C3 Multi Band Compressor version 1.2.7
Windows用VSTプラグインエフェクトです。
Low/Mid/Highの3バンドのコンプレッサです。
帯域分割用のフィルターは24dB/octのBW型IIRフィルタ
又はLinearPhase FIRフィルタが選択できます。
HighBandはHPF、MidBandはBPF、LowBandはLPFです。
各バンドにつき独立したステレオコンプレッサを割り当てています。
*SamplingRate: 44.1k, 48k, 88.2k, 96k support
*StereoOut: (mono->stereo, stereo->stereo)support
*32bit float internal precision
f1:LowBandの高域遮断周波数を設定します。
f2:MidBandの低域遮断周波数を設定します。
f3:MidBandの高域遮断周波数を設定します。
f4:HighBandの低域遮断周波数を設定します。
これら遮断周波数は20Hz〜20kHz間で自由に設定できます。
MasterGain:全体の出力レベルを調節します。
Limiter:最終出力段でピークリミッターをかけます。onにすると0dBより大きな信号は出力されません。
FilterSelect(BW IIR - LP FIR):帯域分割に使用するフィルタの種類を選択します。BW IIRは24dB/octのバターワース特性のフィルタ、LP FIRは全バンド、全周波数帯に渡って郡遅延が一定なリニアフェイズFIRフィルタが使用できます。
*リニアフェイズFIRは位相回転による歪が発生せずクリアな音質を保てます。マスタリング等では非常に良い結果を得られますが、反面CPU負荷が大きく複数トラックにインサートするような用途にはあまり向きません。
muteボタン:各バンドの出力をミュートします。
comp on/bypassボタン:各バンドのコンプレッサのオン/バイパスを切り替えます。
input/outputボタン:各バンドのレベルメータに表示する信号をそのバンドの入力又は出力に設定します。
Threshold(0dB〜-60dB):コンプレッサーがゲインリダクションし始める入力レベルを設定します。
Ratio(1:1〜oo:1):ゲインリダクション時の比率を設定します。1:1ではリダクション無し、oo:1ではリミッターに近い動作をします。
Attack(0.1ms〜100ms):コンプレッサーが入力信号のアタックに対して反応する時間を設定します。この値が小さいほど急峻なピークに対してもゲインリダクションがかかるようになります。
Release(10ms〜1000ms):コンプレッサーのゲインリダクションが開放されるまでの時間を設定します。
Gain(-oodB〜17dB):各バンドの出力レベルを設定します。コンプのオン/オフに関わらず作用します。
Knee:コンプレッサーのリダクション特性のニーを設定します。hardではThresholdLevel以上の信号が入力された時にゲインリダクションがかかり始めるのに対し、softではThresholdLevel以下の入力から序々にリダクションがかかり始めます。
Reduct.:ゲインリダクションの量を表示します。
内部での信号の流れは次の通りです

#インストール
c3multibandcomp_1_2.dllをVSTプラグインを入れているフォルダへ入れてください。
開発環境がVC++.NET2003になったため実行するのに"msvcr71dll"が必要です。(1.2.3以降)
ご自分の環境にインストールされていない場合、
http://www.ismusic.ne.jp/slim_slow_slider/vst/index.htmlよりダウンロードしてお使い下さい。
#アンインストール
c3multibandcomp_1_2.dllを削除して下さい。
このソフトはフリーウェアです。個人、商用を問わず無料で利用できます。
このソフトを利用することによって生じたいかなる損害に対しても作者は責任を負いません。
配布元:
http://www.ismusic.ne.jp/slim_slow_slider/vst/index.html
バグ報告やご意見等ありましたらこちらへ→
tomato_vst_dev@hotmail.com
更新
2004/5/30 version 1.2.7
リミッターのマイナーチェンジ
2004/5/13 version 1.2.6
レイテンシ(グループディレイ)の補正量をホストに伝えるように変更
リミッターのマイナーチェンジ
2004/3/14 version 1.2.5
マイナーアップデート。
2004/2/8 version 1.2.4
内部定数の調整などのマイナーアップデート。
2004/1/8 version 1.2.3
かなり大幅に最適化。だいぶ軽くなりました。
2003/12/30 version 1.2.2
FIRフィルタ使用時の各バンド間のクロスオーバーを少し緩やかなものに変更。
リミッター使用時にホストのメータのクリップランプが点灯しないように変更。
2003/12/14 version 1.2.1
FIRフィルタの最適化とバグフィックス。
2003/12/3 version 1.2.0
LinearPhaseFIRフィルタを実装。1.1.8以前と互換性はありません。また前バージョンと同時に使用しても問題はありません。
2003/11/20 version 1.1.8
コンプレッサーのソフトニー特性をオプティカルコンプ風に実装
limiter部分の改良。
2003/11/3 version 1.1.6
若干の最適化とこのプラグインをaux sendバス等に使用したときのみ(インサートでの使用には関係なし)に発生するバグの修正。
2003/9/3 version 1.1.3
プリセットを搭載。(special thanks to "AW")
2003/8/5 version 1.1
リミッターを装備。
2003/7/1 version 1.0.1
リダクションメータの表示の不具合を修正。その他色々。
2003/6/29 version 1.0
リリース
■開発環境■
Windows2000pro
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