ルーラ(目盛り)の表示・非表示を指定します。
書式
void SetRuler(CP_BOOL m);
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パラメータ
m
CP_TRUEを指定すると、ルーラを表示します。
CP_FALSEを指定すると、ルーラを表示しません。
デフォルトでCP_FALSEです。
解説
ルーラ(目盛り)の表示・非表示を指定します。
SetRuler(CP_TRUE)を指定すると、スライダーの下に10分割された目盛りが表示されます。
なお、ルーラを付ける場合には「SetBounds」「SetSize」でのスライダーの高さを大きめに指定してください。
高さが十分でない場合、ルーラがはみ出して表示できない部分が出てしまいます。
例
ウィンドウ(ダイアログ)を生成して、その中にスライダーを配置します。
slider2では、SetRuler(CP_TRUE)にしているため、ルーラが表示されています。
CPWindow win;
CPSlider slider,slider2;
CP_BOOL ret;
//ダイアログを生成する
win.Clear();
win.CreateNewDialog("TestDialog",120,120,300,200);
//スライダーの位置・サイズを指定
slider.SetBounds(10,10,120,40);
//スライダーのルーラを非表示(デフォルト)
slider.SetRuler(CP_FALSE);
//スライダーをCPWindowに結びつける
win.Add(&slider);
//スライダーの位置・サイズを指定
slider2.SetBounds(10,60,120,60);
//スライダーのルーラを表示
slider2.SetRuler(CP_TRUE);
//スライダーをCPWindowに結びつける
win.Add(&slider2);
//ルーラの状態を取得
ret=slider2.IsRuler();
//ダイアログの表示・イベントループの開始
win.DoModal();
上の例を実行すると、以下のようにスライダーが表示されます。

「ret=CP_TRUE」が入ります。
ビルド時に必要なファイル
ライブラリ
| :CPartsLib.lib (Macintoshの場合は、CPartsCW.a)
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ヘッダ
| :CPSlider.h
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関連リンク
CPSliderクラス
CPSlider::IsRuler