JOG PowerJOG
(C)2000 Simple-Palm
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  01 PowerJOGとは   08 アプリケーションの起動
  02 PowerJOGの機能   09 DAの起動
  03 基本操作   10 一時停止
  04 ご注意   11 電源オフ・ホーム・ヘルプ
  05 インストール・バージョンアップ   12 メニューを出さずに使える機能
  06 メニューを実行する   13 トラブルシューティング
  07 ボタンを押す  
 
     

(1)PowerJOGとは

 
   PowerJOGはSONY製のPalmOS搭載機CLIE(PEG-S300及びPEG-S500C:日本語版)で動作し、すべてのアプリケーションでジョグダイヤルを利用可能にするソフトウェアです。
 PowerJOGをインストールし、動作を開始したら、いつでもジョグダイヤルを押しつづけることでPowerJOGのメニューが表われ、ボタンを押す、メニューを実行する、アプリケーションを起動するなどさまざまな機能を利用できます。また、ジョグダイヤルに対応していないソフトでも、ジョグダイヤルにより画面のスクロールが可能になります。さらに、従来はペンを使わないとできなかったポップアップリストの選択操作もジョグダイヤルで行うことができます。

 本ソフトウェアはインストール後30日間の試用ができるお験し版です。製品版の御購入はSonyStyle内PDA Styleのソフトウェアコーナー、もしくはVis-A-Visでお願いします。

 SonyStyle : http://www.jp.sonystyle.com/peg/

  Vis-a-Vis : http://www.visavis.co.jp

 ご利用の前に必ず本マニュアルをお読みください。
 

PowerJOGのメニューを出す
画面上のボタンを押す
メニューの選択、実行
アプリケーションの起動
ポップアップリストの選択、決定
 
 
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(2)PowerJOGの機能

 
   PowerJOGを使うとジョグダイヤルに対応していないアプリケーションでも、ジョグダイヤルのみで以下の操作が可能です。 

(PowerJOGのメニューから実行)
・メニューの実行 
・画面上のボタンを押す
・ホームに戻る 
・電源を切る(注1)
・アプリケーションを起動する 
・DA(注2)を起動する

(PowerJOGのメニューを出さずに使える機能)
・ポップアップリストを選択する
・ジョグダイヤルを回すことで画面を上下にスクロールさせる(注3)
・ダイアログウィンドウでボタンを押す

 (注1)ジョグダイヤルで電源を入れることはできません。
 (注2)DAとはPalmOSの機能を拡張するソフトウェアの一種です。
 (注3)CLIE前面のアドレスボタンとToDoボタンの間にあるにあるスクロールボタンで画面がスクロールしないアプリケーションでは動作しません。

 
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(3)基本操作

 
  PowerJOGではジョグダイヤルを以下のように用います。

・押しつづけるPowerJOGメニューの表示、様々な場面で操作をキャンセルする
・押して離す項目の決定
・上下へ回す選択項目を1つ移動
・押しながら上下へ回す選択項目を1画面分移動

 どのアプリケーションを使っているときでも、ジョグダイヤルを押しつづけると以下のようなメニュー画面が現れます。ここがPowerJOGの入り口です。

    

 
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(4)ご注意

 
   一部のアプリケーションではPowerJOGが動作しない、もしくは機能が一部制限される場合があります。また、ジョグダイヤル対応アプリケーションの中には、ジョグダイヤルを回したときに選択項目が一度に2つ動いてしまう、もしくは選択された項目の反転表示が解除されてしまうなどの症状がでる場合があります。

 アプリケーションによってはPowerJOGを意図的に動作停止するものもあります。(該当アプリケーションのマニュアルを御参照下さい)

 PowerJOG利用中は本来ジョグを押したときに起こる操作(カテゴリの変更など)が、ジョグを離したときに行われます。

 一部のアプリケーションでは画面上ではボタンに見えても、PowerJOGではボタンとしてみなされず、押すことができない場合があります。

 これ以外にも正常な動作をしない場合、「トラブルシューティング」を御参照下さい。

 本ソフトウェアは無保証です。動作結果による損害については一切保証できません。
 本ソフトウェアのリバースエンジニアリングを禁じます。
 

 
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(5)インストール・バージョンアップ

 
   インストールの方法は現在ベータ版のPowerJOGを使っているかどうかによって変わってきます。

 ・PowerJOGを初めて使う方は(新規インストールの場合)に従ってください。
 ・PowerJOGのベータ版を使っている方は(バージョンアップの場合)に従ってください。

