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石英は、クリストバライト、トリジマイトとともに二酸化ケイ素SiO2の一種。六角柱のようなの外観(がいかん)をもつ。モース硬度7の標準鉱物。ふつうは無色だが、不純物によりさまざまな色を呈する。無色透明の大きな結晶を水晶という。常圧では867℃以下で安定であり、より高温ではトリジマイトに変わる。高温型石英(六方晶系)は573℃で急速かつ可逆的(かぎゃくてき)に低温型石英(三方晶系)に変わるので、室温ではすべて低温型である。火成岩、変成岩、堆積岩(たいせきがん)に産する鉱物で、窯業(ようぎょう)やガラス工業の材料に重宝(ちょうほう)され、特に水晶は用途が広い。 |
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