BunnySep Ver1.0

Copyright(C)1999-2000 BunnySoftwareLab

Release Date : 2000.Jan.31

【はじめに】


この度は、BUNNYSEP Ver.1.0をご利用いただき有り難うございます。
このプログラムはテキスト及びHTMLファイルの特定データの抽出、変更、削除など
の目的で作られました。
例えば、ホームページ上のすべてのダウンロード部分をリストにして、ダウンロードソフト
へ渡すリストを作成するとか、リンク部分のみを抽出してリンクリストを作成するとか...
そういう感じのそふとです。 また、汎用性を持たせるためにスクリプトで処理を行って
います。 スクリプトと呼ぶような物でもないんですが、簡単な簡易言語です。
この簡易言語を以後BSSL(BunnySepScriptLanguage)と便宜上よびます。

【BSSLの説明】


このプログラムはこのBSSLが無ければ、全く意味をなさないのは、言うまでもありませんが、
BSSLはデータの方向処理のみを記述するだけの言語ですから、全く難しさはありません。

コマンドは小文字、半角で入力のこと。

【コマンドの説明 1】

infile 入力ファイルの設定 ファイル設定
書 式 infile index.html
説 明 加工したいファイルを指定します。 書式の部分でお分かりかとは思いますが、infileの後にスペースをはさんで、処理したいファイル名を入力します。

【コマンドの説明 2】

otfile 出力ファイルの設定 ファイル設定
書 式 otfile temp001.txt
説 明 加工後のファイルを指定します。 書式の部分でお分かりかとは思いますが、otfileの後にスペースをはさんで、処理後のファイル名を入力します。

【コマンドの説明 3】

mgfile 結合ファイルの設定 ファイル設定
書 式 mgfile temp001.txt
説 明 後で出てきますがマージ(結合)の時にのみ使用する入力ファイルの設定です。

【コマンドの説明 4】

valuea 処理変数aの設定 変数設定
書 式 valuea xxxxx
説 明 実行コマンドで使用される変数を格納するためのコマンドです。 意味はa変数にxxxxxを代入する。

【コマンドの説明 5】

valueb 処理変数bの設定 変数設定
書 式 valueb xxxxx
説 明 実行コマンドで使用される変数を格納するためのコマンドです。 意味はb変数にxxxxxを代入する。

【コマンドの説明 6】

delete ファイルの削除 実行コマンド
書 式 delete xxxxx
説 明 xxxxxで示される、ファイルを削除します。

【コマンドの説明 7】

strsrc データの検索 実行コマンド
書 式 strsrc
説 明

このコマンド自体はデータ検索の実行コマンドで単体では意味を持ちません。 このコマンドを使用するには他のコマンドと合わせて使用する事が必要です。

(exsample : strsrcを使用した場合のスクリプト)

infile tmp001.txt
otfile tmp002.txt
valuea http
strsrc

(意味)

1.入力ファイルの設定 入力ファイルにtmp001.txtを設定

2.出力ファイルの設定 出力ファイルにtmp002.txtを設定

3.変数aにhttpという文字列を設定

4.strsrcコマンド発行

(説明)

「tmp001.txt」より「http」という文字列を検索し、もし検索文字列が見つかった場合は、「tmp002.txt」に書き込む。と言う意味です。

【コマンドの説明 8】

strcng データの置換 実行コマンド
書 式 strcng
説 明

このコマンド自体はデータ検索の実行コマンドで単体では意味を持ちません。 このコマンドを使用するには他のコマンドと合わせて使用する事が必要です。

(exsample : strcngを使用した場合のスクリプト)

infile tmp001.txt
otfile tmp002.txt
valuea http
valueb HTTP
strcng

(意味)

1.入力ファイルの設定 入力ファイルにtmp001.txtを設定

2.出力ファイルの設定 出力ファイルにtmp002.txtを設定

3.変数aにhttpという文字列を設定

4.変数bにHTTPという文字列を設定

5.strsrcコマンド発行

(説明)

「tmp001.txt」より「http」という文字列を検索し、もし検索文字列が見つかった場合は、「http」を「HTTP」に変更し「tmp002.txt」に書き込む。と言う意味です。

