|
ユーザ登録のページはこちら
M.C.E.ギャラリーはこちら
「M.C.E.」はフリーウェアです。 「M.C.E.」の再配布およびホームページ上での転載は自由ですが、事後で結構ですので連絡してください。商業誌等への掲載に関しては事前に連絡お願いいたします。 「M.C.E.」の著作権は、私(もとのんべ)にあります。 「M.C.E.」の使用による、または使用できなかったことによる損害については、私は一切の責任を負いません。 「M.C.E.」に関するご意見/ご感想/バグ情報等は、mailto: motomotomotof@mac.com にお願いいたします。その際、サブジェクトは「【飲プロ】××(件名)」としてください。 「M.C.E.」はあくまでもゲームです。実際のミステリーサークルをデザインするためのものではありません。 「M.C.E.」は実際のミステリーサークルの作成を推奨するものではありません。
「制約を楽しむ」。今回のテーマです。
キャンバスに向かって絵の具で絵を書く…、いまや絵を描くには最も不自由な環境となってしまいました。Photo$hopやPainta-、Illustre-ta-なら、レイヤーは使えるし、Undoは当たり前、不器用な人でもベジェ曲線で理想のラインが引ける、と至れり尽くせり。キャンバスに描けるものならすべてPhoto$hop、Painta-で描けると言っても過言ではないでしょう。しかしキャンバスと絵の具は決してなくなりはしません。なぜならそれは「アート」だからです。
別の例でお話ししましょう。たとえば「書道」。これはどうでしょう。真っ白な半紙に向かって真っ黒な墨をぶつける、しかも一発勝負。だからアートなのです。ホワイト(修整液)で修正した書道作品などだれも認めないでしょう。まして「CGで書道してみました」なんていっても、そんなベジェ曲線の書道作品にはだれも価値を感じないはずです。
キャンバスに絵の具、半紙に墨、これらの共通点は「制約」です。制約のある環境で作成された作品であるがゆえにアートとして認められる領域があります。
本題に入りましょう。ミステリーサークル。これはアートです。ある意味「キャンバスと絵の具」や「半紙と墨」よりもより多くの制約の中で、不自由を克服することによって完成されるアートです。ケント紙に幾何学模様を描いたとして、誰がそれをアートだと認めるでしょう? ましてコンピュータディスプレイ上に表示してもなんの意味もありません。あれは穀物畑に描いてこそアートなのです。
しかし、ミステリーサークルを作るためには、(1)徹夜で作業しなければならない、(2)みつかっちゃダメ、(3)相手が畑だけに季節物、(4)やり直しがきかない、(5)日本には麦畑がすくない、(6)田んぼ(稲)でやったら半殺しにされる、 etc. etc. とかなりの制約があり、一般人には難しいのが現状です。
さて、ここからが宣伝です。 そんな一般人には難しいミステリーサークル作りをPalm上で楽しめるのが「M.C.E.(ミステリーサークルエディタ)」です。便利なことが当たり前のコンピュータソフトの中で、あえて不自由なユーザーインターフェースを提供しています。「制約ある環境」からアートが生まれると仮定するなら、「M.C.E.」からアートが生まれる可能性もあるということです。
さぁ、みなさんも「M.C.E.」でアートしてみませんか? 「M.C.E.」で「制約」を楽しんでみませんか?
