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InkDiskの使い方と注意事項

InkDiskって何?

  普通のコピー用紙を、デジタルデータの記録メディアにしてしまうソフトウェアです。 データの読み出しにデジタルカメラを使い、書き込みにプリンタを使います。 名刺サイズの紙片面で、数百バイト程度のデータを記録することが出来ます。

動作環境

  Microsoft Windows95とWindows98, Windows NT, Windows 2000上で動作するように作りましたが、確認はWindows95でしかしていません。*1

ダウンロード

  InkDiskの最新版は、ここからダウンロードしてください。

他に必要な物

  このソフトウェア本体の他に、デジタルカメラとプリンタが必要です。 また、使用するデジタルカメラの画像ファイルに対応した、Susie Plug-inも必要です。 Susie Plug-inは、ここから入手可出来ます。

インストール

  適当なディレクトリ(フォルダ)に、ソフトウェア本体のinkdisk.exeと、出力ファイルプラグインの*.ipiを、一緒に置いてください。 使用するデジタルカメラの画像ファイルに対応したSusie Plug-in(*.spi)も、同じディレクトリに(フォルダ)インストールしてください。 後は使い方に合わせてinkdisk.exeを、スタートメニューに登録する、ディスクトップにリンクを張る等、好きにしてください。

使い方

  紙上に記録されたデータの、読み書き方法を説明します。

  まず、データの読み出しをしてみましょう。 InkDiskのデジタルデータは、

sample.jpg
sample.jpg
このような模様で紙上に記録されています。 これを、デジタルカメラで撮影します。 出来るだけ模様以外の物が写らないようにして、全体にピントが合うように真上から、影やハイライトが入らないように光の角度を考えて撮影してください。 sample.jpgは実際に名刺サイズの紙に記録したデータを、デジタルカメラで撮影したものです。 左下に影と下の方にピント外れがありますが、この程度ならば特に問題にはなりません。 このファイルを適当なディレクトリ(フォルダ)に置いて、inkdisk.exeを起動します。 ファイル選択ウインドウが開きますので、
inkfile1.gif
ファイル選択ウインドウ
撮影した画像ファイルを選択し「開く」ボタンを押してください。
inkmain1.gif
メインウインドウ
「開く」ボタンを押すと、メインウインドウが開きます。 C:\inkdisk\ディレクトリ(フォルダ)のsample.jpgを選択した場合、図のような表示になります。 ファイル名が正しいことを確認して、「画像ファイルをデータファイルに変換 (Read)」ボタンを押してください。 もし、ファイル選択の画面で、対応していない画像ファイルか、間違えて画像ファイル以外を選択していた場合は、変換ボタンがディセーブル状態で押せなくなっています。 この場合はInkDiskをいったん終了し、対応したSusie Plug-inを追加インストールしてから起動し直すか、正しい画像ファイルを選択し直すかしてください。 それで、ボタンが押せるようになります。 変換ボタンを押すと、バックグラウンドでデータ変換が開始されます。 画像ファイルのサイズによっては変換に多少時間がかかります。 もし、撮影の画質が悪いかった場合、ここでエラーメッセージが出て処理が中断します。 画像ファイルは解像度よりも画質が重要です。 画質に注意して撮影からやり直してください。
inkdone1.gif
変換終了ウインドウ
変換作業が終了すると、変換終了ウインドウが開きます。 sample.jpgを変換した場合、図のような表示になります。 変換終了ウインドウには、紙の模様から読み出されたデータの、ファイル名が表示されているので、それを確認し、「OK」ボタンを押してウインドウを閉じてください。 変換元の画像ファイルを置いたのと同じディレクトリ(フォルダ)に、読み出されたファイルが出来ています。 サンプルのsample.jpgを変換すると、latest.htmlが出来ます。 実際に試して見てください。

  次は、データの書き込みをしてみましょう。 書き込みたいデータファイルを適当なディレクトリ(フォルダ)に置いて、inkdisk.exeを起動してください。 ファイル選択ウインドウが開くので、

inkfile2.gif
ファイル選択ウインドウ
書き込みたいファイルを選択し「開く」ボタンを押します。
inkmain2.gif
メインウインドウ
「開く」ボタンを押すとメインウインドウが開きます。C:\inkdisk\ディレクトリ(フォルダ)のlatest.htmlを選択した場合、図のような表示になります。 ファイル名が正しいことを確認してください。 出力したい画像ファイルを、「出力画像ファイル」リストから選択して、「データファイルを画像ファイルに変換 (Write)」ボタンを押してください。 もしこの時点で、選択したデータファイルが、サイズが大きすぎて変換できない事が分かっている場合は、変換ボタンがディセーブル状態で押せなくなっています。 この場合はInkDiskをいったん終了して、他のファイルを選択し直すか、ファイルサイズを小さくするかしてやり直してください。 変換ボタンを押すと、バックグラウンドでデータ変換が開始されます。 データファイルのサイズによっては変換に多少時間がかかります。 もし、データファイルのサイズが大きすぎて変換に失敗した場合、ここでエラーメッセージが出て処理が中断します。 他のファイルを選択し直すか、ファイルサイズを小さくしてやり直してください。
inkdone2.gif
変換終了ウインドウ
変換作業が終了すると、変換終了ウインドウが開きます。 「出力画像ファイル」リストで「Windows Bitmap」を選択して、latest.htmlを変換した場合、図のような表示になります。 変換終了ウインドウには、変換された画像データのファイル名が表示されているので、それを確認し、「OK」ボタンを押してウインドウを閉じてください。 変換元のデータファイルを置いたのと同じディレクトリ(フォルダ)に、ファイルが出来ています。 サンプルのlatest.htmlを変換すると、latest.html.bmpが出来ます。 実際に試して見てください。 後は、この変換された画像ファイルを、プリントアウトするだけで書き込み完了です。 ワープロなどに貼り付けて使うと便利です。 画像ファイルのプリントアウトは、ドットの1つ1つが潰れない程度の大きさでしてください。 特にインクジェット方式のプリンタの場合、紙質によっては滲むので注意が必要です。 プリントアウトの場合も解像度よりも画質の方が重要です。

変更履歴

Ver.0.0
アイデアが実現可能かを確認するために作った試作版。 エラーチェックなし。
Ver.0.1
公開版として出すためにコーディングを整理し、エラーチェックも入れた。
  • ノイズフィルタのON/OFFを選択するチェックボックスを廃止し、何時でもONの状態にした。
  • 事前に変換しても失敗すると分かっている変換ボタンは、ディセイブル状態にして押せないようにした。
Ver.0.2
コーディングとコンパイラオプションを最適化して、変換時間を約1/3に短縮した。
Ver.0.3
デジタルカメラで撮影した画像ファイルに、紙の縁が入っていても変換できるようにした。

使用と配布の条件

連絡先

  意見や希望、動作報告、質問等は大歓迎です。 下記アドレスまで。

Yuichi Kobayashi <kobayasy@mbox.kyoto-inet.or.jp>


*1ユーザーから、Windows98とWindows Me, Windows 2000での動作報告がありました。
Copyright © 2002 Yuichi Kobayashi <kobayasy@mbox.kyoto-inet.or.jp>