【サンプルを使ったコンパイルの演習】

【単独アプリ形式】

 単独アプリ形式を作る場合は、ちょっと難しいことがあるので、必ずしっかりとお読みください。

 なぜかといいますと、Palmにおける開発に非常に重要な、クリエイターIDというものの存在を知ってもらわないといけないからです。
 逆にいいますと、クリエイターIDの存在を知っている方は半分聞き流しながらでも結構です。
 
 では、HPNVコンパイラ を起動しつつ、HPNVコンパイラがあるフォルダにあるSamplesというフォルダを開いてください。
 基本的に、HPNVコンパイラ以外のものは実行しないで下さいね。
 

ソースファイル

 ココにはドラッグアンドドロップでSamples内のLecture1.txtをドロップしてください。
 出力PRCファイル名には"lecture1.prc"と入力してください。
 

パーム上での名前

 "Lecture1"とお願いします。
 と、ここでクリエイターIDがでてきました。これについては後述しますので、今はとりあえず私が登録してきたサンプル用のID、"hpNs"を入力してください。
 シナリオ名、作者、製作日時にはためしに好きなことを入れてみてくださいね。
 

そしてアイコンの大と小。

 それぞれ、Samples内の"icon_normal.bmp"と"miniicon_normal.bmp"をドロップしてください。
 タイトル画像には、"sky.bmp"をお願いします。
 

チェックボックス

 縦書きにはしなくていいです。
 また、単独アプリにはしておいてください。

 16bit拡張は、サンプルですので使わなくて結構です。
 実際に使用するときには、16ビットにして頂いても構いません。
 では、「コンパイル」を押してください。


 すぐに、コンパイルが完了したとの旨のメッセージが出るハズです。もし出なかった場合はどうしてエラーなのか、よく画面と見比べてください。
 では、Samplesフォルダを見てみましょう。
というファイルが出来ているはずです。ついでに、lecture1.txt.hpcというファイルも出来ていますが、これはプロジェクトファイルと呼ばれるものです。使用するファイル等の情報が保存されています。次回、これをウィンドウにドロップすると自動的に各項目が入力されます

 では、パームにHotsyncするか、エミュレータで動作確認をしてみましょう。
 エミュレータをお持ちで無い方は、是非DLして使ってください。便利です。

 まぁ、インストールしたPalmの画面を見ますと、明らかにモノクロのアイコンがあると思います。
 それをタップして実行してみてください。
 ゲーム画面は出ましたか? でたら完成です。

 どうですか? 結構簡単だったでしょう。
 では、詳細についてご説明いたします。

 大体の部分はわかりやすいので、騙されやすいところだけ…。

 

クリエイターID

 これは、Palmwareの特徴で、絶対にどんなソフトとも重複しない固有の英数字4文字を入れる必要があります。
 しかし、勝手に付けていては重複してしまいどうしようもないので、実はhttp://dev.palmos.com/creatorid/にて管理しております。
 ここで、クリエイターIDを登録してください。

 テスト中は登録していないIDでも結構ですが、登録しないと同じIDのソフトがあった場合非常に困ります。
 くどいようですが、絶対に登録してください。

 

アイコン画像

 サイズが決まっています。詳細は画像・アイコン・色レベルについてをどうぞ。

 

16bit拡張を…


 表示のままです。
 Onにするとファイルサイズが非常に大きくなります。

【拡張データ形式】

 基本的には、クリエイターIDが必要ありません。
 そのかわり、hpnv Scenario Managerがアプリケーションを実行するのに必要となります。
 先ほどのサンプルの、「単独アプリにする」というチェックボックスをオフにして下さい。

 あとは、付属のhpnVSM.prcと生成されたアプリをパームにhotsyncで流し込んでHpnv scenariomanagerを使い起動させてください。