ツールヒントの文字列を指定します。
書式
void SetHintText(char *lpStr);
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パラメータ
lpStr
ツールヒントの文字列を指定します。最大510バイト分まで指定可能です。
複数行表示の場合の改行は、「\n」で行ってください(Macintosh環境でも同じです)。
解説
ツールヒントの文字列を指定します。
ツールヒントを無効にする場合は、引数の文字列にカラ文字("")を指定してください。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にグループを配置し、さらにグループ内にラジオボタンを2つ配置します。
このラジオボタンにマウスカーソルを合わせると、「RadioButtonのツールヒントです。」と書かれたツールヒントが表示されます。
CPWindow win;
CPGroup group;
CPRadioButton rbut1,rbut2;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//グループを生成する
group.SetBounds(10,10,240,160);
group.SetText("Group");
//グループをCPWindowに結びつける
win.Add(&group);
//ラジオボタン1の位置・サイズを指定
rbut1.SetBounds(10,30,120,16);
//ラジオボタン1の文字列を指定
rbut1.SetText("RadioButton1");
//ツールヒントの文字列を指定
rbut1.SetHintText("RadioButtonのツールヒントです。");
//ツールヒントのフォントサイズを指定
rbut1.SetHintFontSize(10);
//ツールヒントの文字色を指定
rbut1.SetHintForegroundColor(CP_RGB(0,0,255));
//ツールヒントの背景色を指定
rbut1.SetHintBackgroundColor(CP_RGB(192,255,192));
//ラジオボタン1をCPGroupに結びつける
group.Add(&rbut1);
//ラジオボタン2の位置・サイズを指定
rbut2.SetBounds(10,50,120,16);
//ラジオボタン2の文字列を指定
rbut2.SetText("RadioButton2");
//ラジオボタン2をCPGroupに結びつける
group.Add(&rbut2);
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
この結果、上のラジオボタン「rbut1」にカーソルを合わせると、以下のようなツールヒントが表示されます。

ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
|
ヘッダ
| :CPRadioButton.h
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関連リンク
CPRadioButtonクラス
CPRadioButton::SetHintFontSize
CPRadioButton::SetHintForegroundColor
CPRadioButton::SetHintBackgroundColor