ヘルプの目次へ 前へ 次へ

フィルター定義方法詳細

WebTacho/Kernel のフィルター設定は、設定ダイアログから追加・変更したいフィルターを選択し、 ダブルクリックすることによって行えます。

WebTacho/Kernel ではフィルターを2つのレベルで管理しています。

フィルター

どのようなフィルターであるかの名前を付けることが 可能で、WebTacho/Kernel では8個まで指定が可能。
通常 WebTacho にて「フィルター」と言うとこのフィルターを示します。

詳細フィルター

「フィルター」の詳細を定義する物。
最高32個まで指定可能。
(注意:試用期間中は定義の個数に関わらず、3番目以降は無視されます。)

この設定ダイアログでは以下の設定ができます。

フィルター名

このフィルターを示す適切な名前を指定して下さい。
(空白は入力しないで下さい)

有効

このフィルターを有効にするか無効にするかを指定できます。
フィルターとしては利用しないが、その定義を残しておきたい 場合にチェックを外します。
なお、WebTacho/Kernel はこのチェックが外れている場合は 完全に無視しますので、WebTacho 自身の効率稼動のためには 利用しないフィルターのチェックを外しておくことをお勧めします。

優先度

詳細フィルターをチェックする優先度を指定できます。
上にある詳細フィルターの方が先にチェックされますので、 この順番は多少なりとも WebTacho の動作に影響を与えます。
ただし、実質的には試用期間中利用する詳細フィルターの 選択と考えていいでしょう。

削除

選択された詳細フィルターを削除します。

追加

この設定ダイアログにて追加ボタンを押すと次のダイアログが表示されます。

詳細フィルターの種類は次の5通りであり、必ずどれかを 選択する必要があります。

HTTP 拡張子

HTTP の通信における *.jpg とか *.mpg のファイル転送における "jpg", "mpg" の部分。
通常の HTTP 通信においては、この拡張子を見てブラウザは 「絵」として表示するや「文字」として表示するか等を決定しています。
したがって、どのような拡張子がどのような意味を持つかを 把握すれば特定の情報通信をフィルターすることができます。
なお、監視する HTTP プロトコルが送受信される TCP ポート番号は 設定画面における「その他設定」にて定義します。(link を貼ること!)

TCP サーバーポート

特定のポート番号をサーバーとして持つ通信をフィルターします。
また、そのポート番号は範囲を指定します。

<Telnet をフィルターに追加する例>
TCP クライアントポート
UDP サーバーポート
UDP クライアントポート

通常、ポート番号でフィルターする場合は TCP サーバーポートですが、 非常に稀に上記のポートでフィルターする場合があります。
ここの指定でもポート番号は範囲を指定します。

設定されたフィルターに重複があっても WebTacho/Kernel では それを検出することができません。
誤ったフィルターの設定をすると、フィルターによって検出されるトラフィック量が 実際に流れているトラフィック量を上回ってしまう可能性もあります。
したがって、フィルターの設定は十分注意して下さい。

なお、現在 WebTacho では built-in フィルターとして3種類定義 していますが、これ以外に built-in フィルターとして定義して 欲しい物がある場合は

	E-Mail: support@wonder-lab.co.jp

までお伝え下さい。
version up の際に built-in するか否かを検討したいと思います。


注意:WebTacho/Kernel におけるネットワーク管理情報の正確さについて

WebTacho/Kernel におけるネットワーク管理情報の正確さは、ネットワークの 利用状況、および搭載パソコンの性能に大きく依存します。
特にフィルターとして「http 拡張子」を選択した場合、その差が如実に現れます。

「http 拡張子」フィルターの場合、WebTacho/Kernel は該当するファイルの 「転送開始パケット」の獲得に失敗すると、情報として全くカウントされません。
また、「転送開始パケット」の獲得に成功しても、「転送終了パケット」の獲得 に失敗すると情報としてカウントされるまで時間がかかります。
よって、「http 拡張子」フィルターが正常動作していないように思われる場合は、 動作させるパソコンの性能・・・特に、CPU&メモリーを引き上げてみて下さい。