AClockDA はアナログ時計です。DAモジュールですので、いつでも手軽に起 動できるのが特長です。前作で好評を博した(!?)ドラッガブル機能はそのまま に、新たにウィンドウズやX-Windowではおなじみの、
(簡易)シェイプド・ウィジェット機能を導入し、より美しいデザインに仕上がっています。 そう、AClockDA は時計以外の部分に力が入りまくったアプリケーションな のです!! 是非新しい AClockDA をお楽しみください。
スキン機能をサポートしましたので、文字盤をお好みのデザインに差し替える ことができます。 詳しくはスキンの項目をお読みください。
なお、このドキュメントは Galeon/Mozilla/IE6 で最適に見えるように調整 されています。 これら以外のブラウザでは少々見にくいかもしれませんのでご注意ください。
PalmOS 3.5以前のデバイスでは起動しようとしても何もおきません。
Analog Clock DAはDAモジュールですので、 必ず DAランチャも一緒に導入してください。 DAランチャは何種類かあり、それぞれ特徴がありますのでお好みのものを Muchy's Palmware Review! などから選んで導入してください。
なお、旧版(Ver 0.71以前)との共存は出来ません。上書きされますので、旧版を継続的にご利用になりたい場合にはインストール しないでください。
インストールに成功するとDAランチャのメニューに "AnalogClock DA"が加わっ ていると思いますので、これを実行してください。
初回の実行時点では、時計は画面左上に、秒針あり、日付なしの状態で、 バッテリステータスを示す電池とともに表示されていると思います。 (右図参照)
時計は(当たり前ですが)現在の時刻を、電池は電圧と電池の残量を 表しています。(電池が減ってくると左の方から電池が欠けてきます。) なお充電中は電圧を表示する文字が赤くなります。
終了するためには以下の方法があります。
DAランチャの設定はなるべくスタック置換え をしないにしてください。
スタックを置換えている場合にはあらゆるDA動作中のメモリスティックの挿 抜や液晶の回転(CLIE PEG-NR70/Vなど)などに反応しなくなります。 (DA Launcher などスタック置換えをしないランチャの場合は問題ありません。)
1.00をご利用の皆さん
1.01では新たな設定項目を追加した都合上、1.00で保存してあった設定 および位置情報が一旦リセットされます。 お手数ですが、改めて設定しなおしてください。
ウィジェットはドラッグすることで画面上の任意の位置に 配置することができます。(右図参照)
新しい配置位置は終了時に自動的に記憶され、次回起動時に反映されます。
ただし画面からはみ出すことはできません。 またウィジェット同士を重ねると、描画の際にちらついたり 欠けたりすることがありますのでご注意ください。
ホームボタン(Appボタン)を押すと 時計の位置を左上の初期位置にワンタッチで戻ります。 (オプション機能でデフォルトでは無効になっています。) 何らかの事情で時計の位置がおかしくなったり、急いでどかしたい 場合などにご利用ください。 なお、silk hack などによってホームボタンに別の機能が割り当て られていると機能しない場合がありますのでご注意ください。
日付窓をタップすると、日付表示と曜日表示が切り替わります。 なお土曜日は青字で、日曜日は赤字でそれぞれ表示します。
表示項目は以下の四点についてカスタマイズ可能です。
各項目で利用したいものにチェックを入れてください。 [了解]ボタンを押すと即座に反映され、 次回以降の起動にも引き継がれます。
[取消]ボタンやジョグのバックボタンで終了した場合には設定は更新されません のでご注意ください。
設定画面を呼び出すには '/P'を入力するか、メニューから「設定 /P」を 選ぶ、あるいはコマンドストローク('/')で画面最下行に現れたツールバー 上の時計のアイコンをタップするかのいずれかの方法をご利用になれます。 お好みの方法をご利用ください。
Analog Clock DA 2はスキン機能をサポートしています。 本節で説明するガイドラインにそったスキンが存在する場合に、 デフォルトの文字盤ではなく、スキンのものを利用します。 (Ver 1.10では時計の文字盤のみをサポート)
サンプルのスキンを利用した様子が右図です。
スキンがインストールされると、設定項目に スキンを使用する があらわれます。(右図) このチェックボックスをONにすることでスキンを利用するようになります。 またスキンが存在してもこのチェックボックスがOFFの場合にはデフォルトの 文字盤で動作します。 この設定は他の設定項目同様に保存され、次回以降の起動に継承されますが、 スキンを使用する指定をしているにも関らず、何らかの事情でスキンが 存在しない状態になった場合には 自動的にデフォルトの文字盤を使用する設定に戻ります。 なお、スキンは同時にひとつだけしか 存在できません。
スキンを作成するには、prc-toolsやコードウォーリアなどのPalmOSアプリケー ション開発環境を必要とします。 添付してあるサンプルは prc-tools を使用することを前提としていますが、 もちろんコードウォーリアであっても以下に示す条件に合致するように コードを生成することで、スキンを作製することができます。
スキンはプログラム(.prc)の体裁を取りますが、リソース以外には 意味がありませんので、プログラムコードは最低限のもののみを 添付するべきです。サンプルのAClockSkin.cのように、 PilotMain()にreturn 0;のみを書くことを 推奨します。
