Pathクラスの解説

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クラスの説明

Groupクラスから派生しています。Groupクラスの関数も使います。 Groupクラスをアプリケーションから使うための殻のようなものです。

一つのドキュメント分のパスの情報の持ちます。

アプリケーション側で作成・破棄して下さい。 Pathオブジェクトを作成したら、 必ずSetBoundRectで下地になる座標を設定します。


メンバー関数

Path()

説明

コンストラクタ


~Path()

説明

デストラクタ


void SetBoundRect(const RECT& rect)

説明

パスの実座標を設定します。 Pathオブジェクトを作成したら必ず設定してください。

パスはこの範囲内からはみだすこともできます。

ここで設定した座標はパスを変形するときなどに使われます。 表示のための座標変換にはGraphオブジェクトに設定された座標が使われます。 同じ座標を設定してください。 違う座標を設定した場合の動作は未定です。

引数

rect 実座標を表す矩形


void GetBoundRect(RECT *rect)

説明

以前に設定したパスの実座標を得ます。

引数

rect 実座標を返す矩形のポインタ


void SelectAll(bool isSelected)

説明

パスの全ての線とグループを選択・選択解除します。

引数

isSelected trueなら選択する。falseなら選択を解除する。


void GetOuterRect(RECT *rect,int part,double precision=1.0)

説明

パスが収まる最小の矩形を得ます。

引数

rect 矩形のポインタ

part 対象になる部位。以下を組み合わせます。

precision 許容する誤差
正確な値を出そうとすると無限ループに入るかも知れないので、 見切りをつける許容範囲を指定します。 0より大きい数で無いといけません。


void Move(double x,double y)

説明

パス全体の平行移動をします。

引数

x 右に移動する量

y 下に移動する量


void HReverse()

説明

パス全体の左右反転をします。 SetBoundRectで設定した矩形を外枠とみなします。


void VReverse()

説明

パス全体の上下反転をします。 SetBoundRectで設定した矩形を外枠とみなします。


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