オプションの説明


プログラムファイル内で一番始めに書かなければいけないオプション宣言について解説します。オプション宣言により、アプレットのサイズを変更したり、仮想画面の枚数を増加させたり、スプライトの数を増やしたりできます。それぞれのオプション定義の順序は関係ありませんが、二重定義は許されず、オプション設定は一行に一個までなので注意してください。
  1. アプレットのサイズを変更する
    構文 Option AppletWidth = (アプレットの幅)
    Option AppletHeight = (アプレットの高さ)
    解説 アプレットの縦横のサイズを指定します。設定する数値は、0以上の十進整数でなければいけません。単位はピクセルです。デフォルト設定は横640 縦400となっています。

  2. 仮想画面の枚数を変更する
    構文 Option AppletPage = (仮想画面の枚数)
    解説 仮想画面の枚数を設定します。仮想画面を使う事により、描画の高速化や画面の切り替えが可能となります。しかし、仮想画面はメモリを多く使うので、目的をよく考え最小限を指定してください。設定する数値は、0以上の十進整数でなければいけません。単位は枚です。デフォルト設定は2枚となっています。

  3. スプライトの個数を変更する
    構文 Option AppletSprite = (スプライトの個数)
    解説 スプライトの個数を設定します。スプライトを利用する事により、容易にグラフィックを表示したり、移動する事ができます。しかし、スプライトを多く表示すればする程、画面の描画に時間がかかるようになります。必要な数だけ指定するようにしてください。単位は個です。デフォルト設定は40個となっています。

  4. Option Explicit宣言
    構文 Option Explicit
    解説 宣言なしの変数の使用を禁止します。このオプションを指定した場合、変数は必ず Public/Private/Dim/Staticのいずれかを使って宣言しなければなりません。このオプションはメインプログラム、プロシージャ両方で有効です。デフォルトでは宣言なしの変数の使用は許可されています。

  5. Option Base宣言
    構文 Option Base (0又は1を指定)
    解説 配列の最低添字を指定します。0か1かのどちらかしか設定できないのに注意してください。デフォルトでは0が設定されています。

  6. 画面の予約領域の設定
    構文 Option ReservedWidth = (画面横両サイドの予約領域の幅)
    Option ReservedHeight = (画面縦両サイドの予約領域の高さ)
    解説 表示される画面のサイズはAppletWidth/AppletHeightで指定した値が使われますが、システム内部で保守する画面のサイズは 横 AppletWidth+ReservedWidth*2(ピクセル) 縦 AppletHeight+ReservedHeight*2(ピクセル)となります。このオプションは画面をスクロールさせる場合に有用です。わざわざ仮想画面を2枚使う事なく、スムーズな画面の移動が可能となります。設定する数値は、AppletWidth/AppletHeightと同様に0以上の十進整数でなければいけません。デフォルト設定は縦横両方とも32となっています。

  7. パラメータの設定
    構文 Option Parameter "パラメータ名"-"パラメータの内容"
    解説 パラメータの設定をプログラムファイルから行います。ここで設定されたパラメータはファイルを生成する際に適切な構文に変換されて埋め込まれます。
    パラメータを取得するには Param関数を使ってください。