三国野球は、おそらく?野球シミュレーションゲームです。コンセプトは、はっきり言って【ベス○プレープロ野球を単純化して、思いついた事をプラスして見よっかな(爆)。】ですw。と言うわけで、プレイヤーが数値化できる選手パロメータは野手・投手とも四つしかありません。通には物足りないでしょうが、大量のパロメータを作るのも大変ですので、これはこれで良いのではないかと思っています。
後は・・目玉と言うと、おそらく【怪我による戦列離脱】と【安定度を元にした選手の好不調の存在】、それに【二軍制】くらいかと思います。要するに活躍できるはずの選手が怪我で使えなかったり、成績が伴わなかったり、逆にダメもとで使ってみたら案外使えたり・・という事が起り得ます。その他細かい事はどうか目をつぶってください。
三国野球では、6つのチームデータをプレイヤーが作成できます。初期状態では、私の作ったデータが載っていますので、そのままで良ければそのままでご使用下さい。ただしテキスト形式の物を読み込んで使うので、データの作り方に間違えがあるとエラーの原因になりますので、ご注意下さい。またチームデータをいじる時には念のため、元のデータを別の名前で保存しておくのをお薦めします。
(チームデータ)team1.txt team2.txt team3.txt team4.txt team5.txt team6.txt
【注意】team1.txtなどの名前を変えると、ゲームがデータを読み込めなくなります。使用するチームデータのテキストの名前は変更しないでください。また、初期データは三国志の登場人物が選手データになっていますが、これは全取り替えをして、プロ野球の選手で入力したり、独自の選手で入力する事も可能です。
・野手データ
19行目までが野手のデータです。20行以降は投手のデータになるので、野手は19人にしてください。多くても少なくてもエラー原因になります。
形式は【名前,打力,長打力,走力,守備力】です。それぞれのパロメータの区切りは必ず半角英数の【,(コンマ)】にしてください。全角やカナで【,】にすると、データの区切りをプログラムが読み込みません。
【名前】英数でも構いません。ただ字数は英数で8文字・カナで4文字までが推奨です。それ以上だとたぶん、ゲーム中に名前が全部表示されないかも?
【打力】その選手の打率に影響します。基本的に1~6の間の半角英数を入れてください。(全角・カナは数字として読み込みません。)目安としては、6が打率350程度、5が330程度、4が3割程度、3が280程度、2が250、1が200程度です。
【長打力】その選手の長打を打つ確立に影響します。これも1~6の間の半角英数です。プロ野球に換算すると、6は年間50本以上ホームランを打つ超長距離打者・5が40本以上打てる大物スラッガー、4は30本程度、3は20本前後・2は10本程度・1は年間で数本という感じです。
【走力】盗塁や走塁などに影響します。これも1~6の間の半角英数。6はワールドクラスの韋駄天、5は盗塁王を狙える選手、4は比較的速い選手、3は普通、2はちよっと鈍足、1は絶望的な鈍足と言った感じです。
【守備力】エラー及び、ファインプレーの発生率に関係します。1~6の間の半角英数で。三国野球では複雑になるので守備ポジションというのはないのですが、スタメンの選手の守備力はきちんと計算されていますのでご安心?を。6はゴールデングラブ賞クラス、5は自他ともに認める名手、4は巧いと定評がある選手、3が可もなく不可もなく、2はちょっと安心できない、1はドヘタという感じです。また守備力は打者の巧打力(バントなどの技能)とも連動しています。まあ守備の良い選手は総じて小技も巧かろうという事で。
・投手データ
20行目から以降15人分が投手データです。それ以上でもそれ以下でもエラーの原因になります。
形式は【名前,投力,タイプ,スタミナ,安定度】です。それぞれのパロメータの区切りは必ず半角英数の【,(コンマ)】にしてください。全角やカナで【,】にすると、データの区切りをプログラムが読み込みません。
【名前】野手と同じです。
【投力】その投手の実力です。基本的に1~6の間の半角英数でお願いします。6は超エース級、5はチームのエース、4は勝ち星が計算できる投手、3は一軍レベル、2以下は二軍レベルというのが目安です。
