コマンドラインバイナリエディタ&一括バイナリチェンジ
「豆腐と水」
Version 1.04
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警告
このプログラムはファイルを破壊する恐れがありますので
実行前にかならず対象ファイルのバックアップを作成してください。
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目次
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1.1 機能説明
このソフトウェアは対象ファイルを部分的に書き換えるプログラムです。BCGファイルを作成することにより、一括で複数のファイルを複数箇所書き換えることが出来ます。
Windows98
Copyright(c) 2001 Yamaoka Hisasi
第3者への配布は制限しません。
雑誌等への転載の場合はメールにてご連絡ください。
なお、このソフトウェアにより、何らかの被害を被っても、作者は責任を負いません。
ご意見、バグ情報、動作確認情報などをお知らせ頂けると幸いです。
e-mail y13i@hotmail.com
ファイル名 | 内容説明 |
---|---|
BINCHG.EXE | バイナリチェンジプログラム |
README.HTM | 簡易利用マニュアル |
BCG.ICO | BCGファイル用アイコン |
<BCGTEST> | BCGファイルのテストデータ。C:\に移動してください。 |
SAMPLE1.BCG | 一つのファイルを連続で書き換える。 |
チェック機能を利用する。 | |
SAMPLE1R.BCG | SAMPLE1.BCGで書き換えた内容を元に戻します。 |
SAMPLE2.BCG | 2つ以上のファイルを書き換える |
フォルダ内のファイルを書き換える | |
bcgファイル中で基準フォルダを変更する。 | |
SAMPLE2R.BCG | SAMPLE2.BCGで書き換えた内容を元に戻します。 |
SAMPLE3.BCG | 基準パスにbcgファイルが存在するパスを利用する |
SAMPLE4(3R).BCG | 旧値チェックをOFFにする |
SAMPLE5.BCG | 0000:FF FF形式の解説 |
SAMPKE5R.BCG | SAMPLE5のリカバリ |
<BATTEST> |
DOSのバッチコマンドを利用して一括処理を行うサンプルです。C:\に移動してください。 |
BATTEST.BAT | バッチファイルを利用したサンプル |
BATTEST-R.BAT | BATTEST.BATで変更した内容を元に戻します |
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このプログラムは2種類の起動方法があります。
・コマンドラインからの単純書き換え
・BCGファイルからの一括書き換え
書式1(旧値チェック機能有り)
BINCHG [ファイル名] [アドレス] [旧値] [新値]
書式2(旧値チェック機能無し)
BINCHG [ファイル名] [アドレス] [新値]
[ファイル名]
データを書き換えるファイルを指定します。
[アドレス]
ファイル中の書き換えるアドレスを指定します。16進数で指定してください。
[旧値]
書き換える前の値を16進数で指定します(00〜FF).この値を設定すると、自動的にチェック機能が働きます。チェック機能とは、[アドレス]で指定された場所の値が[旧値]で指定した値と異なる場合に、書き換えを行わないようにする機能です。
[新値]
実際に書き込む値を16進数で指定します。
(入力例)
C:\>BINCHG TEST.TXT 000000FD EE FF
C:\TEST.TXTのアドレスFDがEEであればFFに書き換える.
C:\FOL1>BINCHG TEST.TXT E211E EE
C:\FOL1\TEST.TXTのアドレスE211EをEEに書き換える。
C:\FOL1>BINCHG FOL2\TEST.TXT 32EF 33 3F
C:\FOL1\FOL2\TEST.TXTのアドレス32EFが33であれば3Fに書き換える。
BCGファイルはC:\WINDOWS\COMMAND\BINCHG.EXEに関連づけされているので、BCGファイルをダブルクリックすれば自動的に書き換えが実行されます。
関連づけしたファイルをダブルクリックするという事は、内部的には
BINCHG [BCGファイル]
と行われているのですが、とくに意識する必要はありません。
BCGファイルを使用すると、ファイル中の全てのコマンドをチェックし、旧値チェックや、ファイルサイズチェックなどを行います。そのチェックで一つでもエラーがあった場合には書き換えをいっさい行いません。
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BCGファイルのでは以下の5つの機能が利用できます。
コメント |
チェックスイッチ |
ディレクトリ指定/変更 |
ファイル指定/変更 |
書き換え |
先頭が#で始まる行はコメントとみなします。
(記入例)
#この行はコメントです。
#########バイナリチェンジ
#
#テスト
CHECK(チェックスイッチ)
このコマンドで旧値チェックのON/OFFを操作します。スイッチはBCGファイルの途中で何度でも変更することが出来ますので、特定のファイルにだけ、旧値チェックを行って、他のファイルはチェックを行わないと事も出来ます。
※デフォルトはONですので、このコマンドは指定しなくても自動的にチェック機能が動作します。
(入力例)
CHECK = ON
CHECK = OFF
check on
check off
PATH(ディレクトリ指定)
以降にFILEコマンドで指定するファイルが存在するディレクトリを指定します。このアドレスが指定されていない場合は、規定値としてBCGファイルが存在するディレクトリが設定されています。
なお、この指定は次にPATHコマンドが登場するまで有効です。
▼注意▲
ディレクトリ名に半角ホワイトスペースが使用されている場合は=を省略しないでください。
(入力例)
PATH = C:\TEST
PATH = c:\My Documents
path c:\test
path c:\test\test\test
FILE(ファイル指定)
データを変更する対象のファイル名を指定します。この指定を変えずにCHANGEコマンドを使用すると連続してそのファイルを書き換えることが出来ます。この指定は次にFILEコマンドが登場するまで有効です。
※fileコマンド中にディレクトリを埋め込むとpathコマンドで指定したディレクトリのサブディレクトリにアクセスできます。
▼注意▲
ファイル名に半角ホワイトスペースが使用されている場合は=を省略しないでください。
(入力例)
FILE = README.TXT
FILE = my data\README.TXT
file test.dxf
file cad\kokuren.dxf
CHANGE(書換)
ファイルを書き換えるコマンドです。ここで旧値を指定しないと旧値チェックを行いません。
(入力例)
CHANGE = 00001 EE DF
CHANGE 000FF FF 43
CHANGE 00FF3 FF ←この場合は旧値が指定されていないため強制的にFFに書き換える
0000FF:EE 44
0000FF:44 ←この場合も同様に強制的に44に書き換える
※BCGファイルについてはサンプルを用意しましたのでそれを参照してください。