ようこそ! 『ファミリー将棋』の世界へ!
この度はRed Hat Linux7.2対応コンピュータ将棋対局ソフト『ファミリー将棋』をお買い求めいただきましてまことにありがとうございました。
ファミリー将棋の画面構成
『ファミリー将棋』は基本ウィンドウ、メニューバー、ツールバー、棋譜再生ツールバー-コントローラ、棋譜ウィンドウ、盤面、駒台,ステータスバーで画面を構成しています。
ツールバー 、コントローラは画面の任意の位置へ移動するとフレームにドッキングすることができます。
また『ファミリー将棋』プログラムを終了する時にはその画面構成が保存され、次回『ファミリー将棋』プログラムを起動すると前回終了時の画面構成を再現します。
メニューバー
メニューバーでは『ファミリー将棋』の設定と操作をすることができます。
[ファイル(F)]メニュー
マウスまたはキーボードのAlt+Fでこのメニューを選択して下記の操作をすることができます。
-[棋譜ファイルを開く(O)... Ctrl+O]
マウスまたはキーボードのAlt+F+O, Ctrl+Oでこの項目を選択すると既存の棋譜ファイルを読み込みます。
この時の設定によって棋譜の開始局面または最終局面を見ることができ、一手ずつ連続して自動再生できます。
-[上書き保存(S)]
マウスまたはキーボードのAlt+F+S, Ctrl+Sでこの項目を選択すると対局中のファイルを上書き保存します。
新規対局を上書き保存すると下の操作をします。
-[名前を付けて保存(A)...]
マウスまたはキーボードのAlt+F+Aでこの項目を選択すると対局または棋譜再生中のファイルを任意の名前を付けて保存することができます。
-[ファミリー将棋の終了(X)]
マウスまたはキーボードのAlt+F+Xでこの項目を選択すると『ファミリー将棋』プログラムを終了します。
[対局(P)]メニュー
マウスまたはキーボードのAlt+Pでこのメニューを選択して下記の操作をすることができます。
-[新規対局(N)Ctrl+N]
マウスまたはキーボードのAlt+P+N, Ctrl+Nでこの項目を選択すると新しく対局をします。
-[対局中断(B) Ctrl+B]
マウスまたはキーボードのAlt+P+B, Ctrl+Bでこの項目を選択すると対局を中断します。
-[対局再開(R) Ctrl+R]
マウスまたはキーボードのAlt+P+R, Ctrl+Rでこの項目を選択すると中断した対局または編集した対局を再開します。
-[待った(M) Ctrl+M]
マウスまたはキーボードのAlt+P+M, Ctrl+Mでこの項目を選択すると対局中任意の時に「待った」することができます。
-[投了(T)Ctrl+T]
マウスまたはキーボードのAlt+P+T, Ctrl+Tでこの項目を選択すると「投了」することができます。
-[盤面編集(E)]
マウスまたはキーボードのAlt+P+Eでこの項目を選択して「盤面編集」することができます。
-[駒を取り去る(D)]
マウスまたはキーボードのAlt+P+Dでこの項目を選択して盤面編集モードで駒を取り去ることができます。
[棋譜再生(C)]メニュー
マウスまたはキーボードのAlt+Cでこのメニューを選択して下記の操作をすることができます。
-[最初に戻す(F)Up_Arrow]
棋譜再生中にマウスまたはキーボードのAlt+C+F,↑でこの項目を選択すると棋譜の最初の状態に戻すことができます。
-[最後に飛ぶ(L)Down_Arrow]
棋譜再生中にマウスまたはキーボードのAlt+C+L,↓でこの項目を選択すると棋譜の最終状態に飛ぶことができます。
-[一手戻す(B)Left_Arrow]
棋譜再生中にマウスまたはキーボードのAlt+C+B,←でこの項目を選択すると一手前の状態に戻すことができます。
-[一手進める(W)Right_Arrow]
棋譜再生中にマウスまたはキーボードのAlt+C+W,→でこの項目を選択すると一手後の状態に進めることができます。
-[自動再生(P)Ctrl+A]
棋譜再生中にマウスまたはキーボードのAlt+C+A,Ctrl+Aでこの項目を選択すると設定された速度で棋譜を連続的に再生します。
-[再生を停止(S)Ctrl+Q]
自動再生中にマウスまたはキーボードのAlt+C+S,Ctrl+Qでこの項目を選択すると連続再生を停止します。
[設定(S)]メニュー
マウスまたはキーボードのAlt+Sでこのメニューを選択して下記の操作をすることができます。
-[対局設定(S)...]