【タイプ】その投手のタイプです。これ以外のパロメータは全て半角英数ですが、これだけはカナで入力します。普・軽・重・荒・巧の五つのタイプがあり、【普】はごく普通のタイプ、【軽】は球が速く、三振を多く取りますが反面長打を食らいやすいタイプ、【重】はその逆で三振は少ないが球質が重く長打を打たれにくい、【荒】は三振をバシバシ取りますが、制球に難があり四死球が多い、【巧】は技巧派で打たせて取るタイプ・・という感じです。普・軽・重・荒・巧以外のカナを入力するとエラー原因になります。
【スタミナ】その投手のスタミナです。三国野球では投球回数に応じて投手のスタミナが減っていき、スタミナ値が0以下になると、格段に投球内容が悪くなるので特に先発投手には重要なパロメータです。基本的に1~9の間の半角英数で入力してください。
【安定度】1~3の間の半角英数で入力してください。このパロメータはいわば、その投手の信頼度を表わしていて、安定度が3(高い)とその投手の投力がそのまま試合に反映されやすい、つまりパロメータ通りの活躍が見込めるということです。逆に安定度が1だと例え投力は高くても、その通りの活躍をしてくれるとは限りません。しかし逆に言えば、投力は低くても安定度が低い投手は突然好投をするという事もあり得るので、このパロメータは高い方が良いとは限りません。常に安定した投球をするタイプは3で、突然好投したり突如崩れたりするタイプは1という感じで入力して頂いて良いと思います。このパロメータは実は野手にも存在するのですが、野手の場合はオール2になっています(隠しパロメータです。)
三国野球では全部で24の効果音が有ります。これらのWAVファイルはそのままsanyaフォルダの中に置いて、名前を変更したりしないようにして下さい。
・オープン戦・・・一試合だけのオープン戦をします。操作チームと対戦チーム・先攻後攻を決めてゲームをしてください。同じチーム同士の対戦は出来ません。
・ペナントレース・・・140試合のペナントレースを行ないます。本ゲームのメインモードです。観戦モードを選ぶと操作をせずに観戦だけします。
・続き・・・以前セーブした続きからペナントを行ないます。save.dataが無いと続きから行なう事はできません。
オープン戦はペナントモードの応用なので、ゲーム内容については省略します。
まず始めに、チーム名変更画面が出るので、6チームのチーム名を決定してください。初期データが入力されているのでそのままで良ければ、そのままでどうぞ。また、チーム名の始めの2文字(英数なら4文字)分は、そのチームの略称として使用されます。読売ジャイアンツと入力した場合は始めの【読売】の部分が略称です。
次に操作チームの決定画面になります。操作するチームを選んでください。
次にメイン画面になります。メイン画面左側のボタンを押すと、各チームの選手データ・打率・防御率など各種タイトルの上位20傑を見る事ができます。
下の四つのボタンは以下の通りです。
【対戦表】・・・20試合分の対戦予定表が表示されます。
【登録・抹消】・・・一軍と二軍の登録・抹消を行ないます。二軍の選手は試合に出る事はできません。また一度二軍に落すと10日間は一軍登録は出来ません。二軍はなんのためにあるか?と言うと、【実力が発揮されてない選手を調整させるため】と【期待する二軍選手を一軍登録して試してみる】ためにあると言えます。三国野球では安定度を元に選手のパロメータが変動するため、例えパロメータが良い選手でも実力が発揮できない事があります。そういう選手を一度二軍に落して調整させて再度登録すると、調子が変動して実力を発揮できるようになるかもしれません。またパロメータは低くても思い切って一軍登録すると、実力以上の成績を残す選手もいるかも知れません。
また、実際の調子は悪くないのに偶然結果が出てないケースもあるでしょうから、その辺の見極めと中心選手を思いきって二軍に落すかどうか?という点がこのゲームの売りだったりします。
【試合開始】・・・試合を始めます。その日の予定試合3試合が行なわれます。一度試合開始を押すと3試合が終了するまではセーブできません。
【セーブ】・・・現在の状態でセーブします。save.dataが作成され、次回から続きをプレーする事ができます。
右上の【観戦モード】のチェックをオンにすると、試合は中継されず、試合経過のみが表示されます。
