@section〜@endで記述されるセクション内でのみ使用できるいくつかの命令がある。
これらはセクション外で使うことはできない。
@index命令は、当該セクションの子セクションに対する索引(Index)を挿入する。
子セクションに子セクションがあれば、つまりネストされていれば、ネストされている分だけ全深度に渡った索引が挿入される。
書式は以下の通り
@index
この命令は引数を取らない
@mark命令は、@refer命令で生成されるリンクの参照先を登録する。
書式は次の通り
@mark "IDENT" [OPT]
ここで、IDENTはユニークな識別子である。
OPTは無指定もしくはhereを指定する。hereが指定された場合、参照先は@mark命令の現れたその場所、無指定の場合の参照先は、@mark命令が現れたセクションの先頭となる。
関連項目:
@relate命令は、セクション間に相互に関連がある場合、あるいは別のセクションへの単一(非相互)の関連がある場合に使用される。
この命令はセクション間の関連に基づき、関連あるセクションへのリンク(群)に置き換わる。
まず、相互に関連のある場合には、
@relate "IDENT"
とする。
ここで、IDENTは相互に関連するセクションで共通に使われる任意の識別子である。
例えば、セクションA,B,Cの3つのセクションが、@relate命令に識別子"computer"を渡した場合、セクションAからはB,Cへ、セクションBからはA,Cへ、セクションCからはA,Bへのリンクが張られることになる。
次に、相互ではなく当該セクションから単一の関連、つまり単に参照したいだけの場合、
@relate "IDENT" refer
とし、第二引数にオプションのreferを渡す。
上の例の続きで説明すれば、セクションDが
@relate "computer" refer
と識別子"computer"であらわされる関連先を指定した場合、セクションDからは、セクションA,B,Cへのリンクが張られる。
相互の関連ではないため、セクションA,B,CからはセクションDへのリンクは張られない。
関連項目:
@autopop命令は、当該セクションが終了した際に自動的にポップされるスタック(群)を設定する。
設定されたスタック(群)は、当該セクションの終端でポップされる。
書式は以下の通り
@autopop stack [stack [stack [...]]]
この命令は少なくとも1つの引数が必要である。stackにはスタック名を指定し、複数あればその分だけ引数として渡す。
例えば、A,B,Cの3つのスタックを当該セクションの終端でポップさせたければ、
@autopop A B C
とすればよい。
関連項目: