけ。
[対策] 一部だけは、画面上に残っているはず。だから、それをドラッグして、元の位置に戻す。
どこに残っているか、注意深く 探しましょう。クイズのようなもの。(?)
[別案] どうしても目的のバーが見つからないときは、どうするか?
メニューの「表示」→「ツールバー」で、他の余計なバーを消せばよい。
目的のバーだけを画面上に残す。そのあとは、問題ない。
[原因] Visual Basic の 本質的な機能不足。
[状況] Word95 のマクロは Word Basic で書かれている。
一方、Word97 のマクロは Visual Basic で書かれている。
Word Basic は Word の機能のほとんどすべてを操作できるが、
Visual Basic ではそのうちの5%ぐらいが操作不能である。だから、
コンバータによってコンバートしても、正常に変換されないことがある。
この場合はどうしようもない。そのマクロの使用を諦めるか、
Word95 でそのマクロを使うか、いずれかである。
なお、 Visual Basic にはバグがあり、単純にマクロの自動記録を
実行しても、それが再生されないこともある。(ひどいね。)
[状況] マクロは自動記録しただけで異常発生。キーに割り当てなければ大丈夫だが。
[原因] Visual Basic と Word97 のどちらかのバグ。
[対策] そのマクロを直接キーに割り当てることは、諦める。
「そのマクロを実行するマクロ」というのを作って、これをキーに割り当てる。
すると、あら不思議、ちゃんと使える。
[原因] VJE-Delta Ver2.5 で Visual Basic を使用しているとき、この現象が出る。
私は未確認だが。( Word97では、Visual Basic を使用するので、危ない。)
[対策] VJEの発売元に問い合わせて、修正ソフトを送ってもらう。黙っていてはダメ。
[状況] 半角カタカナの 濁点や半濁点を使うと、その濁点・半濁点の部分で、
半端なサイズとなる。(これらについては固定ピッチにならない。)
[原因] バグだか設定ミスだか知らないが、まったく 困りものだ。
Word95 でつくったファイルを、単に Word97 で読み込んでも、異常は生じる。
つまり、ファイルに異常があるのではなく、Word97 の処理機構に異常がある。
(なお、カーニングをしないと、いくらか症状がやわらぐこともある。)
[対策] Word97 での対策はない。Word95 を使えば、問題は生じない。
[原因] 直前の「文書校正」の結果で、英文文字がチェックされていると、
上述の「詳細設定」ボタンで呼び出される内容が、自動的に英文になる。
(一つのボタンが二役をしているわけだ。)
[対策] いったん「文書校正」を実行して、直前の「文書校正」の検出結果を
日本語にしてから、再度、先の設定をやり直す。
[付記] 何でもかんでも自動化するから、ユーザはわからなくなる、という一例。
マイクロソフトの言い分では、「自動的な変更」だが、ユーザから見れば、
「勝手な変更」となる。余計なお節介だね。おかげで、ユーザは大混乱。
(ボタンを二つ付けてくれれば、何も問題はないのに。……ケチ。)
[状況] Word97では、機能の作動がかなり遅くなったものがある。
(例 「記号の挿入/ルビ/マクロ/検索 などの画面の呼び出し」)
[対策] Word95を使えばよい。そうすれば、作動はかなり速くなる。
(Word97はいろいろと遅くなったので、文章作成には向かない。)
例外的に、罫線入りの表作成のときは、Word95よりも、ずっと高速になった。
とはいえ、罫線入りの表作成なら、普通は Excel を使うだろうが。……
[状況] Word97 の新機能、ということになっている。(Windows98 でも?)
