TODOLIST 2.4a

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ソフトウェア公開 / 2001.9.26
ドキュメント更新 / 2001.9.26

このドキュメントについて

目次


概要
「誰が、いつまでに、何をしなければいけないか」といった、やらねばならぬ事 ( to do ) を管理する簡易ツールです。 余計な機能を一切付けず、必要最低限の機能に徹したため、 マニュアルが無くても勘で操作方法がわかるほど簡単です。以前のバージョンと決定的に異なるのは、フォルダごとに管理できるようにした点であり、これによってさらにわかりやすく管理する事ができます。

やらねばならぬ事
何をしなければならないのか、その内容を示します。普通はこの項目には最終目的、最終的に何をすればよいのかを書いておきます。 実際にどの程度進行しているかなどの情報は”進行状況” に記述する事が出来ます。

進行状況
現在の進行状況を % 単位で指定する事も、詳細を文章で記述する事もできます。この欄により、進行状況順にアイテムをソートする事や、目標と進行状況の情報とを分離する事ができ、より見やすくなります。

責任者
ToDo 項目の責任者や担当者が誰であるかを示します。責任者、担当者以外にも、工夫次第で役に立つ情報を格納する事が出来ます。

分類
ToDo 項目の分類を示します。これは自由に設定する事ができます。(例えば、「プライベート」「仕事」等)
TodoList2では、フォルダごとにアイテムを分けておくことが出来るため、この項目にはあまり意味がないかもしれません。

重要度
ToDo 項目の重要度を 5 段階で示します。(最優先、重要、普通、低い、無視) 重要度を示す単語セットは、これ以外にも数種類あります。

期限
いつまでにやらなければいけないのか、その期限を示します。明確な期限が存在しない場合には、無期限に設定する事も出来ます。

ファイルの関連付け(ToDoList2.4 の新機能)
バージョン2.4 からの新機能で、各TODOアイテムにファイルが関連付けられるようになりました。これにより、データファイルやドキュメントなど、ToDoに関係するものをすばやく利用できるようになります。

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インストール
このプログラムは ZIP 又は LZH 圧縮ファイルによって提供されています。この圧縮ファイルを展開するには、これら圧縮方式に対応した展開プログラムが必要です。これらば別途入手してください。

適当な場所にこの TodoList 専用のフォルダを作成し、そこに展開によって出来たファイルを全てコピーしてください。圧縮ファイルには、以下のファイルが含まれています。これら全てのファイルを、同一のフォルダ内に置いてください。

todo2.exe
実行ファイルです。このファイルを実行してください。

help.html
ヘルプファイル。このドキュメントです。

txt.page_tmp
txt.item_tmp
html.page_tmp
html.item_tmp
csv.page_tmp
csv.item_tmp
書式を指定して保存する際のテンプレートを記載したファイル。 →テンプレートファイル

(バージョンによっては、これら以外のファイルが含まれているかもしれません)



アップグレード
旧バージョンからアップグレードする際の注意点
新バージョンの ToDoList 圧縮ファイルを解凍して生成されたファイルは、旧バージョンの置いてあるフォルダとは別のフォルダに置く事が理想です。しかしながら、そのまま上書きしても問題なく新バージョンへ以降する事ができます。ただし、その場合は必ず旧バージョンをフォルダごとコピーし、バックアップをとっておいてください。新バージョンがでて間もない時期は動作が不安定で、予期しないバグの発生が考えられます。

アップグレード方法
旧バージョンのあるフォルダに、そのまま展開したファイルを上書きするか、新しいフォルダを作成してそこへ展開したファイルを保存してください。

旧バージョンに上書きした際の注意点

環境設定やプログラムの状態を保存している todolist.ini の仕様はアプグレード時に変わる可能性がありますので、もしも上書きして動作がおかしくなった場合は todolist.ini を削除してみてください。このファイルは自動生成されるので、削除してもプログラムの起動には問題ありません。

- 使用ファイルの変更
また、ToDoList2.2 及び 2.2a で使用されていた以下のファイルは、ToDoList2.4 では使用しません。残しておいても害はありませんが、削除しても問題ありません。

template-html-item.dat
template-html.dat
template-txt.dat

- デフォルトの保存ディレクトリの変更(ToDoList2.2a 以前からアップグレードされた方のみ)

ファイル保存先ディレクトリが、実行ファイルと同じディレクトリから、user ディレクトリに変更されました(ToDoList 2.2a → 2.3 での変更点)。そのため、ToDoList2.2a 以前のファイルを上書きしてアップグレードした場合、旧バージョンで使用されていた ToDo ファイルを認識しません。そのため、以下の操作を行ってください。

