TEPPEY 取扱い説明書
ヴァージョン 1.4
もくじ
TEPPEYって何やの?
動作環境
インストール・アンインストール
操作方法
ルール
得点について
CONFIGのいろいろ
2つのモード
Score Attack ランキング
匠の技!?
動かないときー!!
ヴァージョン履歴
免責事項
手っ取り早く始めたい方は「操作方法」のみ読んでくださればいいかと思います。作者自身、複雑なルールはイヤなので、直感的に分かりやすくしております。

TEPPEYって何やの?
 降ってくる「鉄」(ブロック)を繋げて消すといった内容の、一見「パズルゲーム」みたいなパズルっぽいゲームです。
 一見、テトリスやGUNPEYやゴルビーのパイプライン大作戦っぽいですが、まったく別物です。
 開発コンセプトとしてゆるりと楽しめる大人のゲームを意識して作りました。大人向けというと、エッチな印象を受けますが残念ながらこのゲームにはそういう要素を一切含んでおりません。エロスが欲しけりゃ風俗へ行けってんだ。
 百聞は一見に如かず。というわけで画面のイメージです。▼半分に圧縮してます。

 
 初期型のテストプレイではモデルとなったてっつ氏に
「なんだか複雑でよく分からなかったけど、
 カジノっぽい雰囲気はすごく良かったです。
 これであきらめずにがんばって下さい。」
という評価をいただきました。
 
 わたしはあきらめずにがんばりました!(笑)
 何をがんばったのかは秘密。
 
 
 
 
 
 
 

 

動作環境
 Windows98かその辺のOS(〜95 〜ME)が必要です。また、VisualBasic6.0(日本語)DirectX7か8のライブラリが必要です。DirectX8は対応しない場合がありました。問題なく動作する場合もあります。X8について私はよく分かりません。
 開発機種のCPUはCeleron466です。最低限必要なスペックはなるべく低め低めに開発してますので200MHz位でもそれなりに動くと思います。
 また、画面サイズは800×600×{256色(8bit)or High Color(16bit)}のフルスクリーンで動作します。尚、ビデオメモリは必要ないような仕様にしてあります。
 
 DirectXのヴァージョン次第では、EXEファイルまでのフルパスに2バイト文字(あ1漢A★など)が含まれると起動できない場合があるので注意してください。回避方法として、ルートディレクトリからすべて半角英数字(aAB123など)で表記されたパスに置いて下さい。
 
開発環境 (=動作確認環境)
OSWindows98 SE
DirectXのヴァージョン7.0(SDK)→8.1(SDK)
MIDIOutデバイス有り
画面解像度800×600×(8 or 16)に対応
RAM192MB
ジョイパッド使わない
 あと、ゲーム中のメッセージはすべて英語ですので英語の分からない方は適宜、辞典をご用意ください。ただ格好つけたいだけなので気にしないように。ちなみに英語のマニュアルは用意しません。

インストール・アンインストール
インストール
アーカイブを解凍し、パス名に2バイト文字が含まれないディレクトリ(フォルダ)に手動で置いて下さい。
特別なインストーラは用意していません。
アンインストール
特別なアンインストール手順はございません。
レジストリにデータを書き込んではいないので、フォルダごと消し去ってください。

操作方法
ゲーム中
← →左右移動
↑ or Z時計方向回転
反時計方向回転
↓ or SPACE落下
Shiftメニュー呼出

鉄(ブロック)はテトリスと違って自動的には落下しません。自分で落としましょう。w
落下させると左右移動はできません。そのまま自由落下して止まるところがあるまで落ちてゆきます。
製作者が適当にタバコでも吸いながら片手でゆるりと操作したかったのでこのような操作方法になりました。
 
CONFIGでカーソル上下とスペースに関してはアサイン変更できるので参考までに。
 
 
 
 

タイトルやメニュー
↑↓←→上下左右移動
Z Shift SPACE決定
キャンセル

特に問題はないと思います。
ハイスコアの名前入力画面でXキーがバックスペースの役割をすることは、知っておくと便利です。
 
 
 
 

全般
ESC強制的にタイトル画面
マウスクリック強制的に終了

強制的に終了する場合でもコンフィグ、ハイスコアなどの記録は残します。
セーブできる条件
色々な局面で役に立つことを祈っています。(笑)

 
 
 
 