[対策] メニューの「ツール」→「オプション」→「全般」を開いてから、
「操作をアニメーションで表示する」のチェックボックスをはずす。これでOK。
[原因] Word97では、プログラミング言語が変更されたせい。
[対策] どのマクロも、初回には、異常に時間がかかる。2回目以降は、遅くない。
たとえ再起動しても、2回目以降は、大丈夫。(例外あり。)
[原因] 見つからないのではなく、なくなっている。
たとえば、画面最下行のガイドライン(ヘルプが出る)がなくなった。
(だから、メニューやボタンにポインタを置いても、操作法が表示されない。)
その他、さまざまな機能がなくなっている。
ワープロとしての基本的機能はだいぶ落ちた。文書作成の機能はとても低下した。
(かわりに、絵画的機能は充実した。このソフトはワープロではないのかも。)
[対策] Word95を使えばよい。
[回答] ヘルプの「 多国語 」の項を参照。ヘルプの項目名が変更された! (いじわる)
ともあれこれで、環境を独仏語に変更することができる。
Word95 とは勝手が違うが、仕方ない。これが Word97 の仕様である。
[回答] マクロ言語が VisualBasic になったことにより、キー割当てが変更された。
Esc から Ctrl + Pause になった。(Word95 からの変更)
しかも、今度の「中断」機能は、以前の Esc キーの場合と異なり、不完全なものである。
・マクロが単に中断されるだけでなく、勝手に VisualBasic のモードに変更される。
(余計なダイアログが出て、プログラムの書き換えが可能となる。危険! )
・Ctrl キーと Caps キーの交換をしていた場合、この交換が無効になる。
(Ctrl + Pause のつもりでキーを押しても、中断は作動しない。
Caps + Pause を使う必要がある。)
[ 注 ] 機種により、Pause キーのかわりに Break または Stop キーとなる。
[回答] CDケースの表紙の紙のなかに隠れている。
どうしてちゃんと表示しないかというと、意地悪するためでしょう。
[原因] もともとその機能がない。これは困る。
キーカスタマイズができなければ、便利に設定できないのだから。
単文節変換のときはともかく、全文変換のときはとても不便。
[対策] MS-IME97を使うのをやめて、ATOKを使えばよい。
VJE-Delta は Visual Basic との組み合わせでトラブルが発生した。(前述)
修正後も、まだ、いくつかの問題は完全には解決されていないようだ。
WXGは変換効率が若干低い。
ATOK は、三つのうちでは、付加機能が最も貧弱。しかし安定性が高い。
[ 追記 ]VJE-Delta について
ver 2.5 は、Windows98 環境では安定する。(Windows95では別。)
性能は、ATOKよりは若干劣るが、MS-IME98よりは明らかによい。
辞書の「大辞林」とセットで買うことを考えれば、悪い選択ではない。
[付記] 通常、入力する際、手がホームポジションから離れてしまう。
たとえば、カーソルキー, Del キー, BS キーを押すときなど。
こうした不便さを解消するソフト(ATOK用)が、無料で得られる。
次をクリックすると、そのホームページに移る。
( http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/HOMES.HTM )
[付記] MS-IME97 のキーや色をカスタマイズするフリーソフトがある。 ただし、
DOS のコマンドラインから、レジストリの設定するなど、かなり面倒なので、
パソコン上級者でないと使えない。普通の人にはまず無理。
( ソフトの名称は CUST97 という。入手先は ここ。)
[追記] Word98 が 98年3月に発売される。これに付属する MS-IME98 では、
キーのカスタマイズができる。
[追記] MS-IME98 のキー配列を、ホームポジションで打てるように、
うまく変更するソフト(上記 ATOK の MS-IME98 版)も、
同じホームページ(下記)で入手できる。
[原因] 「こうすればいい、楽しいしね」とマイクロソフトは思ったのだろう。
つまり、「ユーザーは幼稚だ、小学生と同様だ」と彼らが思ったわけだろう。
あるいは、彼ら自身が幼稚だからかもしれない。でなければ、たぶん、
