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■CO-BIT□
〜アシスたんと一緒♪〜

Version 1.1
作者/へこ 種別/フリーウェア
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「あぁ〜ッストレスがたまる!!」
貴方はまたもやフリーズしてしまったPCの前で頭を抱えた。今日中に仕上げなければならない原稿があるのに、ついついアプリケーションを多めに立ち上げてしまう癖のある貴方はしょっちゅうこんな事態に陥っているのだ。加えて元々はワープロを使っていた為、専用キーの無いPCで行うショートカットキーという物にどうしても馴染めないでいた。
どうしてPCの操作はこう判り難いのだろう。それにフリーズなんぞする前に、システムリソースが少なくなったら知らせてくれる機能が標準で付いていても良い筈だ、と思うのは自分だけなんだろうか?
…そう思った時、突然目の前に小人が現れた。聞くと彼女 (少なくとも貴方にはそう見えた) は『アシス』という名前であり、貴方の脳内時空からやって来たのだという。そして自分をPCの中に住まわせれば、内側から貴方のPCライフを様々にサポートしてくれるというのだ。
なんだか腑に落ちない所も色々あったが、元来細かい事は気にしない性格の貴方はその提言に従い、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし (…ハッピーエンド?)。
タスクトレイに常駐し、ささやかながらなんとも心憎い数個の機能を付加するユーザビリティ・アシスト・ユーティリティです。その存在を前面に出すことなく、あたかもOS自体の機能が拡張されたかのように働きます。
解凍したファイル群を任意のディレクトリに置き、CO-BIT.exeを『スタートアップ』に登録して下さい。
■リソース残量を警告する■
残りのリソース量によってタスクトレイのアイコンが青、黄、赤(点滅)の3段階に変化します。閾値は設定画面で指定する事ができます。マウスカーソルをタスクトレイ上で止めると、リソースの残量(%)がチップヘルプで表示されます。タスクトレイに表示するアイコンは自作する事が出来ます。
■各種編集作業を補佐する■
『コピー』や『貼り付け』、『文章の先頭へ移動』など、テキストの編集中に行う様々な動作様々な動作…標準のショートカットはいまいち使い辛いし、そもそもいちいち憶えてなんかいられない。勢いマウス派になってしまおうというもの…かといって文章入力中にマウスに持ち替えて、いちいちメニューから選ぶのも面倒くさい。そんな時、これらの動作をカーソルキーを中心とした判り易いキー操作で行えるようにするのがこの機能です。これでアナタもにわかキーボード派!
ただし、以下の操作は全てカーソルキーを押した瞬間に一度だけ働きます(押しっぱなしにしても連続作動はしません)。また、これらの機能はカッコ内のショートカットキーを発行する事によって行いますので、対応していないアプリケーションでは当然動作しません。また、同じショートカットキーがアプリケーション側にもある場合は重複動作してしまいますので注意して下さい。
◎[Windows] + [カーソル]
テキストカーソルを何倍もの速度で動かす事が出来ます。例えば3倍なら、一度押す事で3文字分移動する事になります。倍速率は、設定画面において縦方向/横方向別々に指定できます。ちなみに[Windows]キーというのは、[Alt]キーの横にある [ミ田] こんな感じのヤツです。
◎[Alt] + [カーソル]
Alt + ↑ ⇒コピー (Ctrl + C)
Alt + ↓ ⇒貼り付け (Ctrl + V)
Alt + ← ⇒削除 (BackSpace)
Alt + → ⇒切り取り (Ctrl + X)
◎[Windows] + [Alt] + [カーソル]
Win + Alt + ← ⇒カーソルを行頭へ移動 (Home)
Win + Alt + → ⇒カーソルを行末へ移動 (End)
Win + Alt + ↑ ⇒一画面上へスクロール (PageUp)
Win + Alt + ↓ ⇒一画面下へスクロール (PageDown)
◎[Ctrl] + [Windows] + [Alt] + [カーソル]
Ctrl + Win + Alt + ← ⇒元に戻す (Ctrl + Z)
Ctrl + Win + Alt + → ⇒元に戻すを戻す (Ctrl + Y)
Ctrl + Win + Alt + ↑ ⇒一番上へスクロール (Ctrl + Home)
Ctrl + Win + Alt + ↓ ⇒一番下へスクロール (Ctrl + End)
※『元に戻すを戻す』が下のものと併せて二通りあるのは、アプリケーション(エディタ)によって対応するショートカットキーが異なるからです。また、この機能自体が無いエディタも多いです。
◎[Ctrl] + [Alt] + [カーソル]
Ctrl + Alt + ← ⇒元に戻す (Ctrl + Z)
