 | | Wide Studio Object Reference
| |
クラスの型
WSDdev
メソッド関数仕様
setScalePtr 関数の説明
- 書式
- void setScalePtr(double* ptr)
- 機能
- 表示倍率を格納した変数へのポインタを指定します。
- 処理
- 表示倍率を格納した変数へのポインタが設定されると、
その倍率で描画します。
- 引数
-
(in)double* ptr | 倍率を格納した変数へのポインタ |
- 返値
- なし。
- 注意
- ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
- サンプル
-
dev->setScalePtr(&scale);//double 型である scale のポインタを渡します。
setXOffsetPtr 関数の説明
- 書式
- void setXOffset(short* ptr)
- 機能
- 表示位置Xのオフセットを格納した変数へのポインタを指定します。
- 処理
- 表示位置Xのオフセットを格納した変数へのポインタが
設定されると、
オフセット値を加算した座標で描画します。
- 引数
-
(in)short* ptr | オフセット値を格納した変数へのポインタ |
- 返値
- なし。
- 注意
- ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
- サンプル
-
dev->setXOffsetPtr(&xoffset);//short 型である xoffset のポインタを渡します。
setYOffsetPtr 関数の説明
- 書式
- void setYOffset(short* ptr)
- 機能
- 表示位置Yのオフセットを格納した変数へのポインタを指定します。
- 処理
- 表示位置Yのオフセットを格納した変数へのポインタが
設定されると、
オフセット値を加算した座標で描画します。
- 引数
-
(in)short* ptr | オフセット値を格納した変数へのポインタ |
- 返値
- なし。
- 注意
- ポインタの設定を解除したい場合は、NULLを指定します。
- サンプル
-
dev->setYOffsetPtr(&yoffset);//short 型である yoffset のポインタを渡します。
getScale 関数の説明
- 書式
- double getScale()
- 機能
- 表示倍率を取得します。
- 処理
- 表示倍率を格納した変数へのポインタが設定されている場合、
その値を返します。設定されていない場合は、1 が返されます。
- 引数
- なし。
- 返値
- 表示倍率
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//WSDdev インスタンスに設定されているスケールオフセットを取得します。
double scale = dev->getScale();
getXOffset 関数の説明
- 書式
- short getXOffset()
- 機能
- 表示位置Xのオフセット
- 処理
- 表示位置Xのオフセットを格納したポインタが設定されている
場合は、その値が返されます。
設定されていない場合、0 が返されます。
- 引数
- なし。
- 返値
- 表示位置Xのオフセット
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//WSDdev インスタンスに設定されている X オフセットを取得します。
short xoffset = dev->getXOffset();
getYOffset 関数の説明
- 書式
- short getYOffset()
- 機能
- 表示位置Yのオフセット
- 処理
- 表示位置Yのオフセットを格納したポインタが設定されている
場合は、その値が返されます。
設定されていない場合、0 が返されます。
- 引数
- なし。
- 返値
- 表示位置Yのオフセット
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//WSDdev インスタンスに設定されている Y オフセットを取得します。
short yoffset = dev->getYOffset();
setForeColor 関数の説明
- 書式
- long setForeColor(short cno)
- 機能
- 描画色を色番号で指定します。
- 処理
- drawLine 等のメソッドで用いる描画色を指定します。
- 引数
-
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
-
- サンプル
-
//実際の WSCvline::draw() の例です。
long WSCvline::draw(){
if (getVisible() == False){
return WS_NO_ERR;
}
WSDdev* dev = getowndev();
if (dev == NULL){
return WS_ERR;
}
short x = _x;
short y = _y;
WSCushort w = _w;
WSCushort h = _h;
WSCbool absolute = getAbsoluteDraw();
if (absolute == True){
}else
if (dev->isExposed(x, y, w, h) == False){
return WS_NO_ERR;
}
WSCbool blinkfore = WSGIappBlink()->getBlinkFore(_blink_rate);
if (_bl_fl == True &&
blinkfore == True &&
_tw_fl == False){
return WS_NO_ERR;
}