彼らは仕事中に遊んでばかりいるのだろう。いかにもそう思わせる。
[対策] 通常のヘルプである 「トピックの検索」 を、かわりに使うとよい。
また、アニメーションとして、四角い図柄 を選ぶと、我慢しやすい。
[対策] アニメーション画面の右上の[×]ボタンで 閉じておくと、以後 現れにくい。
[参考] うるさくて我慢できないとしても、アンインストールはお勧めしない。
一時的に作動停止にするには、次の方法を採る。(Word97 を終了してから。)
(1) 次のフォルダを開く
\Program Files\Microsoft Office\Office\Actors
(2) その隣に ActorsBack という名前の新しいフォルダを作成する。
(3) (1) のなかのファイルをすべて、 (2) のフォルダのなかに移動する。
これで、「オフィスアシスタント」は現れなくなる。
元の状態に戻すには、移動したファイルを元に移せばよい。
【注意】元の状態に戻らないことがある。 (特に Visual Basic の画面で。)
これは、そのフォルダに mscreate.dir というファイルがないせいである。
これを直すには、適当な空っぽな txtファイルを作成して、 その名前を
mscreate.dir としてから、Actors フォルダに入れればよい。
一般保護違反が起こる場合もある。この場合は、いったん文書作成画面で
オフィスアシスタントで検索してから、あらためてVB画面でやり直す。
[参考] いくら邪魔でも、オフィスアシスタントを作動停止にすることは、あまりお勧めしない。
「ヘルプファイルの全語句検索」という機能がいくらか備わっているからだ。
「トピックの検索では見つからない語句が、オフィスアシスタントでは見つかる」
ということは、ときどきある。この点、便利。(アンサーウィザードは失われたが)
[付言] それにしても、 イルカには困る。名前は カイル。いかにも カルイ名前だ。く だらん。
こいつが あまりにも わずらわしくて 邪魔なので、私はイカル。
すると 某M社は、せせら笑って、「文句 あっか? 悪 ルイカ?」
読者のみなさん、呆れて、「もう 知 ルカイ !」
[状況] これはずっと昔から言われている有名な問題だ。
( このように自動挿入された文字は、txt 形式で保存すると、すべて消失する。)
だから、「余計なおせっかいはやめてくれ」という声もかなりあるのだが。
現状では、仕方ないので、自分で設定を解除するしかない。以下の方法で。
[対策] 設定変更を行う。「字下げ」のチェックボックスをはずす。
これがある場所は、Word95とWord97では異なるので注意。
Word95は「ツール」→「オプション」。Word97は「ツール」→「オートコレクト」
そして「入力オートフォーマット」と「一括入力オートフォーマット」へ。
[付記] 字下げだけでなく、箇条書きなども、自動入力を解除するとよい。
[付記] 冒頭の空白については、修正用ソフトも用意されている。
そのソフトの入手先は、このホームページの最後に示した。
[原因] これも上と同様の理由による。
[対策] アドレスの文字列を選択してから、「ハイパーリンクの挿入」を実行する。
宛先タグ部分(mailto のあと)と、表示部分の、2箇所が現れる。
この2箇所について、大文字を小文字に訂正する。 そして 「OK」 ボタン。
※ なお、上の処置をとらず、放置しておくと、エラーが生じる。(送信できない。)
[状況] ノートン・ユーティリティとMS-Office97 を併用すると、さまざまな深刻な異常が
発生する、という報告が、多くのユーザから寄せられている。
[対策] どちらか一方のソフトを諦めるしかなさそうだ。
[付記] ユーザから次のような報告があった。(ここに転載する)
MS-Office97 の FindFast を StartUp から外し、シマンテックから
出ているパッチを当てると、問題がかなり解決する。ただし、
Norton Crush Guard の方は、徹底的に相性が悪く、どうしようもない。
※ 詳しくは、メーカ(のホームページなど)に問い合わせてほしい。
[回答] なるほど、確かに、マイクロソフトがどれだけ信頼できるかの問題である。
しかし、「ルビをちゃんと扱えるようにして」という要望があったが、
数年間もずっと無視してきて、未だに解決しない、という現実がある。
それでも、いつかは解決するだろうか?
