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LanMap/Multi 設置方法


高トラフィックのセグメントにマネージャー LanMap/Multi を設置すると、 このLanMap/Multiは、エージェントからの情報を受信し他セグメントの情報を管理すると同時に、 自分自身も自セグメントの情報を収集しています。
LanMap/Multi にとって最もCPUを消費する作業は、自セグメントの統計情報の収集です。 このため、極端に高いトラフィックのセグメントにマネージャーLanMap/Multiを置くと、 エージェントからの受信処理が正常に機能しないことがあります。
可能であれば、マネージャー LanMap/Multi は、トラフィックが低めのセグメントに設置することをおすすめします。

高トラフィックのセグメントにマネージャーを設置する必要がある場合、最も簡単な対策は、 可能な限り高性能(高速CPU・大容量メモリ搭載)のパソコン上でLanMap/Multiを動かすことです。 しかし、ここでは、別の対策を紹介します。それは、 「エージェントからの情報を受信し他セグメントの情報を管理する」機能と 「自セグメントの情報を収集する」機能を分離してしまうことです。 具体的な方法は、以下のようになります。

以上のような設定・運用をおこなうと、マネージャー LanMap/Multi はエージェントからの受信処理に専念できるので、 トラフィックに依存せずに安定した動作が可能となります。
このような構成の場合、マネージャー LanMap/Multi 用のパソコンは、かなり低速なCPU (たとえば 486 DX2/66 クラス) でも問題ありません。ただし、メモリについては、通常 LanMap/Multi を使用するときと同様、ある程度の量が必要です。 もし、休眠している旧世代パソコンがお手元にあるのならば、その旧世代機をマネージャー LanMap/Multi 機として再生利用することを検討してみてはいかがでしょうか。