Internet Communication Manager(iCM) v1.5.x
1-1). iCM v1.5.xとは?
1-2). iCMの機能概要
2-1). 必要環境
2-2). インストール手順
3-1). 画面説明
3-2). 接続及び切断
3-3). サービスの利用例
3-4). iCMのオプション設定
4-1). POPUPメッセージ
4-2). ファイル送受信
4-3). 複数人チャット(gChat)
1). はじめに
1-1). iCM v1.5.xとは?
『Inernet Communication Manager(iCM) v1.5.x』は、Windows上で動作するTCP/IP&UDP/IPを利用したマルチユーザを対象とするコミュニケーションソフトです。
iCM本体はLANやInetrnet上の相互通信におけるさまざまなサービスを実現するサーバおよびクライアントを兼ね備えたプログラムであり、実際のサービスは個々のPluginにより実装されます。現時点において実装されたPluginには、以下の3種類があります。
(v1.5.0現在段階では、Plugin種類がへりました。SDKもまだです。)
『POPUPメッセージ送受信、ファイル送受信、複数人チャット』
また、下記の特徴をもってます。
1-2). iCMの機能概要
iCMのコミュニケーションは、一台のPCに1つづつiCMを起動し、適当な別のPCにLoginすることにより、相互のコミュニケーションが可能となり、接続数を増やす毎に同時に通信可能な相手を広ろげる形で実現されます。
又自分が接続した相手PCに新規Login者があった場合にも、一つの連結Group内のメンバーには新規Login者の通達がありますので、所定のコミュニケーションGroup内に統一したサーバを立てる必要なくコミュニケーションの輪を広げることができます。
この手続きをサーバなしで行うには、通知を直列連鎖的に行うことが最も簡単でありますが、NET全体のトラフィックが増大しやすいため、iCMでは、直列的/並列的な通達を行う処理を施して、トラフィックの軽減をはかれるよう設計し、一つのGroup内に接続できるマシン数を理論上1000台としてあります。(どこまでもつかは、実験段階)
例として、以下の画像のような通信Groupを作ることが可能です。アイコンを一個のマシンとします。矢印はそれぞれ実際に処理されたLoginの元先です。順番に影響せず、緑矢印のすべての接続が完了すると、LAN内のLAN-1からLAN-4までのPC間での相互通信が可能となり、この4台でPOPUPメッセージの送受信等を行うことができます。更に黄色及び青紫の矢印の接続が完了すると、LAN-3マシンから伸びる赤線のように1台のマシンの通信相手が5台になります。この際LAN-3マシンには、Internetへの物理的な通信手段がなくてもLAN-4マシンがLAN-3マシンの通信情報をInternet側の各マシンへ伝送します。
2). インストール
2-1). 必要環境
Microsoft社Windows95/98若しくはWindowsNT4以上が動作するコンピュータ。
*Microsoft社IE.v3.02以上が必要です。
*特にWindows95ではWinsock
v2.0以上が必要です。
*サウンドボードは必須ではありません。
2-2). インストール手順
任意の場所にiCM1xxx.zip(xは、実際にはビルド番号になってます。)をディレクトリ情報を含めた状態で解凍してください。必要であればiCM.exeのショートカットをデスクトップ上に作成してください。
次にiCM.exe又はそのショートカットを起動します。初期起動では、default.ddbというファイルが存在しないためエラーメッセージを出しますが、気にせずOKボタンを押してください。
初回起動では、ユーザー登録画面が表示されます。
ユーザー登録画面で、あなたの好きなNickNameと自己紹介文をそれぞれ書き込んでOKボタンを押し、iCMを一旦終了してください。iCMは、あなたの入力した登録情報及び自動計算して作成したあなただけのUIDをdefault.ddbに格納します。
このdefault.ddbファイルは、あなたの情報をDB化したファイルですので、安全な場所に保存しiCMの再インストールやVerUPの際には、そのディレクトリに戻すようにしてください。
(これをしないとiCM更新のたびに登録作業が必要となります。)
*NickNameは全角、半角、その混同あり、全部で30バイトを超えない。
*Your
infomartionは全角、半角、その混同あり、全部で1000バイトを超えない。
*UIDは、10桁以下の整数を任意に作成します。ほとんど重複したUIDは作成されないはずですが、異なるPC上で同じUIDができてしまったった場合には、どちらかのPCのdefault.ddbを一旦削除して再登録してください。
3). 簡単操作ガイド
iCMは起動時に上記ウインドウを表示し、タスクトレイにDアイコンを挿入します。
iCMの画面は、上方から@タイトルバー、Aユーザリスト、Bログ画面、Cステータスバーの順に表示されます。特にステータスバーの第2セクションに並んだ3つのイメージボタンを左クリックすることで、B画面を切り替えることができます。また、各ボタンを右クリックすることで、そのボタンに一致するメニューを表示します。
