Ver 1.10
スクロールバーのモードを指定します。
書式
パラメータ
mode
スクロールバーの有無と、単一選択・複数選択の情報を指定します。
「CP_LISTBOX_NOSCROLLBAR」を指定することで垂直スクロールバーを表示しません。
「CP_LISTBOX_SCROLLBAR」を指定することで垂直スクロールバーを表示します。
「CP_LISTBOX_SINGLECHOICE」を指定することで単一選択となり、リストボックスで複数選択ができなくなります。
「CP_LISTBOX_MULTICHOICE」を指定することで複数選択となり、リストボックスで複数の要素を選択できるようになります。
「CP_LISTBOX_NOSCROLLBAR / CP_LISTBOX_SCROLLBAR」はどちらか一方のみ有効です。同時指定はできません。
「CP_LISTBOX_SINGLECHOICE / CP_LISTBOX_MULTICHOICE」はどちらか一方のみ有効です。同時指定はできません。
スクロールバーの状態と選択状態を同時に指定する場合は、「CP_LISTBOX_SCROLLBAR | CP_LISTBOX_SINGLECHOICE」のように「|」でつなげて指定してください。
デフォルトは、「CP_LISTBOX_SCROLLBAR | CP_LISTBOX_SINGLECHOICE」です。
解説
リストボックスのスクロールバーの状態を指定します。
垂直スクロールバーを表示するかどうか、単一選択にするか複数選択にするかの状態を指定することができます。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にリストボックスを配置します。
以下では、「TestDialog」というキャプションのダイアログ内にリストボックスを配置しています。
CPWindow win;
CPListBox LBox;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//リストボックスの位置・サイズを指定
LBox.SetBounds(10,10,120,80);
//リストボックスのモードを指定(複数選択モード)
LBox.SetMode(CP_LISTBOX_SCROLLBAR | CP_LISTBOX_MULTICHOICE);
//リストボックスの文字列を指定
LBox.AddText("Item 1");
LBox.AddText("Item 2");
LBox.AddText("Item 3");
//リストボックスをCPWindowに結びつける
win.Add(&LBox);
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
この場合、「SetMode」にて「CP_LISTBOX_SCROLLBAR | CP_LISTBOX_MULTICHOICE」を指定しているため、複数の要素を選択できるようになります。
ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
|
ヘッダ
| :CPListBox.h
|
関連リンク
CPListBoxクラス