試合開始を押すと、その日の予定試合3試合が行なわれます。自分のチームの試合では、まずスターティングオーダー決定画面が出ます。スタメン・先発投手・控え投手を決定して試合開始ボタンを押してください。自分のチーム以外の試合は試合経過のみが表示されます。観戦モードの場合は自分のチームの試合も自動で進みます。
スターティングオーダーを決定すると、ゲーム画面になります。三国野球は【DH制・延長12回まで】のルールです。
・攻撃コマンド
【バント】・・・バントをさせます。ランナーがいない時はセーフティーバントになります。相手投手が好調で、まともに打てそうもなく、且つ打者の走力・巧打力が高い時はやってみる価値はあります。ランナーがいる時は送りバントに、三塁走者がいる時はスクイズになります。スクイズは最終手段でして成功率は普通の送りバントより低くなるので、使用する場面をよく考えて使って下さい。
【エンドラン】・・・エンドランをかけます。ランナーがいないときは発生しません。またツーアウトからは自動的にエンドラン攻撃になります。エンドランをかけるとヒットなら走者は+1塁分進塁でき、内野ゴロでも進塁できますが、三振の場合は単独スチールに、内野フライの場合は帰塁できずにダブルプレーになってしまいます。また外野フライを打ってもタッチアップは出来なくなります。
【盗塁】・・・走者を盗塁させます。走者が1人の場合はその走者が盗塁します。複数の走者がいる場合は、一二塁・二三塁・満塁なら一斉スチールに、一三塁の場合は一塁走者が盗塁します。
【代打代走】・・・代打・代走を出します。打者・一塁走者・二塁走者・三塁走者のいずれを替えるかと、替りの打者・走者を選択して下さい。選手覧には控え打者の名前と打力・長打力・走力が出ます。
【プレイ】・・・特に作戦を立てずに普通にプレイする場合はプレイボタンを押して下さい。一打席分のゲームが進行します。
・守備コマンド
【敬遠】・・・打席に立っている打者との勝負を避けて敬遠します。
【投手交代】・・・投手を交代します。控え投手の名前と投力・タイプ・スタミナが表示されるので、登板させる投手を選択して下さい。また現在投げている投手のスタミナが無くなってくるとコーチが交代するように進言します。そのまま投げさせるのも可能ですが、スタミナ値がマイナスになると、投球内容が格段に悪くなる上に、怪我の元になるのでお薦め出来ません。
【守備交代】・・・守備固めをします。交代させる選手を選んで下さい。控え野手の名前と守備力が表示されます。
【プレイ】・・・一打席分のゲームが進行します。
ゲームが終了すると勝ち投手・負け投手・セーブ投手が表示されます。三国野球の勝ち・負け・セーブの計算は実際のプロ野球とは多少(かなり)異なります。
【勝ち・負け】・・・そのゲームの勝利得点(勝ち負けを決める得点)が入った回に投げている投手に勝ち・負けの権利・責任がつきます。プロ野球ルールでは先発投手は五回まで投げないとダメとか色々あるのですが、ややこしいので単純化しました。
(例)3回にAチームが勝ち越してそのままAチームが勝てば、3回の時点で投げている投手に勝ち・負けがつく。3回に勝ち越したが、7回に同点にされ、9回に再度勝ち越して勝った場合は9回に投げている投手に勝ち・負けがつく。
【セーブ】・・・実際の計算方法はメチャクチャややこしいので【とにかく、3点差以内で勝ったチームの最後に投げた投手に勝ちがついていない場合はセーブがつく】という、殴られそうなルールにしました。このルールでは意図的にセーブをつける事が可能ですが、それはプレイヤーの良心に任せます。
【自責点】・・・自責点についても実際とは異なります。実際のルールではエラーによるランナーの得点を含まないとか投手のエラーでも同様だとか、エラーがなかったと仮定した場合スリーアウトになるならそれ以降の失点は含まないとかややこしいのですが、処理がややこしいのでエラーが出たイニングに失点した場合、エラーの数だけ自責点から引くという計算になっています。また、交代する前の投手が残したランナーを生還させた場合、前の投手に自責点はつかず、その投手に自責点がつきます。理由は例によって、その方が処理が簡単だからです。
3試合が終了すると、他チームの登録・抹消のニュースと、怪我の情報が出ます。処理に多少時間が掛かります。