飲兵衛プログラマ協会では、「M.C.E.」で作った作品を募集しております。優秀作品はギャラリーにて展示させていただきます。
※上記は単なる宣伝であって、芸術論等ではありませんので、内容に関する質問意見等には一切お答えできません。 (もちろん「CGがアートではない」などとは一言も言っておりません。念のため。)
M.C.E. (Mystery Circle Editor) Version2 R1 取扱説明 Index
「MCE-J.prc」をインストールしてください。
※別バージョンの「M.C.E.」がすでにインストールされている場合は、必ず「削除」してからインストールしてください。
ホーム画面より「M.C.E.」を起動してください。初回起動時のキャンバス(「M.C.E.」では画面のことをこう呼びます)は真っ黒です。
(1)ペンダウン/ペンアップ
デジタイザにペンをタップする(ペンダウン)、ペンを離す(ペンアップ)という、普通の操作です。
(2)じっとペンダウンしたまま
ペンダウンした後、ペンを動かさずに(ドラッグせずに)じっとそのままの状態を保ちます。多少は動いても大丈夫ですが、動かし過ぎると(5)(6)の「小さくドラッグ」やもっと動かすと、(4)の「大きくドラッグ」になってしまいます。じっと耐えてください。
(3)マルチタップ
デジタイザの同じポイントに、ペンダウン→ペンアップ→ペンダウンという動作を行うことを言います。
ダブルタップは「ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン」。
トリプルタップは「ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン」。
4回タップは「ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン」
5回タップは「ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン」
6回タップは「ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン→ペンアップ→ペンダウン」
となります。「M.C.E.」では6回タップまで使いますのでよく練習してください。
ペンダウン→ペンアップの時間監視値は設定が可能です。うまく認識されない方は監視時間値を調整してみてください。詳細は「第4章 メニュー」を参照してください。
(4)大きくドラッグ
「現モードを決定し次のモードへ移る」場合にこの「大きくドラッグ」操作を用います。
具体的にはデジタイザのドット数で30ドット(デバイスによりますが約1cm)以上大きくドラッグします。
(5)縦棒(小さくドラッグ)
図形の回転方向、拡大縮小方向を反転する場合に使用します。
ペンを縦に上下に小さくドラッグします。ドラッグしすぎると(3)の大きくドラッグとなってしまいます。原点からデジタイザのドット数で15ドット(約5mm)上にドラッグした後、原点までドラッグで戻ります。
(6)イヤイヤ(小さくドラッグ)
図形の描画モードを変更する場合等に使用します。
ペンを左右に小さくドラッグします。ドラッグしすぎると(3)の大きくドラッグとなってしまいます。原点から右に約15ドット(約5mm)ドラッグ→左に約30ドット(約10mm)ドラッグ→右に約15ドット(約5mm)ドラッグして原点に戻ります。
ここでは、基本的な図形描画の方法を学びます。
(1) 直線
ペンダウン後すぐに「大きくドラッグ」すると「直線モード」になって直線が引けます。
曲線は引けませんので、どうしても曲線を引きたい人は細かい直線をつないでください。
※ある程度の距離をドラッグしないと「直線モード」になりませんので、短い直線は一旦大きくドラッグしてから、戻してください。
(2) 丸
「ペンダウン」して、ドラッグせずに「じっとペンダウンしたまま」にしておくと、「大きさ決定モード」になります。そのまま「じっとペンダウンしたまま」し続けると丸が拡大と縮小をくりかえします。
好みの大きさになったところで、「大きくドラッグ」してください。「位置決定モード」になります。この状態で、丸を好きな位置にドラッグして「ペンアップ」すると、その場所に丸が描かれます。
図形は反転して(排他的論理和で)描かれますので重なったところは黒くなります。
(3) 三角
ペンを「ダブルタップ」して、そのままドラッグせずに「じっとペンダウンしたまま」にしておくと、三角形の「角度決定モード」になります。
三角形が左回りにゆっくりと回ります。
好みの角度になったところで、思い切ってペンを「大きくドラッグ」してください。「大きさ決定モード」になります。そのまま「じっとペンダウンしたまま」にしておくと、三角形が拡大と縮小をくりかえします。
丸のときと同様、好みの大きさになったところで、思い切って「大きくドラッグ」してください。「位置決定モード」になります。この状態で、三角形を好きな位置にドラッグして「ペンアップ」すると、その場所に三角形が描かれます。