long err = dev->beginDraw(x, y, w, h, absolute);
if (err != WS_NO_ERR){
return WS_NO_ERR;
}
WSCbase::update();
setAbsoluteDraw(False);
WSCushort line_w = _lw;
if (line_w != 0) {
if (_bl_fl == True &&
blinkfore == True &&
_tw_fl == True){
dev->setForeColor(_blink_color);
} else {
dev->setForeColor(_fore_color);
}
if (line_w == 1) {
dev->setLineWidth((WSCushort)0);
} else {
dev->setLineWidth((WSCushort)line_w);
}
dev->setLineDashType(_lt);
if (_line_num != 0) {
WSCpoint* pt = new WSCpoint[_line_num];
short i;
for (i=0; i<_line_num; i++) {
pt[i].x = (short)(_line_x[i]);
pt[i].y = (short)(_line_y[i]);
}
dev->drawLines(pt, _line_num);
delete pt;
}
}
dev->endDraw();
return WS_NO_ERR;
}
setBackColor 関数の説明
- 書式
- long setBacKColor(short cno)
- 機能
- 背景色を指定を色番号で指定します。
- 処理
- drawFillRect 等のメソッドで用いる背景色を指定します。
- 引数
-
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
-
- サンプル
-
//背景色を設定します。
short cno = WSGIappColorSet()->getColorNo("#000000");
dev->setBackColor(cno);
setLineWidth 関数の説明
- 書式
- long setLineWidth(short linewidth)
- 機能
- 描画する線の太さを指定します。
- 処理
- drawLine 等のメソッドで用いる線幅を指定します。
- 引数
-
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
- setForeColor() を参照してください。
setLineDashType 関数の説明
- 書式
- long setLineDashType(char no)
- 機能
- 描画する線の点線属性を指定します。
- 処理
- drawLine 等のメソッドで用いる線の点線属性を指定します。
- 引数
-
点線属性に指定できる値には、次のようなものがあります。
属性値 | 意味 |
0 | 実線 |
1 | 鎖線 |
2 | 長鎖線 |
3 | 一点鎖線 |
4 | 二点鎖線 |
5 | 長一点鎖線 |
6 | 長二点鎖線 |
7 | 細点線 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
-
- サンプル
- setForeColor() を参照してください。
setHatchPattern 関数の説明
- 書式
- long setHatchPattern(char no)
- 機能
- 塗りつぶし属性を指定します。
- 処理
- drawRect 等のメソッドで使用される塗りつぶし属性を指定します。
- 引数
-
塗りつぶし属性に指定できる値には、
次のようなものがあります。
属性値 | 意味 |
0 | ベタ塗 |
1 | 左下斜線 |
2 | 右下斜線 |
3 | 縦線 |
4 | 横線 |
5 | 斜め交差 |
6 | 縦横交差 |
7 | ドット |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//ハッチパターンを設定します。
dev->setHatchPattern(7);
setRegion 関数の説明
- 書式
- long setRegion(short x,short y,unsigned short w,unsigned short h);
- 機能
- 描画する領域を指定します。
- 処理
- 指定した領域以外は描画の対象から外します。
- 引数
-
(in)short x | X座標 |
(in)short y | Y座標 |
(in)unsigned short w | 領域の横幅 |
(in)unsigned short h | 領域の縦幅 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//描画する領域を設定します。
dev->setRegion(10,10,100,100);
beginDraw 関数の説明
- 書式
- long beginDraw(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h,
WSCbool absolute = False,WSCbool scaling = True)
- 機能
- 指定した領域の描画を開始します。
- 処理
- 座標 x,y、横幅 w、縦幅 h を矩形領域の描画を開始します。
absolute を True とすると露出イベントが発生していなくても
描画します。また、scaling が True の場合、
スケールオフセットを有効にして描画します。
- 引数
-
(in)short x | X座標 |
(in)short y | Y座標 |
(in)unsigned short w | 領域の横幅 |
(in)unsigned short h | 領域の縦幅 |
