目次に戻る
一覧ページに戻る
CPListBox::SetScrollBarTopPos
2002/09/30 update.
Ver 1.10
スクロールバーの先頭行を指定します。

書式

  void SetScrollBarTopPos(int pos);

パラメータ


pos
スクロールさせたときに、一番上にくる要素の番号を指定します。

解説


スクロールバーの先頭行を指定します。
たとえば、「Item1/Item2/Item3/Item4/Item5/Item6」の6つの要素があり、垂直スクロールバーが付いているリストボックスを作成したとします。
このときにスクロールできる状態(要素が画面からはみ出す状態)にて、「SetScrollBarTopPos(2)」とした場合は、 2番目の要素「Item3」がリストの一番先頭に来るように、自動的にスクロールバーの位置を調整します。





ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にリストボックスを配置します。
以下では、「TestDialog」というキャプションのダイアログ内にリストボックスを配置しています。


CPWindow win;
CPListBox LBox;
int pos;

//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);

//リストボックスの位置・サイズを指定
LBox.SetBounds(10,10,120,60);

//リストボックスの文字列を指定
LBox.AddText("Item 1");
LBox.AddText("Item 2");
LBox.AddText("Item 3");
LBox.AddText("Item 4");
LBox.AddText("Item 5");
LBox.AddText("Item 6");

//リストボックスをCPWindowに結びつける
win.Add(&LBox);

//先頭が2番目の要素「Item3」になるように、スクロール
LBox.SetScrollBarTopPos(2);

//スクロールしているときの、一番上の要素番号を取得
pos=LBox.GetScrollBarTopPos();


この場合、「AddText」にて「Item 1 / Item 2 / Item 3 / Item 4 / Item 5 / Item 6」の文字列が追加されます。
その後、「SetScrollBarTopPos」にて2番目の要素「Item 3」がリストの一番上に出るように、自動スクロールされます。
このとき、「GetScrollBarTopPos」では「pos=2」を返します。


ビルド時に必要なファイル


ライブラリ :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
ヘッダ :CPListBox.h


関連リンク


CPListBoxクラス
CPListBox::GetScrollBarTopPos