(4) その他の図形
トリプルタップ=四角形
4回タップ=五角形
5回タップ=六角形
6回タップ=星形
です。
やり方は三角の場合と同じです。
マルチタップは修得できたでしょうか? ちゃんと6回タップまで修得してくださいね。
基本編は大丈夫でしたでしょうか? これから応用編に入ります。
(1) 反転
「角度決定モード」、「大きさ決定モード」中に「縦棒(小さくドラッグ)」をします。
「角度決定モード」中は回転方向が反転します。また「大きさ決定モード」中は「拡大←→縮小」が反転します。
※「小さくドラッグ」の目安は角度決定モード中の図形の半径(30ドット)の半分(15ドット)くらいです。これが使えるとかなりの時間の節約となりますのでしっかり練習してください。
(2) 中抜き
「大きさ決定モード」中に「イヤイヤ(小さくドラッグ)」をします。
すると塗りつぶされていた図形が中抜きになって枠だけになります。
さらにもう一度「イヤイヤ(小さくドラッグ)」をすると枠が細線になります。
※丸の場合描画に時間がかかるため、ペンの位置確認の間隔が長いです。このため、他の図形よりもゆっくりと「イヤイヤ(小さくドラッグ)」しないと認識されない場合があります。
(3) 直線の線種変更
「ペンダウン」してすぐに「大きくドラッグ」すると「直線モード」になりますが、このときの線種は太線です。
太線のときに「イヤイヤ(小さくドラッグ)」をすると、太線→中線になります。
さらにもう一度「イヤイヤ(小さくドラッグ)」をすると、中線→細線になります。
さらにもう一度「イヤイヤ(小さくドラッグ)」をすると、線は消えます。始点を間違えた場合はこの機能で消してください。
このとき「イヤイヤ(小さくドラッグ)」するまえに1秒程度「じっとペンダウンしたまま」にしてから「イヤイヤ(小さくドラッグ)」するとうまく線種変更できます。
(4) 中心点はみ出し
「位置決定モード」でペンをデジタイザの4辺にドラッグしていき、しばらく「じっとペンダウンしたまま」にしておくと、図形がキャンバスの外側へはみ出していきます。この機能を使って図形の中心点が画面の外側にあるような絵を描くことができます。
角に持っていくと斜めにはみ出させることができます。
[Tips] 中心点がずれたところで、「ペンアップ」せずにキャンバスの内側へドラッグすると中心点がずれたまま図形をドラッグできます。デジタイザ上には特に敏感な箇所があることもあり、そこでは1ドット単位での位置決めが難しい場合があります。そういうときにこの機能を使って図形をペンからずらしてデジタイザの別の場所を使うとうまく位置決めできることがあります。
グラフィティエリアの左側の「メニュー」ボタンを押すと画面上部にメニューバーが現われます。ここではメニューから実行できる機能について説明します。
(1) インポート
赤外線、またはHotSyncで受信したエクスポートデータを、表示中のページにインポートします。
インポートすると、エクスポートデータは消去されます。エクスポートデータのない状態でインポートすると警告が表示されます。
(2) エクスポート
現在表示中のキャンバスをデータベースにエクスポートします。エクスポート後にHotSyncすることにより、母艦PC上に"MCE_Exportfile.pdb"という名前でアップロードされます。 一度にひとつのキャンバスしかエクスポートできません。 HotSyncせずに次のエクスポートを行うとエクスポートデータは上書きされます。
※この機能は「ユーザー登録」後に有効となります。未登録の場合下記の表示が出ます。
(3) 赤外線でエクスポート
現在表示中のページを赤外線で他のPalmデバイスにエクスポートします。受信側のPalmデバイスでインポートすることができます。
※この機能は「ユーザー登録」後に有効となります。
【注意】
※「M.C.E.」のキャンバスデータはHotSyncではバックアップされません。 重要な作品はエクスポート機能を使って母艦PC上にアップロードして保管するようにしてください。
(1) コピー
表示中のキャンバスをクリップボードにコピーします。 ショートカット(
+c)も効きます。
(2) ペースト
コピーされた画面を表示中のキャンバスにペーストします。 ショートカット(
+p)も効きます。
※コピー/ペーストはシステムのクリップボードではなく、アプリケーション独自のクリップボードを使用しておりますので、他のアプリケーションとの間ででコピー/ペーストすることはできません。
※キャンバス上の図形だけでなく「作品情報」の各設定値および「Notes」の文言等もいっしょにコピー/ペーストされます。
[Tips] 図形を描画する度に「コピー」しておけば、「ペースト」をUndo替わりに使えます。
(3) 画面消去
現在表示中のキャンバスを消去します。消去するとキャンバスは真っ黒になります。「作品情報」の各設定値および「Notes」の文言等も初期化されます。
