シェル拡張サービス(機能)によって提供されるのは、デスクトップのアイコンを不可視にする、タスクバーを不可視にする、タスクバーを半透明にする、機能です。 このサービスの設定はオプションと情報ダイアログから行います。
デスクトップのアイコンを隠す
デスクトップのアイコンを隠す機能はDeskTool時代からのものです。 この機能が付いたのは、コマンドテーブルサービスを使ってホットキーからプログラムを起動できるようにしたから、不要に成ったデスクトップのアイコン群を全て一掃してしまいたい、という衝動からでした。 Windows XPになってからは、標準ではゴミ箱アイコンだけになったので、あまり需要は無いかもしれません(私自身も今は使っていません)が。
この機能を有効にするには次の絵のように、オプションと情報ダイアログの、シェル拡張タブを開き、「デスクトップ」グループの「デスクトップのアイコンを表示しない」のチェックを入れ、「OK」を選択してダイアログを閉じます。 また、この機能を無効にするには、同チェックを外します。

すると、デスクトップのアイコンが不可視になります。 なお、この機能を有効にしても、他のソフトウェアによってアイコンが表示されることがあります。 なお、この機能が影響する(アイコンが不可視になっている)のはサービスが提供されている間だけです。
タスクバーを隠す
デスクトップのアイコンと同じようにタスクバーも隠す(不可視にする)ことが出来ます。 ただし、この機能を有効にしてタスクバーを隠すと、スタートボタンもクリックすることが出来ないことに注意してください。 従って、この機能を有効にするのは、パワーユーザだけであるべきです。 また、この機能は大変に不安定であり、システム動作に重大な影響を及ぼす可能性もあります。
この機能を有効にするには、オプションと情報ダイアログの、シェル拡張タブを開き、「タスクバー」グループの「タスクバーを表示しない」のチェックを入れ、「OK」を選択してダイアログを閉じます。 なお、この機能が有効なのは、デスクトップアイコンの時と同じく、サービスの提供中だけで、サービスが停止されるとタスクバーは表示されます。
タスクバーを半透明にする
お使いのOSがMicrosoft® Windows® 2000又はXPであれば、タスクバーを半透明にすることもできます。 ただし、この機能を有効にするには、前記したタスクバーを不可視にする機能が無効になってなければなりません。
この機能を有効にするには次の絵のように、オプションと情報ダイアログの、シェル拡張タブを開き、「タスクバー」グループの「タスクバーを半透明にする」のチェックを入れます。

そして、その下にあるプログレスバーで、タスクバーの不透明率を指定します。 この時、より直感的に操作できるよう、現在の不透明率が0~100%のパーセンテージ表記で表示されますが、本来不透明率は256段階であり、表示に関係なく256段階で認識しています。 例えば、50%~51%の間に2以上の段階あることになります。
実際にタスクバーが半透明されると次のようになります。 このように、半透明化すると下のウィンドウや壁紙が透けて見えます。 ただし、視認性は低くなるので「見た目のカッコ良さ」以外にはあまり需要はないと思われます。
