ファイルを読み込み専用で開きます。
書式
CP_BOOL Open(char *lpFName);
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パラメータ
lpFName
開くファイル名です。
フォルダ名を「/」で区切ることにより、パスによるファイル指定を行うことができます
(この操作は、Windows/Macintoshに限らず同じです)。
パス指定の開始位置は、現在のカレントフォルダになります。
例:
"tmp01.dat" | ... "tmp01.dat"を開く
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"user/tmp01.dat" | ... "user"フォルダ内の"tmp01.dat"を開く
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戻り値
ファイルのオープンに成功した場合は、CP_TRUEを返します。
指定のファイルが存在しない、ファイルにロックがかかっている、などの場合は処理に失敗し、CP_FALSEを返します。
解説
ファイルを読み込み専用で開きます。
ファイルを書き込み専用に開く場合は、Createを使用してください。
また、開かれたファイルは、ファイルの処理が終わったときにCloseにて閉じるようにしてください。
例
ファイル"user/tmp01.dat"をオープンし、読み込んだデータをバッファ[lpBuff]に格納します。
CPFileCtrl f;
char *lpBuff=NULL;
int len;
//ファイルを読み込み専用で開く
if(f.Open("user/tmp01.dat")){
//ファイルポインタをファイルの最終位置に移動
f.Seek(0,CP_FILE_END);
//このときのファイルポインタがファイルサイズに相当する
len=f.GetOffset();
//メモリの確保
lpBuff=(char *)malloc(len+4);
if(lpBuff){
//ファイルよりデータを読み込み
f.Read(lpBuff,len);
}
//ファイルを閉じる
f.Close();
}
この例では、
ファイル"user/tmp01.dat"を開き、ファイルサイズを「Seek」「GetOffset」により取得しています。
この後にメモリを確保し、「Read」により、ファイルデータをlpBuffに格納しています。
ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
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ヘッダ
| :CPFileCtrl.h
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関連リンク
CPFileCtrlクラス
CPFileCtrl::Create
CPFileCtrl::Close