anon_DEMimport
使用方法
セットアップ
- アーカイブを解凍すると、"anon_DEMimport.p" ファイルが生成されます。
このファイルを、任意のフォルダ (通常は "C:\Lightwave\Programs\Plugins\Model") に移動します。
- Modeler を起動し、[Modeler / モデラー] - [Plug-ins / プラグイン] - [Add Plug-ins / プラグイン追加] コマンドで "anon_DEMimport.p" を登録します。
- Modeler に [Digital Elevation Model importer] が登録されます。
起動方法
- Modeler 上から、[Construct / 構造] - [Additional / プラグイン] - [Digital Elevation Model importer] で起動します。
- [ Configure Menus / メニュー編集] で [File / ファイル] - [Import / 入力] に登録しておくと便利です。
DEM の入手
- 国土地理院発行の数値地図『数値地図50mメッシュ』は、全国の国土地理院地図販売店で購入できます。
また、日本地図センターから通信販売で購入することもできます。
日本全国を3枚の CD-ROM でカバーしています (1枚7,500円)。
メッシュの精度は、南北1.5秒×東西2.25秒 (約50m×50m)です。
- 複数の CD-ROM に渡ってデータを読む場合は、CD-ROM の内容を一旦ハードディスクの任意のフォルダにコピーしておきます。
- アメリカ地質調査所 (USGS) の数値地図『GTOPO30』は、http://edcdaac.usgs.gov/gtopo30/gtopo30.html または http://www1.gsi.go.jp/gtopo30/gtopo30.html (ミラーサイト) から無料でダウンロードできます。
全世界を33ファイルでカバーしています。
メッシュの精度は30秒四方 (日本付近で約1km)です。
- ダウンロードしたデータを解凍し、*.DEM を任意のフォルダに入れておきます。
プレビューデータの作成
- アーカイブに同梱の "MakePrev.exe" を起動します。
- アプリケーションの指示に従い、プレビューデータを作成します。
『数値地図50mメッシュ』の場合は "DEMPrev_MEM50.raw"、『GTOPO30』の場合は "DEMPrev_GTOPO30.raw" というファイルが生成されます。
このファイルを LightWave フォルダ (通常は "C:\LightWave") に移動します。
なお、プレビューデータはそれぞれ 16MB になります。
- プレビューデータがなくても Digital Elevation Model importer は動作します。
- Ver. 0.41α 以前のプレビューデータとは互換性がありません。
ご注意ください。
インポート
- Modeler 上で Digital Elevation Model importer を起動します。
- [Data Type] で DEM の種類を選択します。
『数値地図50mメッシュ』を使用する場合は [GSI MEM] を、『GTOPO30』を使用する場合は [USGS DEM] を選択します。
- [Data Directory] でデータの場所を指定します。
『数値地図50mメッシュ』を使用する場合は CD-ROM のルート、またはハードディスクにコピーした場合はコピー先のフォルダを指定します。
『GTOPO30』を使用する場合は DEM データの入っているフォルダを指定します。
- [Center Longitude], [Center Latitude] にインポートする中心点 (経度・緯度) を入力します。
- [Longitude Width], [Latitude Width] にインポート範囲 (経度・緯度) を入力します。
『数値地図50mメッシュ』を使用する場合は、km 単位での指定も可能です。
- [Coordinate] で座標系を選びます。
[Projection] を指定すると、正距円筒図法で投影した平面上にインポートします。
扱いは楽ですが、高緯度になるほど経度方向に引き伸ばされます。
[Geocentric] を指定すると、地心座標に変換してインポートします。
インポートデータは半径 6,400km の球面上に配置されます。
- [Mesh resolution] にインポートする際のメッシュ解像度を入力します (10〜512)。
- [Scale] にインポートする際の拡大率を入力します。
- [OK] をクリックすると、データのインポートを開始します。
オプション
- メインパネルで [Advanced option] をクリックすると、オプション設定パネルが開きます。
- [Trianglation] にチェックを入れると、ポリゴンを三角分割してインポートします。
チェックが入っていない場合は、四角ポリゴンになります。
- [Sea polygon] にチェックを入れると、データのない部分を海としてインポートします。
海は [Sea level] に入力した標高になります。
チェックが入っていない場合、データのない部分を抜いた状態でインポートします。
- [Named surface] にチェックを入れると、インポートしたサーフェイスに名前をつけます。
チェックが入っていない場合は、全てのサーフェイスが Default でインポートされます。
- [Vertex color] にチェックを入れると、標高に応じた頂点カラーマップを自動生成します。
インポート範囲内の最高地点と最低地点を基準に、[High] 〜 [Low] の色を振りわけます。
- [Output texture] にチェックを入れると、標高に応じたビットマップを自動生成します。
インポート範囲内の最高地点と最低地点を基準に、[High] 〜 [Low] の色を振りわけます。
また、同時に UV マップも生成します。
生成されるビットマップは、[Texture resolution] の解像度 (16〜1024ピクセル四方の正方形) になります。
プレビューデータの使用
- プレビューデータが存在する場合、プレビューマップが表示されます。
- [Select] モードでは、マップ上をドラッグすることで、インポート範囲を指定できます。
指定した範囲は、画面上部の数値に反映されます。
- [Zoom] モードでは、マップ上をクリックすることでマップの拡大を行います。
[Ctrl] + クリックで縮小になります。
- [Move] モードでは、マップ上をドラッグすることで、表示範囲の移動ができます。