マウスまたはキーボードのAlt+S+Sでこの項目を選択して対局者、対局レベルなど基本対局環境を設定します。
-[その他...(O)]
マウスまたはキーボードのAlt+S+Oでこの項目を選択して効果音、王手警告などその他対局環境を設定します。
-[駒が動かせる場所を示す(G)]
マウスまたはキーボードのAlt+S+Gでこの項目を選択して駒が動かせる場所を表示/非表示することができます。
-[先手位置を下に置く(L)]
マウスまたはキーボードのAlt+S+Lでこの項目を選択して先手位置を下または上に設定します。
[表示(V)]メニュー
マウスまたはキーボードのAlt+Vでこのメニューを選択して下記の操作をすることができます。
-[ツールバー(T)]
マウスまたはキーボードのAlt+V+Tでこの項目を選択してツールバーを表示/非表示します。
-[コントローラ(C)]
マウスまたはキーボードのAlt+V+Cでこの項目を選択してコントローラを表示/非表示します。
-[ステータスバー(S)]
マウスまたはキーボードのAlt+V+Sでこの項目を選択してステータスバーを表示/非表示します。
-[棋譜ウィンドウ(H)]
マウスまたはキーボードのAlt+V+Hでこの項目を選択して棋譜ウィンドウを表示/非表示します。
[ヘルプ(H)]メニュー
マウスまたはキーボードのAlt+Hでこのメニューを選択して下記の操作をすることができます。
-[目次(C)]
マウスまたはキーボードのAlt+H+Cでこの項目を選択して『ファミリー将棋』プログラムのヘルプを表示します。
-[バージョン情報 (A)...]
マウスまたはキーボードのAlt+H+Aでこの項目を選択して『ファミリー将棋』プログラム
のバージョン情報を表示します。
ツールバー
ツールバーでは対局の操作と盤面編集時に駒を取り去る操作ができます。
各ボタンは次のとおりです。
[対局(P)]メニューの[新規対局(N)Ctrl+N] 項目の操作をします。
[対局(P)]メニューの[対局中断(B) Ctrl+B] 項目の操作をします。
[対局(P)]メニューの[対局再開(R) Ctrl+R] 項目の操作をします。
[対局(P)]メニューの[待った(M) Ctrl+M] 項目の操作をします。
[対局(P)]メニューの[投了(T)Ctrl+T] 項目の操作をします。
[対局(P)]メニューの[駒を取り去る(D)] 項目の操作をします。
コントローラ
コントローラでは棋譜を再生するために使う機能がまとまっています。
各ボタンは次のとおりです。
[棋譜再生(C)]メニューの[最初に戻す(F)Up_Arrow] 項目の操作をします。
[棋譜再生(C)]メニューの[一手戻す(B)Left_Arrow] 項目の操作をします。
[棋譜再生(C)]メニューの[再生を停止(S)Ctrl+Q] 項目の操作をします。
[棋譜再生(C)]メニューの[自動再生(P)Ctrl+A] 項目の操作をします。
[棋譜再生(C)]メニューの[一手進める(W)Right_Arrow] 項目の操作をします。
[棋譜再生(C)]メニューの[最後に飛ぶ(L)Down_Arrow] 項目の操作をします。
棋譜ウィンドウ
対局の棋譜を表示します。
先手は▲,後手は△と表示して各手ごとにかかった時間を分:秒の形式で表示します。
ステータスバー
対局状態、順番情報- 現在の状態が盤面編集状態であるか、棋譜再生状態であるか,対局中であればどちらの手番であるかを表示します。
先手位置情報- 先手がコンピュータの画面で上位置を占めるか、下位置を占めるかを表示します。
コンピュータ・レベル- コンピュータとの対局時にはコンピュータの思考レベルを表示し、人間:人間の対局時には[人間:人間]を表示します。
手合割- 手合割情報を表示します。
思考時間- 各対局者が考えた総時間を表示します。
『ファミリー将棋』の操作方法
-エクスプローラなどで『ファミリー将棋』がセットアップされたフォルダを開いてFamilyShogi.exeを直接ダブルクリックして起動します。
[設定(S)]メニューの[対局設定(S)...]項目を選択すると次のようなダイアログが表示されます。
先手: 後手- 人間VS人間、コンピュータVS 人間、人間VS コンピュータの対局モードを設定することができます。
コンピュータVS コンピュータの対局モードは設定することができません。
コンピュータ・レベル- コンピュータと対局する時にコンピュータの思考レベルを下級、上級、最上級の三つに設定することができます。
手合割- 手合割は平手, 香落ち, 角落ち, 飛車落ち, 飛車香落ち, 二枚落ち,の六つに設定することができます。
駒の選択- 駒は二文字駒または一文字駒の二つに設定することができます。
-その他対局設定を行う
[設定(S)]メニューの[その他...(O)] 項目を選択すると次のようなダイアログが表示されます。
