キーフレーム編集

キーフレーム編集のコマンドは画面左上部にまとめられています。LightWaveと同じコマンドもありますが、任意に選択した複数のオブジェクト・ボーンに対して行えます。




Create Key  [Return / Enter]

 「Target Frame」フィールドに作りたいキーフレームナンバーを入力して、キーフレームを作成します。デフォルト値として「パラメータ編集エリア」でチェックが入り値が入力されているものに関してはその値を使い、それ以外は選択されているキーフレームの値を使います。

 モーフのキーフレームを作成する時は「Morph Key Frame」ラジオボタンを押して各値を入力します。スプラインコントロールは省略するとすべて0になります。
 選択されているオブジェクトに「Multi Target Single Envelope」が設定されているとデフォルト値で最後のキーフレーム+100%の値が「Amount」フィールドに挿入されます。

Shift Key  [Ctrl + H]

 選択されたオブジェクトの「Low Frame」「Hi Frame」フィールドに設定されたフレーム区間を「Shift Value」に設定された量だけ移動します。移動された区間にキーフレームがある場合そのフレームは削除されます。
 0フレーム以下にシフトしたときは0フレームの値が書き換えられます。

 選択されたオブジェクトがボーンではないとき編集対象として「Edit Normal Key」「Edit Morph」「Edit Bone」の3つの項目を選ぶことが出来ます。これはどれか一つは選択しないと意味がありません。

 「Edit Nomal Key」をチェックすると通常のキーフレームをシフトします。
 「Edit Morph」をチェックした場合、選択されたオブジェクトのモーフのキーフレームもシフトされます。

 「Edit Bone」をチェックした場合、選択されたオブジェクトが持つすべてのボーンのキーフレームをシフトします。ボーンを個々に選択したい場合はボーンを持つオブジェクトをダブルクリックしてボーンのリストを表示して、そこで対象のボーンを選択し、「Shift Key」を行ってください。

 「Low Frame」「Hi Frame」に移動したいキーフレーム区間を入力すると、ウインドウ下部に対象キーフレーム区間数が表示されます(40〜60 なら「21」が表示されます)。
 「Shift Value」フィールドに移動量を入力すると、スケール後の対象キーフレーム区間が表示されます(上の例で「20」を入力した場合、「対象区間:21 実行結果:60〜80」というような表示になります)。

Scale Key

 選択されたオブジェクトの「Low Frame」「Hi Frame」フィールドに設定されたフレーム区間を「Shift Value」に設定された割合だけ伸縮されます。選択区間以降のキーフレームは「Hi Frame」の設定にあわせてシフトされます。「Shift Value」の値は「1」が100%、「0.5」で50%になります。

 選択されたオブジェクトがボーンではないとき編集対象として「Edit Normal Key」「Edit Morph」「Edit Bone」の3つの項目を選ぶことが出来ます。これは「Shift Key」と同様に動作します。

 「Low Frame」「Hi Frame」に伸縮したいキーフレーム区間を入力すると、ウインドウ下部に対象キーフレーム区間数が表示されます(40〜60 なら「21」が表示されます)。
 「Scale Value」フィールドに伸縮率を入力すると、スケール後の対象キーフレーム区間が表示されます(上の例で「0.5」を入力した場合、「対象区間:21 実行結果:40〜50」というような表示になります)。

Delete Key  [Back Space]

 「Low Frame」「Hi Frame」フィールドに設定されたフレーム区間を削除します。0フレームが含まれているとエラーになります。

 選択されたオブジェクトがボーンではないとき削除対象として「Edit Normal Key」「Edit Morph」「Edit Bone」の3つの項目を選ぶことが出来ます。これは「Shift Key」と同様に動作します。

Copy Key  [ctrl + C]

 ほかのオブジェクト・ほかのシーンのオブジェクトまたは、同じオブジェクトの違うフレームからキーフレームをコピーします。ボーンからオブジェクト・オブジェクトからボーンのキーフレームをコピーすることも出来ます。