なるほど、あらゆるソフトは時間につれて、どんどん進化する。
しかし、Word97はWord95に比べ、多くの点で退化した。(機能削除)
またマイクロソフトは、唯一、Windows95の規格に逆らう会社である。
(たとえば、メニューバーの色が OSのカスタマイズからはずれる。
97年以降に発売のソフトでは、そうである。MS-Office97もそう。)
このようにどんど退化するばかりだ。とすれば……(ムニャムニャ)
[付記] ……と、97年4月に記したときには、まだ少し期待していたのだが。
しかし 97年12月現在、上記の点については、何の処置もなされていない。
「やっぱり」という感じ。
(ただし 冒頭 ★ のことだけは、何とかしてもらいたいものだ。)
[付記] 97年10月に、バグ修正ソフトを、2000円(!)という高額で販売開始した。
これには驚いた。バグ修正ソフトを、有償で販売するとは。
バグつきのソフトで儲けたあと、バグ修正ソフトでまた儲ける。
バグはまだいっぱい残っているから、このあとさらにまた儲ける。
バグが多ければ多いほど、どんどん儲かる。バグの山で、大儲け。
こうやって、世界一の金持ちになるのだろう。ふむふむ。
[回答] 一部だけは直る。しかし、新たに別の問題が発生するようだ。
私自身は確認していないが、ユーザから次のような報告を得た。
「サービスリリース版をインストールしてから、異常が発生するようになった。
Word97のダイアログボックスの表示が不安定になる。自分としては、
対処のため、そのつど、レジストリの一部を作成し直している。」
なるほど。バグ修正ソフト自体にバグがあるわけだ。
これを修正するソフトを、やがてまた売り出すのだろう。 2000円ぐらいで。
それにしても、新たな金儲けの方法を、次から次へと考えるものだ。
[ 追記 ] Word98 が 3月に発売されるそうだ。
内容は、バグ修正が主で、機能的にはほとんど変わっていないらしい。
では、なぜ名前を変えるか? たぶん 5000円ほど、もぎとるためだろう。
2000円と私が予想したのは甘かった。何という商売上手。マイッタ!
<注記> このあたり、記述が古くなっていますが、ほぼ元のままにしてあります。
現時点では、Word98 が発売されています。
[回答] 使える。
インストールすると、Word95上で使えるように自動設定される。
[回答] Word97 と同様である。むしろ、はるかにひどい。
私のマシンでは、インストール時にさまざまな深刻な問題が発生した。
初心者では、マシンが死ぬ、という事態になることも、十分考えられる。
[注意]インストールするときは、次の点に注意のこと。
・インストール時に、常駐ソフトをすべて終了させておかないと、障害が生じる。
・ブラウザ以外の機能(アクティブデスクトップなど)を使うと、問題が生じやすい。
たとえ問題が生じなくとも、他のアプリを使用する際の処理速度が低下する。
・マシンのメモリとしては なるべく 64MB にするべき。それ以下だと苦しい。
・すべての条件を満たしたとしても、ブラウザとしての処理速度が不十分。
・各マシンや環境に依存するトラブルは、その他多数の場面で発生する。
・これらを解決するためには、一般に、パソコンについての十分な知識が必要。
基本的には、MS-IE4.0 は、Windows95 の初期版ではうまく使えないようだ。
もともとプリインストールされている場合(OSR2以後)なら、あまり問題はないようだ。
もちろん、Windows98 では特に問題はないようだ。
(こうしたことは当り前かもしれない。MS-IE4.0 とは、一種のOSだからだ。)
※ 98年7月現在、最新バージョンは SP1 となっている。
Windows98上では、これはなかなかよいソフトである。(起動が早いので。)
ただし、外部とは接続せず、HD内にあるファイルを見る場合に限る。
外部と接続した場合には、セキュリティ上の問題を生じさせうるバグがある。
(なお、アイコンが通常モノクロになっているのは、使いにくい。)
[原因] これは、有名なバグである。MS自身も、早いうちから公開してきた。
