Ver 1.07
ツールヒントの文字列を指定します。
書式
void SetHintText(char *lpStr);
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パラメータ
lpStr
ツールヒントの文字列を指定します。最大510バイト分まで指定可能です。
複数行表示の場合の改行は、「\n」で行ってください(Macintosh環境でも同じです)。
解説
ツールヒントの文字列を指定します。
ツールヒントを無効にする場合は、引数の文字列にカラ文字("")を指定してください。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にボタンを配置します。
以下では、「TestDialog」というキャプションのダイアログ内に「Button」の文字列が入ったプッシュボタンを配置しています。
このボタンにマウスカーソルを合わせると、「Buttonのツールヒントです。」と書かれたツールヒントが表示されます。
CPWindow win;
CPButton but;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//ボタンの位置・サイズを指定
but.SetBounds(10,10,120,20);
//ボタンの文字列を指定
but.SetText("Button");
//ツールヒントの文字列を指定
but.SetHintText("Buttonのツールヒントです。");
//ツールヒントのフォントサイズを指定
but.SetHintFontSize(10);
//ツールヒントの文字色を指定
but.SetHintForegroundColor(CP_RGB(0,0,255));
//ツールヒントの背景色を指定
but.SetHintBackgroundColor(CP_RGB(192,255,192));
//ボタンをCPWindowに結びつける
win.Add(&but);
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
この結果、プッシュボタンにカーソルを合わせると、以下のようなツールヒントが表示されます。

ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
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ヘッダ
| :CPButton.h
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関連リンク
CPButtonクラス
CPButton::SetHintFontSize
CPButton::SetHintForegroundColor
CPButton::SetHintBackgroundColor