スピンの矢印の[Up]が選択されたときのコールバック関数を設定します。
書式
typedef void (* LP_SPINEDITBOXPROC)(CPSpinEditBox *);
CP_BOOL AttachUpSelectEvent(LP_SPINEDITBOXPROC lpProc);
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パラメータ
lpProc
「void xxxx(CPSpinEditBox *)」型のstatic関数を指定します。
ここで指定したコールバック関数に対し、スピンの矢印[Up]が選択された場合のイベント処理を行います。
解説
スピンの矢印[Up]が選択された場合のコールバック関数を設定します。
なお、コールバック関数は必ずstaticの静的関数である必要があります。
コールバックを解除する場合は「DetachUpSelectEvent( )」を呼び出してください。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にスピンエディットボックスを配置します。
CPWindow win;
CPSpinEditBox spine;
//スピンの[Up]イベントを受け取る
static void OnSpinUp(CPSpinEditBox *lpSpin)
{
}
//スピンの[Down]イベントを受け取る
static void OnSpinDown(CPSpinEditBox *lpSpin)
{
}
void main()
{
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//スピンエディットボックスの位置・サイズを指定
spine.SetBounds(10,10,120,20);
//スピンエディットボックスのコールバック関数設定
spine.AttachUpSelectEvent(OnSpinUp);
spine.AttachDownSelectEvent(OnSpinDown);
//スピンエディットボックスをCPWindowに結びつける
win.Add(&spine);
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
}
スピンの[Up]が選択されたときは、コールバック関数「OnSpinUp」が呼ばれます。
スピンの[Down]が選択されたときは、コールバック関数「OnSpinDown」が呼ばれます。
ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
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ヘッダ
| :CPSpinEditBox.h
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関連リンク
CPSpinEditBoxクラス
CPSpinEditBox::DetachUpSelectEvent
CPSpinEditBox::AttachDownSelectEvent
CPSpinEditBox::DetachDownSelectEvent