[対策] 解決する方法はなさそうだ。(基本的なバグなので。)
現段階の唯一の策としては、Word98を買う以外にないようだ。
※ MSのサポートのホームページ(後述)でも、以前、紹介されていた。
今でも何か情報を得られるかもしれない。見ておくといいかもしれない。
[原因] これは Windows98 で初めて発生するようになった問題である。
(Windows95環境では発生しないようだ。) ただしマイクロソフトの
見解では、Windows98のバグではなく、Word の バグであるそうだ。
この問題は、Word97 でも、Word98 でも、ともに発生する。
[症状] 次のような場合にこの問題は発生する。
・その項目を、ダブルクリックによって選択した場合。
(「挿入」ボタンによって選択した場合は、大丈夫。)
・特に、ダブルクリックによる選択を連続して行なったり、
選択後すぐに終了した場合などは、異常が起こりやすい。
[対策] マイクロソフトは近いうちに対策ソフトを出すらしい。
しかし現時点では、ダブルクリックによる選択をしないのが、唯一の策である。
※ なお、マイクロソフトのバグ対策ソフトだが、これは、海外では無償、
日本では2000円、となりそうだ。過去の例ではそうだった。
[症状] FindFast というのは、ファイル検索を高速に行なうためのソフトである。
(通常は Start Up により常駐する。)
これを ON, OFF して、比較すると、次のことがわかる。
・Word の doc ファイルについては、高速に検索できるようになる。
・txt ファイルについては、検索速度がかえって低下するようになる。
おかしな現象だ。 txt ファイルだけとはいえ、高速化の道具で低速化するとは。
[対策] 一番いいのは、doc ファイルと txt ファイルの保存場所を分けることだ。
そうしておいて、FindFast の検索対象(これは指定できる)を
doc ファイルのある(上位)フォルダについてのみ指定すればよい。
つまり、txt ファイル用のフォルダは、FindFast の検索対象からはずす。
これで、txt ファイルについても、高速に検索できるようになる。
(Explorer の検索よりはずっと遅いが、曖昧検索などをしているので、仕方ない。)
ただし、上級者はそれでいいが、初心者にはそれは難しそうだ。
初心者の取れる策は、一つしかなさそうだ。──
FindFast という名前だから、早くなると思い込んで、腹が立つ。だから
このソフトの名は FindSlow だと思うことだ。これなら遅くても諦めがつく。
[状況] これは Word95 にも見られる、昔からの障害である。
必ずしも生じるわけではなくて、その前後を含めて削除すれば、
罫線を削除できることもある。とはいえ、常にうまく行くとは限らない。
つまり、罫線の前後を含めて削除しても、罫線が決して消えない。
いったん消えたように見えても、少し別の場所で現れることもある。
また、改頁位置の点線のところに、勝手に罫線が入ることもある。
さらには、消えないどころか、どんどん増殖することさえある !
……これらは、自動罫線機能をOFFにしても、同様である。
まったく手に負えない。(いわゆる「ゾンビ」だね。)
[対策] 罫線機能を用いて、手動で罫線を削除する。
具体的には、ヘルプに従い、「罫線の削除」を実行する。
これで済むのだから、まあ、バグではなくて仕様なのかもしれない。
仕様だったら、しようがない。
[別案] そもそも罫線機能を使わないという手もある。
罫線を入れたいときは、JIS罫線(罫線文字)を使う。つまり、
「─」(または、「──────────」)を単語登録しておく。
罫線を使いたいときは、IMEから、これを呼び出せばよい。
※ 「─」は、キーボードから入力できる「−」とは違うので注意。
なお、JIS罫線は、 txt ファイルとの互換性がある。
Wordの罫線は、txt ファイルとの互換性はない。
[状況] これは機種依存文字に関する問題である。
状況は非常に込み入っている。簡単に説明することはできない。
下記 URL に詳しい専門情報を記したので、ここを見るとよい。