PowerJOGの利用を停止する場合は(本ソフトウェアを削除する場合)に従ってください。

(新規インストールの場合)

 本パッケージに含まれるpowerjog-j.prcをHotSync、もしくはMemoryStick経由でお使いのCLIEにインストールします。インストールの方法はCLIEのマニュアルを参照してください。

 HotSyncによるインストールが完了するとリセットを指示する画面が現れますので、「リセット」ボタンを押します。これでPowerJOGが動作開始します。
 MS Gateを用いてMemoryStick経由でインストールした場合、下記「動作再開方法」に従い動作を開始してください。

(バージョンアップの場合)

 下記「動作停止方法」に従い、PowerJOGを停止します。その後、HotSyncもしくはMemoryStick経由で新しいバージョンのpowerjog-j.prcをインストールします。(HotSyncの場合、リセットがかかります)

 その後、再度PowerJOGを起動し、「ON」ボタンを押してPowerJOGの動作を再開させます。

(本ソフトウェアを削除する場合)

 下記「動作停止方法」に従い、PowerJOGを停止します。次にホーム画面で「アプリケーション」メニューから「削除...」を実行し削除画面に移動し、PowerJOGをタップ後「削除」ボタンを押します。

(動作停止方法)
 PowerJOGを削除する、もしくはバージョンアップをする場合、まずPowerJOGを停止する必要があります。そのためには、まずホームアイコンを押してPowerJOGを起動します。以下のようにPowerJOGの動作状態が表示されますので、「OFF」ボタンを押します。

    

 以下のようなメッセージが表われますので、「OK」ボタンを押します。リセットがかかり、PowerJOGが停止します。

    

(動作再開方法)

 動作停止方法と同様の手順でPowerJOGの動作を再開することができます。違いは「OFF]ボタンの代わりに「ON」ボタンを押すことだけです。

(その他)
 PowerJOGの起動画面では画面下部のボタンを押すことにより、作者からのメッセージ、ヘルプを見ることができます。
 

 
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(6)メニューを実行する

 
   ジョグダイヤルを押しつづけ、PowerJOGのメニューを出し「メニュー」を選択すると、ジョグダイヤルによりメニュー実行できます。

 メニューが表示されている状態では以下の操作が可能です。

・上下へ回すメニュー項目の選択
・一番上のメニューが選択されている状態でさらに上へ回すとなりのメニューを開く
・押して離す選択されているメニューを実行
・押しつづける、画面をタップするキャンセル

(ご注意)PowerJOGでメニューを表示した場合、ペンによるメニューの選択はできません。また、メニューアイコンをタップしてメニューを表示した場合、ジョグダイヤルによる操作はできません。

    

画面にメニューがない場合、以下のような画面が表示されます。ジョグダイヤルを押すとこの画面は消えます。

    

(ご注意)ホーム画面でジョグダイヤルを動かし、アプリケーションの一覧が表示されている状態で「メニュー」を実行してもこのメッセージが表示されます。アプリケーションの一覧が消えてから実行してください。

 
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(7)ボタンを押す

 
   ジョグダイヤルを押しつづけ、PowerJOGのメニューを出し「ボタン」を選択すると、画面上のボタン、チェックボックス、ポップアップリスト等をジョグにより実行できます。この画面では押すことができるボタンに枠がついて表示され、現在選択されているボタンが点滅します。

 この画面では以下の操作が可能です。

・上下へ回す選択されているボタン等の移動
・押して離す選択されているボタン等を押す
・押しつづける、画面をタップする キャンセル

    

 
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(8)アプリケーションの起動

 
   ジョグダイヤルを押しつづけ、PowerJOGのメニューを出し「アプリ起動」を選択すると、アプリケーションを起動できます。

 アプリケーションの一覧が表示されている状態では以下の操作が可能です。また、ペンによりアプリケーションを選択することも可能です。

ジョグダイヤル
・上下へ回すアプリケーションの選択
・押して離す選択されているアプリケーションを実行
・押しながら上下へ回す一画面分選択を移動する
・押しつづけるキャンセル

 メニューの「前のページ」「次のページ」を押すと、一画面分移動します。
 

    
 

 
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(9)DA(Desk Accessory)の起動

 
  「DA起動」を選択するとDA(注)を起動できます。また、DAが起動している場合、DAを停止することができます。

 DAの一覧が表示されている状態では以下の操作が可能です。また、ペンによりアプリケーションを選択することも可能です。

ジョグダイヤル
・上下へ回すアプリケーションの選択
・押して離す選択されているアプリケーションを実行
・押しながら上下へ回す一画面分選択を移動する
・押しつづけるキャンセル
 

