「Excel微調整 ちょびっと君EX」概要

このソフトはその名のとおり、Excelの書式を「ちょびっと」ずつ微調整して、確認しながら決定できるツールです。

Wordでそういった目的のために「Word微調整 ちょびっと君」を作成 ましたが、同じようなことがExcelでもできないかと考え、作ってみることにしました。

ExcelはWordと違って印刷して人に見せることを目的としたものではないので書式の調整が必須というわけではないと思いますが、必ずしも計算だけができればそれでいいとするわけではなく、書式の調整が必要な場合もあると思います。

例えば余白ぎりぎりとなるような表を作っている場合、わずかの列幅の違いで全部の列が一つのページに収まらなかったりします。1ピクセルずつ確実に調整できると、そういった場合にとても快適です。また、セルにちょうど収まるように文字のサイズを調整したい場合もあると思います。Excelには自動でサイズを縮小する機能もあが、 それがうまくいかない場合もあるでしょう。

Wordではダイアログボックスの入力で、描画オブジェクトの位置を数値で入力して決められますが、Excelではこれができません。また、セルの色はパレットで決まっており、自由に好きな色を選ぶことができません。パレットの色の変更はできるようになっていますが、「オプション(O)」の「色」で変更するため、セルとの直接のつながりが今ひとつぴんとこず、少なくとも作者にとっては使えるとはいいがたいものがあります。

「ちょびっと君EX」を使うと描画オブジェクトの位置を数値で入力できるし、セルの色を直接操作しているような感覚で調整できます。つまり既存のExcelの機能では実現できないことができるわけです。

Wordの「ちょびっと君」に比べ、調整できる書式の種類はあまり多くありませんし、まだ自分で使い込んでないのでどれだけ便利かはわかりませんが、使うメリットは決して少なくないと思います。

調整できる書式は、以下のとおりです。

・行の高さと列の幅
・文字配置(インデントまたは角度)
・文字のサイズと色
・セルの背景色と網がけの色、網がけのパターン
・描画オブジェクトの位置とサイズと角度

(色に関しては実際に微調整するのは文字やセル背景の色ではなく、それに対応するパレットの色です)

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