Ctrl + Alt + → ⇒元に戻すを戻す (shift + Ctrl + Z)
Ctrl + Alt + ↑ ⇒上書き保存 (Ctrl + S)
Ctrl + Alt + ↓ ⇒全て選択 (Ctrl + A)
◎[Alt] + ";" ":" "]" "@"キー
なるべくホームポジションから手を動かしたくない場合、これらのキーでテキストカーソルを移動する事が出来ます(ただし押しっぱなしにしても連続移動はしません)。また、この場合もWindowsキーを同時に押す事で倍速化する事が出来ます。
; ⇒[←]
: ⇒[↓]
] ⇒[→]
@ ⇒[↑]
◎[Shift] + [Ctrl] + [Alt] + [カーソル]
左右でアプリケーションの切り替えダイアログでアクティブなウィンドウを切り替えます。また、上下でCO-BITや現在アクティブなウィンドウの操作メニューを出します。
Shift + Ctrl + Alt + ← ⇒戻る (shift + Alt + Tab)
Shift + Ctrl + Alt + → ⇒進む (Alt + Tab)
Shift + Ctrl + Alt + ↑ ⇒CO-BITメニューを出す
Shift + Ctrl + Alt + ↓ ⇒ウィンドウメニューを出す (Alt + Space)
◎[Shift] + [Ctrl] + [Win] + [Alt] + [カーソル]
タイトルバーの右端にある [最小化] [最大化/元に戻す] [閉じる] ボタンに相当する動作をします。
Shift + Ctrl + Win + Alt + ← ⇒最小化 (Alt + Space → N)
Shift + Ctrl + Win + Alt + → ⇒閉じる (Alt + Space → C)
Shift + Ctrl + Win + Alt + ↑ ⇒最大化 (Alt + Space → X)
Shift + Ctrl + Win + Alt + ↓ ⇒元に戻す (Alt + Space → R)
※豆知識
Windows標準の動作として、アプリケーション使用中にAltキーを押して何もせずに離すと、フォーカスがメニューバーに移動してカーソルキーで操作できるようになります。再びAltキーを押して離せば元のフォーカスに戻ります。
■全てのウィドンウを最小化/元に戻す■
タスクトレイのアイコンを左ダブルクリックすることで『最小化⇔再びウィンドウ化』を行います。この機能によって最小化されたものしか再びウィンドウ化はしません。
タスクトレイのアイコンを右クリックするとポップアップメニューが出ます。
『設定』
設定用ダイアログを出します。各機能のオン/オフ、数値などを変更できます。
『終了』
CO-BITの常駐を終了します。
16×16のアイコンを四つ (左から『青』『黄』『赤@』『赤A』モードの絵) 横に並べた64×16のBMPファイルを作り、『icon.bmp』という名前をつけてCO-BIT.exeと同じフォルダに置けばOKです。システムカラー以外の色は色化けする可能性がありますので注意しましょう。システムカラーはWindows付属のペイントブラシの下側にあるパレットの左側16色(8×2列)です。透明色は#FEFEFE(254,254,254)です。
フォルダごと削除して下さい。レジストリをいじったりはしていません。
このソフトの使用により生じたいかなる問題に対しても、作者は一切の責任を負いません。自己責任でお願いします。また、ユーザーに対するサポートの義務もありません。
・本ソフトは『Hot Soup Processor 2.6』を使って製作しました。
ONION software
http://www.onionsoft.net/
・さくら氏作のHSP拡張DLL『Srexhsp.dll Ver2.53』を使わせていただきました。
さくらのぺーじ
http://www.silkroad.ne.jp/sakura/
改変不可・事後連絡推奨。
OS
Windows98SE
機種
DOS/V互換機
アプリケーション
・Internet Exproler 5.5
・メモ帳
・Nami2000
バグの報告や、作者が有意義と思う要望には出来るだけ対応したいと思います。下記のアドレスへご意見・感想などメールしていただけると幸いです。
bakrez@mx12.freecom.ne.jp
Ver1.1 (2004/1/1)
・アプリケーションの切り替え機能を追加。
・『上書き保存』『CO-BITメニューを出す』『ウィンドウメニューを出す』『最小化』『最大化』『元に戻す』『閉じる』のショートカットキーを追加。
・『全てのウィドンウを最小化/元に戻す』を、左ダブルクリックだけで行うようにした。
・各機能個別のオン/オフを可能にした。
・アイコン描画関係の余分なメモリ消費を(少し)抑えた。
・デフォルトのアイコン画像を16色BMPに変更。
・単純ベタ塗りのサンプルアイコン画像を追加。
・ReadMeをHTMLに変更。
・etc.
Ver1.0 (2003/12/29)
初号完成。