   

(注)DA(Desk Accessory)とはPalmOS用の機能を拡張するソフトの一種で、機能は限られますが、動作中のアプリケーションを終了することなく利用することができる便利なものです。
 CLIE購入時DAはインストールされていませんので、ユーザーがインストールする必要があります。PowerJOGには「ロック&電源オフ」「バックライト」が添付されていますので、お試し下さい。

 DAによってはPowerJOGによる停止ができない場合があります。この場合、各DAのマニュアルにしたがってDAを停止してください。

 DAがインストールされていない場合、以下のような画面が現れます。

     

 
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(10)一時停止

 
  「一時停止」を選択すると、そのアプリケーションを実行している間PowerJOGの機能が停止します。4つのボタンを押す、ホームアイコンを押すなどしてアプリケーションを切り替えると再度PowerJOGが利用可能になります。

 アプリケーション自身がジョグダイヤルの押しつづけ機能を使っている時や、PowerJOGが正常に動作しない場合にこの機能を利用します。
 

    
 

(注意)一時停止を行うと、PowerJOGのメニューは出なくなりますが、それ以外の機能(ポップアップリストの選択、ダイアログのボタンを押すなど)は有効のままです。
 また、アプリケーションによっては自動的にPowerJOGの動作を停止させるものがあります。各アプリケーションのマニュアルを参照してください。

 
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(11)電源オフ・ホーム・ヘルプ

 
  「電源オフ」を選択すると、CLIEの電源を切ることができます。ジョグダイヤルで電源を入れることはできません。

「ホーム」を選択すると、ホーム画面に移動することができます。すでにホーム画面が表示されている場合はホーム画面のカテゴリが変わります。

「ヘルプ」を選択すると、ヘルプ画面が表示されます。ヘルプ画面ではジョグダイヤルを上下に動かすことにより画面を移動し、押すことで元の画面に戻ります。

    
 
 

 

 
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(12)メニューを出さずに使える機能

 
  以下の機能もPowerJOGの機能の一部です。

・ポップアップリストの項目をジョグダイヤルで選択、決定する

 ホーム画面で画面右上にあるカテゴリをタップした後、ジョグダイヤルを上下に動かしてみてください。従来はポップアップリストが消えてしまいましたが、PowerJOGによりジョグダイヤルでカテゴリを選択することができます。

    

・ダイアログウィンドウでボタンを選択して、押す

  この機能が使えるときは、下図のようにボタンが二重線で囲まれています。この状態でジョグダイヤルを動かすと二重線で囲まれているボタンが移動し、ジョグダイヤルを押すことでそのボタンを押すことができます。

    
 

・ジョグダイヤルの上下で画面をスクロールする

 DateBK3/BK4、メール、支払いメモなどジョグダイヤルに対応していないソフトでもジョグダイヤルを上下に回すことにより画面のスクロールが可能です。(PowerJOGのメニューを出す必要はありません)

 ジョグダイヤルで画面がスクロールしない場合はPowerJOGのメニューから「PowerUp」を実行すると画面がスクロールするようになります。

(注意)上下ボタンを押しても画面がスクロールしないソフトでは動作しません。
 

 
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(13)トラブルシューティング

 
  (症状1)全てのアプリケーションでPowerJOGのメニューが表われない

 ・ホーム画面からPowerJOGを起動し、「ON」が反転していることを確認してください。「OFF」が反転している場合、ONを押して、PowerJOGを動作開始します。

 ・MS Autorunをお使いの場合に、PowerJOGが動作しないことがあります。メモリースティックを抜いた状態でPowerJOGの動作停止/動作再開を行ってください。

(症状2)特定のアプリケーションでPowerJOGのメニューが表われない

 ジョグダイヤルに対応しているアプリケーションの一部は起動時にPowerJOGを停止させます。お使いのアプリケーションのマニュアルを参照下さい。

 ごく一部のアプリケーションはPowerJOGと互換性がない場合があります。アプリケーション開発元及びPowerJOGの開発元であるsupport@simple-palm.comに連絡してください。

(症状3)ジョグダイヤルを動かしても画面がスクロールしない

 本体下部にあるスクロールボタンを押してください。それで画面がスクロールする場合、PowerJOGのメニューから「PowerUp」を実行することにより、ジョグダイヤルにより画面がスクロールするようになります。スクロールボタンを押しても画面がスクロールしない場合、ジョグダイヤルでは画面をスクロールさせることはできません。