ルール
 基本的なルールは「鉄」を繋げて消して繋げて消して...を繰り返すゲームです。一般にブロックと呼ばれるものをここでは「鉄」と呼びます。
 鉄にはラインが施されており、そのラインをうまく合わせることで接続された、繋がっている、とみなされます。
 
etc...一般の鉄です。
これを並べていきます。
内部で繋がっていない鉄です。
使いにくいですが、消去すると得点が高いです。
鉄を消去するエンブレム(Emblem)です。
ここを基点に下へ消去判定のベクトルが向いていきます。
TEPPEYではこのエンブレムによってのみ鉄を消せます。
落下すると槍(Spear)に変化します。
槍は4回、鉄をえぐって強制的に垂直方向にラインを作ります。
つまり、使用前が使用後になります。
これはループを作り、得点倍率を一層上げるのに役立ちます。
多分、使用頻度が一番高いアイテムです。
盾(Shield)です。
盾はフィールドの下から(最低)5列を無条件に消します。
これは得点になりません。あくまで緊急回避にしか使えません。
1回使うとそのゲーム中は2度と使えません
また、ゲージストックはすべて消費します。ストックが多いほど、消せる列が増えます。(最大9列)
STAGEモードでフィールドに出現している鉄です。
画面上のこれらをすべて消すとステージクリアです。
ちなみに、槍の効果は受け付けません。槍は素通りします。
 
 槍、盾の2つはメニューからEXTRA ITEM使用で選ばないと出てきません。エンブレムは勝手に出てきます。
 また、EXTRA ITEM(槍、盾、エンブレム)の3つは使用するとEnergyゲージ(画面右下に表示)を1本(盾はすべて)消費します。もちろん、溜まっていないと使えませんが。
 Energyゲージは鉄を落とす、若しくは鉄を消すことで溜まっていきます。(最大ストック数は5)
 
 NEXTの右下の数字は次のエンブレムまでのカウントです。鉄を消すときの参考にしてください。
 
 
【ちょっと重要】
 
 鉄が上まで詰まってしまい、どこにも落とす場所が無くなってしまうと「手詰まり=ゲームオーバー」です。
 その際、最後の悪あがきとしてEXTRA ITEMを使えればいいのですが、そうでない場合速やかに、メニューのゲームオーバーを選択してください。
 最終的な選択が多いので自動的にゲームオーバーなるようにしてません。
 潔く手動で手詰まりを宣言してください。(笑)

得点について
 ここは慣れてきてから読んだほうが…
 鉄を消したとき、画面の右側中央部に基礎点、ループ倍率、それらを計算させた得点が表示されます。
 
基礎点(The Basis Point)
 基礎点は消された鉄そのものの点数の合計です。
 分岐数が多い鉄(=繋げやすい鉄)ほど点数は低くなります。
 
形状得点
内部で繋がっていない15
分岐していない ┓ ━
T字分岐 ┣ ┳
十字分岐 ╋
エンブレム
ループ倍率(Loop Magnification)
 十字分岐の点数が低いと言った後でナンですが、それらをうまく使ってループを作ることでループ倍率が上がります。
 基礎点とループ倍率の2つはトレードオフにあるみたいですが、実際のところ、ループをガンガン作ったほうが得点が高いと思われます。
 
 基本的に、倍率=2(ループ数/6) で計算していますが、ループ数が低い時は補正をかけて微妙に倍率を上げています。
 上限は設定していません。この倍率が基礎点を遥かに超えることも理論上可能です。(笑)
 画面に表示されるのは小数点以下2桁までです。
 
掛け合わせて得られた得点(The Multiplied Point)
 まんまです。上記の2つを掛け算しています。
 この値(小数点以下切り捨て御免)がスコアに加算されます。

CONFIGのいろいろ
SOUND
 効果音のON/OFF
BGM
 BGMのON/OFF
INTERVAL
 キーの連続入力を判定する間隔。標準は12(Frames)
 小さくしすぎるとカーソルの移動が思い通りにできなくなるので注意。
 キー判定が早すぎる場合、たいていこの値が小さくなっています。
ASSIGNMENT
 SPACE ↑ ↓ キーの割り当て変更。
 DROP(落下)に割り当てるキーを無くすとゲームになりません。
 適当にいじってみて自分にあった割り当てを設定してください。
SPEED
 HIGHにすると最高2倍の速さで楽しめます。楽しめるのか?
 NORMALではどうしようもなく処理と描画が遅いマシンのためにつけました。
 その際、INTERVALを少し大きめにとりましょう。
DEFAULT
 デフォルトに戻します。

2つのモード
 タイトル画面で「SCORE ATTACK」「STAGE」の2つのモードを選べます。
SCORE ATTACK
 ひたすら繋げて消して繋げて消して...を繰り返し、得点を上げつづけるモード。
 途中で状態をセーブできる。(ただし、セーブするには「落下中の鉄がない、消えかけている鉄がない」ことが条件
 
 セーブデータがあると、左右カーソルで「CONTINUE」と「NEW GAME」を選べるようになる。(NEW GAMEを選ぶと、セーブデータは消されます。)
 
 スコアアタックを本気でやり始めると、手詰まりになるまでかなり時間がかかります。途中で飽きてしまったり、メールチェックしたくなったり、仕事やレポートが残ってたりすると、プレイヤーはこのゲームにいらぬ時間を費やすことになってしまいます。
セーブ機能は(私含めて)こういう時間を巧く使いたい人に必要だということで装備した次第であります。
 