ライトプロテクト(4.4参照)が掛かっているキャンバスの場合、ダイアログが表示されますので「OK」をタップすると消去されます。
(1) Page1〜Page10
「M.C.E.」にはキャンバスが10ページあります。10個の作品を作ることも可能ですし、コピー/ペースト機能を使えば、作成途中の作品の一時退避にも使えます。ご自由にお使いください。
(1) M.C.E.について
「M.C.E」のバージョン等を表示します。
※画面はβ版のものです。
(2) 作品情報
現在表示中のキャンバスの作品の情報を表示/修正することができます。
・会員番号(User-ID) = ユーザ登録すると表示されます(未登録の場合「Non Reg.」と表示)。表示のみ、入力は不可。
・作成者名(User Name) = ユーザ登録したときの名前(未登録の場合空白)。表示のみ、入力は不可。
・作成日(Create) = キャンバスに最初に描いたときの日時。表示のみ、入力は不可。
・最終更新日(Update) = 最後にキャンバスを修正したときの日時。表示のみ、入力は不可。
・Notes = 注釈。作品の説明でも、連絡先でも、プロポーズの言葉でもなんでも書けます。最大128バイトです。WriteProtectをチェックすると6行目以降は読めなくなりますので5行以内にしてください。「署名」が設定されている場合、Notesが未入力の場合にかぎり初期値として署名がこの欄にコピーされます。署名をコピーされたくない場合はNotesに空白一文字とか改行一文字等、見えない文字を入力してください。
・Write Protect = キャンバスを書込み禁止にします。書込み禁止状態では「Notes」の修正もできません。チェックをはずしてOKボタンを押してから、再度「作品情報」を表示すると修正可能になります。
(3) 署名
メールソフト等によくある署名機能です。自分のメールアドレスやURL等、すべての作品のNotesにデフォールトで入れたい文言をここに入力しておくと、作品情報の「Notes」の初期値として設定されます。
(4) 各種設定
■ダブルタップのタイムアウト値
(t1)PenUpTIme =マルチタップ時にペンダウンしてからペンアップするまでの時間監視値です。例えばペンダウンしてからt1(×10msec) 経過すると「丸モード」が始まります。逆に言うとペンダウンしてからt1以内にペンアップしないとマルチタップとして認識されません。
(t2)PenDownTime =マルチタップ時にペンダウンしてt1以内にペンアップした後、再度ペンダウンするまでの時間監視値です。例えばペンダウンしてからt1以内にペンアップしてt2以内に再度ペンダウンして、t1以上ペンダウンしたままにしておくと「三角-角度決定モード」になります。
■速度 =大きさ決定モード、角度決定モード、はみ出し、等の速度を設定します。単位は 10msecで、指定した時間毎に図形を動かします。したがって値が大きい方が速度は遅くなります。
(5) ユーザ登録
ユーザ登録をします。ユーザ登録することによりエクスポート機能が使えるようになります。
ユーザ登録を行うと、User-ID、User Name、Registration Key、が返信メールで届きますのでそれぞれ、User-ID、User Name、Registration Key、に設定します。
OKボタンを押して、もういちどユーザ登録画面をひらきます。
以下のようにRegistration Key欄が「********」となっていれば登録完了です。これでエクスポート機能が使えるようになりました。
(1) 上下ボタン
「ページ」メニューでページを選択する替わりに、上下ボタンで前ページ、次ページに切り替えることができます。
上下ボタンでページを切り替えると、一瞬「ページ数表示」が現われ、切り替えたページが何ページか分かります。
(1)ファイルへのエクスポート
「M.C.E.」で作った作品をHotSyncでPCにファイルとしてアップロードすることができます。「M.C.E.」では10ページまでしか作品を保存できませんので、出来上がった作品は順次エクスポートしてPC上のファイルとして保存するといいでしょう。HotSyncしたファイルは"MCE_Exportfile.pdb"というファイルネームですが、ファイル名は変更可能ですので作成日等をファイル名とすれば整理しやすいでしょう。(拡張子「.pdb」は変更してはいけません)
アップロードされたファイルはPalmDesktopのフォルダの下「ユーザ」の下の自分のユーザ名のフォルダの下の「バックアップ」というフォルダに入っている(Mac版の場合)はずですが、よくわからなければ「MCE_Exportfile.pdb」で検索して、日付と時間がそれらしいものを見つけるといいでしょう。
(2)ファイルからのインポート
