このパッケージはJavaTMのServletなどで データベースにアクセスする際に接続プーリングを行うためのAPIを提供します。

接続プーリングは、データベースへの接続を再利用するための仕組みです。

データベースとの接続はオーバーヘッドが大きく、 かなりの時間がかかってしまいます。 そこで接続のプールを作っておき、 使用しなくなった接続を切断せずに保存しておくことによって、 再利用できるようにします。 保存する場所を接続プール、保存しておくことを接続プーリングと呼びます。 これにより通常の接続処理よりも、 2 〜 4 倍程度性能を向上させることができます。

javax.sql パッケージ -- JDBC 2.0 オプションパッケージAPIでは DataSource インタフェースが追加されました。 DataSourceは「接続プーリング」や「分散トランザクション」といった J2EE の機能を使用することができるようになっています。 しかし、DataSourceの機能を利用するには、 J2EE対応のアプリケーションサーバが必要になります。 DataSourceインタフェースに対応していないサーバ(Tomcatなど)では 接続プーリングを利用できませんでした。

このパッケージでは、JDBCドライバをラップするように実装された 擬似的なJDBCドライバ {@link connectionpool.ConnectionPoolDriver ConnectionPoolDriver} を提供します。 既存のプログラムでJDBCドライバをロードする部分で、 ドライバ名を ConnectionPoolDriver に置き換えるだけで、 簡単に接続プーリングを利用することができるようになります。

利用条件

本パッケージは商用・非商用を問わずあらゆる目的で使用してもかまいません。 本パッケージの販売、もしくはソースコードの再利用も可能です。 ただし本パッケージを販売する場合、 本パッケージが無償で入手可能であることを、 購入者にあらかじめ提示するようにしてください。

免責

本パッケージを使用して発生した不利益・損害については一切補償しません。

再頒布

本パッケージを第三者に再頒布する場合、 作者であるわたくしつつみきくおが提供するパッケージそのままで頒布してください。 圧縮されたファイルを展開して頒布してもかまいませんが、 かならずすべてのファイルを提供してください。

ただし、本パッケージを利用するプログラムを頒布する場合は、 本パッケージのバイナリのみを当該プログラムといっしょに頒布してもかまいません。 その際に被頒布者に本パッケージを使用していることを 告知する必要はありません。

また、本パッケージに独自の機能を追加したバージョンを頒布する際には、 パッケージ名を変更することをお勧めします。

なお、再頒布する際に作者に報告する必要はありません。

連絡先

バグや質問に関しては以下のメールアドレスにお願いします。

tsutsumi@mitocities.ne.jp @author TSUTSUMI Kikuo @version 3.0