【コマンドの説明 9】

endsep データの分解 実行コマンド
書 式 endsep
説 明

このコマンド自体はデータ検索の実行コマンドで単体では意味を持ちません。 このコマンドを使用するには他のコマンドと合わせて使用する事が必要です。

(exsample : endsepを使用した場合のスクリプト)

infile index.htm
otfile tmp000.txt
valuea >
endsep

(意味)

1.入力ファイルの設定 入力ファイルにindex.htmを設定

2.出力ファイルの設定 出力ファイルにtmp000.txtを設定

3.変数aに>という文字列を設定

4.endsepコマンド発行

(説明)

「index.htm」より「>」という文字列を検索し、もし検索文字列が見つかった場合は、そこまでを1行として「tmp000.txt」に書き込む。と言う意味です。

【コマンドの説明 10】

chrsep データの部分抽出 実行コマンド
書 式 chrsep
説 明

このコマンド自体はデータ検索の実行コマンドで単体では意味を持ちません。 このコマンドを使用するには他のコマンドと合わせて使用する事が必要です。

(exsample : chrsepを使用した場合のスクリプト)

infile index.htm
otfile tmp000.txt
valuea "
chrsep

(意味)

1.入力ファイルの設定 入力ファイルにindex.htmを設定

2.出力ファイルの設定 出力ファイルにtmp000.txtを設定

3.変数aに"という文字列を設定

4.chrsepコマンド発行

(説明)

「index.htm」より「"」で囲まれている文字列を検索し、もし検索文字列が見つかった場合は、「tmp000.txt」に書き込む。と言う意味です。

【コマンドの説明 11】

mrgdat データの結合 実行コマンド
書 式 mrgdat
説 明

このコマンド自体はデータ検索の実行コマンドで単体では意味を持ちません。 このコマンドを使用するには他のコマンドと合わせて使用する事が必要です。

(exsample : mrgdatを使用した場合のスクリプト)

infile tmp001.txt
mgfile tmp002.txt
otfile tmp003.txt
mrgdat

(意味)

1.入力ファイルの設定 入力ファイルにtmp001.txtを設定

2.入力ファイルの設定 結合ファイルにtmp002.txtを設定

3.出力ファイルの設定 出力ファイルにtmp003.txtを設定

3.mrgdatコマンド発行

(説明)

「tmp001.txt」と「tmp002.txt」を結合させて「tmp003.txt」に書き込む。と言う意味です。

【コマンドの説明 12】

strpls 文字データの追加 実行コマンド
書 式 strpls
説 明

このコマンド自体はデータ検索の実行コマンドで単体では意味を持ちません。 このコマンドを使用するには他のコマンドと合わせて使用する事が必要です。

(exsample : chrsepを使用した場合のスクリプト)

infile tmp001.txt
otfile tmp004.txt
valuea testdata:
valueb B
strpls

(意味)

1.入力ファイルの設定 入力ファイルにtmp001.txtを設定

2.出力ファイルの設定 出力ファイルにtmp004.txtを設定

3.変数aにtestdata:という文字列を設定

4.変数bにBという文字列を設定

5.strplsコマンド発行

(説明)

方向制御変数としての変数b の説明

変数bにFを格納すると、変数aとinfileで指定しているファイルから1行読み込んだデータと結合させます。 変数aが先にきます。

変数bにBを格納すると、変数aとinfileで指定しているファイルから1行読み込んだデータと結合させます。 変数aが後にきます。

上記スクリプトの説明は「tmp001.txt」より1行読み込み、その行の後ろに変数aで示される「testdata:」を結合させて、「tmp004.txt」に書き込む。と言う意味です。

注意:

プログラムはどこに有っても問題は有りませんが、スクリプトファイルと加工したいと思われるファイルは同じディレクトリにおいてください。

処理ディレクトリ名のテキストボックスをダブルクリックすると、ディレクトリ選択画面が表示されます。

処理スクリプト名のテキストボックスをダブルクリックすると、スクリプト選択画面が表示されます。

スクリプト実行ボタンを押すとスクリプトにしたがって、処理を開始します。

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