注意・制限事項
VisualBasic から使用するとき |
Declare 宣言は、TSLog に添付してあるサンプルコードを参照してください。
本書で int で表記している変数型は、VisualBasic では Long
として扱います。Integer ではありません。
代表的な変数型について下記に示します。
本書の表記 | VisualBasic の型 |
int | ByVal Long |
long | ByVal Long |
unsigned long | ByVal Long |
char* | ByVal String |
void* | Any |
TSLOG_WriteHex ( ) の pvData に String 型を指定するときは、コールするときに ByVal を明記する必要があります。具体例はサンプルコードを参照してください。
VisualBasic でデバッグ実行するとき |
TSLOG_Init ( ) でログファイル名を指定しない場合は実行ファイル名を基に自動的にログファイル名が生成されますが、これを実現するために TSLog の内部で GetModuleFileName ( ) をコールしています。しかし、VisualBasic でデバッグ実行をすると GetModuleFileName ( ) が VisualBasic 本体の実行ファイル名( 5.0 なら VB5.EXE )を返してくるため、生成されたログファイル名は C:\App\DevStudio\VB\VB5.log.txt のように VisualBasic 本体に依存することになります。
UNIX でセマフォを使用するとき |
何らかの原因でセマフォの解放ができなかったとき(例えば、TSLOG_Write
( ) をコールしている最中に kill
されたときなど)、セマフォのロック状態がそのままシステムに残ってしまい、後発のプロセスがログを出力しようとしたときに止まってしまいます。
このような場合には、TSLog のセマフォ操作ツール tslogsem
を使用して対処してください。