怪我人が出ると、替りの登録選手を選択する画面が出ますので、替りに登録する選手を選択して下さい。怪我をした選手の復帰にかかる日数は一定ではなく、長期に渡る怪我になったり、短期間に復帰できたりします。場合によっては1シーズン棒に振る場合もあるでしょう。
試合が終わると登板しなかった投手のスタミナが1回復します。登板した投手は投球回数に応じてスタミナ値が減っています。(減り方は一定では有りません。)
初期データのチーム紹介です。チームデータはプレイヤーが独自に変更可能です。
北魏ジャイアンツ 打力S 投力A 走力A 守備力A
優勝候補筆頭。選手層は6チーム中最も厚く、二軍クラスに他団体に行けばレギュラークラスという選手が犇めいている。打線の中心は希代の天才打者・曹操。その曹操を中心に曹仁・両夏侯・許[ネ’者]・典韋・徐晃と言った強打者、曹真・李典・満寵・陳登と言った巧打者が周囲を固め、隙がない。投手陣を見ても、郭嘉・荀彧・程昱・荀攸ら第一戦級の投手がずらりそろっている。
孫呉マリーンズ 打力A 投力A 走力B 守備力A
北魏ほどの選手層の厚さはないが、投打共に高レベルを保つペナントレースの対抗馬の一つ。打線ではずば抜けた打力・走力を持つ切り込み隊長・呂蒙を皮切りに、孫策・孫堅・甘寧と言った強打者がクリーンアップを務める。投手陣は北魏と共に全球団トップクラスで、守護神・陸遜、エース周瑜を中心に魯粛・孫権ら実力派が顔を揃える。華やかな女性投手陣も魅力の一つだ。
蜀漢タイガース 打力A 投力B 走力B 守備力B
関羽・張飛・趙雲のクリーンアップトリオの破壊力は圧倒的。加えて黄忠・魏延・姜維・劉備ら味のある選手が周りを固めており、打線のパワーは申し分ない。投手陣では、諸葛亮と[广龍]統以外は、イマイチ信頼しきれない所があり不安だが、決して実力のない投手陣ではない。ウィークポイントは控えメンバーの弱さか?
二袁ライオンズ 打力B 投力B 走力C 守備力B
全体的に平均以上の戦力だが、抜け出した物がない。張[合β]・文醜・顔良・麹義ら好打者はいるし、投手陣も田豊・沮授を中心にまとまってはいる。ウィークポイントは走力のなさと、抑え投手の不在。どうやってその弱点をカバーして戦えるかに掛かっているだろう。采配次第で上位も下位も可能性があるチーム。
魔王ドラゴンズ 打力S 投力C 走力C 守備力B
呂布を筆頭に張遼・高順・董卓・馬超・[广龍]徳と強打者がずらりと顔を揃える超強力打線。下位打線ですら気が抜けない。反面、投手陣の弱さは目を覆うばかりで、エース賈[言羽]以外は、計算が成り立たない。異色の女性投手・貂蝉に期待したい所だが、実力は未知数。取られたら取り返す、取ったら取り返されるという野球に成らざるを得ない。
群雄ホークス 打力C 投力B 走力A 守備力A
投手陣は司馬懿を筆頭に司馬一族が中心となる。守備力・走力のレベルは全体的に高く、堅実な野球を展開すれば、上位に食い込める可能性はある。ただし打線の方は非力で、孟獲・呼廚泉・兀突骨ら異民族トリオを含めても、一発のある公孫[王贊]、打力に定評のある皇甫嵩以外は、あまり期待できない。
10.その他
・一番悩むのが、中心選手が調子が出ない場合です。パロメータ変動が起きているのか、それとも偶然結果が出ていないのか?の見極めは、投手なら万遍なく打たれているか出会い頭の一発長打で点を取られているのか?打者なら二戦級の投手からもヒットが出ないかどうか?という辺りが目安になるでしょう。よく分らない時は思いきって二軍に落すのも手です。
・よく分らないエラーが出る場合は大体、選手パロメータの入力ミスです。もう一度よくチームデータを見て下さい。
・自分の操作チームがペナントを制すると、中華一をかけて伝説のチームと対戦できますw反則的に強いチームなのでかなーり勝つのは難しいかも?
・試合中に特殊なイベントが発生する事もあります。三国志好きなら分かるでしょう。まあどんなイベントかは、見てのお楽しみという事で。
11.更新履歴
バージョン1.1の改正点
今後の課題は登板したばかりの投手や守備固め・代打に出たばかりの選手がすぐに交代される事がある点の修正、及びオールスター戦の実現、プロ野球バージョンのチームデータの作成、観戦モードのスピード化。こんな所でしょうか?ご要望・バグ報告お待ちしています。