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機能
2002/09/28 update.

C-Partsは、GUI部品、 イベント(ウィンドウ / GUI部品 / キーボード / マウス)のコールバック関数による取得、 矩形/文字列/円などの基本描画、およびファイルの入出力機能・システム情報の取得機能を提供します。
また、GUI部品の前景色・背景色を自由にカスタマイズすることにより、ユーザーの好みのデザインでウィンドウ・ダイアログを設計することができます。
なお、C-Partsの持つ機能はOSに依存しません。同じソースコードでWindows/Macintoshなどの環境を問わずにプログラムを記述することができます。

GUI部品の種類
  • ウィンドウ(ダイアログも含む)

    土台になるウィンドウです。
    各GUI部品(ラベル・エディットボックスなど)は、このウィンドウ上に乗せることにより実装します。



    C-Parts Ver1.10では、固定枠のモーダルダイアログのほか、モードレスダイアログ(フローティングウィンドウ)をサポートしています。
    サイズ変更可能なウィンドウ・ダイアログはサポートしません。

    ※ただし、Windows NTではモードレスダイアログは正常動作しません。

  • ラベル

    文字列を表示します。文字色・背景色の指定、配置位置の指定ができます。
    ただし、複数行の改行を含む文字列は表現できません。



  • エディットボックス

    文字列を入力するボックスです。2バイトコードの文字列の入力、数値のみの入力も可能です。



  • プッシュボタン

    このボタンをマウスクリック(または、フォーカスを合わせて[Space]か[Enter]キーを押す)すると、イベントが発生します。



  • ラジオボタン

    複数の選択肢から1つの項目を選択する場合に使用します。
    このラジオボタンは、グループ内に入れてください。



  • チェックボックス

    マウスクリック(または、フォーカスを合わせて[Space]キーを押す)で、ON/OFFが切り替わります。
    YESかNOか、ONかOFFか、などの2つの選択肢を持つ項目に使用します。



  • コンボボックス

    複数の項目より、1つの項目を選択します。コンボボックスをクリックすると、下に選択できる項目が列挙されます。



  • プログレスバー

    状態の進行状況などを表示するバーです。



  • スライダー

    ある範囲内のどの位置か、という情報をスライダーをマウスでドラッグすることにより指定できます。
    スライダーのサイズの変更、目盛りの表示・非表示などもカスタマイズ可能です。



  • タブ

    複数のグループが登録されている部品です。
    各タブをクリックすることで、複数のグループのうちの1つのみを表示します。



  • イメージ

    画像描画用の部品です。
    点・線・矩形などの基本的な図形の描画を行います。
    直接画像へのポインタを取得して、直に画像を操作することもできます。
    ちらつきのないアニメーションなどを表現する場合は、このイメージを使用してください。
    また、BMP/PICT形式の画像ファイルを読み込んで来ることができます。



    C-Parts Ver1.07より、OpenGLによる描画も行えるようになりました。

    ※ただし、OS XではOpenGL機能を割愛しています。

  • グループ

    ウィンドウ以外のすべてのGUI部品は、このグループ内に入れることができます。
    これにより、ユーザーに対し、整ったインターフェース(見た目)を提供することができます。



    ラジオボタンは、必ずグループ内に入れてください。
    タブの1つ1つの要素は、グループをタブに登録(Add)することにより実装されます。

  • スピン

    数値のアップダウンを制御するためのボタンが付いています。
    上下の矢印ボタンを押すことで、イベントが発生します。



  • スピンエディットボックス

    「エディットボックス」と「スピン」を組み合わせた部品です。
    右端のスピンボタンを押すことにより、エディットボックス内の数値が変化します。
    範囲・増減値を指定することができます。



  • カラー (Ver 1.07)

    色を選択するための部品です。
    これをクリックすると、色選択のダイアログが表示されます。



  • ボタン (Ver 1.07)

    ON/OFFの情報を持つボタンです。
    マウス(またはキーボード)でボタンをクリックすることにより、ON/OFFの状態が反転します。



  • リストボックス (Ver 1.10)

    複数の項目を列挙し、それより1つ、または複数の項目を選択します。