SkyLightプラス ver. 2.00 for Shade R5
このスクリプトはちょいと前にはやった擬似天空光を簡単に作ってしまおうというスクリプトです。点光源またはスポットライトをジオデシックドーム(フラー式ドームともいう)の頂点上に並べるため光源をかなり均等に並べることが可能です。 従来の経線・緯線的な擬似天空光では光源を増やしたときにどうしても頂点付近の光源密度が高くなりすぎるという問題がありますが、このSkyLightプラスは光源を1000個並べても不正なムラ目立ちません。簡単に天空光を表現できます。
■ インストール
SkyLight+.jsをShadeインストールしたフォルダの中のScriptsフォルダにコピーします。
■使用方法
スクリプトを実行してください。下のダイアログが出るはずです。
正二十面体/正八面体:このスクリプトは正多面体の面である各正三角形を均等に分割し、球状に押し出したところに光源を配置します。ここではもととなる正多面体を指定します。
分割:正多面体の面である正三角形の一辺をいくつに分割するかを指定します。よって分割数が大きいほど光源は増えます。
光源の明るさ:光源の明るさを入力します。
天球の半径:光源が内接する球の半径を入力します。
半球/球:光源を半球状に配置するか球状に配置するかを指定します。
点光源/スポットライト:光源の種類を指定します。
以下は光源のプロパティを設定する項目です。光源を選択して”形状の情報を見る”によって設定する項目に対応しています。
影:影の濃度を入力します。
影のソフトネス:影のソフトネスを入力します。
光沢:光沢を入力します。
拡散反射:拡散反射を入力します。
減衰:減衰の仕方を指定します。詳しくはマニュアルを。
角度:スポットライトの角度を入力します。
ソフトネス:スポットライトのソフトネスを入力します。
■設定例
天球の半径を20000にして無限遠光源を切ったときのいい感じになる明るさを作者が適当に探ってみました。参考になればと。
分割数 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
光源の明るさ |
1900 |
1060 |
900 |
780 |
700 |
670 |
640 |
■その他
・分割数を大きくすると正多面体の頂点の光源密度が若干高くなります。よって分割数を増やしたときは正二十面体を使うようにしたほうがよいと思います。
・ろくろ機能中に使用すると天球が傾いて生成されます。お気をつけください。
・初期値(ダイアログに最初から書いてある値)を変えたいときはSkyLight+.jsをメモ帳などで開けばどこを変えればいいかが書いてあるのでそこを自分の好きな値に変えてください。(半角の数字で入力)
■更新履歴
ver 2.00 (2002,5,1) 正八面体を追加。分割数を無制限に。光源のプロパティを追加。
ver 1.10 (2002,3,22) 公開
■使用条件
・SkyLightプラスはフリーウェアです。
・著作権はT.Babaにあります。
・ このスクリプトを使用したことによって発生したいかなる事象もT.Babaは保証を持ちません。
・バグ報告、要望、感想、応援はメールでお願いいたします。私に修正する義務はありませんが、どんな小さなことでもいいのでメールください。
■作者について
T.Baba E-mail