背景を透過・非透過に設定します。
書式
void SetBackMode(int mode);
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パラメータ
mode
背景の透過・非透過の状態を指定します。
以下のどちらかを指定してください。
CP_OPAQUE | ...背景を透過にしない
|
CP_TRANSPARENT | ...背景を透過にする
|
デフォルトは「CP_OPAQUE」です。
解説
ラベルの背景を透過にするかどうかを指定します。
「SetBackMode(CP_TRANSPARENT)」で透過にしている場合は、「SetBackgroundColor」の指定は反映されません。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にラベルを配置します。
lab2では、SetBackMode(CP_TRANSPARENT)にして、背景を透過にしています。
CPWindow win;
CPLabel lab,lab2;
int ret;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//ラベルの位置・サイズを指定
lab.SetBounds(10,10,120,20);
//ラベルの文字列を指定
lab.SetText("Label1");
//ラベルを非透過にする(デフォルト)
lab.SetBackMode(CP_OPAQUE);
//ラベルをCPWindowに結びつける
win.Add(&lab);
//ラベルの位置・サイズを指定
lab2.SetBounds(10,40,120,20);
//ラベルの文字列を指定
lab2.SetText("Label2");
//ラベルを透過にする
lab2.SetBackMode(CP_TRANSPARENT);
//ラベルをCPWindowに結びつける
win.Add(&lab2);
//ラベルを透過にする
ret=lab2.GetBackMode();
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
結果は以下のようになり、ラベル「lab」はデフォルトの背景色の白になり、ラベル「lab2」は背景が透過になっています。

また、「ret=CP_TRANSPARENT」が入ります。
ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
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ヘッダ
| :CPLabel.h
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関連リンク
CPLabelクラス
CPLabel::GetBackMode
CPLabel::SetBackgroundColor