鉄道運転シミュレータ Vol.11 湘南新宿ライン 体験版をダウンロードいただき、ありがとうございます。
 

1.このソフトについて

 鉄道運転シミュレータ、Vol.11 JR東日本・湘南新宿ラインの体験版です。同ソフトウェアの一部区間を、E231系・205系電車で走行することができます。なお、データ量削減のため、運転映像の画質を落として(400kbps→200kbps)あります。

 

2.運転区間・種別

 正式版の運転区間は以下のようになっています。本体験版では、渋谷〜大崎間の2駅を2種類のダイヤで運転することができます。

 

3.動作環境

OS Windows98・Me・2000・XPが動作する環境
CPU Intel PentiumIII以上推奨
メモリ 256MB以上(Windows2000・XPに関しては384〜512MB以上)のメモリを推奨
ソフト Indeo5.10ビデオデコーダ
DirectX 7.0以上

 

4.プレイ方法

shonan.exe を実行してください。タイトル画面から列車名を選択すると運転準備画面になりますので、メニューより『運転開始』をクリックしてください。黒くなっている列車名は選択できません。

 

5.運転の方法

運転画面(E231系)

列車の操作はキーボード・マウス・TSマスコンで行います。

逆転器・・・@

電車の進行方向を決めるものです。通常は「前進」に入れます。停車した状態でFキーで前進、Bキーで後退に入ります。また、Nキーで中立(ニュートラル)になります。「後退」は停止位置を通過した場合に用います。


マスコン・・・AB

列車の加減速制御を行います。Aに表示されているのが加速、Bに表示されているのがブレーキの状態です。それぞれ、Pが加速、Nがニュートラル、Bがブレーキを表します。

 
力行
惰行
ブレーキ
非常
E231・205系
P1〜P5
N
B1〜B8
EB

ノッチは、上図のような並び順になっています。力行、制動それぞれをキー操作で増減できます(後述のキー操作一覧を参照してください)。惰行はニュートラルを表し、非常に入れると非常ブレーキが動作します。


運転情報・・・C

運転に必要な情報は、右側に表示されます。通常は、次の駅と現在時刻を表示しています。



運転時刻表

F1キーを押すと、列車の運行時刻表が表示されます。発車時刻、到着時刻を守って運行してください。再度押すと閉じます。


停止位置・・・DJ

停車駅では、停止位置目標にあわせて停車してください。停止位置の200m手前になると、運転画面右側の表示Jが動き始めます。上部が200m、中間地点が100m、運転映像の下に到達した時点で0mとなります。既定の位置付近に来ると停止位置目標が表示され、その区間で停止するとドアが開きます。それ以外ではドアは開きませんので、範囲内で停車してください。

ドアが開くと、戸閉め表示灯Iが消灯します。発車するときは必ず表示灯が点灯していることを確認してください。

停止位置目標(10両)



信号機・・・E

次の信号機が視認できる位置に来ると、信号機が表示されます。

減速信号は75km/h、注意信号は55km/h、警戒信号は25km/h以下で進入してください。停止信号が出たら停止してください。運転区間ではATS-Pを採用しています。停止信号までに止まりきれない速度が出ていた場合、常用ブレーキが動作して自動で減速します。

中継信号は、その次の信号機の内容を表示しています。制限の場合は次が減速・注意・警戒信号、停止の場合は次が停止信号であることを意味しています。

ATS取扱いを誤ると停車します。停車したら、ブレーキを非常ブレーキ位置にし、キーボードの R キーを押すことでリセットすることができます。

 
通常の信号機
 
進行
減速
注意
警戒
停止
中継信号機
   
 
進行
制限
停止
   

速度制限・・・F

路線には、カーブによる制限、標識による制限、徐行標識による制限が設定されています。制限が近づくと数字が点滅しますので従ってください。制限区間に入ると、点滅が点灯に変わり、区間を抜けると消灯します。表示はすぐ消灯しますが、実際には列車の長さぶんだけ進行してから加速してください。

速度制限を超過して進入しようとすると、ATS-Pによる自動ブレーキが動作して指示速度まで減速します。この場合、パターン接近予告としてベルが一打鳴動します。そのままブレーキを扱わないと、もう一打鳴動して常用最大ブレーキが動作します。ブレーキは、指示速度+5km/hになったら緩解します。



数値

パネル右側は速度計G、左側は圧力計Hです。黒針にはブレーキシリンダ圧力(現在のブレーキ力)、赤針には元空気溜めの圧力が表示されます。


警笛

警笛キーを押すと警笛が鳴ります。

EB装置

E231系では、マスコン操作、警笛吹鳴を60秒以上行わないと、警報ブザーが鳴動します。5秒以内にいずれかの操作を行ってください。怠ると非常制動がかかり停車します。EB装置が作動して停車したら、ブレーキを非常ブレーキ位置にし、キーボードの R キーを押してください。リセットされてブレーキが緩みます。


信号喚呼

喚呼(信号機や速度制限の声出し確認)は、手動で行います。喚呼はEnterキーで行い、信号機が見えているときは信号の現示を、速度制限が近づいており、標識が点滅している状態では速度制限を、その他の標識が見えているときはその内容を喚呼します(後者ほど優先度は高くなっています)。



駅ジャンプ

移動メニューより駅を選択すると、停車駅にジャンプすることができます。


キー操作一覧

キー操作一覧表(ワンハンドル車 E231系)
F1 運転時刻表の表示    
Q 非常 A 制動 Z 力行
F 逆転器(前進) N 逆転器(中立) B 逆転器(後退)
Enter 信号喚呼


キー操作一覧表(ツーハンドル車 205系)
F1 運転時刻表の表示    
A 力行− Z 力行+  
制動− . 制動+ / 非常制動
F 逆転器(前進) N 逆転器(中立) B 逆転器(後退)
Enter 信号喚呼


テンキーを使うと、共にワンハンドルのような形で操作することができます。その場合、キー操作・ノッチは以下のようになります。


テンキー操作一覧表(全車種)
0 非常   3 警笛
2 制動 5 惰行 8 力行
F 逆転器(前進) N 逆転器(中立) B 逆転器(後退)
Enter 信号喚呼

力行
緩解
制動
非常
←力行側
制動側→

ホイールマウスをお使いの方は、ホイールを回すことでノッチを変えられます。手前に回すと加速、奥へ回すと減速方向にノッチが移動します。
また、テンキーの『2』と『8』は、起動時は上図の通りですが、ScrollLockキーを押すことにより、役割を逆にすることができます。押すごとに切り替わりますので、使いやすいほうでお使いください。

 

6.TSマスコンの使用

TSマスコンをシリアルポートに接続することで、運転操作を行うことができます。起動後、接続と電源投入を確認したのち、Controllerメニューよりポートを選択してください。マスコンは力行5段、制動8段にセットしてください。警笛はAボタン、信号喚呼はBボタンで行うことができます。

 

7.Q&A

Q.運転映像が出ないのですが。

A.ビデオ展開プログラム Indeo5.1 がインストールされていません。Windows98以前のOSには付属していないことがありますので、(株)音楽館のトレインシミュレータなどに付属しているIndeoドライバをインストールしてください。なお、現在コーデックの配布は行われていません。どうしても必要な場合はご相談ください。
また、WindowsXPのSP1が適用されたバージョンでは、Indeoドライバが入っておりません。追加インストールするためには、Windows Updateを実行し、「327979 推奨修正プログラム」をインストールしてください。

 

8.おことわり

このソフトは、同人ソフトです。体験版に関しての技術サポートは行えませんのでご了承ください。

 

「第一閉塞進行!」http://sylph.lib.net/trainsim/