他国語対応

概要   

言語の追加

組込み言語以外の言語を追加するには、「言語定義ファイル」を作るか手に入れるかする必要があります。
言語定義ファイルとは、その言語での BzEdit 上で使われる文字列を列挙したテキストファイルで、拡張子は「bzl」 です。→サンプル(スペイン語)spsample.bzl.txt
これを BzEdit.exe と同じフォルダに入れておくと、起動時に読込まれ、言語メニューから選べるようになります。

言語定義ファイルのフォーマット

ini ファイル形式です。すなわち以下の様な構造になっています。
[セクション] 
キー=定義
キー=定義
キー=定義

;コメント
[セクション] 
キー=定義
キー=定義
・・・
※「キー=定義」は1行で記述します。途中に改行を入れる事はできません。
※[セクション]、「キー=定義」のフォーマットでない行は無視されます。
したがって、「[」や実在のキーと重複しない文字列で始めれば何でもコメント行にできるわけですが、 コメント行は「;」で始めるのが ini ファイルの習慣となっているようです。
[General]
全体に関る定義を指定するセクション
Nameキー
言語メニューに表示される名前です。(必須)
Baseキー
言語定義ファイルで定義が省略された言葉をどの言語で表示するかを指定します。 "English" か "Japanese" のどちらかを選んで下さい。[Captions][Messages]の全ての定義を記述する場合は不要ですが、それ以外は必須です。
Loadキー
BzEdit が起動時に読込むかどうかを指定します。yes 以外またはこのキーが無い場合は読込まれません。
[Captions]
様々なキャプション文字列を定義するセクション。
キーは263種類ありますが、全てを定義する必要はありません。
M_ で始まるものはメニュー、H_ で始まるものはヒント、D_ で始まるものはダイアログタイトル、 C_ で始まるものは コントロールのキャプションを意味します。
複数行にわたる文字列を指定することはできません。
メニューおよびコントロール用の文字列では、「&」に続く文字は、アクセラレータキーとなります。 すなわち、そのメニューやコントロールが表示されている場面で、キーボードのその文字のキーを Alt キーとともに押すことにより 選択ができる、というものです。表示は下線付きとなります。(例)&File --> File
「&」そのものを表示したい時は「&&」とします。
[Messages]
エラーメッセージや、問い合わせ文字列などを定義するセクション。 「\n」で改行を表せます。「\n」自体を記述したい時は「\\n」とします。 キーは10種類ありますが。全てを定義する必要はありません。
言語ファイルを作る方法は以下のとおり。
  1. まず、地球アイコンを右クリックして出るメニューから「言語定義ファイルの出力」を選んで、 日本語のフルバージョンの定義ファイルを得ます。
  2. 次に、これをテキストエディタ等で開き、[General]セクションに Base 指定を加えます。(English か Japanese) Load は yes にします。
  3. 次に、[Captions] および [Messages] セクションの言語定義のうち必要なものを、新しい言語に訳したものに 書き換えます。Base 言語と同じで良いものは、キー自体を削除します。
  4. ファイルを保存して、BzEdit を再起動します。 地球アイコンから新しい言語を選択して、各メニューなどの表示が正しいかチェックしてください。

Base のいらない完全な言語定義ファイル、または一般に実用的と思われる範囲を網羅した言語定義ファイルを 作られた方は作者までご一報を。BzEdit ホームサイトへ掲載するか、リンクさせていいただきたいと思います。


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