MemoReader ver1.9
概要
MemoReaderはPalmOSに標準搭載されているメモ帳(MemoPad)のデータ ベースを閲覧する目的で作ったPalmwareです。
閲覧を主目的に作ったのですがやはり編集できた方が便利であると思い、簡単な編集機能を付加しました。
clieのジョグダイアルに対応しています。
動作環境PalmOS3.0以降
画面の説明
start

MemoReaderを立ち上げると自動的にメモ帳のデータベースをオープンし、 左のような画面になります。 二重線で区切られた上部にメモのタイトルを表示し(タイトルリスト)、下部にメモの内容を8行だけプレビュ ーするようになっています(メモフィールド)。一度に表示できる行数は8行だけですが、スクロールする ことができます。

画面のいちばん上のタイトルの右側にある紙に鉛筆が刺さっているアイコンは 標準のメモ帳を起動するアイコンです。本格的に編集される場合はこちらのアイコンでメモ帳を起動するこ とをお奨めします。
その、右側にあるメガネのアイコンはタイトルサーチアイコンです。現在表示しているカテゴリのタイトル リストの検索ができます。更に、その右側がカテゴリ切り替え用のポップアップトリガです。
タイトルリストの左側にある虫眼鏡はプレビューマークです。これはメモフィールドにメモ内容を表示して いることを意味しています。

スクロールの設定
scroll メニューのOption-Setupでハードボタンによるスクロールをタイト ルリストに割り当てるか、メモフィールドに割り当てるかを設定できます。
タイトルリストに割り当てると、ハードボタンの上下でタイトルリストがスクロールし、プレビューマーク のついているタイトルの内容がメモフィールドにプレビューされます。この場合、メモフィールドに8行以上 のレコードが表示される時はメモフィールドのスクロールはスクロールバーのタップでのみ可能になります。
逆に、ハードボタンによるスクロールをメモフィールドに割り当てた場合はハードボタンの上下でプレビュー されている内容をスクロールすることができます。
右のスクリーンショットはスクロールをメモフィールドに割り当てています。ハードボタンによるスクロールを メモフィールドに割り当てた場合はlineスクロールにするか、pageスクロールにするかの設定が有効になります。
編集機能
edit1 MemoReaderは簡単な編集機能を持っています。Option-Setupで Edit enableをチェックすると、メモフィールドでの編集が可能になります。


edit2 編集機能としてはUndo,Cut,Copy,Pasteだけです。ただし、この中でCopyだけ はEdit enableをチェックしなくても常に使用できます。クリップボードにコピーして他のアプリケーション でご利用いただけます。
プライベートレコード
private Memo Readerは単独でプライベート属性のレコードの表示/非表示を切り替え られます。
Option-SetupでPrivateをチェックするとPrivate属性のレコードも表示されます。 チェックをはずすと表示されません。
但し、プライベートレコードを表示するときはチェックを入れる他にパスワードを入力しなければなりません パスワードはMemo Readerではなく、PalmOSのSecurityで設定してあるパスワードを使用します。Memo Reader 単独でのパスワードは設定できません。

プレビューマークの移動
prev プレビューマークを移動するにはタイトルリストの中のプレビューしたいタイト ルをタップして下さい。プレビューマークが移動し、メモフィールドの内容が再表示されます。
タイトルサーチ
search タイトルサーチアイコンをタップすると検索文字列の入力ダイアログが開きます。 検索できる文字列の長さは20文字(半角英数字)までです。ヒットした所から、更に、検索を続けると次にヒット したタイトルが同じ様にプレビューされます。検索文字を入力するダイアログにはMemo Readerを終了するか 電源を切らない限り、直前に検索した文字列が再度表示されます。
カテゴリの切り替え
カテゴリの切り替えは当然、ポップアップトリガで行えますが、このほかにハード ボタンによる切り替えがこのMemo Readerでも行えます。
但し、これにはPalmの設定でハードボタンの割付をMemo Readerに変更しておかなければなりません。ハード ボタンのどれかにMEmoReaderに割り当てておくと、起動後、そのボタンを押す度にカテゴリが切り替わるよう になります。
メモ帳の起動
メモ帳起動アイコンをタップすると標準のメモ帳が起動します。
この時、Memo Readerでプレビューしえいた内容がそのまま、そう編集可能な状態で起動されます。 ハードボタンをMemo Readerに割り当てておけば、ボタンを押すことでMemo Readerの画面に戻ることができ ます。
ジョグダイアル
clieのジョグダイアルに対応しています。
スクロールについてはハードキーの上下と全く同じ動きをします。
ジョグダイアルを押すとカテゴリが切り替わります。
メモの削除
warning プレビューしているメモを削除するにはゴミ箱アイコンをタップ します。
但し、MemoReaderの設定(setup)でEdit enableをチェックしていない(編集不許可状態)の場合は左の 図のような警告が出ます。削除機能を使いたい場合はEditEnableをチェックしておいて下さい。

delsave Edit enableがチェックされている状態でコミ箱アイコンをタップ すると左の図のような確認ダイアロ グが表示されます。本当に削除して良い場合は"OK"をタップして下さい。
この時、"Save archive copy on PC"のチェックボックスをチェックしておくと、PC上にバックアップ を残すことができます。標準のメモ帳の削除機能と同じです。

delmenu また、メニューからも削除することができます。
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