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CPImage::LoadImage
2001/12/30 update.
指定の画像ファイルを読み込んでCPImageに貼り付けます。

書式

  CP_BOOL LoadImage(char *lpFName,int sx,int sy,
      int sWidth,int sHeight,int px,int py);

パラメータ


lpFName
画像ファイル名指定します。
フォルダ名を「/」で区切ることにより、パスによるファイル指定を行うことができます (この操作は、Windows/Macintoshに限らず同じです)。
パス指定の開始位置は、現在のカレントフォルダになります。

例:
"tmp01.bmp" ... "tmp01.bmp"を開く
"user/tmp01.bmp" ... "user"フォルダ内の"tmp01.bmp"を開く
sx
転送元画像(ファイルより読み込んだ画像)の転送開始座標の水平位置を指定します。
sy
転送元画像(ファイルより読み込んだ画像)の転送開始座標の垂直位置を指定します。
sWidth
CPImageに転送する画像の幅を指定します。
sHeight
CPImageに転送する画像の高さを指定します。
px
転送先画像(CPImageの領域内)の描画開始座標の水平位置を指定します。
py
転送先画像(CPImageの領域内)の描画開始座標の垂直位置を指定します。
戻り値
画像の読み込みに成功した場合は、CP_TRUEを返します。
画像の読み込みに失敗した場合は、CP_FALSEを返します。

解説


指定の画像ファイルを読み込んでCPImageに貼り付けます。
元画像(ファイルから読み込む画像)の(sx,sy)からsWidth*sHeightの領域を、転送先画像(CPImageの領域内)の(px,py)からsWidth*sHeight分画像を貼り付けます。



読み込める画像の種類は、以下の4種類です。

画像の種類備考
BMP1/2/4/8/16/24ビットカラーの読み込みに対応
ただし、非圧縮であること
PICT1/4/8/16/24ビットカラーの読み込みに対応
ただし、ベクタ・データは不可
JPEG/JPGインターレース・ノンインターレースの読み込みに対応

「PhotoShop LE」において、プログレッシブ以外で保存したJPEGファイルを「CPImage::LoadImage」で読み込むと落ちます。
PNGインターレース・ノンインターレースの読み込みに対応





画像ファイル「test.bmp」のサイズを取得し、CPImageの左上に転送します。


CPImage image;
int wid,hei;

//イメージの位置・サイズを指定
image.SetBounds(120,120,200,200);

//画像ファイル[test.bmp]のサイズの取得
if(image.GetImageSize("test.bmp",&wid,&hei)){
    //画像を読み込み、image(CPImage)内の(0,0)から描画する
    image.LoadImage("test.bmp",0,0,wid,hei,0,0);
}



ビルド時に必要なファイル


ライブラリ :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
ヘッダ :CPImage.h


関連リンク


CPImageクラス
CPImage::GetImageSize