棋譜再生時- 棋譜をロードする時に初期状態でロードするか、最終状態でロードするか、または初期状態から最終状態まで一手ずつ自動再生するかを設定します。
自動再生速度- 棋譜を自動再生する場合、最も早い,早い,標準,遅い, 最も遅いの五つに選択することができます。
最も 早い - 0.3秒に一つの手を再生します。
早い - 0.5秒に一つの手を再生します。
標準 - 0.7秒に一つの手を再生します。
遅い - 1秒に一つの手を再生します。
最も 遅い -
2秒に一つの手を再生します。
直前の一手を示す- 直前に打った手を表示/非表示します。
王手を告げる- コンピュータが対局者に王手をかける時に警告メッセージを表示/非表示するかを設定します。
筋・段の表示- 盤面上に筋・段を表示/非表示します。
効果音を出す- 駒を打つ時に効果音を出すかを設定します。
-駒が動かせる場所を示す
[設定(S)]メニューの[駒が動かせる場所を示す(G)]項目を選択すると対局中に対局者(人間)が駒を選択する時にその駒が動かせる位置をすべで表示します。
-先手位置を設定する
[設定(S)]メニュー の[先手位置を下に置く(L)]項目をチェックすると先手対局者の位置は画面下位、チェックしなければ上位置を占めます。
[表示(V)]メニューの該当項目をチェックしてツールバー、 コントローラ、ステータスバー、棋譜ウィンドウを表示/非表示します。
ツールバーの「新規」ボタンを押したり、[対局(P)]メニューの[新規対局(N)Ctrl+N]項目を選択すると新しい対局を開始します。
この時に基本対局設定ダイアログを新たに表示して基本対局設定を確認、変更することができます。
マウスによって駒を選択する時には左ボタンを押したままドラッグして移動するか, 左ボタンを押した後に移動したい位置に行って、もう一度左ボタンを押す方法でも移動することができます。
ツールバーの[中断]ボタンを押すか[対局(P)]メニューの[対局中断(B) Ctrl+B]項目を選択すると途中で対局を中断できます。
この時対局状態は棋譜再生状態になりコントローラによって、その時点まで進行した対局過程の任意の状態を見ることができます。
対局を再開する
ツールバーの[再開]ボタンを押すか[対局(P)]メニューの[対局再開(R) Ctrl+R]項目を選択すると中断した対局や棋譜再生する任意の時点または盤面編集した任意の状況で対局を再開することができます.
この時、現在の盤状況が対局を進行できない状況であるとエラーメッセージを出し、その前の状態に戻ります。
ツールバーの[待った]ボタンを押すか[対局(P)]メニューの[待った(M) Ctrl+M]を選択すると対局中(コンピュータの思考中にも)“待った”することができ、二手前の状態に戻ります。
また“待った”をする毎に何回も戻すことができます。
ツールバーの[投了]ボタンを押すか[対局(P)]メニューの[投了(T)Ctrl+T] を選択すると“投了”することができます。
コンピュータの思考中にはすることができません。
“投了”すると棋譜ウインドウに“投了”情報が表示され、対局は終わって棋譜再生状態になります。
ファミリー将棋を起動してまだ新規対局をしなかったり対局を中断した状態で盤面編集に入ることができます。
編集時任意の駒を選択しマウスの左ボタンをダブルクリックすると盤面から駒台に、駒台から他の駒台に駒が動きます。
そして任意の駒を選択しマウスの右ボタンをクリックするたびに非成駒、成駒、相手の非成駒、相手の成駒と変わります。
ツールバーの[削除]ボタンを押すか[対局(P)]メニューの[駒を取り去る(D)]をチェックすると駒の取り去りができマウスカソールがに変わります。その設定は再び[削除]ボタンを押したり[駒を取り去る(D)]をチェックするまで有効です。
編集時取り去った駒は以後の対局で利用できなくなるので駒を削除するたびにメッセージが出ます。
人間対人間の対局には自分の手番で投了したプレーヤが負けとなり対局が終了します。
コンピュータ対人間では、コンピュータが負けの場合メッセージを出力し、人間が投了をしたら対局が終了します。
棋譜を保存、再生する
ファミリー将棋は対局の全過程を.fsgフォーマットの棋譜ファイルに保存することができ、また保存された棋譜ファイルの再生もできます。
保存は[ファイル(F)]メニューの[上書き保存(S)]または[名前を付けて保存(A)...]を選択します。
棋譜再生は[ファイル(F)]メニューの[棋譜ファイルを開く(O)... Ctrl+O]を選択して棋譜ファイルを読み取ってからコントローラや[棋譜再生(C)]メニューの項目を選択します。
ファミリー将棋は対局中に手合割以外の全ての設定を任意に変更することができます。変更された設定は現在の対局に反映されます。