C-Partsは、GUI部品、
イベント(ウィンドウ / GUI部品 / キーボード / マウス)のコールバック関数による取得、
矩形/文字列/円などの基本描画、およびファイルの入出力機能・システム情報の取得機能を提供します。
また、GUI部品の前景色・背景色を自由にカスタマイズすることにより、ユーザーの好みのデザインでウィンドウ・ダイアログを設計することができます。
なお、C-Partsの持つ機能はOSに依存しません。同じソースコードでWindows/Macintoshなどの環境を問わずにプログラムを記述することができます。
GUI部品の種類
- ウィンドウ(ダイアログも含む)
土台になるウィンドウです。
各GUI部品(ラベル・エディットボックスなど)は、このウィンドウ上に乗せることにより実装します。

C-Parts Ver1.10では、固定枠のモーダルダイアログのほか、モードレスダイアログ(フローティングウィンドウ)をサポートしています。
サイズ変更可能なウィンドウ・ダイアログはサポートしません。
※ただし、Windows NTではモードレスダイアログは正常動作しません。
- ラベル
文字列を表示します。文字色・背景色の指定、配置位置の指定ができます。
ただし、複数行の改行を含む文字列は表現できません。

- エディットボックス
文字列を入力するボックスです。2バイトコードの文字列の入力、数値のみの入力も可能です。

- プッシュボタン
このボタンをマウスクリック(または、フォーカスを合わせて[Space]か[Enter]キーを押す)すると、イベントが発生します。

- ラジオボタン
複数の選択肢から1つの項目を選択する場合に使用します。
このラジオボタンは、グループ内に入れてください。

- チェックボックス
マウスクリック(または、フォーカスを合わせて[Space]キーを押す)で、ON/OFFが切り替わります。
YESかNOか、ONかOFFか、などの2つの選択肢を持つ項目に使用します。

- コンボボックス
複数の項目より、1つの項目を選択します。コンボボックスをクリックすると、下に選択できる項目が列挙されます。

- プログレスバー
状態の進行状況などを表示するバーです。

- スライダー
ある範囲内のどの位置か、という情報をスライダーをマウスでドラッグすることにより指定できます。
スライダーのサイズの変更、目盛りの表示・非表示などもカスタマイズ可能です。

- タブ
複数のグループが登録されている部品です。
各タブをクリックすることで、複数のグループのうちの1つのみを表示します。

- イメージ
画像描画用の部品です。
点・線・矩形などの基本的な図形の描画を行います。
直接画像へのポインタを取得して、直に画像を操作することもできます。
ちらつきのないアニメーションなどを表現する場合は、このイメージを使用してください。
また、BMP/PICT形式の画像ファイルを読み込んで来ることができます。

C-Parts Ver1.07より、OpenGLによる描画も行えるようになりました。
※ただし、OS XではOpenGL機能を割愛しています。
- グループ
ウィンドウ以外のすべてのGUI部品は、このグループ内に入れることができます。
これにより、ユーザーに対し、整ったインターフェース(見た目)を提供することができます。

ラジオボタンは、必ずグループ内に入れてください。
タブの1つ1つの要素は、グループをタブに登録(Add)することにより実装されます。
- スピン
数値のアップダウンを制御するためのボタンが付いています。
上下の矢印ボタンを押すことで、イベントが発生します。

- スピンエディットボックス
「エディットボックス」と「スピン」を組み合わせた部品です。
右端のスピンボタンを押すことにより、エディットボックス内の数値が変化します。
範囲・増減値を指定することができます。

- カラー (Ver 1.07)
色を選択するための部品です。
これをクリックすると、色選択のダイアログが表示されます。

- ボタン (Ver 1.07)
ON/OFFの情報を持つボタンです。
マウス(またはキーボード)でボタンをクリックすることにより、ON/OFFの状態が反転します。

- リストボックス (Ver 1.10)
複数の項目を列挙し、それより1つ、または複数の項目を選択します。

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