Cakewalkの「ベロシティスケール」コマンドのような操作を、MIDI関連の様々なイベントに対して適用できるMFXプラグインです。本プラグインは、Windows 95以上の日本語版Windows上で動作するMIDIシーケンサのうち、「Cakewalk MFXプラグイン形式」に対応しているシーケンサで利用できます。
Cakewalkには、ノートイベントのベロシティー値を操作する方法の一つとして、「ベロシティスケール」コマンドが用意されています。本プラグインは、「ベロシティスケール」コマンドのような操作を、ノートイベント以外のMIDI関連のイベントにも適用させたくて作りました。
つまり、イベントを複数選択してから「始点値」と「終点値」を指定すれば、選択範囲内の各イベントの値が連続的に変化するように値を書き換えることができます。
当プラグインが、皆さんのお役にも立てることを願っています。
Cakewalkシリーズのうち、当プラグインが動作するのが確実と思われるものは、以下の通りです。
より詳しく書くと、当プラグインは、Cakewalk MFXプラグインに対応したシーケンサ上で動作します。Cakewalkの場合、当プラグインがWindowsにインストールされていて、Cakewalkの「編集」メニューなどにある「MIDIエフェクト」サブメニューに、「Scale Value」という項目が追加されていれば、当プラグインを利用できます。
もしかすると、当プラグインは、以下のCakewalkでも動くかもしれません。
というのも、私が当プラグインを作るときに参考にした「Cakewalk Plug-In Development Kit」によると、動くようなことが書いてあったからです。しかし、私がCakewalk Pro Audio 6.0で確認したところ、当プラグインをどこから参照したらいいのかを知ることはできませんでした。
当プラグインは、Cubase SXでも利用できるかもしれません。そのためには、Steinbergのダウンロードから、「Cakewalk MFX-wrapper for Cubase SX」を入手して、インストールする必要があるかと思います。ただし、私はCubase SXを持っていないので、当プラグインの動作を保証できるわけではありません。
Cakewalk Pro Audio 9を例に取ってご説明します。
「Scale Value」ダイアログボックスで、「パーセンテージ」をチェックしていない状態で、イベントの「始点値」と「終点値」を指定すると、選択範囲内の各イベントの値が連続的に変化するように値を書き換えます。イベント値を絶対指定せずに相対指定する場合は、「パーセンテージ」をチェックします。
なお、当プラグインが取り扱えるイベントの種類は、以下の通りです。
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