1. ToDoList を起動したら、[設定|設定] を選ぶ。
2. 設定ウィンドウがでたら [保存先] タブを選択する。
3. [保存先フォルダ] に user と入力し、OK ボタンをクリックする。
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アンインストール
このソフトが置いてあるフォルダを削除すれば、アンインストール完了です。 レジストリ、システムディレクトリ等は一切使用しません。
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使用方法 - メインウィンドウ
アイテムを作る
Ctrl+A を押すか、メニューから [リスト|追加] を選択します。アイテム編集ウィンドウが表示されるので、内容を記入し、OKボタンをクリックするかCtrl+Etner で ToDoアイテムが作成されます。

アイテムを編集する
アイテムを選択した状態で Enter を押すか、[リスト|編集] を選択します。

アイテムを削除する
アイテムを選択した状態で Del を押すか、[リスト|削除] を選択します。削除を行うと、選択されたアイテムが「ごみ箱」へ移動します。ごみ箱を経由せずに直接削除する事は出来ません。また、現行バージョンでは複数のファイルを同時に削除する事は出来ないようになっています。その場合はエクスプローラなどで直接個々のアイテムを削除してください →データの保存先について

アイテムを別のフォルダに移動する
アイテムを選択した状態で、[リスト|別フォルダに移動] を選択します。移動先フォルダを選択する為のウィンドウが出るので、そのウィンドウ上で移動先フォルダを選択し、OKをクリックします。

新しいサブフォルダを作る
親フォルダを選択した状態で、[フォルダ|新しいサブフォルダを作る] を選択します。 そのときフォルダに名前を付けられる状態になります。 →フォルダの名前を変える

フォルダの名前を変える
フォルダを選択した状態で、[フォルダ|フォルダの名前を変える] を選択します。Windowsのファイル名として使えない文字はこのフォルダ名に含むことが出来ません。使用できない文字は以下の10文字です。

< > , ; : | \ * ? "

Windows98 では、カンマを含んだファイル名が作成可能であるようですが、推奨される文字ではないので使用しないようにしてください。

フォルダを削除する
フォルダを選択した状態で、[ フォルダ | フォルダを削除する ] を選択します。削除を行うと、選択されたフォルダが「ごみ箱」へ移動します。

ごみ箱を空にする
[ファイル|ごみ箱の中身を全て削除] を選択します。この操作を行うとごみ箱に入っている全てのアイテム及びフォルダが削除されます。 ごみ箱を経由せずに直接削除する事は出来ません。また、現行バージョンでは複数のファイルを同時に削除する事は出来ません。その場合はエクスプローラなどで直接個々のアイテムを削除してください →データの保存先について

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操作方法 - 編集ウィンドウ
ToDoList 2.4 では、ある理由から、編集ウィンドウを3種類用意し、使いやすいウィンドウデザインを選べるようになりました。ここで記述している操作方法は、タイプ1を対象にしています。

種類を選ぶには、メニューから [設定|設定] を選び、「アイテムの編集画面」タブを選択してください。タイプ1からタイプ3までの簡単な説明と選択画面が表示されます。


アイテムの編集を完了する

Ctrl+Enter を押すか、OK ボタンをクリックします。

アイテムの編集をキャンセルする
ESC を押すか、キャンセルボタンをクリックします。

責任者を設定する
”責任者” と書かれたドロップダウンリストから責任者名を選択するか、直接入力します。ドロップダウンリストは、全ての ToDo アイテムから責任者名を検索した結果を格納しています。

分類を設定する
”分類” と書かれたドロップダウンリストから分類項目を選択するか、直接入力しますい。ドロップダウンリストは、全ての ToDo アイテムから分類名を検索した結果を格納しています。

期限を設定する
期限には、無期限と通常の期限のどちらかを指定する事が出来ます。期限が無い場合には、 "無期限" と書かれた方のラジオボタンをチェックします。

ファイルをアイテムに関連付ける(ToDoList2.4 の新機能)

強調表示する(ToDoList2.4 の新機能)
特に重要な項目の場合は、ToDoリスト中で太字で表示させることが出来ます。その場合は「強調表示」チェックボックスをクリックし、チェックを入れてください。


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表示設定
表示|カラムの設定
カラム(アイテム一覧の列)の順番、カラム毎の表示、非表示設定を行います。

表示|フィルタの設定
責任者、分類別にアイテムの表示、非表示を設定します。

表示|日付の表示形式
期限を示す日付の表示方法を選択する事が出来ます。

表示|重要度の表示形式
重要度を示す文字列セットを選択する事が出来ます。

表示|完了済みのアイテムは表示しない
[完了] にチェックのついているアイテムを非表示にします。

表示|完了チェックボックスを表示
各アイテムに完了を示すチェックボックスを表示します。デフォルトで「表示する」に設定されています。

※表示|カラムの設定 は、メニューから「表示」を選び、さらにサブメニューから「カラムの設定」を選ぶ事を示す。

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テンプレートファイル
txt.page_tmp
txt.item_tmp
html.page_tmp
html.item_tmp
csv.page_tmp
csv.item_tmp
(*.page_tmp)
(*.item_tmp)
これらのテンプレートは、ToDoアイテムのリストをテキスト形式、CSV形式、HTML形式で保存する際の書式をプログラムに提供するためのファイルです。 これらのファイル中にある %% で始まる単語が、対応する項目文字列で置換されます。拡張子が page_tmp のテンプレートは、ページ全体の書式を提供します。 拡張子が item_tmp のテンプレートは、ToDoアイテム一つ一つの書式を提供します。