(in)WSCbool absolute | 強制描画フラグ |
(in)WSCbool scaling | スケールフラグ |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
- setForeColor() を参照してください。
drawArc 関数の説明
- 書式
- long drawArc(short x,short y,unsigned short w,
unsigned short h,short a1,short a2);
- 機能
- 円弧、楕円弧を描画します。
- 処理
- 横直径 w、縦直径 h を持つ円または楕円の、X軸右水平を0度とした
反時計回りで、円弧開始角度、終了角度を指定します。
このとき、64 倍した値を指定するのに注意してください。これは、
1/64 度の精度確保するためです。
完全な円、楕円、または円弧を描く場合は、
それぞれ 0 * 64、360 * 64 を指定します。
- 引数
-
(in)short x | X座標 |
(in)short y | Y座標 |
(in)unsigned short w | 領域の横幅 |
(in)unsigned short h | 領域の縦幅 |
(in)short a1 | 円弧の開始角度 |
(in)short a2 | 円弧の終了角度 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//円弧の描画を行います。
dev->drawArc(50,200,50,50,60*64,270*64);
drawFillArc 関数の説明
- 書式
- long drawFillArc(short x,short y,unsigned short w,
unsigned short h,short a1,short a2,char kind);
- 機能
- 塗りつぶし円弧、楕円弧を描画します。
- 処理
- 横直径 w、縦直径 h を持つ円または楕円の、X軸右水平を0度とした
反時計回りで、円弧開始角度、終了角度を指定します。
このとき、64 倍した値を指定するのに注意してください。これは、
1/64 度の精度確保するためです。
完全な円、または円弧を描く場合は、
それぞれ 0 * 64、360 * 64 を指定します。
円弧の種別を指定することによって、扇型の円弧、弓型の円弧を
描画することができます。
- 引数
-
(in)short x | X座標 |
(in)short y | Y座標 |
(in)unsigned short w | 領域の横幅 |
(in)unsigned short h | 領域の縦幅 |
(in)short a1 | 円弧の開始角度 |
(in)short a2 | 円弧の終了角度 |
(in)char kind | 塗りつぶし円弧の種別 |
塗りつぶし種別に指定できる値には、
次のようなものがあります。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//パイ型円弧の描画を行います。
dev->drawFillArc(150,200,100,50,60*64,270*64, 0 /*PIE*/ );
//弓型円弧の描画を行います。
dev->drawFillArc(250,200,100,50,60*64,270*64, 1 /*CHORD*/ );
drawLine 関数の説明
- 書式
- long drawLine(short x1,short y1,short x2,short y2);
- 機能
- 線を描画します。
- 処理
- 指定した座標x1,y1 から x2,y2 まで線を描画します。
- 引数
-
(in)short x1 | 線の開始座標X |
(in)short y1 | 線の開始座標Y |
(in)short x2 | 線の終了座標X |
(in)short y2 | 線の終了座標Y |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//線を描画します。
dev->drawLine(50,50,100,100);
drawLines 関数の説明
- 書式
- long drawLines(WSCpoint* pt,long num);
- 機能
- 折れ線を描画します。
- 処理
- 指定した座標X1,Y1 から Xn,Yn まで折れ線を描画します。
- 引数
-
(in)WSCpoint* pt | 端点座標の配列 |
(in)long num | 端点の数 |
WSCpoint は、メンバ x,y を持ちます。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
- setForeColor() を参照してください。
drawRect 関数の説明
- 書式
- long drawRect(short x,short y,unsigned short w,unsigned short h);
- 機能
- 矩形を描画します。
- 処理
- 左上角をx,y とした横幅 w、縦幅 h の矩形を描画します。
- 引数
-
(in)short x | X座標 |
(in)short y | Y座標 |
(in)unsigned short w | 矩形の横幅 |
(in)unsigned short h | 矩形の縦幅 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//矩形を描画します。
dev->drawRect(150,50,100,100);
drawFillRect 関数の説明
- 書式
- long drawFillRect(short x,short y,unsigned short w,unsigned short h);
- 機能
- 塗りつぶし矩形を描画します。
- 処理
- 左上角をx,y とした横幅 w、縦幅 h の塗りつぶし矩形を描画します。
