アートのマスターの

易うらない講座

 

山火賁
さんかひ

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 お互いに迎合しようとすると、まずは自分をきれいに飾って、自己アピールするものです。「賁」とは飾る事で、礼儀をわきまえるといった意味にも解釈できます。
 友好を深めたい人に対しては、丁寧な言葉遣い、キチンとした身なりで相手に臨むものです。ただ、自分を飾りすぎるともはやそれは虚飾であり、相手に誤解される恐れもあります。また、相手も身分相応の身なりなのかということを判断する能力も必要です。

上九 もはや自分を飾らなくとも、素顔や真心で勝負するときです。
六五 自分を飾ることだけでは物足りない様子。暴走するとヒンシュクを買います。
六四 薄化粧、一輪ざし、素朴なオシャレも心の余裕を感じさせられます。
九三 ちょうどいいところです。問題はそれを継続させるところにあります。
六二 見えないオシャレも大切です。心を美しくする事も同様です。
初九 生活が身分相応といえるだろうか。今一度チェックのほどを。

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