銀河シュミレータ ver1.0

1.はじめに

ダウンロードしていただき、ありがとうございます。
本ソフトウェアは多数の星の重力運動のシュミレーションをするため作成されました。
アルゴリズムは計算速度優先で、単純なオイラー法を採用していますが、
もっと高精度の結果を得たいときはソースコードが付属していますので、改造してご利用下さい。

2.起動方法

解凍後、実行ファイル"GaraxySymulator.exe"をダブルクリックすると起動します。
起動すると、最初に設定のためのウィンドウが開きます。

・起動画面(小さな丸が星の位置、線が星の運動の方向と速度を表す)

設定ウィンドウ

・Fileメニュー
Open…設定ファイルから星のデータを入力する
SaveAs…設定ファイルに星のデータを保存する

・設定値、ボタン
MaxSpeed…星の最大速度
Size of Star…星の大きさ(それ以下の距離では逆2乗則が成立しなくなる)
Number of Star…星の数
Scale…星の分布範囲
SpeedDistribution…星の速度のばらつき( MaxSpeed×(1-SpeedDistribution)<= 星の速度 <= MaxSpeed  )
Light Speed…光の速度(未使用)
Recording Speed…シュミレーションの履歴データの圧縮率(再生速度)
Composeボタン…上の設定値をもとにして星のデータをランダムに設定する
Symulatorボタン…設定したデータを初期値としてシュミレーションを開始する
Playerボタン…シュミレーションの履歴データから星の動きを再生する

3.設定ファイルの形式

設定ファイルはCSV形式となっており、エディタや表計算ソフト等で編集可能となっています。
    1行目   …星の数,星の大きさ,再生速度,光の速度
    2行目   …星の質量,星の位置(x),星の位置(y),星の位置(z),星の速度(x),星の速度(y),星の速度(z)
      :                           :
([星の数]行目+1)…星の質量,星の位置(x),星の位置(y),星の位置(z),星の速度(x),星の速度(y),星の速度(z)
 注意…カンマで区切られた個々の項目には具体的な数値が入ります。ただし数値の単位については特に考慮していません。

4.シュミレーションの実行

・シュミレータ、履歴データ表示ウィンドウ

シュミレータ・履歴表示ウィンドウ

・ボタンの説明
>…視点を右側に向ける
<…視点を左側に向ける
^…視点を上側に向ける
v…視点を下側に向ける
x…視点を反対方向に向ける
+…視点を前方に移動する
-…視点を後方に移動する
HOME…視点を初期の位置・方向に戻す
RUN…シュミレーション開始する(もう一度クリックするとシュミレーションを一時停止する)
<<…シュミレーションの履歴データで最初の星の位置を表示する
<<…シュミレーションの履歴データで最後の星の位置を表示する
>…シュミレーションの履歴データを連続再生する(もう一度クリックすると再生を一時停止する)
スクロールバー…スクロールバーが示す位置の履歴データを表示する

5.転載、配布

1)  本ソフトウエアの著作権は、清水良夫が所持します。
2)
 再配布に際してアーカイブの内容を変更しないようにお願いします。

6.注意事項

1) 本ソフトウエアを使用して起りうるいかなる障害、損失についての責任は負いかねます。ご了承下さい。
2) 本ソフトウェアは計算回数が多くなるとCPU使用率が100%に近づくため、応答が鈍くなる場合があります。ご利用の際は他のアプリケーションを終了させてから使用して下さい。
3) 付属のソースコードをコンパイルするためには、C++のコンパイラと ObjectEditor 0.6 が必要です。

7.開発・テスト環境

Windows95, borland C++ Compiler 5.5, ObjectEditor 0.6