- 引数
-
(in)short x | X座標 |
(in)short y | Y座標 |
(in)unsigned short w | 矩形の横幅 |
(in)unsigned short h | 矩形の縦幅 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//塗りつぶし矩形を描画します。
dev->drawFillRect(150,50,100,100);
drawRects 関数の説明
- 書式
- long drawRects(WSCrect* pt,long num);
- 機能
- 矩形を複数個描画します。
- 処理
- WSCrect 配列で指定された複数の矩形を描画します。
- 引数
-
(in)WSCrect* rect | 矩形の配列 |
(in)long num | 矩形の数 |
WSCrect は、メンバ x,y,width,height を持ちます。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//矩形を描画します。
WSCrect rect[3];
rect[0].setRect(300,300,10,10);
rect[1].setRect(320,300,10,10);
rect[2].setRect(340,300,10,10);
dev->drawRects(rect,3);
drawFillRects 関数の説明
- 書式
- long drawFillRects(WSCrect* pt,long num);
- 機能
- 塗りつぶし矩形を複数個描画します。
- 処理
- WSCrect 配列で指定された複数の塗りつぶし矩形を描画します。
- 引数
-
(in)WSCrect* rect | 矩形の配列 |
(in)long num | 端点の数 |
WSCrect は、メンバ x,y,width,height を持ちます。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
//矩形を描画します。
WSCrect rect[3];
rect[0].setRect(300,300,10,10);
rect[1].setRect(320,300,10,10);
rect[2].setRect(340,300,10,10);
dev->drawFillRects(rect,3);
drawPoly 関数の説明
- 書式
- long drawPoly(WSCpoint* pt,long num);
- 機能
- 多角形を描画します。
- 処理
- 指定した座標X1,Y1 から Xn,Yn までを結ぶ多角形を描画します。
- 引数
-
(in)WSCpoint* pt | 端点座標の配列 |
(in)long num | 端点の数 |
WSCpoint は、メンバ x,y を持ちます。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
WSCpoint pt[3];
pt[0].x = 300;
pt[0].y = 300;
pt[1].x = 330;
pt[1].y = 330;
pt[2].x = 300;
pt[2].y = 330;
dev->setForeColor("#00ffff");
dev->drawPoly(pt,3);
drawFillPoly 関数の説明
- 書式
- long drawFillPoly(WSCpoint* pt,long num);
- 機能
- 塗りつぶし多角形を描画します。
- 処理
- 指定した座標X1,Y1 から Xn,Yn までを結ぶ塗りつぶし多角形を描画します。
- 引数
-
(in)WSCpoint* pt | 端点座標の配列 |
(in)long num | 端点の数 |
WSCpoint は、メンバ x,y を持ちます。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
WSCpoint pt[3];
pt[0].x = 300;
pt[0].y = 300;
pt[1].x = 330;
pt[1].y = 330;
pt[2].x = 300;
pt[2].y = 330;
dev->setForeColor("#00ffff");
dev->drawFillPoly(pt,3);
drawGradation 関数の説明
- 書式
- long drawGradation(long type,short col1,short col2,
short col3,short x,short y,WSCushort w,WSCushort h,
WSCuchar grad_margin);
- 機能
- グラデーションされた矩形を描画します。
- 処理
- 指定された3色を使用して、色1〜色2〜色3へと
グラデーションされた矩形を描画します。
- 引数
-
(in)long type | グラデーションの種別 |
(in)short col1 | 色1 |
(in)short col2 | 色2 |
(in)short col3 | 色3 |
(in)short x | 座標X |
(in)short y | 座標Y |
(in)WSCushort w | 横幅 |
(in)WSCushort h | 縦幅 |
(in)WSCuchar grad_margin | 色2の幅 |
グラデーションされた矩形領域を指定し、
グラデーションのマージンには、色2の幅をドット指定します。
グラデーション種別に指定できる値には、
次のようなものがあります。
グラデーション種別 | 意味 |
WS_GR_LT_RB | 左上→右下 |
WS_GR_RT_LB | 右上→左下 |
WS_GR_LB_RT | 左下→右上 |
WS_GR_RB_LT | 右下→左上 |
WS_GR_T_B | 上→下 |
