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「 広域コミュニケーションのための配慮 」

 

 

 

■ 「右手」「左手」の呼称について

 

いまから数年前の話なのですが、「 弓道辞書 」作者がインターネットというシロモノに触れ、弓道関連のホームページをいろいろ廻っていたとき、意味の判らない弓道用語が頻繁に羅列されていました

一つは「勝手」、もう一つが「馬手」です

「手」が付く事から、「妻手」や「弓手」(※1)に相当する言葉である事は想像出来ますが右手と左手のどちらなのかが全く判りませんでしたし、それについての説明が全くされていないのです

ましてや、「弓道教本」にもこれらの説明は全くありません

※1 「 弓道辞書 」作者が住む地域では、右が「妻手」、左が「弓手」と表現します

※2 「 弓道辞書 」作者なりには、江戸時代の東北地方の家屋(なんて名前だったっけ?)での入り口の機能としての『メインエントランスには土間がありそこに馬で飼っていて、裏にある勝手口から人間が出入りしていた・・・』という事柄から、『「メインの手」=「弓を持つ手」=「馬手」』『「従属する手」=「弓を持たない方の手」=「勝手」』・・・と、半年程度のあいだ思い込んでいました(^_^;

 

これについてはネット上で質問したところいろいろな方が親切に教えてくれたのですが、ネット上では広域のコミュニケーションがなされる場であるので、このような地域に依存した表現を説明も無しに記述するという行為は「 弓道辞書 」作者として問題があるように思えてなりません

 


 

普通、基本的にネット上での会話というモノは、みんな標準語を使いますよね(※)

※ 携帯電話用ホームページでは関西弁が飛び交っているようですが・・・

これって、他者への思いやりとして当然の配慮だと思うんですよ(※)

 

 

なのに、弓引きの人間というのは誰も彼もが方言(※)丸出し

※ 地域に依存した言葉は「方言」と見倣されます

※ 方言そのものが悪い訳では無く、配慮の欠ける方言の用い方をするという行為に問題があります

だいたい、二言目には「人間形成」「人格形成」と言っておきながら(※1)、相手の事なんて考えもしない傲慢な人間(※2)ばかり・・・

※1 全日本弓道連盟発行「弓道教本 第一巻 射法編」の「弓道の二つの面」(45〜47ページ)をもう一度読み返してみて下さい!

※2 ネット上で「 弓道辞書 」作者が「左手」と記述した文章に対し、その引用部分をわざわざ「馬手」と書き換えるヒトがいるのだから全く持って呆れかえるというものです

 


 

全日本弓道連盟発行「弓道教本 第一巻 射法編」においては、表現方法の古さや「愚民化政策によって作り出された弓道用語」による影響などの問題を抱えてはいますが、そういった方言は排除する事によって、理解への妨げとなる要素は極力無くすようにと配慮がされています(※)

※ 「射法訓」の文章に弓手という表現を使用しているだけで、その他の部分では「右手」「右腕」「左手」「左腕」 と表現している

 

「弓手」「妻手」「馬手」「勝手」「押手」などの表現をするべきでは無い!とは言いませんが、少なくともいまはIT時代(※)なのだから、「弓道教本」が制定された1953年(昭和28年)の時点以上の相手への思いやりを各自が持たなければいけないのではないでしょうか!

※ すでに死語と化しているので使うのは躊躇われるのだか、他にちょうどいい言葉が見当たらない・・・

そのため、「 弓道辞書 」 version1.00 から豪華特別付録として(?)、「 弓道辞書 」使用中に「右手」や「左手」に関する弓道用語を入力しようとすると、漢字変換候補の語尾に「○○(右手)」「○○(左手)」「○○(右肩)」「○○(左肩)」「○○(右肘)」「○○(左肘)」「○○(右拳)」「○○(左拳)」というような文字列が付随されるようにしました

この付随する(右手)(左手)などという文字列は、絶対に削除してはいけません!

これは、「 弓道辞書 」を利用するにあたっての義務であると考えて下さい!

 

 

 

 

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