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CPLabel::SetBackMode
2001/12/24 update.
背景を透過・非透過に設定します。

書式

  void SetBackMode(int mode);

パラメータ


mode
背景の透過・非透過の状態を指定します。
以下のどちらかを指定してください。
CP_OPAQUE ...背景を透過にしない
CP_TRANSPARENT ...背景を透過にする
デフォルトは「CP_OPAQUE」です。

解説


ラベルの背景を透過にするかどうかを指定します。
「SetBackMode(CP_TRANSPARENT)」で透過にしている場合は、「SetBackgroundColor」の指定は反映されません。





ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にラベルを配置します。
lab2では、SetBackMode(CP_TRANSPARENT)にして、背景を透過にしています。

CPWindow win;
CPLabel lab,lab2;
int ret;

//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);

//ラベルの位置・サイズを指定
lab.SetBounds(10,10,120,20);

//ラベルの文字列を指定
lab.SetText("Label1");

//ラベルを非透過にする(デフォルト)
lab.SetBackMode(CP_OPAQUE);

//ラベルをCPWindowに結びつける
win.Add(&lab);

//ラベルの位置・サイズを指定
lab2.SetBounds(10,40,120,20);

//ラベルの文字列を指定
lab2.SetText("Label2");

//ラベルを透過にする
lab2.SetBackMode(CP_TRANSPARENT);

//ラベルをCPWindowに結びつける
win.Add(&lab2);

//ラベルを透過にする
ret=lab2.GetBackMode();

//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();

結果は以下のようになり、ラベル「lab」はデフォルトの背景色の白になり、ラベル「lab2」は背景が透過になっています。



また、「ret=CP_TRANSPARENT」が入ります。


ビルド時に必要なファイル


ライブラリ :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
ヘッダ :CPLabel.h


関連リンク


CPLabelクラス
CPLabel::GetBackMode
CPLabel::SetBackgroundColor