WS_GR_B_T | 下→上 |
WS_GR_L_R | 左→右 |
WS_GR_R_L | 右→左 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
short cno1 = WSGIappColorSet()->getColorNo("#888888");
short cno2 = WSGIappColorSet()->getColorNo("#aaaaaa");
short cno3 = WSGIappColorSet()->getColorNo("#000000");
dev->drawGradation(WS_GR_T_B,cno1,cno2,cno3,10,10,100,50,10);
drawImage 関数の説明
- 書式
- long drawImage(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h,
WSDimage* img,char align);
- 機能
- 画像を表示します。
- 処理
- 指定された画像構造体を指定矩形内に描画します。
- 引数
-
(in)short x | 座標X |
(in)short y | 座標Y |
(in)WSCushort w | 横幅 |
(in)WSCushort h | 縦幅 |
(in)WSDimage* img | 表示させたい画像 |
(in)char align | アラインメント |
アラインメントに指定できる値には、
次のようなものがあります。
属性値 | 意味 |
WS_LEFT | 左寄 |
WS_RIGHT | 右寄 |
WS_CENTER | 中央 |
WS_TOP | 上寄 |
WS_BOTTOM | 下寄 |
WS_LEFT_TOP | 左上寄 |
WS_LEFT_BOTTOM | 左下寄 |
WS_RIGHT_BOTTOM | 右下寄 |
WS_RIGHT_TOP | 右上寄 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
WSCimage* image = WSGIappImageSet()->getImage("001.jpg");
dev->drawImage(10,10,100,100,image,WS_CENTER);
drawStretchedImage 関数の説明
- 書式
- long drawStretchedImage(short x,short y,
WSCushort w,WSCushort h, WSDimage* img);
- 機能
- 画像を伸縮して表示します。
- 処理
- 指定された画像を、指定された矩形に伸縮して表示します。
- 引数
-
(in)short x | 座標X |
(in)short x | 座標Y |
(in)WSCushort w | 横幅 |
(in)WSCushort h | 縦幅 |
(in)WSDimage* img | 表示させたい画像 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
WSCimage* image = WSGIappImageSet()->getImage("001.jpg");
dev->drawStretchedImage(10,10,100,100,image);
drawString 関数の説明
- 書式
- long drawString(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h,
char font_no,char align,char* string,
long encoding = WS_EN_DEFAULT);
- 機能
- 指定された文字列を指定された矩形内に表示します。
- 処理
- 指定された文字列をエンコーディングに従がって指定された
矩形内に表示します。
- 引数
-
(in)short x | 座標X |
(in)short x | 座標Y |
(in)WSCushort w | 横幅 |
(in)WSCushort h | 縦幅 |
(in)char font_no | フォント番号 |
(in)char align | アラインメント |
(in)char* string | 表示させたい文字列 |
(in)long encoding | 文字列のエンコーディング |
フォント番号には、0番からのフォント番号を指定します。
アラインメントに指定できる値には、
次のようなものがあります。
属性値 | 意味 |
WS_LEFT | 左寄 |
WS_RIGHT | 右寄 |
WS_CENTER | 中央 |
WS_TOP | 上寄 |
WS_BOTTOM | 下寄 |
WS_LEFT_TOP | 左上寄 |
WS_LEFT_BOTTOM | 左下寄 |
WS_RIGHT_BOTTOM | 右下寄 |
WS_RIGHT_TOP | 右上寄 |
エンコーディングに指定できる値には、
次のようなものがあります。省略すると WS_EN_DEFAULT
が指定されます。
属性値 | 意味 |
WS_EN_DEFAULT | 現在の設定を指定(省略時の値) |
WS_EN_LOCALE | 現在の LANG 環境変数の設定を指定 |
WS_EN_NONE | 設定を行わない |
WS_EN_ISO8859_1 | ISO8859(1) を指定 |
WS_EN_ISO8859_2 | ISO8859(2) を指定 |
WS_EN_ISO8859_3 | ISO8859(3) を指定 |
WS_EN_ISO8859_4 | ISO8859(4) を指定 |
WS_EN_ISO8859_5 | ISO8859(5) を指定 |
WS_EN_ISO8859_6 | ISO8859(6) を指定 |
WS_EN_ISO8859_7 | ISO8859(7) を指定 |
WS_EN_ISO8859_8 | ISO8859(8) を指定 |
