MRZ TYPING Version 4.00
問題ファイルの読み込みと作成

§1. 読み込み (ファイル)

問題ファイルがどこにあって名前は何なのか?という設定ファイルは、
question フォルダの中の set_up.txt
です。

それでは、テキストエディタで開いてみましょう。

/********************************************************/
/*	MRZ TYPING					*/
/*		Original Question Set Up File		*/
/*			'02.4.23 Zefai			*/
/********************************************************/

#Set Up Start
テスト question/test.txt

解りそうで、わからない・・・

ここで重要になってくるのは、
#Set Up Start
です。
ここから下の部分が定義になります。
なので、#Set Up Start の前は好きな事を記述することが出来ます。

では、#Set Up Start 以降を見てみると、
テスト question/test.txt
と続いています。

これなら、すぐ理解できると思いますが、
左側が、名称、右側が、ファイルへのパス
になっています。

そして、
これからの間には、半角スペースを入れる。
そうしないと、正しく認識されません。

■ 注意する事

名前、ファイルへのパスともに、途中で半角スペースを入れない。

半角スペースを入れた瞬間に、分離されてしまいます。

追加できる定義は、42 まで。

これ以上延々と定義を並べても、読み込みません。

ファイルへのパスは、typing.exe からみた相対アドレスです。
層になっている場合は、/ を入れるか、\\ と記述して下さい。

§2. 読み込み (ソフトウェア)

説明書の方で説明しましたが、オリジナル問題を読み込む場合はレベル選択モードで、『Original Question』を選択します。
すると、question/set_up.txt を読み込んで、定義された情報が表示されます。

あとは、自分・他人の作成した問題を選択すれば始まります。

ファイルへのパスが間違っていた場合は、強制的にレベル選択モードへ戻ります。

問題ファイルに不備があったり、不正な場所がある場合も強制的にレベル選択モードへ戻ります。

§3. 問題ファイルの作成法

まずは、question フォルダにある test.txt を見てみましょう。
動作確認・参考用に作成したものです。
この問題ファイルを参考にして自分のオリジナル問題を作っていくと簡単に出来ると思います。

/********************************************************/
/*	MRZ TYPING Original Question File		*/
/*		テスト用問題ファイル			*/
/*			'02.4.23 Zefai			*/
/********************************************************/

/*---------------------------------------*/
/*-	テスト用問題ファイル概要	-*/
/*---------------------------------------*/

出題数		25
文字数		1〜2
特殊文字	なし

得点		150
制限時間	4
減算		20
時間切れ減算	1000
ボーナス	200
基準点		5500

英文モード	なし

/*-----------------------*/
/*-	初期設定	-*/
/*-----------------------*/

#Start
25
150
4
20
1000
200
5500
0

/*-----------------------*/
/*-	問題		-*/
/*-----------------------*/

#Set Question
あ
a
い 
i
う
u

定義ファイルと違って少し解りにくいですね。

■ 情報表示

何やら、色々書いてありますが、まずは、
#Start
を見て下さい。

実は、これより前は何を記述してもゲームに影響を及ぼしません。
なので、誰が、いつ、何の為に作成したとか、この問題ファイルの仕様はこうなってるとか、自由に記述してもらっていいです。

test.txt にもあるように、誰がいつ作って、ファイルの概要はどうなっているか
くらいは記述して下さい。

■ 初期設定

#Start があると思いますが、これ以降が初期設定になります。
でたらめに記述するのではなく、一行一行意味を確認してから記述していって下さい。

『テスト用問題ファイル概要』の数字と見比べるとなんとなくどれがどれに対応しているか解るはずです。

1. 出題数

最初に記述するのは、出題数です。
25 なら、25回ランダムに問題が出題されます。

2. 得点

次の行は得点です。
これは、一問あたりの加算得点です。

つまり、『この値×出題数』が通常の最大得点になるのです。

上の例は、150×25 で、最大得点が、3750 になります。

これを参考に基準点を決めるといいでしょう。

3. 制限時間

次の行は…
何も説明しなくても解りそうですが・・・

単位は秒です。
制限時間を 1 秒にしたいときは 1 と記述します。

さらに、小数点にも対応しているので、
制限時間を 3.5 秒にしたいときは 3.5 と記述します。

4. 減算

次の行は、時間経過による減算の値です。

一秒間に引かれる値と考えて下さい。

正確に言うと、『この値÷アルファベットの文字数』が得点から引かれます。

以下に例を示しますので参考にして下さい。

か ka の問題が出題され、2秒後に打ち終わった場合

一秒間に引かれる値は 20 とする。

か の場合、アルファベットは ka になるので、文字数は 2 になる。
よって、『この値÷アルファベットの文字数』は 20÷2=10

打ち終わるのに 2 秒を要したという事なので、10×2=20

この値 20 が、得点から引かれるという事になります。

解りにくい所があったと思うので、
アーカイブに添付されている、set_up.xls を見て参考にして下さい。

5. 時間切れ減算

次の行は…
何も説明しなくても解りそうですが…

これは、制限時間をオーバーしたときに得点引かれる点です。

1000 とあれば、得点から 1000 引かれます。

注意する事は、マイナスを付けないという事だけです。

6. ボーナス

次の行は…
何も説明しなくても解りそうですが…

これは、ミスが 0 回だった時にプラスされる得点です。

7. 基準点

次の行は…
何も説明しなくても解りそうですね…

8. 英文モード

これは、ローマ字変換をするかしないかを判断するためのものです。

0 : NO
この場合は、英文モードでは無いので、hu → fu などの変換を行います。

1 : YES
この場合は、英文モードと判断されるのでアルファベットがそのまま表示されます。

この 8 行が過ぎれば、
#Set Question
まで、何を記述してもいいです。

■ 問題

#Set Question があると思いますが、これ以降が問題になります。

二行で、一問になります。

だいたい解ると思いますが、

まず出題文字、次の行がアルファベット。

という感じになります。

問題ファイル定義と違って、好きな場所にスペースを入れることが出来ます。

■ 注意する事

作成できる問題は、1024 問まで。
これ以上追加しても、読み込みません。

途中で改行させる事はできない。(現状では)

§4. 著作権・使用条件

作成した問題ファイルを使用した際生じた損害は保証しません。

作成した問題ファイルは各自責任の下、配布・使用して下さい

§5. お願い

MRZ TYPING 公式サイトでは、皆様が作成した問題ファイルを募集しています。

作成した問題ファイルは自由に配布して下さい。
HP で公開するなり、好きにして下さい。
HP が無い方は、是非投稿して下さい。

§6. 対応文字
  • アルファベット (大文字・小文字)
  • 数字
  • 特殊文字
    , . - / @ : ; [ ] \
    ! ? ( ) + * < > = & % # $ ' { }