とはいえ、たいていの人は、忙しくて読めないかもしれない。
そこで、簡単に言えば:
(1) これは MS-IME98 のバグである。(Word98版、Windows98版とも)
ただし、すでに修正ソフトが出ている。マイクロソフトのホームページの
「Windows98 Update」というページで、 MS-IME98 Service Release 1
というのを入手すればよい。(ただし5MBほどもある。モデムが
28800bps なら、40分ほどかかるらしい。)
(2) それが面倒なら、「コード入力」なんて機能は使わなければよい。
かわりに、下記の文字コード表を使う。(区点コードつき)
文字一覧 (38KB)
これで、求める文字を得てコピーすれば、使える。
あるいは、この「文字一覧」から、機種依存文字の部分だけ
抜き出して、txt ファイルに保存しておいてもよい。
(3) しかしそもそも、機種依存文字は なるべく使うべきでない。
(これは常識。上の文字コードについてのページでも詳しく記した。)
[状況] これは Unicode に関する問題である。
Windows98では、Unicode を使える。Symbol フォントはそこに含まれる。
Word95では Unicode を使えないが、Word98では使えるはずである。
とはいえ、うまく行かない、というのがこの問題である。
状況は非常に込み入っている。簡単に説明することはできない。
上に示した「機種依存文字」についてのホームページを見てほしい。
その最後に、詳しい専門情報を記しておいた。
[対策] 上のホームページを読まなくても、対策は簡単である。
これらのIMEのツールで Unicode を使うことには問題がある。
だから、これらを使わないようにすればよい。それだけだ。
Symbol フォントを使いたいときは、Wordの記号挿入機能を使えばよい。
(メニューの「挿入」のところに「記号と特殊文字」というのがある。
Word95の場合もほぼ同様。)
ただし、まだ残っているとわかっている問題もある。それを次に列挙する。
・「入力支援」で生じる問題。(Windows98環境で起こる)
・ FindFast の速度低下。
・ ルビのデータ消失。
・ HTML文書で起こる問題のうちのいくつか。
・ 自動罫線が消えない問題。
・ Symbol フォントがうまく使えない問題。
・ 細かな点での操作性の悪さ。
詳細は、該当個所を見てほしい。 (次の語句で検索するとよい)
「入力支援」 「FindFast」 「ルビ」 「HTML」 「自動罫線」
※ 最新情報
他に、次の現象も、Word98 に残っているようだ。
・ フォルダの名前に半角空白を含むと、そのフォルダのファイルが開けない。
・ クリップボード履歴ソフトと併用すると、カット・コピーのときに異常発生。
( 以上、詳細は未確認。私はもう愛想を尽かして、Word98 はあまり使っていないので。)
以下はついでに、参考のために記しておく。
[問]
Windows98 ではいろいろと問題が多いと聞く。使うべきか? やめるべきか?
[答]
メリットとデメリットがあるので、慎重に考慮するとよい。
[使った方がいい場合]
・ Windows95 の OSR1 以前のユーザ。または新規購入ユーザ。
(古いWindows95にはいろいろと問題がある。OSR2以後ならばともかく。)
・パソコンの異常発生(「落ちる」)を少しでも減らしたい場合。
( Windows98 にすれば、ブルー画面が出る・フリーズする、ということは減る。
ただし、一般保護違反は減らず、むしろ増えるようだ。)
・現在のマシンが次のいずれかであることが必要。この条件を満たすこと。
・標準的な部品のみで構成されている。(珍しい部品を使っていない。)
・大手メーカ品だが、そのメーカから対策ソフトを入手できる。
[使わない方がいい場合]
・ あまり有名でない部品を使った、自作パソコン・ショップ品。
(対処不可能になりやすい。Windows95に戻すしかない。)
・ 大手メーカ品だが、対策ソフト( BIOS更新など)を入手していない。