時計の文字盤はリソースID=9010の 8bit bmp リソースであることが求められます。 針の長さや日付表示などはスキンのサイズにあわせてある程度自動的に リサイズされますが、このためにスキンは以下のガイドラインに そったデザインであることが望まれます。 また疑似シェイプド・ウィジェットの実現のために 透過色で余白をうめることも重要です。 透過色は任意の色を利用できますが、その指定方法は pilrc またはコードウォーリアの説明書を参照してください。
添付してあるサンプルは、スキンの見本であると同時に、独自のスキンを作る ためのひな型としても利用できます。 prc-tools と GNU make などの UNIX like な make ツール、および pilrcが インストールされていることを前提としていますので、 ない場合はまずこれらをインストールしてください。 (もちろん PalmOS SDK も必要になります。 SDKのバージョンは任意で構いません。 (ためしてないけれど 1.0でも大丈夫だと思います。))
Skinディレクトリの内容を総て、 適当な作業ディレクトリにコピーしてください。 ここに、ペイントやXPaint等のツールで作成した文字盤のbmpファイルを 'clock8.bmp'という名前で置いてください。 (サンプルの画像が存在していますのでこれに上書きするかたち。) このとき、文字盤は 黒((r,g,b)=(0,0,0))を透過色 としてデザイン してください。(余白を黒で塗りつぶしておいて下さい。)
ここまで作業をしたら、あとはコマンドプロンプトから
$ make clean $ make('$'はコマンドプロンプト) と言う具合にしてください。 エラーなく AClockSkin.prc が生成されたら完了です。 エラーが起こった場合は、 エラーメッセージに従ってエラーを取り除いてください。
スキンが不要になった、あるいは新しいスキンに取り替えたくなった場合には スキンを削除することになります。 (新しく必要になったときには単に上書きするだけでもよい。) 一般的にプログラムの削除はランチャ画面から[メニュー]→[削除]で 行なうのですが、ランチャのバージョンなどによってはここでスキンを 削除すると
AClockDA本体まで削除してしまうことがあります。 これを避けるために、AnalogClock DA2はスキンのみを削除する機能を 持っています。 スキンが導入されたあと設定画面をご覧になった方はお気づきだと思いますが、 「スキンを使用する」という項目の右側に
[削除]ボタンがあります。 これを押すとスキンを削除することができます。 削除すると自動的にデフォルトの文字盤を使う設定に戻り、 設定項目と削除ボタンはメニューから消えます。
削除は冗長な確認など行なわずにスパっと 実行しますので、ご注意ください。 誤って削除してしまった場合には改めてスキンをインストールしてください。
このプログラムはカラーとハイレゾをサポートした機種をターゲットとして開 発していますが、PalmOS 3.5以降のデバイスであれば、モノクロやローレゾの デバイスでも動作するように作られています。(右図はローレゾ時)
画面の解像度や色数はデバイスのハード的な制約はもちろんのこと、 DAを起動する際に下地になったアプリケーションの設定に依存しますので ご注意ください。 ただし、CLIEのN/T/NRシリーズややHandEraなどのようなハイレゾデバイス では原則としてハイレゾで動作します。(ただし下地はローレゾのアプリであ ればローレゾのままです。)
右図は強制ハイレゾ動作(CLIE)の様子です。 起動前のX-Masterはローレゾ動作していますが、 AClockDAはハイレゾで動作しています。 NRシリーズではシルクがハイレゾに変化するのでその様子がよくわかると思い ます。
カラーデバイスであっても、アプリケーションがモノクロモード で動作していると表示はモノクロになります。 なお、モノクロ時には下地のアプリケーションのモード如何に関らず、 グレースケールモードで動作します。(下図)
Visor PRISMでは時計の表示がちらつきますが、故障ではありません。 表示まわりが低速であるらしく、画面の書き換えがちらつくのです。
このソフトウェアも開発するにあたって、多くの方々にお世話になりました。 どうもありがとうございます。(以下順不同)
本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。動作確認を行なってはいますが、 万が一誤動作等により損害が発生しても、当方はいかなる責任も負いかねます。
非営利目的での再配布等は自由です。
商用での利用(雑誌付録への収録やPalmデバイスへの販促目的などでの添付) に関しては別途ご相談ください。
動作確認は、Visor Prism(J) と CLIE PEG-NR70/Jとで X-Master + App/DA Launcher、またはコマンドストローク版DA Launcher という組み合わせで行なっています。 またエミュレータを利用して PalmIIIc(J), CLIE PEG-S500C/PEG-N750C/ PEG-T600C/PEG-S300/PEG-T400 での動作も確認してあります。
また PalmIIIc、CLIE PEG-N750C, CLIE PEG-T600C, TRGPro での動作報告を いただいています。