  リセットを行った場合、再度PowerUpを実行する必要があります。

(症状4)ジョグダイヤルを押しっぱなしにするとアプリケーションの説明と異なり、PowerJOGのメニューが出てしまう

 PowerJOGのメニューから「一時停止」を実行してください。アプリケーション本来の動作に戻ります。

(症状5)ATOKを利用中、ジョグダイヤルで漢字変換ができない

 DateBK3/DateBK4等ごく一部のソフトウェアではこの症状が起きてしまいます。Graffitiエリアの「変換ボタン」を押す、もしくはGraffitiでスペースを入力することで漢字変換を行ってください。変換ウィンドウが出た後はジョグダイヤルで変換候補を選択することができます。

(症状6)PowerJOGを削除しようとすると「PowerJOGを削除できません」と表示される

 PowerJOG動作中はPowerJOGを削除することができません。PowerJOGを起動して、OFFにした後で再度削除してください。

(症状7)ベータ版のPowerJOGを利用しており、新しいものをインストールしようとすると、HotSync時にエラーが出る

 PowerJOG動作中は新しいバージョンを上書きインストールするはできません。PowerJOGを起動して、OFFにした後でHotSyncによりインストールしてください。

(症状8)PS Cruiser、PalmScape用のチャンネルがアプリ起動の画面に表われない

 申し訳ありませんが仕様です。いったんPalmScapeを起動した後、それらを開いてください。

(症状9)メニューアイコンをタップするとメニューが表示されるのに、PowerJOGは「この画面にはメニューがありません」と表示する

 ごく一部のアプリケーションでこの症状が確認されています。お手数ですが、ペンでメニューを実行してください。

(症状10)メモ帳、アドレス等ジョグダイヤルに対応しているソフトでジョグダイヤルを動かすと、選択されている項目がひとつずつ動かず、画面がスクロールしてしまう

 ジョグダイヤル対応ソフトで「PowerUp」を実行した場合にこの症状が表われます。PowerJOGのメニューから「PowerUp中止」を実行してください。

(症状11)ホームが表示されているときにPowerJOGのメニューから「ホーム」を実行すると、画面が切り替わってしまう

 これは仕様です。ホームが表示されているときにPowerJOGのメニューから「ホーム」を実行すると、次のカテゴリのアプリケーションが表示されます。

(症状12)メニューをジョグダイヤルで操作できない

 画面のメニューアイコンをタップしてメニューを出した場合、ジョグダイヤルによる操作はできません。PowerJOGのメニューを出し、そこで「メニュー」を実行してください。

(症状13)「ボタン」を実行しても、画面のボタンに枠がつかず、選択できない

 画面上ではボタンに見えても、内部的にはボタンではない場合があり、この場合、PowerJOGでは押すことができません。アプリケーションの開発元にお問い合わせ下さい。

(症状14)通常はジョグダイヤルを押したときに起こることがジョグダイヤルを離したときに起こるようになった

 PowerJOG動作中はこれが正常な動作です。「一時停止」を実行すると元の状態に戻ります。

(症状15)メモリースティックを挿入しても認識されない

 PowerJOGのメニューを表示している状態、ボタンを選択している状態、メニューを表示している状態等でメモリースティックを挿入すると認識されません。お手数ですが、PowerJOGを利用していない状態で再度メモリースティックの抜き差しを行ってください。

(症状16)ジョグダイヤルを回すと選択項目が一度に二つ動いてしまう、もしくは画面が2回切り替わってしまう

 ジョグダイヤル対応アプリケーションの一部でこのような症状が出ることがあります。この場合、PowerJOGのメニューから「一時停止」を実行してください。

(症状17)ジョグダイヤルを回すと選択項目の反転表示が消えてしまう

 gMedia等ジョグダイヤル対応アプリケーションの一部でこのような症状が出ることがあります。この場合、PowerJOGのメニューから「一時停止」を実行してください。

(症状18)「DA起動」を実行すると「DAがインストールされていません」と表示される

 CLIEにはDAはインストールされていません。ユーザーがお使いになるDAを自分でインストールする必要があります。PowerJOGではSample DAディレクトリ内にふたつのDAが添付されていますので、HotSyncもしくはMemoryStick経由でインストールしてから「DA起動」を実行します。

 

 
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(C)2000 Simple-Palm

Special Thanks to Vis-A-Vis and SONY Style