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WideStudioとはWideStudio は、Windows や、Linux、FreeBSD SOLARIS上で動作する、マルチプラットフォームなGUI開発環境です。 純国産の完全フリーで、オープンソースであることが最大の特徴です。 誰でもが手軽に入手でき、かつ、またオープンでマルチプラットフォームな アプリケーションが迅速に開発できることが魅力です。 WideStudio は次のような特徴を持っています。
そう、もうプラットフォーム間の非互換に悩みたくなかったので、 マルチプラットフォーム対応にしました。 まあ、それはそれで重要なんですが、適当にぷちぷちマウスをつくだけで アプリケーションができたら、素晴らしいなぁと思い、 WideStudio の統合 IDE である アプリケーションビルダを用意しました。 次の図は WideStudio の構成とファイルの構成を示します。 ![]() [WideStudio の構成] C++とはWideStudio は、C++ で構築されています。 C++ とは、C 言語を拡張して、オブジェクト指向のプログラミングが行えるように したものです。 C 言語は、基本的な言語でハードウェアを直接制御を行うようなことから、 ある程度構造的で大規模なソフトウェアプロダクトまでカバーできる 幅広い用途があり、もっとも良く使われる言語の内の1つです。 C++ はそんな、C 言語の素晴らしいものを引き継いで、 より効率的にソフトウェア構築できる機能を備えています。しかしながら、C++ を追求した体系であればあるほど、 C 言語とはかけ離れた世界になってしまい、C 言語に慣れ親しんだ方、 初心者の方には難解になってしまう傾向にあります。 WideStudio では、素晴らしい C++ の機能を十分生かせるように、 一見、C 言語でプログラミングしているのではないかと 錯覚させるような感じで気軽にプログラミングでき、 その上、一歩踏み込んで、クラスをばりばり使ったプログラミングまで、 簡単にできるようになっています。 WideStudio の開発を通じてよ〜く考えてみると、WideStudio と同じような アプリケーション構築環境は、 すでに世の中に同じようなものがごまんと存在します。 ではなぜ、WideStudio なのでしょうか?よく、「自分で何かアプリケーションを作ってみたいな、でも難しいんだろうなぁ」 または、「もし高いアプリケーション構築ツールを購入してつかってみても、 使えなかったらやだなぁ」と、プログラミングを始められないでいる方々が いらっしゃると思います。 WideStudio を使えば、そういった心配はいりません。 無料なので、気軽に使ってみることができます。 よく、オープンソースのあまり浸透しいない Windows の世界で 「オープンソースってなに?、どうして WideStudio は無料なの?」 といった声があります。 筆者の開発経験の中ではオープンソースの世界から学んだものが 非常に大きく、目的の一つにそのオープンソースの恩恵を WideStudio の開発を 通して還元することにあります。 WideStudio をいかに効率的に開発できるかを追求し、 少ない時間で設計、開発を行いました。 これから、ソフトウェアを設計・製作される方々には、 どこか参考になる部分があるのではないかと思います。 小さなものから本格的なアプリケーションの開発まで、 物作りを通して、開発の楽しさが共有できたらと思います。 Document Release 3.00 For Use with Wide Studio Release 3.00, Summer 2002
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