ルール

「まうじゃん for Java」は一般的なルールを採用していますが、割と厳しいチェックをしていたり、一部どうしても「本当の」ルールが分からないところは独自のルールを採用していたりするので、そういった細かなルールをここで説明します。

重複ロン和について

トリプルロン有りのルール以外では、3人同時ロンは流局(三家和)になります。ロン和が重複し、その内にフリテン等のチョンボがあった場合、和了は和了として処理され、チョンボはチョンボとして扱われます。和了人数には正しく和了したものしかカウントされないため、たとえば頭ハネルールで2人が同時にロンを宣言しても、片方がフリテンであればもう片方が無条件で和了できます。同様に、3人が同時にロンを宣言してもその中にチョンボが含まれていれば流局にはなりません。

食い直し(食いかえ)について

たとえば、「234から5を鳴いて直後に2を捨てる」といった、すでにできあがっている順子をずらすような鳴きを食い直しといいます。食い直し禁止のルールでは、たとえば先の例では鳴いた直後に2は捨てることができません。また鳴いた牌(先の例では5)も捨てることができません。
食い直し禁止のルールでは、鳴いてしまうと捨てることができる牌がなくなってしまうような鳴きはできないようになっています。

完全先付けについて

「完全先付け」は、

  1. 待ちが2つ以上あるときどの待ち牌でも和がれないとロンできない。
  2. 飜牌以外の牌を鳴いた後飜牌を鳴いた場合その飜牌のみの役では和がれない。
  3. 嶺上開花、海底ツモ、河底振り込み、槍槓はドラ扱い。
  4. 二飜しばりの時は、門前ツモもドラ扱い。
  5. 荒牌時、すべての待ちで栄和可能でなければテンパイとは見なさない。

という条件にしてあります。

包(パオ)について

捨てた牌を鳴かせることによって、相手の役満を確定させることを包(パオ)といいます。またそのときの牌を包牌といいます。役満をツモられた場合は、包牌を捨てた人の1人払いになり、他の人が振り込んだ場合は、包牌を捨てた人と振り込んだ人が半分ずつ(割り切れない場合は振り込んだ人が割り切れない100点も)払います。
なお、包が適用される役満は、大三元、大四喜、四槓子、一色四順、四連刻のみとしています。緑一色、字一色、清老頭については、たとえ4つ鳴いたとしても役は確定しない(アタマが何かわからない)ので包の対象からはずしてあります。

槓(カン)について

ポン、チーの直後は槓できません。明槓の直後はできます。槓ドラは、明槓、暗槓に関わらず、槓が成立した時点で有効になります。
槓が4つ出た場合、4つ目の槓をした人が捨てた牌を誰かがロンしなければその時点で流局になります(四槓流れ)。ただし、一人で4つ槓をした場合は流れません。この場合、5つ目の槓が発生した時点で流局になります。
搶槓した場合は、その槓によるドラは無効になります。また、搶槓と一発は重複します。

テンパイについて

テンパイか否かは、いわゆる純手牌(明子と暗槓を除いた手牌)だけで判断します。ただし、「カラテンはノーテン」のルールでは、その限りではありません。

フリテンについて

リーチをかけていない状態でフリテンとなる牌は、自分の捨て牌と、前回捨て牌してから次のツモまでに捨てられた他家の捨て牌及び加槓牌です。この間鳴きが入ってもフリテンが無効になることはありません。

二飜しばりについて

5本場以降は二飜しばりになり、あがり役が2飜以上ないとあがれません。この上がり役にはドラと一発は含まれません。
二飜しばり時は、荒牌時のテンパイ/ノーテンの判定も多少変わります。門前の場合は海底ツモであがれるので他に確定役がなくてもテンパイになりますが、鳴いている場合は、なんらかの役が1つ以上なければテンパイにはなりません。

残ったリーチ棒の扱い

ゲーム終了時に場に出ているリーチ棒は、リーチをかけたプレイヤーに戻ります。

役について

下記の役に対応しています。

デフォルトの飜数 さらし 注意事項
リーチ 1 ×
一発 1 ×
平和 1 ×
一盃口 1 ×
断公九 1 1
飜牌 1 1
門前ツモ 1 ×
海底ツモ 1 1
河底振り込み 1 1
嶺上開花 1 1
槍槓 1 1
ダブルリーチ 2 ×
七対子 2 ×
全帯公 2 1
一気通貫 2 1
三色同順 2 1
三色同刻 2 2
一色三順 2 1
対々和 2 2
三連刻 2 2
三暗刻 2 2
三槓子 2 2
小三元 2 2
混老頭 2 2
二盃口 3 ×
混一色 3 2
純全帯公 3 2
清一色 6 5
人和 倍満 ×
天和 役満 ×
地和 役満 ×
大三元 役満 役満
字一色 役満 役満
四喜和 役満 役満
清老頭 役満 役満
四槓子 役満 役満
緑一色 役満 役満 発を含む必要なし
四暗刻 役満 ×
国士無双 役満 ×
九連宝燈 役満 × 萬子,筒子,索子ともに有効
一色四順 役満 役満
四連刻 役満 役満
十三不塔 役満 × 国士無双,天和,地和とは重複しない
大車輪 役満 × 筒子のみ。数が続いていないと無効。断公九である必要なし。
流し満貫 満貫 満貫

このうち地和は「子が親の第1打牌をロン、あるいは子が第1ツモで和了」したものとし、人和は「1巡目の自分のツモ番の前に子の捨て牌で和了」したものとしています。ただしどちらとも、途中で鳴きが入ると無効になります。
流し満貫が複数出た場合、リーチ棒及び積み棒にかかる点は、東家,南家,西家,北家の順で最初の人がもらえます。また、3人以上が流し満貫の場合は、トリプルあり以外のルールでは三家和となり流局します。