数値(整数)の増減値を指定します。
書式
void SetDiffValue(int n);
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パラメータ
n
数値(整数)の増減値を指定します。
デフォルトは1です。
解説
スピンボタンの[Up][Down]が選択されたときの、エディットボックスでの数値(整数)の増減値を指定します。
数値を小数で扱っている場合は、「SetDiffValueF」を使用してください。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にスピンエディットボックスを配置します。
CPWindow win;
CPSpinEditBox spine;
int diff;
int minp,maxp;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//スピンエディットボックスの位置・サイズを指定
spine.SetBounds(10,10,120,20);
//スピンエディットボックスの増減値を指定
spine.SetDiffValue(2);
//スピンエディットボックスの最小値・最大値の指定
spine.SetRange(0,200);
//スピンエディットボックスをCPWindowに結びつける
win.Add(&spine);
//スピンエディットボックスの増減値の取得
diff=spine.GetDiffValue();
//スピンエディットボックスの最小値・最大値の取得
spine.GetRange(&minp,&maxp);
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
この例の場合、スピンボタンで指定できる数値の範囲は0から200、増減値は2になります。
「diff=2 / minp=0 / maxp=200」が入ります。
ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
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ヘッダ
| :CPSpinEditBox.h
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関連リンク
CPSpinEditBoxクラス
CPSpinEditBox::GetDiffValue
CPSpinEditBox::SetDiffValueF