(重大なトラブルにあう人が続出している。)
・ HDの空き容量が300MB以下である。
・ パソコンのスペックがかなり古い。(Pentium 133 以前)
(どうせなら1万円でメモリを増設した方がずっとよい。)
・ パソコンの知識があまりない。
( Windows98 は初心者でも気楽にインストールできる……ことはない。)
なお、Windows98 にしたからといって、特に効果があるわけではない。
Windows95 OSR1 以前のユーザならば、安定性をわずかに感じられる程度。
逆に、はっきりと使いにくくなった箇所は、たくさんある。
最悪なのは、「ダイヤルアップ」の切断ダイアログが自動表示されなくなったこと。
そのため、電話回線を接続したあと、ちょっと気を抜くと、ずっと接続のしっぱなし。
気づいたときには、何時間もつながりっぱなしで、高額の電話代と接続代をとられる。
ひどいものだ。
※ アクティブデスクトップについて
マイクロソフトはアクティブデスクトップをWindows98 の目玉として売り込んでいる。
しかし原則として、使わない方がよい。
もし使う場合は、次のことを覚悟すること。
・パソコンの速度低下。(メモリ 40MB 以下では特に顕著。)
・古いパソコンなどでは、トラブルが生じる可能性がある。(実例多数。)
※ アクティブデスクトップの解除法:
任意のフォルダを開いたあとで
「表示」→「フォルダオプション」→「従来の Windows スタイル」→「OK」
※ FAT32 について
マイクロソフトは FAT32 により、大幅な高速化とHD容量のアップ、と宣伝している。
しかしこれには期待しない方がよい。
・ FAT32 にコンバートしようとしても、実行不可能なことがある。
対応するには、やや高度なパソコン知識を必要とする。ここには書けない。
・大幅な高速化、というのは、嘘である。
たしかに FAT32 でデフラグをすれば、いくらか高速化する。
しかし、 FAT16 のままでデフラグをしても、いくらか高速化する。
両者の差は、それほど大きなものではない。
結論としては、FAT32 にできなければできないで、しなくてもいい。
むしろ、HDの増設の方が、はるかに効果がある。高速化、ディスク容量の向上、
のほか、バックアップできる、という点もある。HDの増設をぜひお勧めする。
※ 2DD のFD について
2DD のFDはフォーマットできない、というバグが報告されている。
いったん FD を出してからフォーマットすればよい。
※ 「ワトソン博士」について
「ワトソン博士」は常駐させておかないと、働かない。
つまり、異常の発生する前に、これを起動しておく必要がある。
一般保護違反の後で、これを起動すると、フリーズすることがある。
つまり、「異常の診断」が理由で、逆に、異常が発生する。面白い。(?)
※ 「ワトソン博士」は、異常を止めるわけではなく、診断するだけ。
しかも、その診断は、正しくないことも多い。「ヤブ医者」かも。
※ Windows98 Update について
これは問題があるらしい。98年8月現在、使わない方がいいらしい。
<余談>
どうも、Windows98 は、次から次へと問題点が見つかるようだ。
新種ソフトの常だが、出てから半年か1年ぐらいは、手を出さない方がいいかも。
< 最新体験談 >
どうもやたらとフリーズが多発する。エクスプローラを操作する際、ゆっくりやらないと、フリーズすることがかなりある。Windows95 のときはそんなことはなかったのだが。前よりもずっとエラーが多くなった。10倍ぐらい増えた感じだ。
Windows98 にともなって、エクスプローラとインターネット・エクスプローラが統合されたらしい。とすれば、エラーが頻発するのも、それはそれ、納得が行くが。
ところで、Windows95 から Windows98 に乗り換える理由って、何だっけ?
-------------------------------
以下は、Windows98 の初心者向けの案内。
[問]
Windows98 で、メニューなどの表示がいちいちアニメーション表示される。
わずらわしくて仕方ないが、解除するには?
