─ 22ライフとは ─
今年の冬はホント気が遠くなるほど寒かった。
というわけで、22ライフはまぎれもなくその
強烈に寒かった2002-2003年の冬に作られた
アドベンチャーゲーム(?)だ。
もう水道から流れる水は、手を洗うのも困難な
ほど冷たかったし、トイレに行くのすらイヤな
くらいの冬だった。
このソフトに描かれているのは、できるかぎり
等身大の自分。これ以上でも以下でもない、
そしてできるだけハダカの。
人がいないはずのない「社会」の中で、誰に
対しても確信の持てない気持ち。
むしろ問い返したい。
「アナタが話しかけてるのはどんな人物なのか」と。
─ただ認めたくないだけなのかもしれない。今の自分を。
そう考えると、なんとなく納得がいく。情けないような
自分。でもなぜそう感じるかの理由はわからない。
こんなはず、だったのだろうか。
うまくいかない生活の中で、それでもつま先はかすかに
進めべき方向を探してる。
まだ、完全にあきらめるってことは
できないでいる。
そういう日常(22LIFE)だ。