txt.page_tmp
txt.item_tmp

テキスト形式で保存する際の書式を提供します。

html.page_tmp
html.item_tmp

HTML形式で保存する際の書式を提供します。

csv.page_tmp
csv.item_tmp
CSV形式で保存する際の書式を提供します。

*.page_tmp ファイルには以下の置換指定子を用いる事が出来ます。

%%title
タイトルを示す文字列に置換されます。
%%qtitle
引用符で囲まれた、タイトルを示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%todoitemlist
*.item_tmp の書式に従ったアイテムリストに置換されます。
%%today
”今日”の日付を示す文字列に置換されます。(TodoList2.4より)
%%qtoday
引用符で囲まれた、”今日”の日付を示す文字列に置換されます。(TodoList2.4より)

*.item_tmp ファイルには以下の置換指定子を用いる事が出来ます。

%%memo
"やらねばならぬ事" を示す文字列に置換されます。
%%qmemo
引用符で囲まれた、"やらねばならぬ事" を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%importance
重要度を示す文字列に置換されます。
%%qimportance
引用符で囲まれた、重要度を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%owner
責任者を示す文字列に置換されます。
%%qowner
引用符で囲まれた、責任者を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%group
分類を示す文字列に置換されます。
%%qgroup
引用符で囲まれた、分類を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%limit
期限を示す文字列に置換されます。
%%qlimit
引用符で囲まれた、期限を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%status
進行度(%)を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%qstatus
引用符で囲まれた、進行度(%)を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%statusmemo
進行状況詳細を示す文字列に置換されます。
(ToDoList2.4 から %%statusmemo に進行度(%)は含まれなくなりました)

%%qstatusmemo
引用符で囲まれた、進行状況詳細を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%statusmemohead
進行状況詳細の最初の一行の文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%qstatusmemohead
引用符で囲まれた、進行状況詳細の最初の一行の文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%memohead
やらねばならぬ事の最初の1行を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%qmemohead
引用符で囲まれた、やらねばならぬ事の最初の1行を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%today
”今日”の日付を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
%%qtoday
引用符で囲まれた、”今日”の日付を示す文字列に置換されます。(ToDoList2.4より)
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メモ - データの保存先について
ToDoList では、実行ファイルとおなじ階層に ToDo というディレクトリを作成し、その下に ToDo アイテムのリスト構造と同一のディレクトリを作成し、管理しています。 尚、ファイル名は重複しないという条件のみでつけているため、拡張子が todo であればどのようなファイル名でも ToDo アイテムと認識します。
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動作環境
Windows 98SE/2000 で動作を確認
尚、ライトプロテクトのかかったメディア上からは起動する事ができません。(起動自体は可能ですが、ToDoファイルを操作することができず正しく動作しません) このプログラムは頻繁にファイルの読み書きを行うので、アクセス速度の遅いメディア上からの起動はおすすめできません
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開発環境
Windows 98SE
Borland Delphi 5 Professional
Borland Delphi 6 Personal

このプログラムを起動するための外部ファイルは必要ありません。

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注意事項
作者は、このプログラムの使用に起因するいかなる事態も責任を負いません。

このプログラムはフリーウェアであり、付属する全ての文章、画像等の著作権は Kiripon にあります。
個人的な配布については、内容に改変がない限り自由です。
雑誌、書籍等への掲載については事前に連絡をください
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改変履歴
ToDoList 2.4a (2001.9.26)
ToDoList 2.4 (2001.9.23) ToDoList 2.3 Beta (2001.9.4)
ToDoList 2.2a Beta (2001.7.18) ToDoList 2.2 Beta (2001.7.17) TodoList 2.1 beta (2001.7.10) TodoList 2.0 beta (2001.5.1) TodoList 1.0c (2000.5.28) TodoList 1.0b (2000.5.25) TodoList 1.0a (2000.5.23) TodoList 1.0 (2000.5.23)
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連絡先、サポート等
動作報告、ご意見、ご要望、誤字脱字、日本語としておかしい部分、リンクミスなどありましたら、些細な事でも良いのでメールでお知らせくださればとても助かります。アンケートなんぞに答えていただけるとさらに幸せです。

きりぽん - kaz@wc4.so-net.ne.jp
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http://www05.u-page.so-net.ne.jp/wc4/kaz/
kaz@wc4.so-net.ne.jp

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