WS_EN_ISO8859_9 | ISO8859(9) を指定 |
WS_EN_ISO8859_10 | ISO8859(10) を指定 |
WS_EN_ISO8859_11 | ISO8859(11) を指定 |
WS_EN_ISO8859_12 | ISO8859(12) を指定 |
WS_EN_ISO8859_13 | ISO8859(13) を指定 |
WS_EN_ISO8859_14 | ISO8859(14) を指定 |
WS_EN_ISO8859_15 | ISO8859(15) を指定 |
WS_EN_UTF8 | UTF8 を指定 |
WS_EN_KOI8R | KOI8R を指定 |
WS_EN_EUCJP | EUCJP を指定 |
WS_EN_SJIS | SJIS を指定 |
WS_EN_EUCKR | EUCKR を指定 |
WS_EN_EUCCN | EUCCN を指定 |
WS_EN_BIG5 | BIG5 を指定 |
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//文字列の描画
dev->drawString(100,300,100,30,0,WS_CENTER,"ABCDE1234");
drawFillString 関数の説明
- 書式
- long drawFillString(short x,short y,WSCushort w,WSCushort h,
char font_no,char align,char* string,
long encoding = WS_EN_DEFAULT);
- 機能
- 指定された文字列を指定された矩形内に背景色付き表示します。
- 処理
- 指定された文字列をエンコーディングに従がって指定された
矩形内に表示します。
- 引数
-
(in)short x | 座標X |
(in)short x | 座標Y |
(in)WSCushort w | 横幅 |
(in)WSCushort h | 縦幅 |
(in)char font_no | フォント番号 |
(in)char align | アラインメント |
(in)char* string | 表示させたい文字列 |
(in)long encoding | 文字列のエンコーディング |
引数の詳細は、drawString の項を参照ください。
- 返値
- WS_NO_ERR:成功、WS_ERR:失敗
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//文字列の描画
dev->drawFillString(100,300,100,30,0,WS_CENTER,"ABCDE1234");
getDeviceResource 関数の説明
- 書式
- long getDeviceResource()
- 機能
- ウィンドウシステムの資源を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- X11 では、Display* を返します。WIN32では、未使用です。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//X11 では Display* です。
long val = dev->getDeviceResource();
getWindowResource 関数の説明
- 書式
- long getWindowResource()
- 機能
- ウィンドウ資源を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- X11 では、Window または Pixmap 、WIN32では、HWND を返します。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//X11 では Window/Pixmap、WIN32 では、HWND です。
long val = dev->getWindowResource();
getContextResource 関数の説明
- 書式
- long getContextResource()
- 機能
- コンテキスト資源を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- X11 では、GC 、WIN32では、HDC や MDC を返します。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//X11 では GC、WIN32 では、HDC/MDC です。
long val = dev->getContextResource();
getSpecialResource 関数の説明
- 書式
- long getSpecialResource()
- 機能
- ウィンドウ資源を取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- X11 では、Widget を返します。WIN32では未使用です。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//X11 では Widget です。
long val = dev->getSpecialResource();
getReady 関数の説明
- 書式
- long getReady()
- 機能
- 描画可能状態か否かを取得します。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- True = 描画可能、False = 不可能。
- 注意
- なし。
- サンプル
-
//描画が行えるか否かを取得します。
WSCbool ready = dev->getReady();
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