エクスポートしてHotSyncでアップロードしたファイルは、Palmデスクトップから「Palmファイルのインストール」をすることで「M.C.E.」でインポートすることができます。一度にダウンロードできるエクスポートファイルは1つだけですので、複数のエクスポートファイルをインポートしたい場合は、その数だけHotSyncする必要があります。
(3)赤外線でのエクスポート/インポート
赤外線で他のPalmデバイスへ送信できます。送信側Palmデバイスで「ファイル」メニューから「赤外線でエクスポート」を実行するだけです。受信側Palmデバイスは電源が入っていればOKです。受信すると自動的に「M.C.E.」が起動しますので、インポートするページを表示させてから、「ファイル」メニューから「インポート」を実行します。
6.2 ライトプロテクトについて
書込み禁止のキャンバスにペンダウンすると警告されます。また、インポートしてきた他人の作品のWrite Protectを外すことはできません。エクスポートする際にここをチェックしておくと作品が改竄されたり、他人があなたの作品を自分の作品として発表(エクスポート)することを防止できる可能性が高くなります。(←絶対にできないということではありません)
![]()
![]()
対称な図形を描いたりする場合に重宝するのがガイドラインです。しかし、レイヤー機能のない「M.C.E.」の場合、変なガイドラインを引いてしまうと後で消すのがやっかいです。ここでは後で消しやすいガイドラインとして対角線のバッテンラインを引いてみましょう。
(1)デジタイザの右上から「大きくドラッグ」して直線を引き始めます。デジタイザの調整ができていれば、画面の右上に角から直線が引かれるはずです。ずれている場合はデジタイザの調整をしてみてください。
(2)「イヤイヤ(小さくドラッグ)」を2回して、細線にします。
(3)左下の角に合わせて「ペンアップ」すれば、対角線のできあがりです。
(4)同じように画面の左上から右下に線を引けば、バッテンラインのできあがりです。
(5)ガイドラインに沿って、例えばこんな図形を描いてみました。
(6)最後にガイドラインと同じ線を上から描くとガイドラインが消去できます。反転描画の特性を活かして、一旦描いた線を上手に消してください。対角線は比較的引きやすいですから、ちょっと練習すれば簡単に消せるようになるでしょう。
※ガイドラインは後で消すのが前提ですから、描きにくいものは禁物です。丸は大きさだけ合わせれば消せますのでガイドラインとして使えますが、三角、四角などは大きさだけでなく角度も合わないと消せませんのでガイドラインとしてはおすすめできません。
下記は対角線ではなく、十字のガイドラインの例です。引くのが難しいだけに消すのも難しかったです。
![]()
これをマスターすれば「M.C.E.」で描けないものはない、と言われるほどの究極の技です。細かい部分の修正にも使えますのでぜひ修得してください。
(1)「ペンダウン」します。
(2)「丸大きさ決定モード」が開始すると同時に「大きくドラッグ」します。(大きさ1ドットの点ができるように何度も練習しましょう)
(3)このままだとスタイラスがじゃまで、狙ったところに点を置けないので、「中心点はみ出し」機能を使って点をずらします。
(4)1ドットの点を狙ったところに置きます。
※この機能を使えば、点描でモナリザ…なんていうのも可能かもしれませんね。(いや、点描といえばダヴィンチじゃなくてスーラか…、ま、なんでもいいが…)
(1)確定前
直線の場合は3回「イヤイヤ(小さくドラッグ)」で消せましたが、丸、三角、四角等の図形の場合は「イヤイヤ(小さくドラッグ)」では消せません。そこで使うのが「中心点はみ出し」です。これ以上の説明は必要ありませんね。
(2)確定後
「ペンアップ」で決定してしまった図形はもうどうやっても消せません。(唯一「全く同じ図形をもう一度上に重ねる」の技で消せるが困難)
→だから、一手一手忘れずに「コピー」しておきましょうね。そうすれば「ペースト」で一手前に戻れます。
「M.C.E.」ではこんな作品を作ることができます。
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
M.C.E.ギャラリーはこちら
項目 仕様 名称 M.C.E. (Mystery Circle Editor) バージョン Version 2 表示部 160×160フルスクリーン表示 表示モード モノクロ2値 操作部 スタイラスによる「ペンタップ」、「ドラッグ」、「じっと我慢」、および「ダブルタップ」〜「6回タップ」、「縦棒(小さくドラッグ)」、「イヤイヤ(小さくドラッグ)」。
ハードキー(ハードボタン)上下。
メニュー ・「ファイル」メニュー:インポート/エクスポート/赤外線でエクスポート
・「編集」メニュー:コピー/ペースト/画面消去
・「ページ」メニュー:Page1〜10
・「オプション」メニュー:M.C.E.について/作品情報/署名/各種設定/ユーザ登録
エクスポートファイル 完全独自非公開フォーマット。暗号強度=最弱。