オアフ君の使い方

手話表示ソフトウェア オアフ君の使い方を説明します。
オアフ君を使う際に、インストール、アンインストールの必要はありません。
実行ファイルを起動すればそのまま動き、フォルダごと削除すればデータは残りません。

 

ー手話単語の表示ー

これが初期状態のメインウインドウです。
この状態では、主に手話単語の表示を行うことができます。ウインドウ中央には人型のモデルが表示され、ウインドウ下部には、AとBのパネルが表示されています。

 

A−手話単語の表示
この例では、「手話で表示させたい単語」の項目に「私 餃子 好き」という文字が入力されています。この状態で実行ボタンをマウスでクリックすると、メインウインドウの人型モデルが「私」「餃子」「好き」という手話単語を連続表示します。ここに入力する単語は1つでも、複数でもかまいません。複数単語を表示する場合は、単語間をスペースで区切って入力します。入力された単語が存在しない場合、「入力された単語が存在しません」とダイアログボックスが表示されます。

視点の変更

キーボードのシフトボタンを押しながらドラッグすると、視点を変更することができます。
右クリックでのドラッグやマウスホイールで、奥、手前の視点移動になります。
また、カメラの表示チェックボックスは、初期状態でオフになっています。このチェックボックスをオンにすると、モデルの周りに色の付いたカメラが表示されます。「赤カメラ-正面」と表示されているコンボボックスで別の色のカメラを選択することができます。また「次のカメラへ」ボタンを押せば、カメラを順番に切り替えていく事ができます。

コントロールボタンを押しながらだと、視点の平行移動になります。

編集パネルの表示/非表示

このボタンを押すことで、メインウインドウ右側に編集パネルが表示されます。初期状態では、混乱を避けるために非表示に設定しているので、必要なときに表示させます。

B−登録単語一覧
ここには、あらかじめ登録しておいた手話単語の一覧が表示されます。項目を選択し、「単語の表示」ボタンを押せば、メインウインドウの人型モデルが手話単語を表示します。
「単語の削除ボタンを押せば、選択された単語を削除できます。

 

ー手話単語の編集ー

手話単語を登録、編集する方法を説明します。メインウインドウAで説明した「編集パネルの表示/非表示」ボタンを押すことで、編集パネルが表示されます。C、D、Eのパネルが追加されています。

 

C―操作対象
ここでは、操作する対象を選択することができます。「手首の位置」が選択されている場合マウスでドラッグした方向へ手首を移動することができます。
モデルの操作パネルの選択項目は、右手首、左手首のみとなります。

左ドラッグで上下左右右ドラッグで奥手前、の移動になります。
D―モデルの操作

手首の位置選択時

関節接角度、表情選択時

操作対象に間接角度、表情を選択した場合、操作パネルの無効項目が有効になり、選択できるようになります。有効時、無効時のモデルの操作パネルを上に示します。
有効時には、右肩、右肘などの項目が選択可能になっています。それぞれの項目を選択することで、項目に応じた調整を行うことができます。

操作はスライドバーだけでなく、画面をドラッグすることによっても操作することが出来ます。表情などは、ドラッグのほうが調節しやすいと思います。

表情の変化

表情の変化のコンボボックスを表示すると、怒り、笑いなどの表情を選択することができます。ここから表情を選択することで、複数の項目を調整することなく、簡単な操作で表情を呼び出すことができます。

パターン表示

パターン表示のコンボボックスを選択すると、便利な機能を簡単な操作で行うことができます。項目は、右手を左手にコピー、左手を右手にコピー、手を握る、手を開く、指を指すなどです。

ポーズの保存、読出し、リセット

人型モデルの姿勢と表情を一時的に保存し、必要時に読み出すことができます。
初期の姿勢、表情になる「リセット」も行うことができます。

E―動作登録/編集 もうすこし詳しい話はこちらで解説します。

このパネルから手話単語を登録/編集することができます。

単語名の登録というエディットボックスに入力した文字が編集する単語です。「新規単語の登録」ボタンを押した場合、この文字が単語名として登録されます。

他のボタンも同様に、このエディットボックスで入力されている単語名のファイルを編集します。
動作時間とは、あるポーズから次のポーズへアニメーションさせる時間です。長ければ長いほどゆっくりとした動きになります。停止時間は、アニメーション後に停止する時間です。

単語としてアニメーションさせるためには、動作のポイントとなるポーズ(原画)を順番に記録していく必要があります。動作登録パネルの下部に表示されているリストボックスに、その内容が表示されます。

静止した複数のポーズを複数記録することで、間のポーズを補完してアニメーションを生成します。「編集単語のテスト」ボタンを押すと、編集中の単語をアニメーションで表示させることができます。

 

ー原画名の登録ー

また、原画には名前をつけることが可能です。原画名をつけるためには、メインウインドウメニューの編集から「原画の名前を登録」を選択する。選択するとダイアログボックスが現れる。




編集したい単語をエディットボックスに入力するか、登録単語一覧から選択すれば、原画名一覧が表示されます。目的の原画を選択すると、メインウインドウの人型モデルがその動作を行います。
その動きを見て、つけたい原画名を入力し (初期状態では***となっています)、実行ボタンを押すと原画名が書き換わります。


ー同義語についてー

単語の登録に関しては、同義語を意識する必要があります。同義語とは、発音や表記は異なるが、意味の同じです語のことを指します。例えば「私」という単語を登録した場合、ワタシ、わたし、俺、僕などと入力されても同じ動作をさせる必要があります。
そのため、元になる単語を登録したら、意味の同じ単語を同義語として登録します。

同義語を登録するには、メインウインドウの編集から、同義語の登録を選択します。


同義語の登録ダイアログボックスが現れたら、同義語として登録したい単語名を入力し、「登録する」ボタンを押します。これで同義語が登録されます。元の単語が「わたし」であった場合に、
同義語として「私」を登録すると、登録単語一覧には「 私[わたし] 」と、括弧の中に元のファイル名が表示されます。こうすることで、同義語を選択しても元のファイルから読出し、
編集を行うようになります。

ーサウンドのオンオフ、登録単語一覧ー

Ver0.32にて、サウンドのオフ機能と登録単語一覧ダイアログを追加しました。
登録単語一覧ダイアログは、登録単語一覧の表示部分を大きくしたダイアログです。モードレスダイアログにしましたので、開きながらでもメインフォームを操作することが出来ます。原画名の登録ダイアログも同様にモードレスで作り直しました。

ヘルプVer0.32

〜手話ロボットオアフ君 動作推奨環境〜

CPU PentiumV 600MHz以上
Celeron 800MHz以上
Athlon 600MHz以上
メモリ 128MB以上
ビデオカード GeForce2MX以上
Radeon7000以上
OS WindowsXP、2000、98
解像度 1024×768以上