作業の流れ
  1. まずコピーされる側(値を変更する側)のオブジェクトを選択し「Copy Key」ボタンを押します。

  2. コピー元のオブジェクトがこのシーンのものならそのまま、ほかのシーンからコピーしたいときは「From Other Scene」チェックボックスを押して対象のシーンファイルを選択します。

  3. コピー元のオブジェクトを選択して始めに選択したオブジェクトと同じ数だけ、右側の白いフィールドに追加します。 →選択方法
    ボーンからコピーしたい場合は左のグレーのフィールドでボーンを持つオブジェクトをダブルクリックしてボーンのリストを表示して同様に追加します。

  4. コピー先オブジェクトと同数のオブジェクトの追加が終わったら「OK」を押すかリターンキーを押して次のウインドウを表示させます。

  5. コピー元のリストが左に、コピー先のリストが右に表示されるので、行をドラッグしてコピーの対応関係を修正します。
    コピー元のリストの1行目は、コピー先リストの1行目にコピーされることになります。選択されたものが1つのオブジェクトの場合このウインドウは表示されずに次のウインドウに行きます。

  6. コピー元のリストで「OtherScene」をチェックした場合このウインドウ上部に、そのシーンファイルへのパスが表示されます。

  7. コピー元オブジェクトのコピーするキーフレーム区間を「Low Frame」「Hi Frame」フィールドに入力します。(例 Low Frame:0、Hi Frame:100など)

  8. コピー先オブジェクトのコピー開始フレームを「Target Frame」フィールドに入力します。上記の例でこのフィールドに「50」と入力した場合、コピー元の0〜100フレームがコピー先の50〜150フレームにコピーされます。

  9. コピーしたい要素を「Edit Parameter :」からクリックして選びます。クリック・ドラッグするとオン・オフが切り替わり、右側に「●」が表示された要素がコピー対象となります。
    たとえば、Heading・Pich・Bank に「●」をつけて実行するとそれ以外の要素はコピー先オブジェクトの0フレーム目からコピーされ、回転情報のみコピー元のキーフレームがコピーされます(これは「パラメータ編集エリア」のチェックボックスが初期状態となります)。

  10. 最後に「OK」ボタンを押すとオブジェクトのコピーが始まります。


Make Loop  [Ctrl + L]

 選択されたオブジェクトの「Low Frame」「Hi Frame」フィールドに設定されたフレーム区間を「Loop Times」に設定された回数だけ繰り返します。「Loop Times」に「1」を入力するとコピーされる前のものと合わせて2回繰り返すことになります。
 このコマンドは実際にキーフレームを追加します。LW3Dの「End Behavior」を変更するものではありません。

 このコマンドで繰り返しを設定するには、ループ区間の最初のキー(Low Frameで設定したもの)と最後のキー(Hi Frameで設定したもの)のオブジェクトの位置・角度が同じでなければ実行してもループになりません。繰り返したあとのキーフレーム位置に古いキーフレームがあると、そのキーフレームは削除されます。

 選択されたオブジェクトがボーンではないとき編集対象として「Edit Normal Key」「Edit Morph」「Edit Bone」の3つの項目を選ぶことが出来ます。

 「Edit Nomal Key」をチェックすると、通常のキーフレームのループを設定します。

 「Edit Morph」をチェックすると選択オブジェクトのモーフターゲットオブジェクトのループ区間分を自動的に読み込みキーフレームをコピーします。「Multi Target Single Envelope」がソースオブジェクトに使用されている場合、キーフレームはソースオブジェクトにコピーされます。

 「Edit Bone」がチェックされていると、選択されたオブジェクトの持つ全ボーンにたいしてもループを設定します。ループを設定するボーンを選びたいときは、あらかじめ対象となるボーンを選択してから「Make Loop」ボタンを押します。



SceneEditor マニュアル    ─キーフレーム編集─