アートのマスターの

易うらない講座

 

山地剥
さんちはく

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 飾る事の度が過ぎると、正体がバレた時に困窮します。「剥」とは剥ぎ取る意味であり、虚飾を剥ぎ取る、剥ぎ取られた、という解釈ができます。
 しかし虚飾が剥ぎ取られることによって真実が見えてくるのですから、決して悪い事ではありません。一般的には凶のいみがある卦ですが、このように考えると、易うらないには吉も凶もないのかもしれません。

上九 用意していたものも無用に終わる。しかし、この経験は糧となる。
六五 ここが落ち着くところ。今ある状況が当然のことと思え。
六四 思わぬ誤解に困窮する。あさはかな弁解は、より一層誤解を深める事になる。
六三 プライドはかなぐり捨てて、一からの出直し。これが一番早い。
六二 余力は残っているが、このままではジリ貧。打開策を探すべし。
初六 手を広げすぎたか、あせり過ぎたのか。カベにぶつかる時は近い。

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