各ボタンは、左側からログ表示(Log−Text)、郵便箱(Post)、チャット画面(gChat)となってます。
接続/切断/終了等のiCMの操作は、ログ表示ボタンかタイトルバーを右クリックして表示される操作メニュー、またはタスクアイコンの右クリックから行うことができます。
ユーザ単位の操作はユーザリスト中で左右クリックで行うことができます。
また、iCMのSystemMenuの|Hide
window|又はタイトルバーのダブルクリックにより、上記ウインドウを隠すことができます。
再表示/他のウインドウに隠れて見えない場合、タスクトレイのiCMアイコンを右クリックして、|Restore window|してください。
iCMを起動して、ログ表示ボタンの右クリックから|On
Now|を選び、接続したい相手のPCのIPアドレスを指定します。(右図のようにタスクメニューからも実行できます。)
例えば、現在LAN内で、あなたのマシンが192.168.1.3であり、相手マシンが192.168.1.4である場合には、上記ダイアログボックスのAテキストボックスへ192.168.1.4と入力してOKボタンを押せば、相手マシンへ接続をすることができます。(当然接続先マシンもiCMを起動していることが必要です。)
*@テキストボックスは、サイトに名前を付けるための識別入力欄であるため、単なる接続のみには記入が不要です。また、Bリストボックスへサイトを登録しておいて、次回から選択可能にしたい場合には、@テキストボックスへも名前を記入してAdd siteして保存してください。
また、相手のマシンがサーバーポートを変更している場合には、IP:PORTと打ち込んでください。IPの変わりにドメインネームやマシン名を利用しても接続できます。あなたのLAN環境がWORKGROUPで相手マシンがMACHINE01という名前なら、そのマシン名を入力しても接続できます。
接続すると、上記のように相手マシンのユーザーがユーザリストに登録され黄色の顔マークが表示されます。今後この状態にあるユーザと諸々のコミュニケーションを図ることができます。
また、通信を切断したい場合には、ログ表示ボタンの右クリックから|iCM|Off|を選んでください。右図のように通信が切断されユーザマークが灰色顔になります。
iCMで提供されるサービスはPluginDLLにより実現しますから、Pluginの追加や更新により、サービスの種類も増えます。現時点では、「POPUPメッセージ送受信、ファイル送受信、複数人チャット」の3つのサービスがありますが、個々の利用法については、別に説明してますので、ここでは1つの利用例として、「POPUPメッセージ送受信」について簡単に説明します。
では、早速LAN-4のユーザとPOPUPメッセージを送受信してみます。
LAN-4のユーザを選択して右クリックを押してください。
メニューの中に|Send
Message|があるので、これを選んでメッセージを書き込むダイアログを表示します。
*メッセージの最大長は、約2MBまでです。
*2MB以上では、ファイル送受信をしましょう。
@は対象ユーザ名の列挙。(ユーザーを変更追加する場合、ここをダブルクリックします。)
Aはメッセージ書き込み。
Bはそれぞれアクションボタン。
Aに適当な挨拶を書いてSendボタンを押すと相手(LAN-4)にその内容が送信されます。
相手からのPOPUPメッセージが届いた場合、その瞬間に着信音がなり、相手のユーザアイコンが顔マークと左の手紙マークの点滅表示に変わります。
また、同時にタスクアイコンもハートマークと黄色顔の点滅になって通知を知らせてくれます。
*URLを左ボタンダブルクリックでURLにジャンプできます。
そこで、相手を選んで右クリックし、メニュー|Receive|を選んで、相手のメッセージ内容を読みます。
(iCMの状態がI'm AwayかI'm
Zzzになっていない場合には、受信メッセージは自動的にPOPUPしてきます。)
メインウインドウが閉じてる場合には、タスクアイコンを右クリックして、メニューから|Receive|を選んでも同様に可能です。
もし、その着信メッセージに返信を打ちたい場合には、Replyを押してください。相手のメッセージを引用して、返信文を送信できます。
*着信メッセージが複数貯まった場合、到着順序の最新から閲覧することができます。
iCMの動作環境を設定するために、SystemMenuの|iCM|Option|から設定ダイアログを出してください。
(タスクアイコン、Logボタンの右クリックからもメニュー|Option|がだせます。)
3-4-1). General
「 My Server」
「 iCM Style 」
3-4-2). Hosts
「 Hosts 」
自動接続/自動検索や手動接続先/手動検索先を登録します。IPアドレスやHOSTNAME等の形式で記すことができます。LANの場合マシン名も可能です。
自動接続/自動検索させたいサイトには、チェックを有効にしておきます。
「 Connection 」
3-4-3). Ragistration
ユーザー名等を変更できます。
3-4-4). Welcome
ログ表示画面に最初にでてくる挨拶文を作成できます。