配列


配列は使用前に宣言しなければいけません。宣言は Public命令、Private命令、Static命令、Dim命令のいずれかを用いて行います。配列を大きくタイプ別に分けると以下の通りです。

  1. 普通の配列
    構文の例 Dim A(10,10) As Integer
    解説 最下限の添字は Option Base 1命令を使わなかった場合、0から始まります。上の例では (10-0+1)*(10-0+1)個、すなわち要素数 121個の配列を宣言しています。
    添字は、設定されている最下限の添字( 0か 1のどちらか)以上の十進リテラル整数で指定してください。
    それぞれの配列の要素数は最大 4294967296(2の32乗)個である事に注意してください。

  2. 添字の範囲指定をした配列
    構文の例 Dim A(-5 To 5,-5 To 5) As Integer
    解説 Toの左項には添字の最下限を十進リテラル整数で、Toの右項には添字の最上限を十進リテラル整数で指定してください。上の例では (5-(-5)+1)*(5-(-5)+1)個、すなわち要素数 121個の配列を宣言しています。
    もちろん(1)と(2)の両方の規則を用いた宣言も可能です。

  3. 動的配列
    構文の例 Dim A() As Integer
    ...
    Redim A(10,10)
    解説 動的配列を用いることにより要素数をプログラム実行中に任意に変更することができます。
    要素数を変更する場合にはRedim命令を使います。ここで指定する添字は必ずしもリテラル整数である必要はなく普通の式で構いません。型宣言の As以降は必要ありません。(1)、(2)の添字指定規則に従います。
    (1)、(2)で具体的に添字を指定した後も Redim命令を用いて添字の範囲を変えられます。
    Redimキーワードの後に Preserveキーワードを挟むと次元が変わらない場合に限り最も右の次元の要素のみが保存されます。