[答]
デスクトップを右クリック →「プロパティ」→「効果」→「……をアニメーション化する」
のチェックボックスを OFF にすればよい。 (ヘルプには記してないので注意。)
※ 参考
「 Word97, 98 で、検索などのダイアログボックスがいちいちアニメーション
表示されるのを、解除するには?」
という問題については、すでに先に記した。ここにもう一度記すと:
「ツール」→「オプション」→「全般」→「操作をアニメーションで表示する」
のチェックボックスを OFF にすればよい。
以上の報告を記すにあたって、当方の使用したパソコン等の環境は下記の通り。
マシン ごく普通のDOS/V機 [ショップ品]
購入時点は、1996年7月。 (1998年7月にアップグレード)
(CPU、ビデオカード等は、ベストセラー品のみ。
IBMや富士通のパソコンのように、特殊な部品を使ってはいない。
HDは Word97 インストールの直前に、メーカーで初期化した。)
ソフト Word97, 98単体 (MS-Officeではない)
インストール環境 Word95とWord97の共存インストール。
Word95(Internet Assistantなし)をインストールしたあとで、
Word97を別ドライブにインストールした。(のちに同じドライブに変更)
1998年3月に、Word97 に Word98を上書きインストールした。
OS 1996年7月以来、Windows95 だった。
1998年7月以降、マシンをアップグレードして、 Windows98に切り替えた。
[ 使用者 ]
使用者(つまり私)のメールアドレスは次の通り。
Wordに関する質問は、マイクロソフトに問い合わせてほしい。
私の方に質問を送られても、返答はできません。
※ 質問ではなく、このホームページへの感想なら、大いに歓迎します。
[ リンク ]
次のホームページも公開している。( 無料。)
( http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/SUPERAID.HTM )
Word95およびWord97, 98で、データが消失する問題を解決します。
たとえば、次のような場合に、データ消失の問題が生じます。
・ ルビの入った文書を txt 形式で保存すると、ルビの付いた漢字が消失する。
・ 冒頭インデントされた空白が、txt 形式で保存したときに消失する。
・ ルビの付いた文字を検索できない。
・ 1行の文字数が多いと、文字が画面の右方に消えてしまう。
・ Word95,98 と Word97で、ルビに互換性がない。(読み込んでも編集不能。)
以上のような問題を解決するソフトを提供しています。初心者向け。
さらに、マクロウィルス駆除 の機能も加えた。
Word97, 98 版では、校正波線の表示・非表示 の機能も加えた。
(緑と赤の波線を表示する、という勝手な機能を、簡単に解除できる。)
(http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/SUPERKIT.HTM)
MS-Wordの機能を大幅に拡張します。上級者向けです。
100以上の機能が新たに使えるようになります。
マイクロソフトの情報 (参考)
マイクロソフト自身も、情報提供しています。(役立たずのものが多いが)
・ Word97, 98に付属の説明ファイル
( \Program Files\Microsoft Office\Office\Wdread8.txt )
・ Word97, 98 の メニューから 「ヘルプ」→「Microsoft Web ページ」
・ インターネットのマイクロソフトのホームページ
マイクロソフト日本
・ インターネットのマイクロソフトのニュースグループ
news://msnews.microsoft.com/microsoft.public.jp.ie30
(ここはIE用なので、接続後、別フォルダを開く)
パソコンメーカからの情報 (参考)
パソコンメーカ各社も、自社のホームページで、情報提供しています。
機種に依存する問題については、これらの会社のホームページをご覧ください。
( お手持ちのマシンの解説書や案内書で、アドレスを調べてください。)
( または インターネットで、その会社名をキーワードにして 検索してください。)
Nifty の 各社の提供箇所やフォーラムでも、詳しい情報が得られます。
[ 注 ] 富士通・東芝などの 旧機種では、特有の問題が発生しているようです。
バイオスをアップデートしないと Word97 が使えない場合もあるようです。
現在のホームページの URL は、下記の通りです。ここから最新版を得ることができます。
MS-Word97,98の問題(バグ・トラブル)
( http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/WTROUBLE.HTM )
[付記] このホームページへのリンクを、他のホームページに置くのは、
別に構いません。ご自由にどうぞ。特に連絡の必要もありません。
<< 引用 ・ 転載について >>
このホームページに記したことには、著作権がある。無断引用を禁ずる。
ただし、次の条件をすべて守る限り、引用または転載を許可する。
(1)このホームページの名称およびURLを明示すること。
(2)最後に記した「MS-Word欠陥解決ソフト」の内容紹介を行い、URLを明示すること。
(3)上記の(1)(2)に関し、記述する文字数は、URL以外の和文が200字以上となること。
[注] 雑誌のCD-ROMへの転載は、このホームページを丸ごと転載する場合に限り、許可する。
[注] 内容を引用・転載するのでなく、全体をざっと紹介することは、もちろん構わない。
[注] 引用・転載でなく、リンクを貼るだけなら、自由である。(10行前に記したとおり。)
[ 以上 ]