「窓を動かすんデス。」の簡易的マニュアル

(時間ができたらちゃんとした物を作ります…) 「窓を動かすんデス。」はアクティブな窓を動かしたり、 一つ前にアクティブだった窓を動かしたりする アプリケーションです。 また、一つ前にアクティブだった窓をスクロールさせる 事もできます。 Shift キーを押す事で 5 倍のスピードになります。 これを使う事によってデータエントリーなどの作業が 多分、楽になるはずです。 例えば、入力したい物をスキャナーなどで画像ファイルにします。 で、その画像ファイルを適当な画像ビューアで表示して下さい。 その後、エディターを起動して下さい。 この例だと最初に IrfanView32 で画像ファイルを表示し、その後 エディターであるメモ帳を起動しました。 この状態で Ctrl-d を押すと画像ビューアが下にスクロールします。 逆に Ctrl-e を押すと画像ビューアが上にスクロールします。 Ctrl-j を押す事で、モードが変更されます。 モードは以下の 3 種類有ります。 ・(画像ビューアの) スクロール ・エディターの窓移動 ・画像ビューアの窓移動 操作に使うキーは以下の通りです。 ┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬── │ │ │E│ │T│Y│ │ │ │ │   ┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬─  │ │ │D│ │┃ ││ │ │ │  ─┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬   │ │ │ │ │ │ ││ │ │ │ ──┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴ E…上 D…下 T…左 Y…右 J…モード変更 M…「Enabled → Disabled」の変更 G…アクティブな窓の切り替え これらのキーはカスタマイズが可能です。



「窓を動かすんデス。」が有効になっている時は上のように、タスクトレイに
アイコンが表示されます。
一時的に無効にしたい場合は、このアイコンを左クリックして下さい。
(または Ctrl+m を押して下さい。)
下のように、赤いバツが付き、「窓を動かすんデス。」は無効になります。
再び有効にしたい場合は、再びクリックして下さい。
● 注意! Ctrl+m では「Disabled → Enabled」とする事ができません! ●



また、アプリケーションを終了したい場合は、このアイコンを右クリックし
「終了」を選んで下さい。

タスクトレイに表示されるアイコンは
・(画像ビューアの) スクロール → 
・エディターの窓移動 → 
・画像ビューアの窓移動 → 
となっています。




設定画面です。
非常にややこしくて恐縮ですが、左側の「スクロール量」と「窓の移動量」は
変更した後、右下の「OK ボタン」や「キャンセルボタン」を押さなくても
設定に反映されるようになっています。つまり、この設定画面の窓を
閉じなくても良いのです。
この設定画面を開いたままで、お気に入りのスクロール量、窓の移動量を
探してみて下さい。ちなみにスクロール量や窓の移動量をいじった後、
画像ビューア → エディター
の順でアクティブにする事を忘れないで下さい。
そしてお気に入りのスクロール量、窓の移動量が見つかりましたら、
「OK ボタン」を押して、その設定を確定して下さい。
逆にいろいろ試して、「やっぱり前の状態に戻したいなぁ」と思ったら
「キャンセル」ボタンを押して下さい。

右側のキー設定やその他の設定 (AUTO_EDITOR_MOVE, OLD_STYLE) は
「OK ボタン」を押さない限り、設定に反映されません。
スクロール量や窓の移動量とは、扱いが異なるので注意して下さい。

○ mado_move.ini の簡単な説明 (設定画面が使いづらい場合は ini ファイルを
エディターで直接編集して下さい。)

[key]
OPE_UP 上のキーです。
OPE_DOWN
OPE_LEFT
OPE_RIGHT
MODE_CHANGE モードの変更に使うキーです。
TO_DISABLED 「Enabled → Disabled」の変更に使うキーです。
ACTIVE_CHANGE アクティブな窓を切り替えます。

[value]
S_UP	上にスクロールする値です。細かくスクロールしたい
	場合は小さい値、逆におおざっぱにスクロールしたい場合は大きめの
	値を指定して下さい。
S_DOWN
S_LEFT
S_RIGHT
S_UP2	Shift キーを押した時の、上にスクロールする値です。
S_DOWN2
S_LEFT2
S_RIGHT2
W_UP	上に窓が移動する値です。細かく移動したい
	場合は小さい値、逆におおざっぱに移動したい場合は大きめの
	値を指定して下さい。
W_DOWN
W_LEFT
W_RIGHT
W_UP2	Shift キーを押した時の、上に窓が移動する値です。
W_DOWN2
W_LEFT2
W_RIGHT2
AUTO_EDITOR_MOVE	画像ビューアがこれ以上スクロールできないような状態になった時、
	エディターが自動的に移動するかどうか、を決定する変数です。
	1 で有効、0 で無効です。
OLD_STYLE	古いアプリケーション (IrfanView32 Version 3.17 など) で使う場合は 1 に
	してみて下さい。それ以外はそのまま 0 で良いはずです。
	この値は上下スクロールにのみ関係してきます。


