Windows/Macintoshなどの環境により、C-Partsで表示されるフォントのサイズは微妙に異なります。
Windowsでは、フォントの文字幅が固定なのに対し、Macintoshでは文字によってフォントの幅が異なります(あくまでC-Parts上での話です)。
このため、マルチプラットフォームのC-Partsプログラムを行う場合には、このフォントの差異を考慮に入れておく必要があります。
例えば、以下のようなプログラムをWindowsとMacintoshで実行したときの見た目を検証してみます。
CPWindow win;
CPPushButton but;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,130,70);
//プッシュボタンを生成し、winに追加
but.SetBounds(10,10,100,24);
but.SetText("PushButton View");
win.Add(&but);
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
Windowsの場合は、文字がプッシュボタン内に収まっているのに対し、Macintoshでははみ出してしまっています。
このような問題を回避するために、各GUI部品の横幅はある程度余裕を持たせて配置するようにしてください。
but.SetBounds(10,10,140,24);