 
STAGE
 いくつかのステージが用意されていて、それらのフィールドに存在するをすべて消すモード。
 ステージごとにEXTRA ITEMの使用可不可、エンブレムの出現間隔、Energyゲージ初期ストック数とその溜まりやすさ、が異なる。
 試行錯誤してクリアしてください。
 
 尚、このモードではセーブはできません。MENUには堂々と表示されてますが気にしないように。
 あくまで「おまけ」的要素として作りました。パズル性は高くないです。(というのはいいステージが作れない自分への言い訳)

Score Attack ランキング
 インターネットでSCORE ATTACKの最高得点を競えます。
 タイトル画面に表示されるハイスコアパスコード(3文字の英数字)をメモし、
 http://cgi.www5b.biglobe.ne.jp/~kiss-me/aji/score/score.cgi
にて登録してください。
 順位が表で出力される、ただそれだけですが。
 
 パスコードは半角英数字の大文字です。が、別に小文字で入力していただいても問題はありません。
 上位にランクインされた方には何かくだらない景品を用意するかも知れません。と書いたら本当に用意してしまうのでこっそりと書いておきます。

匠の技!?
1. 鉄すりぬけ
 エンブレムによって鉄が消された場合、残った鉄はゆっくり下方向に落下します。
 この「落下する鉄」と「新しく落とす鉄」には当たり判定のようなものはありません。2つはすり抜けます。
 よって、新しく鉄を落とすタイミング次第で、その鉄が前の鉄より下方になります。
 この微妙なテクニックは
STAGEモードで微妙に必要です。(笑)
 やってみたらわかる。
 
 
2. ハイスコアデータ消去
 タイトル画面に「SCORE ATTACK」「STAGE」「CANCEL」と表示されて、フェイスマークのカーソルが上下に動いている場面で、そのカーソルを画面上端まで持っていくと、叫びと共に「HIGH SCORE RESET」が出現します。
 これはSCORE ATTACKが途中状態(CONTINUE -- NEW GAME が表示されている)の場合、出現しません。

動かないときー!!
 PCの環境は人それぞれですので、残念ながら場合によってはソフトが正常に動作しないこともあります。
 開発者自身、自分の環境で動かすのが精一杯でしたし、途中でDirectXのヴァージョンを上げたときは今まで動いていたものが動かなくなってしまったこともあります。
 正常に動作しない原因は、「DirectXのヴァージョンが対応していない」「スクリーン、音源周辺のドライバが対応していない」が主だと思われます。
 
 ハード的な問題点は解決が難しいですが、「他のDirectXを使用したゲームは動いているのに、このゲームだけ起動できない」場合の対処法として、「exeファイルまでのパス名に日本語(全角文字・半角カナ)が入らないようにする」ことで正常に動いた症例もあります。
 もし、マイドキュメントやデスクトップにある場合は移動してみてください。少なくとも私のマシンでは、そういう場合、起動に失敗しています。
 原因が分かる方、ご一報ください。
 多分、私のDirectX(SDK)が英語ヴァージョンなのが原因だとは思いますが。

ヴァージョン履歴
1.4なんとなく公開
1.3まで地道に改良
詳しくは覚えてない

免責事項
 著作権は作者である村井亮介(Rxo)にあります。
 
 肖像権は増田鉄平にあります。(御協力?ありがとうございました)
 
 無断での転載・改竄は強く禁止します。本や雑誌への掲載は、サポートの問題から事前にお知らせください。
 
 不具合はなるべく出ないように慎重に設計していますが、もし、不具合が発生した場合、error.txtや、.\datディレクトリにfailed.txtが出力されますので、よろしければその内容をRxoまで伝えてください。不具合の原因解明に役立つと思いますので是非とも協力をお願いします。
 くどいようですが、その際、お使いになられているマシンのスペック、DirectXのバージョン、対応する画面解像度などの情報も一緒に伝えてくれると助かります。
 ハードに重大な損失を与えるようなことが無いように万全の設計をしていますが、万が一、コンピュータシステム若しくは人に重大な損失が及んだとしても、村井亮介は責任を取りかねます。とア×リ力人が好みそうな淡々とした口調で言っておきたいと。
 
 BGM(.\dat\mid1.mid)は 「Finalia/P's MAT」
http://homepage1.nifty.com/pon-ta/finalia/の曲を使わせていただきました。ここに感謝の意を表しますとともに、利用条件1を満たしたことを宣言しておきます。
 
 また、テストプレイに精力を注いでくれた後輩のToshi君、大変参考になりました。ありがとうございます。
 
 作者にメール ←反響が大きいと励みになりますし、小さいと凹みます。簡単な感想でも嬉しいので宜しくお願いします。
 あと英語と日本語のおかしいところも報告してくれるとそれなりに凹みます。(笑)

★「いやしかし、こんなクソ長い説明を書いて……誰が読むねん。」
☆「市販のソフトウェアの利用許諾の文面よかマシでしょ。」