スクロール量や窓の移動量は -999 〜 999 の範囲で指定可能です。
key は null (空) を指定する事も可能です。これによりそのキー (機能) は
使えなくなります。TO_DISABLED や ACTIVE_CHANGE は使わないと言う方は
	TO_DISABLED=m
	ACTIVE_CHANGE=g
となっているのを、
	TO_DISABLED=
	ACTIVE_CHANGE=
とする事により、その機能を使わずに済みます。
もちろん、設定画面で指定された文字を削除する事でも上の操作は可能です。


○ いろいろなアプリケーションとの相性 ◎ スクロールする画像ビューア (または、アプリケーション) ・IrfanView32 v3.30 (値は小さめが良い) http://www.forest.impress.co.jp/library/irfanview.html ・GV v0.85 (値は大きめが良い) http://www.forest.impress.co.jp/library/gv.html ・Susie for Win32 v0.45a (値はそのままが良い) http://www.forest.impress.co.jp/library/susie.html △ スクロールに少し難が有る画像ビューア (または、アプリケーション) ・Netscape Navigator 4.04 [ja] (AUTO_EDITOR_MOVE = 0 にすると良いです。) × スクロールしない画像ビューア (または、アプリケーション) ・ペイント (Windows95 OSR2.1 付属) ・Imaging (Windows95 OSR2.1 付属) ・InternetExplorer 4.01 SP1 ・Acrobat Reader 3.0J 時間ができたら、スクロールしないアプリケーションでもスクロールするように する事ができるかどうか、試してみます。 一番相性が良いアプリケーションは、確認した限りでは IrfanView32 Version 3.17 です。上下のスクロールが他の画像ビューアと比べ、 かなり快適です。 ただし、設定を OLD_STYLE = 0 ではなく、 OLD_STYLE = 1 とする必要が有ります。 Version 3.17 より後の IrfanView32 はスクロールバーの仕様が変わった みたいです。 ちなみに IrfanView32 のページはhttp://www.irfanview.com/です。 古いバージョンの IrfanView32 (ファイル名は iview317.zip) はここで 検索すれば見つかります。 (日本語化された Version 3.17 は以下の Web ページにて公開されています。 http://www.platon.co.jp/~hide/iview/ ) 最近、気が付いたのですが、マシンによっては窓を動かしたり スクロールするのがかなり重いみたいです。 うちに有る、以下の 2 台のマシンではそこそこ快適に使えます。 ・Pentium3 650MHz, 256MB, Windows95 OSR2.1 (ビデオカード Voodoo3 3000) ・Celeron 333MHz, 64MB, Windows98 (ビデオカード Voodoo Banshee) もしかしたら、OS や使っている画像ビューア、表示している画像ファイルの大きさ などによっても使い心地が違うのかも知れません。 一番大切なのは、多分ビデオカードだと思います。最近のビデオカードなら どれも性能が良いので、多分、快適に使えるはずです。
○ おまけ 「窓を動かすんデス。」はレジストリを使っていません。 ini ファイルに設定を保存します。逆に複数の ini ファイルを 用意したり、複数のフォルダに「窓を動かすんデス。」を インストールすれば、以下のような使い方が可能です。 ・画像ビューア毎に使い分ける。(GV 用の設定、IrfanView32 用の設定、など) ・人毎に設定を保存する。(山田さん用の設定、田中さん用の設定、など) ・入力するデータ毎に使い分ける。(縦書きの新聞用の設定、洋楽の歌詞カード入力用の設定、など) ↓ 縦書きに対応したワープロソフト (MS-Word など) を使えば 新聞や縦書きで書かれた書類の類も入力できます。 Ctrl+t を押せば左へ、Ctrl+y を押せば右にスクロールします。 日本語版、と言うか、日本語化された IrfanView32 と言うのが有るみたいです。 (私自身は英語版の方が使い慣れているので試していません。) IrfanView32 は非常にすばらしく、そして非常に多機能な画像ビューアです。 多分、フリーウェアの中では最強ではないでしょうか。 英語だからと言って、使った事が無い方はぜひ試してみて下さい。 http://www.platon.co.jp/~hide/iview/ 日本語化された Version 3.17 http://cvnweb.bai.ne.jp/~kusumoto/iview/index.html 最新のバージョンはこっちで航海されています。 ○ 紹介して頂いた本や Web ページなど 本当に、感謝感激雨あられです。 いつも、お世話になっています。 ・Version 0.4 窓の杜 (http://www.forest.impress.co.jp/article/2001/01/26/madomove.html) 晋遊舎 Windows 100% 2月号 (2001 年 3 月 12 日発売) アスキー WinDo! 7号 (2001 年 3 月 12 日発売) インプレス DOS/V POWER REPORT 5 月号 (2001 年 3 月 29 日発売) ← これだけ、まだ未確認です…